バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

ちょっと前のポスターをみつけました

2021-10-23 18:09:04 | Weblog


上の写真は、当店の旧店舗(昔のお店)に貼ってあるポスターです。
ポスターの刻印を見ると2003年のもののようですね。

YSP大分が今の場所に来たのが2004年
今年引退するバレンティーノロッシがヤマハに初めてきたのがこの年なので
ポスターはその直前のころのものです。

すでに懐かしいと思えるバイクがたくさんありますね!
このころは今思えば、なんとバラエティに富んだラインナップだったんでしょう。


XJRシリーズをはじめとする空冷4気筒エンジン
この当時は当たり前のように存在していました。

ある世代以上のお年で、バイクを探している方には
これこれ、こんなのが欲しいなんていう人も多いことでしょうね。



そして大型スクーターも当時は大人気でしたね。
マジェスティCなどをベースにかなりハードなカスタムもやっていたころです。

今はほぼなくなりましたが
バイクのジャンルのひとつとして確立していました。

なくなった理由のひとつが
バイクも駐車禁止をとるようになったかららしいとの噂もあります。



ドラッグスターはいまは消滅してしまいましたが
この当時はなくなるなんて思いもよらない人気モデルでしたね。

1100



400



250と各クラスに展開していました。

ちゃんとⅤ型エンジンを装備して、
本格的なスタイルのアメリカンは本当に少なくなりましたね。

価格も排ガス対策、ABS装備義務付けの今からみるとお手頃に見えますね。



SR400です。このころはキャブレター仕様だったんですね。
価格は460000円と今よりも9万円も安かったのです。

2003年の方にいいたい、2021年で生産が終わりますよ、と。



オフロードモデルはセロー225とTW225がありました。価格389000円と339000円
お手頃な価格帯です。

セローは翌年に250になった後、昨年とうとう生産が終わりました。

TWは2007年までで生産がされなくなっています。
キムタクさんが乗ったりですごいブームだった時期もあったんですが。

しかし、いまこのくらいの価格で存在してくれたなら、
さぞバイク乗りが増えるであろうに、と思います。



原付クラスも充実してました。
スクーターはもちろんですがマニュアル車も当時はあったんですよね。

このあたりのクラスから大きい排気量にステップアップした、
なんていう人も多かったはずです。

2サイクルでハイパワーのRZ50、
SRのデザインがモチーフのYB-1も魅力的でした。




今はなきヤマハのビジネスバイク 「メイト」シリーズ

仕事でバイクを使うという人はものすごく減っている感覚がありますが
この当時はまだラインナップに残っていますね。

日本人の足として丈夫で軽快、便利な存在でした。





どれも今思えば魅力的、価格もお手頃。
ABSなどの安全装備も一部を除き、当時はほとんどついてない気がしますね。

あらためて見ると、今もあえてそんな装備がいるんかなあという感じさえします。
バイク側で手厚く安全にするほどに、乗り手がダメになるような気がするのは私だけでしょうか。

しかし、20年たたないくらいでこうも変わるものなのですね。

久々にバイクショップに訪ねてこられた方が
「浦島太郎」状態になる、というのもわかる気がすると同時に
溜息がでてしまいます。



逆にそれくらいバイクはこの十数年、厳しい変化の波にさらされて来たといえるでしょう。
そしてそれはこれからも、いえ今以上に激しい変化が待っている事が確定しています。

1台作って公道を走らせるのにかかるコストはさらに増大し
それは価格に全部跳ね返ってくるのは間違いありません。

規制の波の中で、残るバイクは進化し残るとしても
一方で消滅して二度とお目にかかることはないものがある・・
上のポスターひとつとってもわかるようです。



なので、今あるものを大事にしていく考え方も増えると思います。

すでに持っているバイクがあるのなら、
放置せずにきちんとメンテナンスをして、次の世代につないでいくことも重要です。

部品を確保して、早め早めの点検整備で大きな故障を防ぐのがよいと思います。



そもそも10年単位で考えれば、ガソリンエンジンが存在するかもわからない状況。
すでに電動化の兆候もチラホラみえます。

逆に新車の現行モデルでもし欲しいものがあるとするなら、
そろそろ手に入れる最後のチャンスだと認識したほうがよいでしょう。

そしてメーカーの方には、過去にこのようなモデルがあって、

とても多くの人に支持されていたということを念頭に
次期モデルの開発に取り組んでいただきたいなと思うのです。


YSP大分ホームページ
https://oita.ysp-shop.com/