バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

日本製ヘルメットを選びたいいくつかの理由

2021-10-20 07:47:42 | 用品・パーツ


バイクに乗る上で必ずかぶらなくてはいけないものがヘルメットです。

市販されているものには、いろいろなものがありますが、

ヘルメットは飾りでなくて、頭を守る防具であることを考えると
やはりきちんとしたメーカーのものを被りたいものですよね。



飾りではないといいましたが、なんのヘルメットを被っているかは
バイク乗り同士は案外ちゃんと見ている(頭の額のエンブレムとか)ので、

安いからと適当なものを選んでいると、後で少し恥ずかしい思いをすることになるかも?しれません。
いずれにしても買い直すくらいなら、最初からよいものを選ぶ方がむしろ安いです。



さて日本にはヘルメットメーカーはアライ、SHOEI、OGKカブトといった
有力メーカーが存在します。
特にアライは日本ではじめてヘルメットを作ったメーカーで
当時は他には海外のBELLくらいしかなかったそうです。

いずれにしても日本の製品なら、選ぶにあたり間違いはないでしょう。
まぁ率直に「価格が高い」という事は感じるかもしれませんね。
そういったものはどこが違うのでしょう。

価格の違いの根拠は、機能、つまり安全やかぶり心地、静粛性などを実現するためのノウハウや
素材へのこだわりなどによるものだと思います。

詳しいことは過去のブログで書いてますが、

この場合、いわゆる外観が同じようであるから、
中身も同じであるとは考えないほうがよいと思います。



またここが、欧米でなく「日本」であるということも
日本メーカーのヘルメットを選びたい理由のひとつです。

実は日本に有力なヘルメットメーカーがあるというのは
日本のバイク乗りにとってはとても幸運なこと。

というのも「頭の形状」というのは、日本人といわゆる欧米人とでは大きく違います
具体的には側頭部や後頭部の形状がけっこう変わってます。




もちろん日本のヘルメットメーカーも海外向けの仕様では、
欧米人にあわせた内装形状のものを出しています。

なので日本メーカーでも「海外仕様」をネットで買ったりすると、
規格違反なだけでなくかぶり心地が非常に悪いはずです。

海外メーカーでもアジアンフイットといって
日本人むけの頭形状にあわせたものが発売されているのですが、

より日本人の好みを反映するからなのでしょうか。
日本メーカーのヘルメットを私たち日本人が被ると、なにか大きな安心感があります。



それを反映してだと思うのですが、モトクロスやロードレースの全日本選手権では
(サポートの関係もあるのでしょうけど)
参加者のヘルメットはほぼ日本メーカーで占められています。

本当かどうか見て見ましょうか。

下は先日のオートポリスですが、たまたま撮影した1枚
ちょっと見づらいかもしれませんけど全員がアライかショウエイを被ってます。

そもそもそれ以外を探す方が難しいです。



こちらはモトクロス、先日の九州大会です。
写真に写っている人は全部アライユーザーですね。


参加ライダーでアライ、SHOEI以外はあまりみたことがありません。



下は私のアライVCROSS4、

私はオフ用のヘルメットを選ぶときにかぶり心地が~とか
安全性が~なんてことはあまり考えてません。

長いことレースやってきて、周りが日本製しかかぶってるのを見ないので
それと同じにやってきたというだけです。

逆にそれ以外は使用するに物足りない、ということなのかもしれませんが
実際どうなのかは、他のライダーにも聞いてみたい気がしますよね。



そもそも80~90年代のWGP(現在のMotoGp)は
有名ライダーは日本製ばかりだった時代もあったくらいで
海外製が表に出てくるようになったのは、比較的最近の話ではあるんです。

もちろん海外メーカーのヘルメットも「カッコよいのでかぶってみたい」
「好きなMotoGPライダーが被っているから」で選びたい人もいるでしょう。

その場合は、海外からの直輸入のものは選ばずに、日本の輸入商社が提供している
アジアンフイットに仕様が変更されているものを選びましょう。

ちなみに現在の急なバイクブームを反映して
ヘルメットの入荷数はかなり減少し、そもそも入荷してこないものが多いです。

もし欲しいヘルメットがあるようでしたら、お早めにご相談ください。

YSP大分ホームページ
https://oita.ysp-shop.com/