春はあまりにも花の移り変わりが早く、いつもの調子で2週間遅れの投稿をしているとすっかり賞味期限切れに・・・
でも、これって来年用に記録しておけばいいんじゃない?
と考え方を変え、4月中旬に京都府立植物園の植物生態園で見た花を淡々と並べてみることにしました。
(まあ、単なる手抜きですが・・・笑)
ということで草本と木本に分けてお届けします。
最初は草本です。
折角なので、ブロ友さん方式に、名前を後に載せますね~
五十音順になってないので、ちょっと難しいかもです。
その1
全体はこんな感じ。
雪見大福みたいなものが見えてますよね。
はい、こちらはユキモチソウ(サトイモ科テンナンショウ属)
嫌われ者のテンナンショウ属ですが、大福効果で結構育てる人も多いようです。
その2
全体は・・・って変わりませんよね。暗い林床に咲いている印象です。
こちらはエビネの仲間(ラン科エビネ属)です。
黄色っぽいのでてっきりキエビネかと思っていましたが、全然「鮮やかな黄色」ではないです。
その3
簡単ですね~
フタリシズカ(センリョウ科チャラン属)です。
毎年、三人シズカ、四人シズカ、はては五人くらいまで平気で出てきますが、今年は二輪が多かったです。
その4
え、これって植えてるの?の世界。
そう、ジシバリ(キク科ニガナ属)です。
イワニガナという別名だと風情がありますね。
その5
こちらは希少種エリアにありました!
雨に濡れてあんまり綺麗じゃなーい!
全体も見てね。葉が特徴的ですね。
こちらはクマガイソウ(ラン科アツモリソウ属)です。
花の姿はちょっとしょぼかったですが、見たのは初めてかも・・・
その6
えっ、ナズナ?と思った方もいらっしゃるのでは・・・
葉を見てくださいませ。
見ての通り、サイズがかなり大きく、葉が少し薄手の羽状複葉になっています。
こちら、コンロンソウ(アブラナ科タネツケバナ属)です。
タネツケバナの仲間と言われたら確かに~となりますね。
アブラナ科は難しいです。
その7
めちゃ簡単!この花を見つけるのに苦労しました。
全体はこんな感じで、見栄えがしないのなんのって・・・
答えはニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。
イチリンソウもあるのですが、もうすっかり終わっていました。
その8
ヒントは切り落とされた腕・・・
ラショウモンカズラ(シソ科ラショウモンカズラ属)です。
実際の色はもうちょっと紫がかっています。
その9
ミヤコワスレの野生種ですかね~
ミヤマヨメナ(キク科シオン属)です。
ほとんどのシオン属が秋咲きですが、こちらは春に咲きます。
その10
超簡単ですね。ミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)です。
一株だけ残っていました。
その11
どこまであるねん、と思わないでくださいね~
まだまだあります(笑)
エンコウソウ(キンポウゲ科リュウキンカ属)です。
結構増えるみたいで、あちこちの植物園で見かけます。
その12
水辺シリーズですね。
段々になって咲くクリンソウ(サクラソウ科サクラソウ属)です。
今年も自生地見に行くぞ~
その13
こちらは簡単簡単、ホウチャクソウ(イヌサフラン科チゴユリ属)です。
いつの間にイヌサフラン科!?
てっきり、ナルコユリとかと同じと思っていました。
その14
ということでこちらを・・・
こちらがチゴユリ(イヌサフラン科チゴユリ属)です。
京都府立植物園にあるとはついぞ知りませんでした。
発見できて良かったです。
その15
綺麗どころをば・・・
ホタルカズラ(ムラサキ科ムラサキ属)です。
このエンボス加工のような花の様子を見たら、ムラサキ科って分かりますよね。
その16
忘れてた!こちらは何度も投稿してます。
カワセミソウ(ハエドクソウ科サギゴケ属)です。
なんと京都固有種。ちゃんとした場所からはみ出し、誰からも踏まれそうなところに咲いています。
首が長いです。
その17
最初のユキモチソウの後で出せばよかったですね。
こちらはウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)です。
びよ~んと伸びた糸のようなものを浦島太郎の釣り糸に例えてこの名がつけられたそうですが・・・
こちらは仏炎苞の先から伸びた付属体なんだそうです。
知らんかった・・・
その18
沢山あります。
葉の形で思い出された方もいらっしゃるのでは。
こちらはフタバアオイ(ウマノスズクサ科カンアオイ属)です。
徳川家の家紋、葵祭で飾る葉・・・といえば、あ~となる方も多いのでは。
その19
花ではないのですが、地味~続きで・・・
こちらはアミガサタケの仲間だそうで、食用になります。
ちなみに、上の写真で緑色の毛虫のように見えるのは、マルバヤナギの花穂です。
その20
長々とお疲れさまでした。
これで最後です。
京都府立植物園で一番沢山咲いていた花・・・
植物生態園にももちろん咲いていましたが、それ以外の場所でもいたるところにこのように群生。
こちらはシャガ(アヤメ科アヤメ属)。
こんなに多かった?と思うほどその辺どこでも生えています。
綺麗ですよね。
皆さんお疲れさまでした~
・・・あ~!!!一つ忘れてた!
その21
バイカイカリソウ(メギ科イカリソウ属)です。
これで本当に終了~
ちなみに、生態園の入り口にはこんな看板が
ここにはない花も結構見つけましたよ!
明日は木の花の予定ですが、記事書く時間ないかも・・・^^;
【撮影:2023/4/16 京都府立植物園】