加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【液晶ディスプレイ】執筆の効率を上げたいな大作戦その1

2005年07月31日 12時40分10秒 | パソコン・デジモノ
FP91V+ 液晶モニター

ベンキュージャパン

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ここのところブログの更新が止まっているのは、忙しかったから・・・でもない。
ちょっといろいろあって、なんとなくおっくうになっていたのだ。

昨日の土曜日、注文していた液晶ディスプレイが届いた。いま非常に売れているベンキューのFP91V+という19インチ液晶ディスプレイである。
いまのところ、自作AT互換機にデジタル接続している。テレビチューナーや動画を観てみたが、確かに残像は感じられない。仕事用には向かない光沢液晶だが、気になる映り込みもそれほどではなかった。

アナログRGB側が空いているので、これにインテル製のデュアルコアCPUが載ったマックをつなぐのを楽しみに、四冊目の本と「福音の少年」シリーズ以外の小説の仕事をしよう。

25日に出た「歌う錬金術師」、さいわい、ある程度好評のようだ。シリーズも三作目、ここらあたりからファンタジー小説シリーズとして、もっとひろく認知されるようになったらいいな。
そのためにも、シリーズ4冊目、がんばろうと思う。

プールサイドで聴く名曲「スマイル」

2005年07月24日 15時36分38秒 | 音楽・映画のこと
スマイル
エルヴィス・コステロ, ジョン・ターナー, ジェフリー・パーソンズ
ユニバーサルインターナショナル

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午前中、息子と市民プールに行った。
この数日、 一行も書けていなかった。パソコンに漫然と向かっているより気分転換をしたほうがいい。そう思って行ったのだ。
流水プールでだらだら遊んでいると、「スマイル」がかかった。ヴォーカルは無かったが、ドラマの主題歌にもなったエルヴィス・コステロの名唱とアレンジがおなじだった。

プールサイドのスピーカーから、名曲が割れてわんわんと響く。

ああ。これが「スマイル」だな。
と思った。悩んでも、焦っても、ゆったりとほほえんでいても、時間は過ぎていく。

【福音の少年】歌う錬金術師、献本の梱包を開けるとき

2005年07月23日 21時12分48秒 | 本のこと。
おととい、ぺんぎん書房さんから宅配便が来た。わたしの新作「歌う錬金術師 ~福音の少年~」の贈呈用の10冊だった。
梱包を解いて、中身を出す。これで三度目だが、いつも新鮮な驚きを感じる。帯の付いた真新しい本が10冊。それも自分が書いたのだ。ちょっと、信じられない。いつのまに書いたんだろう? と思う。

パラパラとページをめくる。中臣さんの挿絵を見る。楽しい。
次の朝、サインをして、あげるべきひとにあげた。

その夜。自分の本を読む。途中で眠ってしまう(笑)。いや、退屈なわけじゃないのよ。この長編小説のために弁解すると。チェックしながらだし疲れていたし、なんといっても、あらすじ知ってるから。しょうがないじゃないですか。

増刷がかかるかどうか(どうかばんばん増刷できますように。パンパン)わからないが、ひたすらチェックをする。土曜日、家事をすませながらチェックしてみる。
すきなシーンを読み返す。なんども読み返す。はぁぁぁぁぁ~。

へたないいまわし。・・・書いたひとの顔が見たい。顔を洗って鏡を見る。

月曜日は発売日。ちょっと所用で出かける事があるので、本屋さんに寄ってみよう。
三冊ならべてポップ書いてくれてる本屋さんがあるといいな~。写真撮ったりして。

以上、ひとりごとでした。ブログらしかったですか?

【福音の少年】「歌う錬金術師」雑誌広告

2005年07月20日 21時24分29秒 | 公園のつぶやき。
来週出るわたしの本、「福音の少年」シリーズ最新刊「歌う錬金術師」の雑誌広告をはじめて見た。
「世界初の完全無料WEBコミック コミックシード」の8月号の最後のページである。
そうか、題字を右にしたほうが座りがいいなあ、さすがプロと関心してしまった。

【福音の少年】「歌う錬金術師」公式サイトを更新。

2005年07月19日 09時07分58秒 | 本のこと。
「福音の少年」シリーズのイラストを担当してくださっている中臣亮さんからファイルをいただいたので、福音の少年 公式サイトを更新した。

「歌う錬金術師」の表紙そのものはまだもらっていないので、題字と著者名はわたしが入れた、いわば暫定版である。装幀のプロが仕上げた完全版まで、これを掲載したい。

クリックして、専用コーナー見ていただきたい。
歌う錬金術師 公式ページである。

どうですか? いいでしょう? この絵。
主人公、御厨恵の表情がいいし、画面の雰囲気も好きである。
個人的にはこちらが表紙でもいいような気がします。

ともあれ、もうすぐ発売です。お楽しみに!

三連休、書いて書いて書きまくってみる。

2005年07月17日 21時10分44秒 | 公園のつぶやき。
といっても、400字詰め原稿用紙でたかだか10枚あまり。たいしたことはない。

問題は、平日に5枚づつ書けないか、ということである。
そうできれば、三ヶ月~四ヶ月でそこそこの長さの長編小説が書けるわけだ。

自分を過信してはいけない。だが、信じてやらないと先に進めない。

あと三時間ほど書いて、酒でも買いに行こう。

【おんがく】さよなら、ソニー・ロリンズ。引退公演の話。

2005年07月11日 22時21分54秒 | 音楽・映画のこと
ソニー・ロリンズ、日本で引退公演 (日刊スポーツ) - goo ニュース

このあいだ、名作「サキソフォン・コロッサス」の事を書いたかと思ったら、こんなニュースを目にした。やはり、さびしい。

70年代以降の活動は、評論家やコアなジャズファンの評価は低かった。しかし、わたしは明るくおおらかなロリンズのサウンドが好きだ。「イズント・シー・ラブリー」はスティービー・ワンダーの元歌よりも、ロリンズの演奏の方がぜったい、いい。

二十年ちかく前に松山公演に出かけてから、生のロリンズを見ていない。引退公演、行きたいな。

【パソコンテレビ】「ギャオ」の「ピッチブラック」で口直しする。

2005年07月10日 19時36分09秒 | 音楽・映画のこと
スター・ウォーズのEP3がある意味予想通りの出来だったので、無料動画 パソコンテレビ ギャオで、「ピッチブラック」という映画を観た。
「リディック」という巨費をかけたSF映画の地味な第1作という知識しかなかった。期待しないで観たら、とても面白かった。
長周期の日食による夜というアイデアはアジモフの有名な短編からもらったものだろうが、暗闇でも目が見える殺人犯「リディック」とからめたサスペンスがいい。
おすすめ。ギャオの映画は無料だが期間限定なのでお早めに。

【映画】「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」を観て、正直な気持ちを書く。

2005年07月09日 19時32分48秒 | 音楽・映画のこと
今日、息子と「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」を観に行った。
先行上映をやっていたとき「宇宙戦争」を観てしまうという失敗をやらかしたわたしは、その「宇宙戦争」を撮ったスピルバーグが、新三部作の中でいちばん出来がいい、と言っていたことを思い出しながら、朝一番の回に息子と並んでいた。

「エピソード4 新しい希望」は、昔、京都の二番館で観た。封切りで観なかったのは、その第1作だけだった。あとは封切られるたびに劇場に足を運んできた。
だから、いわゆるリアルタイムで、このシリーズにつきあってきた。

で、その感想である。

ひとことで言って、つまらなかった。個々のシーンは相変わらずすばらしい。金もかかっている。史上最高の「絵としてのSF/スペースオペラ」を魅せてくれる。だが、EP1,2で散々指摘された欠点はそのままである。EP3が若干評判がいいのは、これで映画シリーズは終わり、という感慨がプラスに働いているだけなのではないかと思う。ルーカスはもう映画の監督はしないそうな。それがいいと思う。
スター・ウォーズは旧三部作、いや厳密に言えば「テディベア大戦」は除いて、エピソード4と5だけでいい。そのことを確信した。

スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX

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金曜日の朝、くもり。

2005年07月08日 04時55分39秒 | 公園のつぶやき。
いま、朝の4時40分。
風邪気味だったので葛根湯を飲み、昨日の夕方から眠り続けた。
ロジャース/ハマースタインの「マイ・フェイバリット・シングス」のサビ、「When a dog bites,When a bee stings」のところを鼻歌で歌いながら、朝風呂に入った。

雀が鳴いている。
耳を澄ませる。
ふしぎだ。チュンチュンという鳴き声の向こうに、ゴオオオオという微かな地鳴りのような音が聞こえる。
地球の自転の音だろうか、などと考える。
自転の音というのはある、しかし、地球上の生物はその音を意識しないようにできている、という言葉を思い出した。

映画「宇宙戦争」を見てあれこれ思う。

2005年07月03日 01時01分55秒 | 音楽・映画のこと
映画のレイトショーに行ってきた。
宇宙戦争」(吹替版)である。わたしは、吹替派だ。物語に集中できる。字幕を追うのに疲れない。
「ロード・オブ・リングス 旅の仲間」のように字幕に不愉快な思いをしなくてすむ(「戸田語」にはうんざりだ)。

肝心の映画の出来だが、ドラマとしてはまあまあで、SF映画としてはあまりよくないと思った。というか、原作およびジョージ・パルの映画の古典的な枠組みを借りて、トム・クルーズ扮する父と子どもたちを描きたかったのだろうから、これでいいのかもしれない。

宇宙人の侵略目的(の描写)が中途半端である。とくに、赤い植物や吸血のシーンなど、単にスピルバーグらしい「イケズな光景」のためにこじつけたようで、論理的に弱い。そもそも人類を「駆除」して赤い植物を栽培したいなら、効率の悪い三足歩行兵器でチンタラやらんでもいいではないか。生き血を肥料にするというホラー映画まがいの設定がなんの役にたつのだ?
原作の時代から遙かに進歩した兵器が存在する現代に、そのまま巨大な歩行兵器を登場させたから、どうも無理がいったような気がする(ジョージ・パル制作の初代宇宙戦争は当時の特撮技術では、原作を再現できないので、空飛ぶ円盤型になったときく。それであの秀逸な円盤のデザインが生まれたからけがの功名というべきか)。
ウエルズの原作の背景には「ヨハネの黙示録」があり、文学的な必然性があると思う。映画は結末も含めてそこらへんが引っかかった。

わたしの想像なのだが、ウエルズの原作を現代化するために、トマス・M・ディッシュの傑作SF小説「人類皆殺し」の要素を加えたのではないかと思うのだが(クレジットにはなかった)、どこか食い足りない。それならいっそ、宇宙人に関する余分な描写を省き、結末もディッシュの小説寄りに変更したらどうだろうか?スピルバーグほどのひとなら結末が「それ」でも予算はつくのではないだろうか?

個々のシーンはいい。子どもの観客が悪夢を見そうだ。
家の真上に散乱したジェット機の残骸、川を流れてくるおびただしい死体、遮断機が下りて燃えさかる列車が通り過ぎる、転覆するフェリー、容赦なく殺人光線を浴びせるトライポッド。人の悪い、怖いシーンが連続する。

だが、それだけである。人間ドラマはまあまあいい。役者も子役を含めてすばらしい。だが、娯楽SF映画としては「インデペンデンス・デイ」の方が設定も含めて、好きだ。ああ、単純な人間だと思ってくれて結構です。いいじゃねーか、おんなじうちゅーじん攻めてくる話なら、スカッとする方が。

宇宙戦争

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インデペンデンス・デイ

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【福音の少年】シリーズ三作目、「歌う錬金術師」新刊案内

2005年07月01日 23時41分14秒 | 本のこと。
ぺんぎん書房の新刊案内に、今度出す本「歌う錬金術師」の紹介が載ったので紹介しておきます。
イラストも載っていますが、書かれているとおり、このまんま実際の表紙になるとはかぎりません。
内容に触れてしまう、つまり出る前からネタばれになってしまうといけないので、コメントはしません。が、なかなかサワヤカな感じのイラストになりましたね。いやあ。
予定通り7月25日発売といけばいいのですが。お楽しみに。