YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

“All You Funny People”

2009-08-20 | 60's
出ました極めつけ・・・Woodstock 40 ウッドストック~40周年記念ボックスセットです。いよいよウッドストック関係のシンガリ登場。 いやいやどんだけでるんだって感じで目白押しのウッドストックシリーズもいよいよ総決算のCD6枚組の計77曲、33アーティストの登場です。 スゲぃ~ボリュームと情報量に感激です。分厚い写真集のようなライナー付きで余すところなく体験できます。また今日から夜が長くなります。。。。 そんな今日はDisc 1です。

第1日目を中心にフォークロックの魂を聴かせてくれる作品が止め処なく押し出されてきます。 
Sweetwater からスタートの予定が、、会場までの大大渋滞で全く車が動かずに、、平和と音楽の日々なのに、米陸軍のヘリコプターを要請しミュージシャンの往復輸送をお願いした。。 なんとも因果な関係。
そんな中、1番バッターに白羽の矢が立ったのが Richie Havens だったわけで、すでに10万人以上の観客を前に1969年8月15日(金)17:00に幕が落ちたのです。 トップバッターにふさわしい熱い演奏を披露し、会場はどんどん熱狂の渦へと・・・ このCDでも熱狂の3曲を聴くことができます。

続いての登場が Sweetwater です。18:15~19:00 紅一点ヴォーカル ナンシーの声がいいですね。 9人編成の音圧のあるステージを聴かせてくれます。

3番目は Bert Sommer です。19:15~20:00を不可思議な時間へと導いてくれます。女性と聴こえるようなヴォイズは大変魅力です。 内なる心の叫びが響いてきます。今回初出・・・貴重です。
そしてアナウンスでプロポーズまで飛び出す始末! 最高ね。 自分がその中にいるような錯覚を覚えます。 (あぶりもいりません。最高のトリップです)

Tim Hardin が登場したのが、21:00~21:30 “Hang On To A Dream”は69年時代の鏡のような作品。 真っ暗な部屋で大音量(迷惑にならないよう)で聴いてください。 彷徨える孤高の歌声は脳内を充血させます。また次曲“Simple Song Of Freedom”も秀逸。 シンプルに歌おう!平和の歌を・・・ 感涙です。

Ravi Shankar の登場が22:00~22:45 シータールの幻想的な音楽を雨の中熱演します。

そして暴風雨の中、出場を買って出たのが Melanie です。23:00~23:20 彼女曰く、幽体離脱体験だったというくらい、意識を超えた何かを感じ、表現していたようです。 そんな饗演3曲を聴くことができます。 土砂降りのステージは神秘的で聴衆の心に入り込んだのではないでしょうか・・・ 凄まじい声とアコギを響かせます。

Disc 1 の最後を飾る演奏は、Arlo Guthrie です。23:45~24:30出演
アローはディランにギターを教わったようで、そんなサラブレットのアローも魂の熱演を繰り広げます。“Coming Into Los Angeles”(放送禁止扱いになっていた) を熱演し、観客から多くの声援を受けます。 「ずぶ濡れもいいだろう!」雨の中の観客を暖めることも忘れないことも魅力ですね。

そして、主催者 John Morris 「このフェスティバルは すべてあなた方みんなのためなのです・・・」と責任ある行動を起こすように促す。もちろん40万人とも50万人とも言われたフェスティバルは、一人一人の行動、意識のおかげで大きな惨事もなく40年たっても賛辞される夢の舞台をして語り継がれています。

いやいやこうやって聴くと1日目登場のアーティストも素晴らしい方ばかりですね。層が厚いね(熱いね) あまり今まで知られていなかった作品、アーティストを知ることでまた60年という時代が生み出した「音」の凄さを感じとりました。

さて、いよいよ日本の選挙戦も中盤ですね。私達一人ひとりも“Funny People”になるのか・・それとも、、、 大きな分岐点ですね。 一人ひとりの責任ある行動が必要な時ではないでしょうか。 是非、若い方もドンドン選挙に足を運んで欲しいですね。また色々な候補者や各政党の話に耳を傾けることも必要です。

大きく変わるから「大変」 まさに良い方向に大きく変わろうじゃありませんか。




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