なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

スズシロソウ大繁殖!~宇治川散歩2023/3下旬 (2)

2023-04-08 05:20:49 | 植物

宇治川お散歩の続きです。
1週間前にはまだ蕾だったカテンソウが咲いていないか見に行ったのですが、全然・・・
その代わりに増えていたのがこちらです。
そう、シロヤブケマン。前回は一輪だけ咲いていましたが、今回は沢山!

前には咲いていなかったムラサキケマンとコラボしています。


そのムラサキケマンですが、その辺に咲いている花より上品!
やはりロケーションって大事ですね。


またまた調子に乗って同じような写真ばかり沢山撮ってしまいました。
 

全体はこんな感じですが、咲いていたのはここだけでした。


小さい白い点のように見える花はミドリハコベです。可愛く咲いていたので1枚パチリ。


本題のスズシロソウですが、何か所も群落を作っていました。
斜面に咲いていたのはどうにも絵にならず・・・


石垣に垂れ下がるように咲いていた群落。


この写真の奥の方に白く見えているのがそうです。


そして、一番すごかったのがこちらです。
花の数もさることながら、花が綺麗!


前は閉じていましたが、この日はみんな開いていました。


近畿以西にしか分布しません。こんなに増えるのになぜなんでしょうね~
いかにもアブラナ科らしい花ですよね。
斜面崩壊地によく増えるそうなので、宇治川沿いはぴったりの繁殖地なんでしょうね。


ところでスズシロソウのスズシロはダイコンの古名です。
例の春の七草のひとつですね。
花が似ているからということですが、そんなに似ているかなあ。
それより、スズシロソウを漢字で書いたら蘿蔔草というのにびっくり。
華鬘もたいがいですが、こちらは読むこともできませんね。

続いて見られた花がこちらです。
何か分かりますでしょうか。


京都府立植物園で見ていなかったら絶対分からない花、ヤブサンザシ(スグリ科スグリ属)です。
松江の先生の図鑑では、「本州〜九州の山野にまれに自生する。」とありますが、沢山生えています。
雌雄異株で、この花はどうみても雄花。なるほど~だから赤い実が生らないのですね。
こんな感じで斜面にバサバサ生えています。


あ、またビロードイチゴ!と思ったら違いました。
葉に切れ込みがあり、花が大きいです。
ナガバモミジイチゴの花でした~


この辺に毎年咲くシロバナタンポポは・・・残念!曇っていたので閉じていました。


もう山の終点まで来てしまいました。
前にはこの辺りにジロボウエンゴサクが咲いていたのに、今年は全く見られませんでした。
セントウソウ(セリ科セントウソウ属)は増えていました。


赤蕊です。


最後にすご~く綺麗だったコケ。この季節に花が咲くんですね。
名前は不明です。


ここから川沿いの歩道にわたって少し歩きました。
そこで見た花たちはまた明日!

【撮影:2023/3/25  宇治川】

コメント (17)
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