このゴールデンウィークもいたるところでツーリングのバイクをみかけました!
まるでバイクブームの到来を感じさせるようなこの頃です。
バイクの良さを理解してくれる方が増えて本当にうれしい限りです。
ただ一方で、バイクの事故も急増しているようです。
それも、なぜこんなことで??と首をかしげるようなケースも多くみられます。
乗っているバイクが年々豪華で、ハイパワーで、重く大きくなっている傾向があるにも関わらず、
その割に、それを乗りこなす側が追い付いていない、むしろレベルが下がっていると感じる状況も多いこと。
であるにも関わらず、バイクの危険を実感されていない、そんな気がしてなりません。
あくまで推測ですが、一つの要因として
「原付バイク(50㏄)に昔ほど乗らなくなったこと」があげられるのではないかと思うのです。
昔はバイク、それも50㏄を中心とする原付バイクが周りにたくさんあった時代がありました。
今でこそその役目、軽自動車などにとって代わられてしまいましたが、
かつてはどのご家庭にも必ずといってよいほど、
買い物や通勤に使う原付バイクが1台くらいはあったものです。
はじめて乗るバイク、もしくは最初のころに乗るバイクはおのずから
そういう原付バイクになる時代がありました。
免許はまだもっていないうちから、
近所の広場で家の原付を乗ったのが初バイクという人も、
ある年代以上には多いのではないでしょうか。
そんな「原付バイクから乗り始める」ということは
バイクの乗り方を覚えるという点では非常に理にかなっていると思います。
その理由を挙げると、
まず、絶対的な速度が速すぎない、イコール安全です。
法廷速度30キロ、最近の50㏄だと60キロくらいが限界の最高速度となりますので
結果的に、大きな事故につながりにくいことになります。
まぁ30キロの法定速度が他の車と速度差がありすぎる・・ゆえに危険だという声もたしかにあります。
しかし、明らかに遅い自分のバイクを安全に走らせるためには
他の車、交通機関の動きを熟知していなくてはなりません。
どこで後ろの車を抜かせるか、前の車はこちらを見ているかなど、
遅いバイクを走らせるには安全確保のための知恵が備わります。
それが結果、交通の流れに上手にのるということを教えてくれるのです。
これはバイクを安全に走らせるうえでとても大事なことです。
また小さい車体ゆえにカーブもクルっとまわるので
それが大きいバイクよりも、曲がるということを積極的に覚えやすい点があります。
かつて80年代に流行したスクーターレースをスタートとして
世界GPにまで上り詰めたライダーもたくさんいました。
そういう点でも小さいバイクというのは本当にライダーを育ててくれます。
また原付はサスも申し訳程度のもの、車体もむしろひ弱なつくりですので
無理をするとすぐに不安定な動きをします。
おかげでここが限界というのがわかりやすく、その動きも教えてくれます。
どうかすると転倒しますが、それも速度がさほどでもないためケガも少なくてすみます。
褒められたものではありませんが、私も学生時代には原付バイクでよく転んでました。
原付の速度で転んでこれだけ痛いなら、大きいバイクはよほど気を付けないと死ぬかもしれない。
その考えもそこから身につくのかもしれません。
このように原付バイクはバイクの運転を覚えるのにすごくよい。
まさにバイクの最初の先生だったわけです。
(しかも大きいバイクよりも安い)
原付バイクが身近にいくらでもあった今40代~60代くらいの方たちは
そんな時代の恩恵を受けてきたといえます。
今でも、原付で長年通勤されている方、女性でも買い物などでバイクを利用されている方
またお仕事で配達(郵便含む)されている方などは、
そこからいきなり大きいバイクに乗っても、運転が上手であることが多い、
それは基礎が身についているからでしょうね。
逆にいうならば、免許を自動車学校で取って
さいしょに乗るバイクがそこそこ大きいバイク(250㏄以上)であったりすると
そのあたりが身につくのは、かなり時間がかかるということでもあります。
まして、普通二輪免許➡大型二輪免許と自動車学校で免許取得、
大型免許を持っているからと、最初に乗るバイクが大型バイクだったりすれば
原付からステップアップした人に比べて運転において大きなハンディがあるといえます。
そんな原付、最近では身近に少なくなりました。おのずから乗る機会も減ってきます。
でもバイクにずっと安全に乗り続けたいのであれば
無理にでも乗りこむ期間は作るべきだと思います。
借りてきて乗るとか、中古でのよいので買ってきて練習するなどどうでしょう。
単に足が届くか届かないか気にするだけの次元の話から、乗りこなしも変わってくると思います。
乗りたいバイクが大型バイクだったりするのに、原付から乗れというのかと怒られそうですが、
そこで得られるものは、かなりたくさんあるのではないかと思います。
結論として強く言いたいのは、バイクにおいてステップアップは大事であり
軽く考えてはいけないということです。
原付でなくとも、いきなり最初のバイクが大型バイクなどというのは
どんなにそれが欲しいバイクであったとしてもやめておいたほうがよいと思うのです。
ぜひ視点を変えて長い目で、趣味としてのバイクにじっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。
まるでバイクブームの到来を感じさせるようなこの頃です。
バイクの良さを理解してくれる方が増えて本当にうれしい限りです。
ただ一方で、バイクの事故も急増しているようです。
それも、なぜこんなことで??と首をかしげるようなケースも多くみられます。
乗っているバイクが年々豪華で、ハイパワーで、重く大きくなっている傾向があるにも関わらず、
その割に、それを乗りこなす側が追い付いていない、むしろレベルが下がっていると感じる状況も多いこと。
であるにも関わらず、バイクの危険を実感されていない、そんな気がしてなりません。
あくまで推測ですが、一つの要因として
「原付バイク(50㏄)に昔ほど乗らなくなったこと」があげられるのではないかと思うのです。
昔はバイク、それも50㏄を中心とする原付バイクが周りにたくさんあった時代がありました。
今でこそその役目、軽自動車などにとって代わられてしまいましたが、
かつてはどのご家庭にも必ずといってよいほど、
買い物や通勤に使う原付バイクが1台くらいはあったものです。
はじめて乗るバイク、もしくは最初のころに乗るバイクはおのずから
そういう原付バイクになる時代がありました。
免許はまだもっていないうちから、
近所の広場で家の原付を乗ったのが初バイクという人も、
ある年代以上には多いのではないでしょうか。
そんな「原付バイクから乗り始める」ということは
バイクの乗り方を覚えるという点では非常に理にかなっていると思います。
その理由を挙げると、
まず、絶対的な速度が速すぎない、イコール安全です。
法廷速度30キロ、最近の50㏄だと60キロくらいが限界の最高速度となりますので
結果的に、大きな事故につながりにくいことになります。
まぁ30キロの法定速度が他の車と速度差がありすぎる・・ゆえに危険だという声もたしかにあります。
しかし、明らかに遅い自分のバイクを安全に走らせるためには
他の車、交通機関の動きを熟知していなくてはなりません。
どこで後ろの車を抜かせるか、前の車はこちらを見ているかなど、
遅いバイクを走らせるには安全確保のための知恵が備わります。
それが結果、交通の流れに上手にのるということを教えてくれるのです。
これはバイクを安全に走らせるうえでとても大事なことです。
また小さい車体ゆえにカーブもクルっとまわるので
それが大きいバイクよりも、曲がるということを積極的に覚えやすい点があります。
かつて80年代に流行したスクーターレースをスタートとして
世界GPにまで上り詰めたライダーもたくさんいました。
そういう点でも小さいバイクというのは本当にライダーを育ててくれます。
また原付はサスも申し訳程度のもの、車体もむしろひ弱なつくりですので
無理をするとすぐに不安定な動きをします。
おかげでここが限界というのがわかりやすく、その動きも教えてくれます。
どうかすると転倒しますが、それも速度がさほどでもないためケガも少なくてすみます。
褒められたものではありませんが、私も学生時代には原付バイクでよく転んでました。
原付の速度で転んでこれだけ痛いなら、大きいバイクはよほど気を付けないと死ぬかもしれない。
その考えもそこから身につくのかもしれません。
このように原付バイクはバイクの運転を覚えるのにすごくよい。
まさにバイクの最初の先生だったわけです。
(しかも大きいバイクよりも安い)
原付バイクが身近にいくらでもあった今40代~60代くらいの方たちは
そんな時代の恩恵を受けてきたといえます。
今でも、原付で長年通勤されている方、女性でも買い物などでバイクを利用されている方
またお仕事で配達(郵便含む)されている方などは、
そこからいきなり大きいバイクに乗っても、運転が上手であることが多い、
それは基礎が身についているからでしょうね。
逆にいうならば、免許を自動車学校で取って
さいしょに乗るバイクがそこそこ大きいバイク(250㏄以上)であったりすると
そのあたりが身につくのは、かなり時間がかかるということでもあります。
まして、普通二輪免許➡大型二輪免許と自動車学校で免許取得、
大型免許を持っているからと、最初に乗るバイクが大型バイクだったりすれば
原付からステップアップした人に比べて運転において大きなハンディがあるといえます。
そんな原付、最近では身近に少なくなりました。おのずから乗る機会も減ってきます。
でもバイクにずっと安全に乗り続けたいのであれば
無理にでも乗りこむ期間は作るべきだと思います。
借りてきて乗るとか、中古でのよいので買ってきて練習するなどどうでしょう。
単に足が届くか届かないか気にするだけの次元の話から、乗りこなしも変わってくると思います。
乗りたいバイクが大型バイクだったりするのに、原付から乗れというのかと怒られそうですが、
そこで得られるものは、かなりたくさんあるのではないかと思います。
結論として強く言いたいのは、バイクにおいてステップアップは大事であり
軽く考えてはいけないということです。
原付でなくとも、いきなり最初のバイクが大型バイクなどというのは
どんなにそれが欲しいバイクであったとしてもやめておいたほうがよいと思うのです。
ぜひ視点を変えて長い目で、趣味としてのバイクにじっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。