加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

メールヘッダと@マーク。国会議員のフシギ

2006年02月28日 00時25分43秒 | 公園のつぶやき。
不思議でたまらない。

いや、今回のいわゆる「堀江メール」のことである。
「@堀江」もどうかと思うが、その@マークをさも意味ありげに塗りつぶすと言う行為がよくわからない。

確か「見るひとが見ればわかるような記号があるので塗りつぶしました」とか自分で言っていたような。
ベスターのSF小説の主人公に「@キンス」(アトキンスと読む)というのがあったけど、それを思い出した(あとワイガ&=ワイガンドなんて人物もいた)。

それはまだいいとして、やはりfrom と to である。
ここが同じひとってのは、やっぱり悪い冗談としか思えない。

「事実は小説よりも奇なり」というが、こんな事実は小説よりもリアリティが無い。

もっと、こう、なんとかなんなかったのか?
正直にあやまることができないのなら、せめて「もっともらしさ」をもう少しなんとかしていただかないと。

またまた近況報告です。

2006年02月26日 20時40分44秒 | 公園のつぶやき。
またまたブログの更新の間隔が空いてしまいました。

先週、体調があまりよくなかったので伸び伸びになっていた書斎の片付けをして、執筆環境を整えました。

とりあえず、記念に2006年2月末時点の環境を書いておきます。

iBook G4 14インチ 933 Mac OS X10.3 ファイルサーバー兼モバイル
AT互換機 AthronXP 2000+ Windows XP メインマシン
富士通のデスクパワー(Duron) Windows XP サブマシン
富士通のデスクパワー(初代Athron) VineLinux サブマシン

iBookは書いてあるとおり、立ち上げっぱなしでファイルサーバーにしています。
自作マシンはいま富士通のDuronマシンでリモート接続しています。
でもって、このブログはLinuxマシンで書いています(KDE3.2 かんな)。

どれも最新鋭ではないですが、それなりに愛着のあるマシンたちです。

さて、OSも機種もまちまちなこのパソコンたちにはある共通点があります。

それはなんでしょう?


そうですね。正解は、
インテル(のCPU)じゃない
ってことでした。

別に嫌いじゃないんだけど、なぜかこうなってしまいました。
以前このブログで書いた東芝のセレロンノートは子供達が使っています。

【おんがく】ただひとりの愛しい人。スタンダードを聴く夜。

2006年02月18日 22時23分33秒 | 音楽・映画のこと
お気に入りのスタンダードナンバーに、「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」という曲がある。
題名のとおり、ワン・アンド・オンリーな恋人のことを甘く切なく歌ったバラードである。
いろんなアーティストがやっているんだけど、いちばん好きなのは下のアルバム。ジョン・コルトレーン(ts)とジョニー・ハートマン(Vo)のコラボレーション。もともとはフランク・シナトラのオリジナル曲だったかと思うが、ハートマンの歌声はシナトラのようだ。

ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン
ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン, ジミー・ギャリソン, マッコイ・タイナー, ジョン・コルトレーン, エルビン・ジョーンズ
ユニバーサルインターナショナル

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詩はこんな感じ。

The very thought of you makes
My heart sing
Like an April breeze
On the wings of spring
And you appear in all your splendour
My one and only love


…なんかメロメロである(笑)。こんな歌詞を全盛期のシナトラに囁かれるように歌われたら、ファンの女性はたまったもんじゃなかったろうと思う。

以前紹介したことのあるソニー・ロリンズもテナーとソプラノでそれぞれ吹き込んでいる。

ジャズ以外のところでは、

Thanks for the Memory: The Great American Songbook, Vol. 4
Rod Stewart
J-Records

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のロッド・スチュアートや、

アット・ザ・ムーヴィーズ
Scott Joplin
ユニバーサルインターナショナル

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のスティングなどがある。

…上のジャケットを見ていて思い出したのだが、このブログを始めたばかりのときに、このスティングのアルバムを取り上げたことを思い出した。

あの時から一年経つのだ。
生まれてからこのかた、「日記」というものを三日以上続けることが出来なかったわたしにしては快挙といっていい。自分を褒めてやりたい(笑)。

思えば、いろんなことがあった一年だった。
でも、振り返るのはよそう。

一年後、自分がどんなふうにこれからの一年を振り返るのだろうと考えつつ、今日のぶんの記事を終えたい。

さいごに、
このブログを読んでくださっているみなさん、一年間ありがとうございました。
なかなか毎日更新できませんが、これからもよろしく。

日記めいたこと。

2006年02月16日 23時43分17秒 | 公園のつぶやき。
暖かくなった。細かい霧のような雨が降っている。

よっぽどのどしゃ降りでない限り、雨が好きだ。

傘をさして歩くのが好きだ。
BGMは、なんだろう。そうだなR.E.Mとか、最近のエルヴィス・コステロなんかがいい。

話はまったく変わるけど、最近ものを集めるようになってきた。
小さい頃は牛乳瓶のフタすら集めることができなかったのに。

ミニカーの専門誌をにやにやしながら眺めている。中高生のころにあこがれていたクルマが、いい感じでミニカーで発売されている。

いろいろあって、いま執筆をとめて、プロットを練り直している。

なぜか寝る前にギボンの「ローマ帝国衰亡史」を読んでいる。抄訳だが。学生時代にきちんと読んでいなかったから。

ついでにクラセヴィッツの「戦争論」も買ってきた。徳間書店から出ている新訳本である。いや、これは名著だと思うんだけど。

そういえば、一年もまともに小説というものを読んでいない。
いや、毎日のように書いてはいるんだけど。時間がないのだ。
読書に充てられる時間は、自分の小説のたしになるものしか読めない身体になっちまったのである。


【えいが】なんか気になる「スカイ・ハイ」

2006年02月12日 09時59分35秒 | 音楽・映画のこと
9時に起きて、仕事を始めようと思ったら、iTunesの映画予告編で、気になる映画を見つけた。

映画「スカイ・ハイ」といっても、明らかに釈由美子のあれではない。

どうも日本で公開された記憶が無いので、ググって見たら、こんなことになってるらしい。

スカイ・ハイ 映画サイト

つまり、一般の映画館で公開されずに、ディズニー・リゾートの中で上映されるのとDVDが発売になるだけのようだ。

どんな映画かというと、広告バナーの下の方にあるニューヨークタイムスの評を見ればいい。

『Mr.インクレディブル』と「ハリー・ポッター」の要素を巧みに盛り込んだ作品だ!』

この言葉と予告編を見ると、もう映画のストーリーがわかってしまう。
そうですね、よくあるパターンです。「福音の少年」の一作目もそうですね。

でも、この映画が気になってたまらない。

というのは、主人公は高校生なんだけど、その元スーパーヒーローの父親役がカート・ラッセル!スーパーヒーローの子孫ばかりが通う高校の女教師にリンダ・カーター!

(カート・ラッセルは大好きなジョン・カーペンター監督の映画数多く出演、ニューヨーク1997、遊星からの物体X、ゴースト・ハンターズ、リンダ・カーターはTV「ワンダー・ウーマン」)

いや、なんか、こう個人的にはツボをつかれたキャスティングだと思う。

ディズニー・リゾートへ行かれる方はぜひ。

とりあえずDVDを買おう。

雷神トールの日がやってきた。

2006年02月09日 01時16分38秒 | 公園のつぶやき。
いや、さっきまで水曜日だったような気がするのだが、書きかけの長編小説のメモを整理したり、ぼんやりとネットでニュースをあさったり、風呂にはいったりしていたら、木曜日になってしまった。

木曜日は、Thursday

Thursdayは、北欧神話の雷の神、Thorからきている。Thor's Day

Thorはトールと読むのが正しいのだろうが、英語風にソーといいたい。

なんといってもこの神さまはアメコミのヒーローになったくらいだから。


ちなみにSundayは文字通り太陽の日、Mondayは月の日。Tuesdayは火星の神Marsのゲルマン語から、WendnesdayはThorと同じく北欧神話の神Woden(Odin)から、そしてFridayはそのWodenの妻Friggから。Saturdayはローマ神話の農耕神Saturnから。

曜日の「日月火水木金土」は語源からいくと、「日月火怒雷愛土」なのでは。
きのうは怒曜日、きょうは雷曜日。あしたは愛曜日。

怒曜日は「どようび」と読むとまぎらわしいから「ぬようび」ね。そして、らいようび、あいようび。

こう書いていくと、なんだかうらやましい。なにがうらやましいのか説明しろと言われても困るけど。


さあー小説書くぞーと思ったら、もう1時になってる。

BGMはRadioheadの名作KID AのIn Limboって曲である。
「煉獄にて」

いまの気分にぴったりかも。

とにかくあと少し仕事して寝よう。

雨の日と月曜日は

2006年02月06日 23時37分49秒 | パソコン・デジモノ
雪が雨に変わった月曜日。

相変わらず自作AT互換機の前にすわって、うんうん唸ってる。

アイデアを整理。書きかけの長編をすこし前に進める(三枚)。
「歌う錬金術師」のある箇所を読み返す。

書ける時間は限られてるから、優先順位に悩む。

あしたは火曜日(あたりまえだ)。


二月の火曜日って、なんか地味だ。そう言われても困るだろうが。

【本】「痛快!憲法学」社会科の副読本(服毒本?)にすべし

2006年02月05日 17時14分14秒 | 本のこと。
痛快!憲法学 ― Amazing Study of Constitution & Democracy

集英社インターナショナル

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すみません。わたしは浅学にして、小室直樹さんの本を読んでいませんでした。
ソビエト連邦の崩壊を10年も前に予言していたひとというのは知ってました。
が、今にいたるまで、なんとなく敬遠していました。

この本をたまたま手に取ったのも、江口寿史さんの表紙の三人の女性に惹かれたからです。

あまり期待せずぱらぱらめくっていたら、次第に引き込まれていって、一日で読み終えました。

いやあ。面白いです。ものすごく面白い。憲法学とありますが、むずかしい法律学の本ではありません。「憲法」という果実からさかのぼってみた、人間の歴史・文化・宗教・経済のお話です。中学校の社会科程度の知識は前提としてあった方が理解しやすいでしょうし、おもしろい。

いや、この本、いっそ中学校か高校の教科書の副読本にしたらどうだろう?
一部の先生方は小室直樹という名前だけで拒否反応を起こしそうだけど。
細かい論議・検証よりも、わかりやすさ、言い切ってしまうことを優先させるというこの著者のスタイルについては、いろいろ批判はあるでしょうが、論旨はまったく正しいとわたしは思う。

ライブドアのこと、皇室典範の改正、憲法改正論議、小泉改革、防衛施設庁のこと。
2001年に出た本だけど、この本の最終章に書かれている状況は何も変わっていないどころか、ますます悪化しているように思えます。

ちなみに表紙の三人の女性は「三権分立」を象徴しているんでしょうね。
やっぱり江口画伯はいいな。

【ひきつづきゲーム】縦シューがなければはじまらない。タイトーの「弾爵」

2006年02月04日 16時30分32秒 | ゲームのこと
引き続きゲームの話題である。
アマゾンのポイントがたまったので、タイトーのニンテンドウDS用ゲーム、「弾爵」を買った。

縦スクロールのシューティングゲーム、「縦シュー」である。

弾爵-ダンシャク-

タイトー

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このジャンルのゲームは、買う人は買うし、買わないひとは見向きもしない。
どうだろう? えいご漬けともっと脳を鍛えるゲームが売れまくってるDSの市場で、縦シューを買う人がどの程度いるだろう?・・・たぶん一万そこそこといった売れ行きなのではないだろうか。

さて、縦シューでタイトーというと、もちろん「レイフォース」や「レイストーム」を連想するが、この「弾爵」(なんて題名だ)は海外のゲームスタジオのゲーム「ナノストレイ」のローカライズ版である。ホーミングレーザーはあるけれど、多重ロックオン→発射というタイトーの爽快な「レイ」シリーズとはまったく別。オーソドックスなゲーム性を持った縦シューである。

なによりいいのはそのグラフィック。すごい。すくなくともセガサターンよりは上、PS並か、さらにちょっと上。それが300グラムもしない携帯機で遊べるんだから、長生きはするものだ(笑)。

ノーマルの難易度が低いのも、オヤジゲーマーとしてはうれしい。
クリアするだけなら簡単、最近の和製縦シューにくらべてだいぶ敷居が低い。
しかし、チャレンジモードで点数稼ぎをすると、けっこうやりこめる。

DSと脳トレで携帯ゲーム機に還ってきたインベーダー世代、ゼビウス世代の大人に勧めたい。ゴルフや麻雀ゲームもいいが、縦シューも楽しいぞ。

【えいが】FPS映画「DOOM」と「湖中の女」

2006年02月03日 05時38分27秒 | 音楽・映画のこと
FPSというゲームのジャンルがある。ファースト・パースン・シューター、つまり一人称視点のシューティングゲームである。古くはキャッスル・ウルフェンシュタイン、新しくはXboxのHalo。

で、今度、このFPSの名作DOOMが映画化されて、4月に日本で公開される。

[ゲーム]映画になっても一人称視点! SFホラー「DOOM/ドゥーム」が4月1日に公開

ひとことで言って、すげー楽しみである。ぜひ劇場で体感したい。
ただちょっと気になったのは記事中の、

(以下引用)
アクションシーンはゲームと同様に一人称視点だ。資料によると、これは「映画史上初」とされており、
(引用終わり)

のくだり。

映画の宣伝文句に万に一つの真実はない(笑)。
「構想○○年!(単に誰も金を出さなかっただけ)」「○○のスタッフが結集!(いや、仕事だし)」「制作費○○億(・・・・・)」

映画における一人称視点表現はめずらしくもなんともない。
というより、全編一人称視点を通した映画がある。
ハードボイルド小説ファンならだれでも知っている。

そう、レイモンド・チャンドラーのマーロウシリーズの一作「湖中の女」の映画化、Lady in the Lake (1947)である。

一人称のハードボイルド小説を、正直(?)に一人称視点で映画にしているのだ。
観客は探偵マーロウの視点となったスクリーンを通して他の登場人物を見る。鏡を覗き込んだ一瞬だけ自分自身(探偵自身)の姿を見られるという凝った作りの映画だったらしい。

「らしい」と書いたのは、この映画を観たことがないからだ。
唯一、映像表現の特番か何かでこの鏡を見るシーンが紹介されていたのをテレビで観ただけである。

で、映画手法として、この一人称は成功したのか?
制作されてから60年ちかくなろうというのに、「DOOM」の宣伝文句で「史上初」と謳われるくらい追従者がいないということは・・・推して知るべし、ということなのだろう。

しかし、今度はFPSというゲーマーならなじみの再現だから、ある程度受け入れられる余地はあるかもしれない(「操作できないからつまんない」という感想を持ちそうではあるが)。