バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

バイク事故を防ぐための方法とは?

2021-10-18 07:29:12 | 安全運転・走行技術


生活様式が変わった中で、最近バイクに乗り始める、
また新たにバイク免許をとった(とろうとしている)人が増えている実感があります。

一方で心配なことに「バイクの事故」も多い気がします。

ネットの普及などでそういう類の情報が入りやすいから~というのもあるのでしょうが
特に乗り始めて間もない方がバイク事故に遭われることを耳にします。

せっかくバイクの世界で楽しもうとこちら側の世界へ来られたのに
もったいない、残念な気持ちになります。



しかし一方で思います。バイクとはそのように危ないものなのでしょうか??
長く乗っている私から見ると、少々疑問に思います。


初めて、もしくは久々に乗るからといっても免許を持っているわけですから
基本的な技術がないわけではないはず。

いろんなケースはあると思いますが、
おそらくなんということもない時間の合間におとずれる「一瞬の油断」が、原因となっているのではと考えます。



例をあげるとツーリング先でよくあるワインディング、不規則なカーブが連続する場面
それをクリアしていくのは楽しいものですが、

思っていたよりもカーブが曲がりこんでいたりすると修正できないことがあります。
4輪と違い、バイクは傾けて乗る乗り物なので一度このくらいかな?と曲がり始めると
その先でもうひと寝かせのひと曲がり・・とはしにくいものです。

もともともうひと曲がりするくらいの余裕があれば、あっ危ないというときも回避できるのですが
その人の技術や経験値によっては、車線逸脱や転倒につながることも考えられます。



もうひとつの例は街中などでのこと

バイク側は正しいルールで走っているにも関わらず
他の車のルール違反、もしくはバイクの存在を見落としているなど、
他の車の行動によって危険な状況に陥ってしまうことです。

車右折、バイク直進の場合、特にバイクは「自分が優先」という意識があるでしょう。
逆にその意識があるからこそ、事故にまで発展してしまうともいえます。

相手の安全運転の意識に頼らず、自分で「危険を察知する心がけ」。
「他車を信用しない運転」を徹底して身につけることが大切です。




さてどちらの場合も、事故へとつながる瞬間の状況は同じです

特になにもない状況から一瞬で、ことが起こるということなので、
その「急な変化にどう対応できるか」速やかに行動を変えられるかどうかがポイントではないでしょうか。


それに気づくためには、「余裕を持って走る事」が大事です。

それが時間に追われ、あわてているときや
マスツーリングで必死になってペースについていこうとしているときなどは
危険な一瞬の変化に気づきにくくなってしまいます。
そういうときが危険な時間帯なのです。



ではその「余裕」をどうやって作り出すのか、
それは走る前に「準備」をすることです。

ひとつは「時間の管理」約束の時間に余裕を持って到着できるよう、早めの出発。

もうひとつは「愛車の整備」をしっかりすること、きちんと整備されたバイクに乗れば
気持ちよく走れるので、集中力、余裕を持って走ることができるからです。
もちろん調子のよいバイクなら、いざというときに自分の思う通りの動きが期待できます。

実際のところ当店のお客様で、長年乗っていて事故のないライダーのほとんどは
「約束の時間におくれない(余裕を持って到着する)」
「点検整備を必ず受けている」この二つの条件は満たしている方がほとんどです。

これからバイクを始めるという方も、ぜひ参考にしていただければと思います。




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