春は花が次々咲くので、どこに見に行くか悩みます。
そこで参考になるのが去年の写真。
今年はちょっと咲く時期が早いようですが、とりあえず去年の4月下旬の写真を見てみると・・・
お~、これは見に行かなくては!
と言うことでやってきました宇治川へ!
例によって白虹橋付近に車を停めて散策です。
目指すは・・・咲いていました!
毎年この時期に咲くギンリョウソウです。
ツツジ科ギンリョウソウ属。
ツツジ科ですが、葉緑体を持たず、菌類と共生して栄養を得ているそうです。
その菌類は樹木から栄養を得ているそうですので、間接的には森に寄生しているとも言えそうです。
でも今年は少ないな~
沢山樹木が伐採されたので、明るくなりすぎたのかな~
と思っていたら・・・ワッ!
大集団に出会いました。
毎年見に行っていますが、こんなに密集しているのは初めてです。
何本あるのか数えてみると・・・18本ありますね。
花をのぞき込むと、目玉おやじのように見えます。
黒く見えるのが雌しべの柱頭。
この写真では分かりませんがその周りにベージュの雄しべが取り囲んでいます。
思わず何枚も撮りました。
こちらは紫がかって見えます。
去年もほぼ同じ時期に行ってるのですが、もっと綺麗でした。
やはり今年は花が早いのですね。
散策を続けます。今月中に出したいので、沢山ありますがご勘弁~
ユキノシタの蕾が出てきていました。
あれ、緑の芋虫が~
名残のヤエヤマブキ
カテンソウの雄花。角のような雄しべが見えます。
毎年見逃す雌花。今回は苦労して横から撮りました。
クサノオウがあちこちで満開です。
ヤブサンザシの葉の裏にカゲロウの仲間。モンカゲロウの成虫のようです。
ヒメコウゾの花がもう咲いていました。
ウニみたいなのが雌花、粒々のついた和菓子みたいなのが雄花です。
この辺りで川側の歩道にわたり、戻ることにします。
抜けるような青空。
水鳥の姿が見えません。カルガモくらいいればいいのに~
と思ったら、「わたしがいますよ!」
カッコイイ!
ダイサギが繁殖期になると嘴が黒、目元がコバルトブルーになりとても綺麗です。
サギの婚姻色は雌雄どちらにも表れるそうなので、「俺」ではなく「わたし」としました。
で、さらに歩いていくと、あそこにいるのはまさか・・・
ホシハジロじゃないですか~
数えてみると、6羽いました。
完全にお休み中のもいましたが・・
ちゃぽんちゃぽん、潜ってはエサをとっているのもいました。
もお!潜る瞬間を撮りたかったのに、どの写真も潜り終わったところしか撮れず残念!
羽繕いしたり・・・
ぱたぱた~
吊り橋のところまで戻りました。
ヤマフジがちょうど満開でした。
山の中腹のあちこちに紫色が見えていました。
こちらは吊り橋のたもとで咲いていたヤマフジです。
モチツツジは終わってしまっていました。こちらは名残花です。
近畿地方はモチツツジが多いそうです。
そして大好きなアキニレの葉がようやく出てきていました!
約1時間の散策、今年も楽しめました。
【撮影:2023/4/22 宇治川】