仕事をしててよく言われるのが、自分のバイクは持ってないんですか?という事。
実は公道を走るバイク、今は持ってません。
(乗る機会はあたりまえですが毎日あります!)
モトクロスのレース用バイクで普段は近くのオフロードコースを楽しんでます。
ところがYSP大分は定休日が平日で、人が集まりやすい日曜には行けないので、
コースには誰もいない事が多いのです。
本当は行ったときにどなたかおられる方がなにかとよいのですが。
たとえば誰かのあとをついて走れるなら、そちらのほうがよりよい練習ができます。
ひとつが、「どこのラインを走っているか」がわかる、
(ラインとはバイクが走る跡のこと)
もうひとつが自分が「どこが遅いか(速いか?)」が
前走車との離れ具合などでわかるからです。
あと転んでも助けてもらえる可能性があったり、
新しいコースとかの情報をもらえたり、
上級者の方から車体の調整などの貴重なアドバイスをもらえたりするからです。
できれば人がたくさんいるときに行くのがおすすめですよ!
でも(私もそうですが)仕事のお休みの関係で
土曜日曜には走れないという人も多いことでしょう。
そこで、そんな
オフロードの一人練習(コソ練)を、
少しでも楽しくするためのアイテムをご紹介します!
時計
まず用意したい最初は「時計」です。どのくらいの時間走るのか、走っているのかを
しっかり把握するために必要なものです。
大きなものがあれば、コース脇に置いて見えるようにしておくのもよいですし
バイクのバーパットに100均で「キッチンタイマー」を買って貼り付けておくのもよいです。
楽しくてついつい時間がすぎるの防止というよりも
息切れして早くピットに帰りたくなるのを防ぐ目的ですね。
走り始める前に「何分走る」と決めて始めましょう。
既定の時間の後半ともなると、
時計が動いてないんじゃないかと思う時もあるくらいです。
キッチンタイマーを張り付ける場合は
固定をしっかりしないと、よく走行中に飛んで行ってました。
スマホ
最近はほとんどの方がもっているスマホですが、
これで走行を撮影しておくのもおすすめです。
まずスマホを固定するスタンドを用意しましょう。
自分が走るところに向けて走行開始前に撮影開始ボタンをスタートします。
自分のライディングフォームを確認したりもできますし、
全体の流れをみることで、どこがうまくいってないかも確認できます。
ほとんどの人は、自分を撮影した動画を見ると
信じられないくらい遅いと感じます(自分もそうです)
ちなみに自分のイメージを、実際が超えることはないというのが持論です。
それくらい、走っている感覚と
客観的に見たものでは違っているはずなので、
つまりそういうことからも動画撮影はとても大事なのです。
Gopro
次は一般ライダーの方も多く利用しているGoproなどのウェアラブルカメラです。
私が持っているものはもう何年も使っているHERO3ですが
特に使用に問題なく使っています。
(外のケースは何回か交換しましたが)
これらは今はツーリングの記録などに使う人も多いと思いますが
この場合は、コース内でのラインどりの確認や検討に使いますよ。
こっちを走ったほうがよかったかなぁ、とか
ここはなかなかよかったなぁとかもですが、
帰ってから通して見直すことでイメージトレーニングにも使えています。
GPS
そしてGPSラップタイマー、私はこの「デジスパイス」を利用しています。
これをヘルメットなどに装着することで、ラップタイムを測る事ができます。
使用するにあたりパソコンにアプリをダウンロードして使用します。
データーを持ち帰ったらGPS本体を接続すると位置情報などが記録され
下のようなコース形状になった走行ラインにスタート位置の線を引っ張ります。
するとこのように「ラップタイム」が表示されます。
この日だけでなく、過去のデーターとも比較できます。
パソコンを持っていけるなら現地で見ることもできます。
(Wi-fiなどにつなぐ必要はない)
選択したデーター同士をこのように走らせることもできますので
(△マーク同士がバイク)
だいたいどこが速いか遅いかなんてのもよくわかります。
このように、ただ漠然と走るだけでなく、記録を残しておくと
次へのステップアップの手がかりになるかもしれません。
バイクの場合、セッテイングの成否、
新しく装着したパーツの良否の判断にも使えます。
例えば街乗りバイクでパーツを付けたりしても、実際にそれを装着したことによって
本当に速くなっているのかの確認まではしないものですが、
本来それはおかしな話で、
つけたがために、逆に遅くなっていることも結構あったりするものです。
そのあたりをしっかりチェックできるのもよいところですね。
このように現地で撮影したり、計測したりしておくと
走っている間だけでなく、家に帰ってからも楽しめるのもよいですね。
そこで、次行ったときはこうしようなんて、作戦会議を一人でするのもよし。
これらは上級者を目指す人だけでなく、
地道にステップアップを目指す人にこそおすすめです。
なんとなく走ってを繰り返しても、なかなかうまくはならないもの。
うまく走るための根拠を、
しっかりデーターをとることで見つけ出しやすくするのが
上達のポイントだと思うのです。
ともあれ、1回走って2度3度と楽しめるというのは美味しい話。
若い時なら死ぬほど走り込むことが出来ましたが、
年をとると、2度3度と連続で走るのは体力がもたないですからね~。
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