加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

サイバーマンデーで二万円台のノートPCを買った!

2018年12月16日 22時38分10秒 | パソコン・デジモノ
いやあ、前回の更新から一ヶ月以上空いてしまいました。
近況報告なのですが、
【本日みつけたお買い得商品】Amazon、1kg切りのASUS製11.6型ノートが22,980円に

このリンクにあるように、年末恒例のAmazonのサイバーマンデーセールで久しぶりにノートPCを買ったのです。

ぼくはほとんどの小説をノートPCで書いてきましたので、ほぼ定期的にノートPCを購入してきました。
通算、十数台。
その九割以上はIBM(現Lenovo)のThinkpadです。これはわかる人にはわかるでしょうが、いちど、Thinkpadの赤いポッチとか(機種により優劣はあるけれど)できのいいキーボードなどに慣れるとなかなか離れられません。

今回思わずAsusのノートを買ってしまったのは、サブノートとして五年前に購入して使っていたThinkpad X121eがさすがに遅く思えてきたので、時期サブノートを探していたことと、Asusという名のあるメーカーの製品が、なんと22,980円という値段で買えるという理由から、思わずポチッとしたわけです。

リンク先にスペックがありますが、ドンキホーテの19,800円ノートパソコンと大差ないスペックで、そのかわり小さくて軽いといった感じです。


あくまで「サブノート」なので重たいことは一切させません。
なので、そんなに高くて性能のいいものはいらない。記憶容量が32GBしかなく、小説を書くために使っている一太郎2018とOffice365を入れると残り9ギガ程度になりますが、そんなことは別にどうでもいいのです。
Windowsのメジャーアップデートで10GB以上の空き容量を必要とするときがありますが、それはISOイメージで落として再インストールすればよろしい。
必要最小限のものしか入れないので、いろいろと小回りが利きます。

サブノートでぼくがもっと重要視するのは、「サスペンドさせているときの電池の持ち具合」だったりします。
つまりディスプレイを閉じて放置しているときのバッテリの持ちの良さ。

それで、この一週間、この買ったばかりの23,000円のノートをテストしてみました。
こんな感じです。
ずっと閉じておく。
使うのは一日二十分まで。

それで、どれだけバッテリが持つか?
結果はこの機種はとても良好でした。

なんときっちり一週間、持ちました。先週の日曜日に届いて電源につないでセットアップ。
月曜日からずっと鞄に入れたまま、一日のうちに十分~二十分使うだけ。

それで今日の日曜日の朝、残り30%を切る程度です。

こりゃいい。
ほんとにノート風にメモ取りに使えます。


ペシャペシャいうキーボードは安っぽいですが、メインの仕事はメインのノートやデスクトップでしますから、これでいいのです。

と、そういうわけで、明日から本気だします(笑)

ちっとも萌えなくなったアップル9月のイベント。

2018年08月31日 07時03分39秒 | パソコン・デジモノ

アップル、来月12日にイベント 新型iPhone発表の見通し

ぼくは去年ようやくガラケーから新品のiphone SEにしたところである。

もちろん、PCも数台持っているし、iPad proも持っているし、読書用に5インチのアンドロイド端末やkindle もカラーと白黒二台持っているが、常時使う電話だけは小ささとバッテリの持ちの良さでガラケーを使っていた。

さすがに仲間と連絡を取ったりするのに不便さを感じていたので、去年、SEを買った次第。

田舎のケータイ屋さんには在庫がなく、取り寄せに時間がかかった記憶がある。

誰もが書いていることなので、いまさら繰り返さないけど、iPhone SEはほんといい。名機だと思う。自転車に乗るときもジャージに収まりやすいサイズなのがいい。正式には防水ではないけど、文字通りカバーできる。音楽を聴くにも小さいのでiPodの代わりにするのにも問題はなく、胸のポケットに収まったりする。

ディスプレイは小さいけど、出先で大きいディスプレイが必要になることはしない。必要ならiPadを持って行く。

で、ここからが上記の記事に関する感想。

というわけなので、SEの新型、つまり小型iPhoneが出ないのなら、恒例の9月のイベントになんの興味もわかないのだった。

人それぞれなんだけど、そんなに大きなiPhone、みなさん何に使うのだろう?

おまけにXになってから物理ボタンが廃止されてるし。あのサムスンのCM(海外WEB版)に揶揄されるように剃り込みカリアゲがすごくかっこ悪いと思うのだが。

もちろん、個人的な意見です。

でも古くからのappleウォッチャー(のつもり)からしたら、いまのアップルって、ジョブズ復帰直前の低迷期のような気がする。利益は最高みたいだけど。なにか、こう、あっと言わせてくれるような期待感がないというか。

スマホの画面のでかさやきれいさやノートの薄さを誇っているなんて、まるで五年前の日本のPCメーカーみたいな。iPhoneのシェアは日本では異様に高いので実感がわかないかもしれないが、こんなものいつでもひっくり返るような気がする。

もちろん(当たり前のことだけど)、今後アップルが窮地に陥っても、帰って来るジョブズはいない。

 


【執筆環境】「終わった人」のための「一太郎2018」

2018年08月15日 19時08分21秒 | パソコン・デジモノ

10年ぶりにワープロソフト一太郎をバージョンアップした。

以前持っていたのが「Justsuits2008」だったので、本当に10年ぶりになる。ジャストシステムの公式サイトにユーザー登録していたのが、なんとバージョンアップが認められたので、格安で購入することができた。

一太郎2018の情報はこちら。

2008については、表計算ソフトの「三四郎」まで含むバージョンを買っていたのに、もう何年も使っていなかった。いや、なんかこう、だるい感じがして。マイクロソフトオフィスとの互換性もイマイチに思えたから。

いや、そもそも互換性を気にしていたら、きょうびあえてジャストシステムの製品なんか使えない。

傑作「一太郎Ver3」からのユーザーとしては寂しいけど、仕方ない。

でも、なんで今回バージョンアップしたかというと、2018の売り文句に乗ったから、としか言いようがない。

「小説の執筆から投稿、本作りまで対応」

なんだそうだ。

個人的に欲しかったのは、きちんとしたmobi、epub形式への対応である。Amazon Direct Publishingはワードそのままで入稿できるんだけど、やっぱり電子書籍形式にしておく方がいいかな、と思ったのだ。

しかし、ワープロソフトの売りを「小説執筆」にするとは、ほんと、ビジネス市場でワードと戦うのをやめたのかなあ、と思った。何十万人もいるかな、小説書くのにワープロソフト買う人って。

定年退職を迎えて、金は無いけど時間は有り余りそうだ、そうだ、昔文学青年だったオレは大学ノートに物語の欠片を書き付けていたっけ。小説を書いてみよう。ついでに電子書籍にしたり、自費出版するのもいいな。あ、一太郎ってこんな機能があるのか、買ってみようかな?

なんて人。あえて言えば「終わった人」向けのアプリケーションだと思う(あ、自分も含めてですよ、気を悪くなさらないで>定年前後の人)。

終わってない人、現役のサラリーマンで創作活動なんかする暇の無い人は、Office365soloを契約することをおすすめする。家で仕事もできるし、小説を書くのになんの支障もない。ワード自動校生機能の「くだけた表現」や「ら抜き表現」の指摘がウザいけど、オフにできるし。あるいはパソコンなんかにお金を使わずに、Libre Officeをインストールするのもいいかもしれない。

スクリーンショットは、サブノートにしているThinkpad x121eのもの。

7年前の古いノートでおまけにCPUはAMDの最下層。遅いのでLinux Mint MATEで運用していたんだけど、一太郎2018のライセンス形態である「同時に使わなければ三台までインストール可」につられて、Windows10にした。もちろんサムソンの速いSSDにして我慢できる程度にしている。

上の画面は、一太郎2018の「オーダーメイド機能」を使って、「小説執筆用」にオーダーした画面。三台とも、このシンプルなインターフェイスにした。

で、三日ほど使ってみた。

細かい不満はあるけれど、楽しい。

原稿用紙モードでひたすら書くのもいいけど、「本を作る」ということを意識して、いろいろ機能を試してみると、これはこれで面白いと思う。

というか、購入以来、夜な夜な夢中で本を作っている。

ユーザー層は非常に限られると思うけど、はまる人にはぴったりはまるのではないだろうか。

一太郎2018 バージョンアップ版
ジャストシステム
ジャストシステム

天才を悼む。

2011年10月06日 19時39分25秒 | パソコン・デジモノ
自由と独創、信念貫いた姿に共感…ジョブズ氏(読売新聞) - goo ニュース

一日中、頭の中を離れない。
ジョブズ氏が亡くなったのだ。

僕がはじめてMacintoshを買ったときのことを思い出す。とはいっても、そのころアップルを牛耳っていたのはスカリーなのだが。

だがアップルを追い出されたおかげでピクサーが産まれたと思えば(事実とはちょっと違うが)それも世界にとってはよかったことなのだ。

ありがとう、ジョブズ。
iPodのおかげで僕はふたたび音楽とめぐりあうことができた。
この文章もipad2で書いている。あなたがいなければ、タブレットという存在が広く受け入れられることもなかったろう。

パソコンオタクの僕はiPhoneよりAndroidの方を愛用しているが、iOSは世界を変えた、と思う。

謹んで哀悼の意を表します。

変換・無変換・カナキー撲滅運動

2011年09月08日 07時03分23秒 | パソコン・デジモノ
最近、小説が書けない。原因はわかっているのだが。
愛用のThinkpadの前で腕を組む日々。

このパソコン、英語キーボードにしたので、ずいぶんすっきりしている。なんだか広々としている。最初、ATOKがどうしても自分が接続されたのは日本語キーボードだと言ってきかないので、レジストリをいじって言うことを聞かせてやった。

考えてみれば日本語の109キーボードって無駄なキーが多い。
カナ入力の人にはもうしわけないが、変換・無変換・カナ、それとウィンドウズキー、メニューキーといったキーって、邪魔でしょうがない。


自転車とパーソナルコンピュータ。

2011年09月07日 06時35分07秒 | パソコン・デジモノ
先日アップルのCEOを退いたスティーブ・ジョブズは、昔、雑誌のインタビューでこう言った。
「パーソナルコンピュータは自転車のようなものだ。自転車は人間が歩くよりほんの少しだけ遠く早く目的地へ行ける。パーソナルコンピュータも自転車と同じように人間の能力をほんのちょっとだけ拡張する道具なんだ」

もう二十年以上前のことだから、こまかい言い回しは違うかもしれない。ここで言う「パーソナルコンピュータ」とはiMacとかではなく、Apple][の事を指しているのだ。

今してみれば当たり前の事を言っているのだが、IBMなんかの大型汎用コンピュータに対する「パーソナル」なコンピュータの性質をうまいこと言い表している言葉だし、「自転車」のように広く人に認知され、愛され、使われるような存在を造り上げている、というようなジョブズらしい自負に満ちた言葉だと思う。

「人間の能力をほんのすこし拡張する」

道具というものはそれ以上でもそれ以下でもない。あくまで使う人間しだい。

などど最近買った二台の自転車のメンテナンスをしながら思った。
下の写真は2009 Giant Escape R3 SEから取り外したGIANT純正のアルミ製のカゴをブリヂストンのフォールディングバイクに「移植」したところ。
頭でっかちになったけど、これはこれでおもしろいし、ママチャリ風に普段乗りするとき便利。

やべえ、楽しい。
パソコンを自作しているみたいだ。余ったビデオカード等をセカンドマシンに「移植」するなんざ、腐るほどしたもんな。



一年間、エヴァーノートを使ってみて。

2010年05月23日 17時14分04秒 | パソコン・デジモノ
Evernoteというサービス、最近、日本語化されたんだけど、英語版のころから使っていた。

ただし、「使いこなしていた」とは言い難い。どーも、この仕組みがわたしの仕事のスタイルとあわない感じがした。

で、一年ぶりに下の入門書を買ってはみたけれど、やはりどーも使いこなせれるような気がしない。うーん。専用ソフトのできがいまいちなのが原因かもしれない(と人のせいにしてみる)。

下の本にもあるけれど、PCはもちろん、スマートフォンや携帯電話といった身の回りのもの(デバイス)全部で使う物なのかもしれない。

アイコンがゾウなのは、欧米では「ゾウは記憶力がいい」と信じられているところからきているのだろう。

よっぽどヘビーに使わなければタダなので、「あのメモどこにやったっけ?」なんて悩みがちの人は試してみてはいかが?

できるポケット+ Evernote
コグレ マサト,いしたに まさき,できるシリーズ編集部
インプレスジャパン

西暦2010年2月29日。

2010年03月02日 20時13分59秒 | パソコン・デジモノ
PS3、今年をうるう年と誤認識 時計機能障害で(共同通信) - goo ニュース

昨日はいろいろとおもしろいことがあった。2ちゃんねるのサーバーが攻撃された話とこっっち、どっちを取り上げようかと思ったが、こっちにした。

ゲームなしでは生きられないわたしだが、PS3だけは持っていない。PS3なしでも生きられるからだ。だから「トロフィー機能」がどんな感じのものなのかわからんが、Xbox360でいう「実績」に近いものならデータが消えたユーザーは大変お気の毒であるとしかいいようがない。同情申し上げる。

しかし、2010年にうるう年計算のバグって、ちょっとびっくりである。
整数の4桁で西暦を処理していたならば、まず起こりえない。

つまり、「最初に4で割る」からだ。つぎに(除外のために)100で割り、400で割る。

2010年、しょっぱなから割り切れんやん。
いや、考えると「西暦2000年問題」でさんざんいわれた西暦の下2桁でも起きえない。

きっと、ある年を起点にした16進数のシリアル値で計算してんじゃねーか、なんて想像するのだが、一般のユーザーが「そーですか」と納得しずらいのではないかと思う。

おまけに3月1日(内部では2月29日)が経過したので解決しましたって、あーた。
つまり、グリニッジ標準時で3月1日が経過するまでずっと待ってたというかなにもしなかったというか。そうするとフィックスしないとまた起きるじゃないか。
いずれ回避するロジックをファームウェアかネットワーク側に組み込むのだろうが、なんだかなあ。最近のソニー(子会社のSCEだが)の物作りはちょっとおかしいのではないかと思う。

もとウォークマンとSMC777ユーザーにしてクリエファンのわたしはちょっと心配である。

「2ちゃんねるのサーバーってPS3だったんじゃねーか」というジョークを思いついたらだれかが先に書いていた(笑)

しぼむ未来。

2010年02月16日 20時16分29秒 | パソコン・デジモノ
有機ELテレビ、3月で日本撤退 ソニー「需要が一巡」(朝日新聞) - goo ニュース

かつてのソニーファンとしては、「ソニー」という企業にありがちなこと、と思うのだが、「未来のテレビ」などどもてはやされていた頃のことを考えると、やはりなんとなく寂しい。

じつのところは需要が一巡したというより「需要が存在しなかった」「需要を喚起できるような製品が出せなかった」だろう。そのような負け惜しみもソニーらしいのかもしれぬ。

しかし、アメリカの宇宙計画の縮小のニュースがあったばかりだし、なんとなく未来がしぼんでいくような気がする。

1960年代のSFを読んで育った身としては、「西暦2010年」という年は、もっとバラ色に輝いていた。

その板で何をしたいのか? iPad発表

2010年01月28日 21時22分05秒 | パソコン・デジモノ
ついに出ましたね。iPad。
iPadの紹介(アップルのサイト)

デバイスのコンセプトしてはアップルが主張するように革新的でも何でもないと思うのですが、iPhoneの分厚いアプリ群が使えるのがミソでしょうか。

少なくともモバイルするコンピュータ(っぽいもの)としては「買ってきたばかりのWindows Vista版Vaio Type P」よりは、遥かに快適だろうし、目的さえはっきりしていればコストパフォーマンスも高いのだろうと思います。

ただ、700グラムの板を持ち運ぶとなると、できれば仕事に使いたい、となるとキーボードは必須だし、となると、多くのネットブックを買う方がずっと安上がりだし。

うーん。私はいまんとこ要らないかな。

ただ「ニンテンドウDS LL」(スクリーンのでかいDS)と同じ意味で、「老眼が気になり始めたiPod Touch使い」としてはすごく興味があります。

【デバイス】ポメラをファミレスで使ってみる。

2009年04月05日 11時51分33秒 | パソコン・デジモノ
ついポメラを買ってしまった。
「ポメラ」とは、「テプラ」(いろんなものに貼れるラベルを作るやつですね)で有名なキングジムが、「メモを取る」ということに特化したデバイスとして昨年リリースしたもの。非常に高度化したテプラの技術を流用してできたらしい。

土曜日の朝、ファミレスで原稿を書いたりメモを整理したりするのが習慣になっているのだが、愛機ThinkpadX61でも重く感じられてきたのだ。


でもって今、自宅から歩いていける距離にあるファミレスでこの文章をポメラで書いている。



感想をいうと、「これでじゅうぶん」だろう。
キータッチも、ディスプレイもベストとは言わないが、許容できるレベルだ。
もちろん長編小説を書く気はしない。



だが、本来の目的であるメモ取りはもちろん、ブログや短編だってぜんぜん問題ない。


純正のケースは高くて買わなかったが、たまたま家に転がっていたNintendoDSのケースがピッタリだったのでそれに入れて持ち運んでいる。

当然かもしれないが、メインマシン(Kubuntu8.10)にUSBケーブルで接続すると、なんの支障もなく認識されてminiSDに入っているこの文章をコピペできた。
便利な時代になったものである。

問題は常用メモ取り環境であるEvernoteというサービスとどう連携させるかである。
ポメラには単独で通信する方法はないから、別の通信環境から送る必要があるのだ。
いろいろ方法を考えてみよう。

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10オレ トワイライトオレンジ

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【結論】執筆環境をがらりと変えてみる。

2009年02月11日 12時20分34秒 | パソコン・デジモノ
前回の記事から10日経ってしまった。メインとサブのマシンのOSを変更するという荒療治を行っている最中に、短篇の著者校正が入り、それに集中していた。
パソコンに興味の無いひとにはまったくどうでもいいことでしょうが、nVidiaのビデオカードの設定に手間取ったり、サウンドカードの光出力でハマったり、プリンタのドライバを間違えたりという、楽しいパソコンのトラブルをなんとか解消して、安定したメインマシンでこのブログを書いている。
(スクリーンショットは22インチと19インチという変則デュアルディスプレイにしたメインマシン、ubuntu8.10にKDE4.1。右でニコニコ動画を再生している)

OSは結局、ubuntu8.10をメインにした。VISTAをパスしてWindowsXPを入れてたんだけど、あきちまったし、別にLinuxで仕事や趣味に問題が無いということがわかったのである。

一応、現在の執筆環境と言うか方針を、物忘れと変節のはげしい自分のために書いておく。

(1)小説本文のファイルフォーマットをオープンドキュメント形式に統一する。
(2)小説のメモをすべてEvernoteに統一する。
(3)各マシンのドキュメントのシンクロナイズにDropBoxを使用する。
(4)メールとスケジュールはEvolusionプラスGmailとGoogleカレンダーの同期を使用する。
(5)上記で使用する各サービスが動くものであれば、今後パソコンのOSは極力Linuxを使用する。

(1)については、私は小説を書くのにテキストエディタを使わない人で、テキストファイルにするのは原稿を送るときだけなのだ。でもって、いままでWORDや一太郎を使っていたんだけど、ご存知のように頻繁な(小説を書くのにはどうでもいい)バージョンアップのせいでファイルフォーマットがころころ変わる。その度にヴァージョン管理が面倒くさいので、この際だから、汎用性がありオープンなフォーマットをということで、ODFを使うことにした。

GmailやGoogleカレンダーはご存知の方が多いと思うけど、EvenoteとDropBoxはもう、目から鱗が落ちるほど便利なサービス。EvernoteはマートフォンとiPhoneにも対応しているので、本当にどこでもメモを使える。
(複数台のパソコンを利用して何かを作り上げていく仕事をしている人はぜひ試してみてください。)

(5)は前から思っていたこと。いままで何度かチャレンジしたんだけど、自分のスキルのなさで日本語環境がうまく構築できず挫折していた。
そりゃ、Windowsは何かと便利だけれども、安くないお金をだした上にVISTAやOffice2007みたいな、ユーザーが求めてもいない製品を使わされるのにうんざりしてきた。Linuxだからなにもかもいいとはこれっぽっちも思わないけれども、カスタマイズの余地がものすごくあるので、昔、パソコンを自作し始めたころのような楽しさがある。

あ、徳間書店さんの「SF Japan 2009 SPRING」に短篇が載ります。とんでもなく豪華な執筆陣の中でちょっとびびってますが(苦笑)。「福音の少年」とはかなり違う傾向のお話です。よろしくです。

【OS】Windows7とubuntu、どっちがいい?その2

2009年02月01日 15時08分43秒 | パソコン・デジモノ
というわけで、サブマシンのThinkpadX61はこんなになってしまった(笑)。
せっかくubuntuを使うのだから、最初くらいはモチーフのアースカラー中心にデスクトップをまとめてみた。
壁紙は有名なubuntuの夜明け、デフォルトは上下にメニューが出てて暑苦しいので、下のメニューを削除して、OS Xのドックのふりをするcairo-dockというアプリを入れてみた。

結構画面効果を使っているが、普通に使う分にはVistaよりもはるかに軽快だ。もともとサブマシンの役割はEvernoteでメモを取ったり資料を整理したりといったことなので、全然これで不自由はない。インストールしただけで無線LANもサウンドも普通に使えるようになった。Youtubeはもちろん、「ニコニコ動画」もオーケーである。

DELLが地味にプレインストールマシンを売り始めたし、そのうちubuntuが日本でももっともっとシェアを伸ばすんじゃないかと思う。

ただ、やはりハードウェアのサポートは足りない。今回はThinkpadの輝度調整が動作していないようだ。取り合えずBiosレベルでLCDの輝度を最大にして使っているので、バッテリの持ちが悪い。しかし四月にはにバージョンアップするそうだし、しばらくはこれでいきたい。

ノートPCの様子に気をよくした私は、デスクトップの空いたパーテーションに入れることにした。
Linuxはたいていノートよりデスクトップの方がインストールは簡単だ、あえて枯れたパーツでサーバーを何本か立てた私はそう思っていた。

・・・ところが、これが大きな間違いであった。
以下次号。

【OS】Windows7とubuntu、どっちがいい?

2009年02月01日 07時42分18秒 | パソコン・デジモノ
久々の更新。
現在、まだまだ短篇のお仕事継続中。完了したら告知したいです。

さて、PC関係の話題。
いま現在、メインで使用しているPCは、デスクトップのAT互換機がWinXP homeで、ノートPCのThinkpadX61が買ったときのままのVista home basicだけど、これにそれぞれ、Windows7(試用版)をインストールしてみたーみようとした。

まず、サブのノートPCにアップグレードインストールを試みた。で、当然のごとく指紋認識や無線LANなどすべてのドライバがきちんと組み込まれ、正常に動いたし、アプリもほとんどが動作した。…IE8を除いては。safariすらサクサク動くのに、IE8だけが起動と同時にクラッシュする。IEはあまり使わないけど、そのブラウザがそのノートパソコンでウィンドウズを使うほとんど唯一の理由に近い、これだと困るのだ。
いろいろやっているうちに、アップグレードインストールのせいか、ますます調子が悪くなっていく。
やむなくクリーンインストールを試すことにする。
もちろん今度はちゃんとすべてが動いた。
いろんな人が書いているように、Vistaと比べるとかなりきびきび動くようになっている。
相変わらずデスクトップに新味もオリジナリティもないけれど(7のGUIはOS XとKDEのいいところをいただいたような感じだ)これなら製品版が出たら買ってもいいなと思えた。
ところが、本格的に仕事に使おうと、NAS(ネットワークにあるハードディスク)から大量のファイルをコピーし始めた途端、まるでWindows98時代を思わせるような不細工なブルースクリーンが。何度やっても同じだった。クリーンインストールして数時間もしないのに、である。
所詮ベータ版だからか。しかしネットの評判に比べるとこれは…。

Windows7のインストールそのものは早い。設定が完了するまで74回再起動をするというWinNTと比べると鈍行と新幹線のように違う。
しかし、なんとなく気持ちが萎えた。
そこで、せっかくHDをフォーマットしついでに、新しいOS、これもネットで評判のubuntuを試してみることにした。
ubuntuはLinuxのディストリビューションのひとつである。
isoイメージをCDに焼いてノートを起動し、さくっとインストール。早い。これほどインストールが簡単だとは。
むかし、参考書を片手に、古い自作パソコンにDebian GNU/Linuxの2.2を入れて妻のネットショップ用のオールインワンサーバーを立てたことがある。もちろんサーバーとデスクトップ用の設定とくらべちゃいかんが、viでconfファイルをいじらないで、日本語も含むおもな機能が簡単に使えるのに驚く。
世の中、進歩してるんだなあ。
ここはデスクトップに特化して瞬く間にユーザーを増やしているubuntuを褒めるべきか。

ちょっと眠くなってきたので、以下後編へ続くってことで。








未来の新聞?

2008年12月13日 20時43分52秒 | パソコン・デジモノ
シカゴ・トリビューンの経営破綻や国内大手全国紙の赤字などが報道されたりして、どうも新聞が大変なようだ。

そんな中で、iPhone や touchで新聞が読めるアプリの事を知った。

早速使ってみる。
慣れてみると実際に新聞を読む感覚に近い。このごろ老眼ぎみなので(笑)、実物の新聞よりも読みやすく感じるほどである。

このアプリ(新聞の購読料?)が無料なのだから、産経新聞には感心した。「産経新聞だからできる」という言い方もあるかもしれないが、これはこれで未来の新聞のあり方として、十分アリだと思った。

もしこのサービスが有料だったら、どうだろう。いくらまで出せるか?と自分に問うてみる。
家族では読みづらい(実質一人専用)とか、読むためのデバイスが必要であるといった点から、月三千いくらってのは無理。そうですね。月千五百円までなら。