なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

保存版!京都府立植物園植物生態園の草花~2023/4中旬

2023-04-25 23:19:52 | 植物

春はあまりにも花の移り変わりが早く、いつもの調子で2週間遅れの投稿をしているとすっかり賞味期限切れに・・・
でも、これって来年用に記録しておけばいいんじゃない?
と考え方を変え、4月中旬に京都府立植物園の植物生態園で見た花を淡々と並べてみることにしました。
(まあ、単なる手抜きですが・・・笑)

ということで草本と木本に分けてお届けします。
最初は草本です。
折角なので、ブロ友さん方式に、名前を後に載せますね~
五十音順になってないので、ちょっと難しいかもです。

その1


全体はこんな感じ。
     

雪見大福みたいなものが見えてますよね。
はい、こちらはユキモチソウ(サトイモ科テンナンショウ属)
嫌われ者のテンナンショウ属ですが、大福効果で結構育てる人も多いようです。

その2

全体は・・・って変わりませんよね。暗い林床に咲いている印象です。


こちらはエビネの仲間(ラン科エビネ属)です。
黄色っぽいのでてっきりキエビネかと思っていましたが、全然「鮮やかな黄色」ではないです。

その3


簡単ですね~
フタリシズカ(センリョウ科チャラン属)です。
毎年、三人シズカ、四人シズカ、はては五人くらいまで平気で出てきますが、今年は二輪が多かったです。

その4


え、これって植えてるの?の世界。
そう、ジシバリ(キク科ニガナ属)です。
イワニガナという別名だと風情がありますね。

その5
こちらは希少種エリアにありました!


雨に濡れてあんまり綺麗じゃなーい!
全体も見てね。葉が特徴的ですね。


こちらはクマガイソウ(ラン科アツモリソウ属)です。
花の姿はちょっとしょぼかったですが、見たのは初めてかも・・・

その6


えっ、ナズナ?と思った方もいらっしゃるのでは・・・
葉を見てくださいませ。


見ての通り、サイズがかなり大きく、葉が少し薄手の羽状複葉になっています。
こちら、コンロンソウ(アブラナ科タネツケバナ属)です。
タネツケバナの仲間と言われたら確かに~となりますね。
アブラナ科は難しいです。

その7


めちゃ簡単!この花を見つけるのに苦労しました。
全体はこんな感じで、見栄えがしないのなんのって・・・


答えはニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。
イチリンソウもあるのですが、もうすっかり終わっていました。

その8
ヒントは切り落とされた腕・・・


ラショウモンカズラ(シソ科ラショウモンカズラ属)です。
実際の色はもうちょっと紫がかっています。

その9
ミヤコワスレの野生種ですかね~


ミヤマヨメナ(キク科シオン属)です。
ほとんどのシオン属が秋咲きですが、こちらは春に咲きます。

その10


超簡単ですね。ミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)です。
一株だけ残っていました。

その11
どこまであるねん、と思わないでくださいね~
まだまだあります(笑)


エンコウソウ(キンポウゲ科リュウキンカ属)です。
結構増えるみたいで、あちこちの植物園で見かけます。

その12
水辺シリーズですね。


段々になって咲くクリンソウ(サクラソウ科サクラソウ属)です。
今年も自生地見に行くぞ~

その13




こちらは簡単簡単、ホウチャクソウ(イヌサフラン科チゴユリ属)です。
いつの間にイヌサフラン科!?
てっきり、ナルコユリとかと同じと思っていました。

その14
ということでこちらを・・・


こちらがチゴユリ(イヌサフラン科チゴユリ属)です。
京都府立植物園にあるとはついぞ知りませんでした。
発見できて良かったです。

その15
綺麗どころをば・・・




ホタルカズラ(ムラサキ科ムラサキ属)です。
このエンボス加工のような花の様子を見たら、ムラサキ科って分かりますよね。

その16
忘れてた!こちらは何度も投稿してます。


カワセミソウ(ハエドクソウ科サギゴケ属)です。
なんと京都固有種。ちゃんとした場所からはみ出し、誰からも踏まれそうなところに咲いています。
首が長いです。


その17


最初のユキモチソウの後で出せばよかったですね。
こちらはウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)です。
びよ~んと伸びた糸のようなものを浦島太郎の釣り糸に例えてこの名がつけられたそうですが・・・
こちらは仏炎苞の先から伸びた付属体なんだそうです。
知らんかった・・・

その18


沢山あります。


葉の形で思い出された方もいらっしゃるのでは。
こちらはフタバアオイ(ウマノスズクサ科カンアオイ属)です。
徳川家の家紋、葵祭で飾る葉・・・といえば、あ~となる方も多いのでは。

その19
花ではないのですが、地味~続きで・・・




こちらはアミガサタケの仲間だそうで、食用になります。
ちなみに、上の写真で緑色の毛虫のように見えるのは、マルバヤナギの花穂です。

その20
長々とお疲れさまでした。
これで最後です。


京都府立植物園で一番沢山咲いていた花・・・
植物生態園にももちろん咲いていましたが、それ以外の場所でもいたるところにこのように群生。




こちらはシャガ(アヤメ科アヤメ属)。
こんなに多かった?と思うほどその辺どこでも生えています。
綺麗ですよね。

皆さんお疲れさまでした~
・・・あ~!!!一つ忘れてた!
その21


バイカイカリソウ(メギ科イカリソウ属)です。
これで本当に終了~

ちなみに、生態園の入り口にはこんな看板が
ここにはない花も結構見つけましたよ!


明日は木の花の予定ですが、記事書く時間ないかも・・・^^;

【撮影:2023/4/16  京都府立植物園】




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平等院のツツジも見逃せません

2023-04-25 05:30:21 | 植物

この時期平等院の見どころは藤だけではありません。
藤を撮影したそのすぐ先の方には、鮮やかな朱色のツツジが・・・


まるで絵葉書のような光景ですが、こちらはキリシマツツジではないでしょうか。
この手前には沢山の人が池の向こうの鳳凰堂とツツジの写真を撮って・・・と思いきや


あれ、アゲハを撮ってたんですね。
確かに人がなめても甘いツツジの蜜。
カメラを向けようが、人が近づこうが、全く気にしていません。


あちらの花からこちらの花。意外と早いスピードで飛び回って蜜を吸っていました。
よく見ると二頭いましたね。
 

おっと、つい癖でお堂よりチョウに夢中。
ご案内を続けま~す。
こちらが正面から見た鳳凰堂でございます。


ご本尊の阿弥陀如来のご尊顔は外からでも拝むことができます。→
こちら鳳凰堂は平安時代かの有名な藤原道長の別荘でした。
その没後、息子の藤原頼道が寺院に改め、父の極楽往生を願ったものです。
この鳳凰堂は極楽浄土を模して、中央に定朝作の阿弥陀如来、周りに雲中供養菩薩像が安置されています。
創建当時は、本堂内部は極彩色の絵画などが描かれ、その様子はミュージアムでうかがい知ることができます。
随分説明を端折っていますが、詳しく知りたい方は平等院のHPやWikipediaなどをご覧ください。
相当詳しく載っています。


中央の中堂の屋根の左右に有名な鳳凰が乗っています。
(ちなみに今作業しているPCの壁紙はこの鳳凰です…余談ですが)
 

前の池は阿字池、池面にゆらめく鳳凰・・・


芝生に咲いていたブタナです。


池の端から入り口方向を見るとこんな感じ。
ツツジとフジが見えています。


阿字池の端っこはスイレン池になっています。
 



境内には大きなアカマツが沢山ありました。


ちょうど花が咲いているところ。
下の粒粒が雄花、上の飛び出したところが雌花でしょうか。


歴史的な建物に来ているのに、目はついつい植物へ・・・
あ、あそこにヤエヤマブキが。


まだ咲き残っていて良かったです。
鳳凰堂の周りをぐるっと一周回れるようにになっています。
こちらはスイレン池とは反対側の橋の方から鳳凰堂をみたところです。
新緑が目に鮮やかですね~


そろそろ人が増えてきて歩きにくくなってきました。
最後に入り口近くにあったヒラドツツジをパチリ。


ということで、平等院一周弾丸ツアー(出勤前に立ち寄りました)、これにて終了~

【撮影:2023/4下旬 宇治市】

 

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