加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

本屋さんでぶらぶら買い物~昨日買ったマンガたち。

2006年01月29日 15時22分13秒 | 本のこと。
土曜日、久しぶりに本屋に行った。
執筆の仕事に使う本はほとんどアマゾンで買うことにしているから、月に二三度しか足を運ばない。

娘と妻に、下の「小早川伸木の恋」を買ってくるよう頼まれたのだ。テレビドラマを観ていて読みたくなったそうだ。

小早川伸木の恋 (1)

小学館

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で、マンガ売り場をぶらぶら歩いていたら、佐々木倫子さんの新作を見つけたので、手に取ると、なんと原作付きの「鉄道ミステリ」!
いや、知らなかった。マンガ雑誌は「少年ジャンプ」しか読まないので疎いのだ。
さっそく買った。

月館の殺人 上 IKKI COMICS

小学館

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つぎに見つけたのは、これ「蒼天航路」の最終巻。買わないわけにはいかないでしょう?

蒼天航路 36 (36)

講談社

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家に帰って、家族揃ってマンガを読む(息子はニンテンドウのゲーム雑誌)。

小早川伸木は、娘が面白いというのでパラパラめくっただけなのだが、いかにも柴門さん流のほろ苦いドラマって感じである。全巻揃ってから借りてゆっくり読むことにした。

「月館の殺人」は、シリアスかと思えば、いつもの佐々木倫子ワールドでした。
いやー、こんなにミステリマンガで笑ったのははじめて。楽しい。
綾辻さんの原作は読んでいないが、ミステリとしてはディクスン・カーというかカーター・ディクスンなのかな?
あまりに語り口が面白くて、Who done itに興味が向かない。というか、このメンバーの誰が犯人でもいい感じ。
とにかく下巻が楽しみだ。雑誌の連載は続いているようだが、「ヘブン?」もそうだったけど、単行本でまとめて読みたい。首を長くして待ってよう。

そして「蒼天航路」最終巻。曹操が死ぬ。
33巻だったか、作者後書きに「関さんがプロットを破壊している」と書いてあったとおり、関羽が終盤をかき回した感がある。でも、三国志においては、関羽はそれだけの存在だろう。

ラスト。蒼天を突き抜けて飛翔する曹操の魂。そして、最後のセリフ。

・・・ああ。よかった。
第1巻から、このマンガにつきあうことができて、ほんとうに、よかった。
横山光輝の「三国志」はもちろんすばらしい。偉大だと思う。だが、王欣太の「蒼天航路」はまったく新しい「三国志」像を造り出したエポックメイキングな傑作だと思う。なによりもいいのは、このマンガはすばらしくマンガであるということ。
漫画史に残る名作だと思う。


あ。マンガばっかり買ってるな。自分。

尚武のこころ。ウルフルズ「サムライソウル」

2006年01月28日 01時32分27秒 | 音楽・映画のこと
尚武というのは熟語である。辞典に載っている。

武道・軍事などを大切なものと考えること。  <大辞林>

だそうだ。その名は、神道やら武士道が好きな叔父がつけた。
ところが、そんな名前をもらったのに、ぼくは、小説などという女々しい(侍からみれば)ものをこうやって夜中まで書いている人種になってしまった。

ウルフルズというバンドは、iTMS-Jのせいで株が上がったアーティストなんじゃないだろうか?ご存じのように、iTunesのストアは某レーベルが参加していないため、JPOPが弱い。したがって、いまいるアーティストの中でも知名度のあるこのグループがひどくプッシュされているような気がするのだ。

サムライソウル
ウルフルズ, トータス松本, 伊藤銀次
東芝EMI

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でもって、このEPをiTMS-Jで買ってしまった。600円だった。

「サムライソウル」がいい。

これ以上ないほど、素直な、純粋な詩だと思う。
現代の、男の、尚武のこころである。

魂が熱くなる。

むしろまだ日本で生産していたのかというオドロキ。

2006年01月26日 00時22分02秒 | パソコン・デジモノ
続いてもうしわけないけど、こんなニュースが。

<ソニー>ウォークマンの国内生産撤退へ 200人を削減

CDとMDウォークマンということだから、iPodと競合するシリコン/HDプレーヤーのAシリーズはすでに国内生産をしていなかったのだろう。

製品そのものは続いていくわけだから、カメラやフィルムの記事のときのようなさびしさは感じない。むしろ、この分野のものを、まだ日本で生産していたということに驚いてしまった。

CDプレーヤーはさておき、MDはどこで作ってもだめだろうと思う。
PCを自由に使えない中高生くらいにしか市場はないのではないか?


なぜメーカー名を公表しないのか?センター試験のヒアリング

2006年01月23日 00時01分35秒 | パソコン・デジモノ
大学入試センター試験にヒアリングが必要かどうかは別に議論する必要があるだろう。だが、21日に起きたICプレーヤーの故障などによって試験が正常に受けられないという件に関しては、もっといろんな面で報道されるべきじゃないだろうかと思う。

とくに、なぜ、このICレコーダーのメーカー名を公表しないのだろうか?
下の記事にあるように301会場で453名、うち機器のトラブルが95パーセントというのは馬鹿にならない数字だと思うのだが。どうだろう?

リスニング不具合、構わず続行5件…センター試験

みずほ銀行や東証のコンピュータのトラブルの際にはシステムベンダの名を報道していた。銀行や証券取引所の社会的な重要度にくらべれば、センター試験の一科目の、ごく一部の不具合などたいしたことないものかもしれない。

だが、マスコミが犯罪被害者の実名報道を求めたときの熱意とくらべると、どうもいまひとつ煮え切らない感じがするのはわたしだけだろうか?

【ゲーム】SFでピンボール!「メトロイドプライムピンボール」

2006年01月21日 14時51分15秒 | 音楽・映画のこと
執筆の息抜きに、と思ってメトロイドプライムピンボールを買った。
無料のものや体験版などをのぞくとピンボールゲームをやるのはファミコンピンボール以来だ。ファミコンピンボールはもう、サルのようにやった。最高得点は何点だったろう、とにかくやりこんだ。

メトロイドプライムピンボール

任天堂

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でもって、このゲームについて。
グラフィックと音楽はすごい。DSでここまでやれるか、という感じである。台は動かないので、見た目のCGの質感をあげやすいのだろうが、携帯機でここまでのゲームをできるのはうれしい。

最初やってみる。なんか「敵」がいるピンボールは新鮮。ピンボールのボールはもちろん「サムス」である。だから体力があって、攻撃を受け続けると落ちなくてもやられてしまうのだ。

最初、Aボタンと十字キーで少しやったが、LとRの方が雰囲気が出るのに気づき、それで練習している。
だめだ50万点もいかない(汗)。

合間にぼちぼちやろう。
振動パック(過度に期待しないように)が付いてこの値段ならすごーくお買い得だと思う。


そういえばピンボールの実物はファミリー温泉ぐらいでしかみかけないな。

ミノルタカメラの思い出。

2006年01月19日 20時54分32秒 | パソコン・デジモノ
ニコンの記事を書いたところで、こんなニュースを目にした。

老舗カメラブランド姿消す コニカミノルタ撤退

ショックというほどではないが、これは、ちょっと寂しい。

ぼくが最初に買った一眼レフが、「ミノルタX700」だったからだ。82年か3年だったかしらん、ふいに写真を趣味にしたくなって、ずいぶん無理してボディやらレンズやら購入した。

数年ほど花弁やら廃墟やらモデルに提げて行った。

だが、生来のめんどくさがりやで、楽しさよりめんどくささの方が大きくなっていった。ある時、撮影旅行に行ったあと、DPEに出さなかったのを境に押し入れに放り込んでしまった。
挫折したのだ。

だから、ここで格好良く「思い出の愛機」なんてことを切々と語る資格はないのだ。だって今も仕事机の向かいにある納戸の中で埃まみれになっているのだから。


同社はデジカメにシフトするのが早かったような印象があるが、収益性の高いデジタル一眼レフに参入するのが遅れたのが響いたようだ。
いろんな意味で、日本の製造業は大変な時代を迎えていると思う。

「ライブドア」って「何屋」さんなんだろう?

2006年01月19日 00時44分24秒 | 公園のつぶやき。
今日は株式市場が大変なことになっていた。
具体的なことは今後の捜査と報道を待つことにして、昨日にから今日にかけて思ってたことを書いてみる。

書くのが恥ずかしいのだが、「ライブドア」って何屋さんなんだろうと前から思っていた。

無料のプロバイダや、ポータルサイトをやってるのは知ってる。弥生会計を買収したので、ソフト会社の親会社なんだろうなとは思う。

だが、本社のライブドアが何かを売って(もちろん形に見える製品とは限らなくて無形のサービスも含む)、その利益で会社を運営しているっていう感じが希薄なのだ。
売れるとはとうてい思えなかったLindows(Linspire)の販売権を持ってた会社?



ここで高尚げに「虚業」なんて言葉を振りかざすつもりはない。素直に疑問に思っていたのだ。

ホリエモンのキャラも、どこか無理しているようでテレビで観るのはあまり好きではなかった(美人秘書はウラヤマシイ)。


告白すると、わたしにとって「ライブドア」とは、洋ゲーを日本語マニュアルを付けて売る会社である(まあ、ローカライズもあるんだけど)。

http://game.livedoor.com/pkg/

儲かるような商売じゃないと思うが、なんとなく印象にある。
いや、別に洋ゲーするのならここの商品になったもの買わなくてもいいので、購入したことはないのだが。

いかん。気の利いたことを書こうと思ったのだが、アホなこと書いてしまった。すんまそん社会派ぢゃなくて。

天才に酔った夜。ジャコ・パストリアス

2006年01月18日 01時21分32秒 | 音楽・映画のこと
昨日、前から欲しかったウェザー・リポートのDVD、YOUNG UND FINE LIVE!を入手したので、画面の隅で小さくして観ている。

画質は悪いが、とにかく天才ベーシストのジャコが弾きまくる。すばらしい。
そういえば、ワード・オブ・マウスビッグバンドで来日したNHKの中継ビデオをすり切れるほど観てたなあ。

月並みな感想だけど、やっぱりすごいよ。ノリといい音色といい、音楽に表情があるような。

ドラムのアースキンとの組み合わせはスリリングだ。ザヴィヌルやショーターほどのひとがかすんで見える。

ワード・オブ・マウス
ジャコ・パストリアス, ハービー・ハンコック, ヒューバート・ロウズ, ウェイン・ショーター, マイケル・ブレッカー, トゥーツ・シールマンス, ジャック・ディジョネット, ピーター・アースキン, ボビー・トーマスJr., ドン・アライアス
ワーナーミュージック・ジャパン

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そういえば、レコードではもちろん持ってるけど、CDじゃ持ってなかったな。買おうかな。

ニコンカメラとコダクローム。

2006年01月15日 00時08分07秒 | パソコン・デジモノ
ふとこんな記事を見つけた。

ニコン、銀塩カメラを大幅縮小(Itmedia News)

そうじゃないかと思っていたが、銀塩カメラの市場は縮小しているんだなあ。
しかたのないことかもしれないが、なんとなく寂しいような気がした。

ニコンというと、ぼくは、ポール・サイモンの詩を思い出す。

こんな詩。

Paul Simon Lyrics "Kodachrome"

少しだけ引用してみよう。

Kodachrome
They give us those nice bright colors
They give us the greens of summers
Makes you think all the world's a sunny day, Oh yeah
I got a Nikon camera
I love to take a photograph
So mama don't take my Kodachrome away


どうですか?光景が浮かんできそうでしょう?
日本製の大きなカメラを首にかけた、ちょっとオタクっぽいアメリカ少年の姿が見えるようだ(歌の方では「~ナイコン・キャメラ」って聞えるけども)。

(コダクロームというのは世界で最初のカラーフィルム。
参考までに 
■山田祥平のRe:config.sys■コダクロームが残した色
写真家のキャパのカラー写真展にからんだエッセイ。)

レコードにしたって、銀塩フィルムにしたって、それらを淘汰させたデジタルの仕組みをわれわれは便利に使ってるわけで、感傷的になるのもへんだけど。

"MacBook" PROねえ・・・。

2006年01月14日 00時19分55秒 | パソコン・デジモノ
こんな記事を見つけた。

「MacBook Pro」という名前はダメなのか--アップル製ノートPCに対するブログ界の評価

そうだな。このCNETの引用してる記事に賛成。PowerBookがかっこいいとは言わないけど、この歴史のある名前を捨てるほど魅力的な名前とは思えない。
そら、まあ、わかりやすいというか、身も蓋も無いっていうか。

PROってのがねー。

ところで、Windowsとのデュアルブートのことはどのメディアも触れていないような気がするんだが、どうなんだろうか?
いや、MSオフィスや、iPaqとのシンクロぐらいならVirtualPCでじゅうぶんなんだけど、これだけ強力なGPUを積んでるんだから、豊富なWindows用のゲームしたいじゃないですか。それこそMacOS XでDirectXをサポートでもしないかぎりIntelMacネイティブのゲームがそれほど出るとは思えないし。

うーむ。

とはいえ、先立つものがない。きっぱり無い(笑)。


いかん、だらだら起きている癖が付いてしまった。週末ごとに目標を立てないと。
そんなわけで、あと少し執筆して寝ます。

じゃ。

いきあたりばったりな小説作法。

2006年01月12日 00時56分59秒 | 公園のつぶやき。
こんばんは。今夜も起きてます。
いま、ちょっとあんまり構想を練らないで長編小説を書き始めたことに気がついて(笑)、もう一度話を整理すために、梗概(あらすじ)を書いていました。

以前このブログにも書いたけど、着想を練るのはOnenoteで、プロットはWORDのアウトラインモードで、資料整理はEXCELでやってます。

とりえあず、いまはWORDでいままで書いた分量を自分で要約してみました。つまり、あらすじを書いた創作メモから本文へ、そしてまたあらすじへと、インスタントラーメンにお湯を注いでまた乾燥させるようなことをやってみてます。

シーケンシャルに時間が流れていく福音の少年と違って、ある程度時間を前後させた小説なので、流れを整理するつもりでした。

もうちょっとしたら、寝ます。

あ。なんか、作家っぽいブログ? いや、ちがうな。

今年はいい年でありますように。ケムール人とともに過ごす成人の日

2006年01月09日 18時09分31秒 | 音楽・映画のこと
あ。どうも。
いえ、個人的にいろいろあって、ブログを更新できませんでした。個人的なことを書くのがブログなのかもしれませんが、ここで書くようなことでもないと思って。

三連休、執筆の方は控えて、構想を練ってました。以前、書いたかと思うけど、MicrosoftのOnenoteというソフトで、メモをとり、線を引いたりして、プロットを練ってました。福音の少年シリーズではありません。予定した枚数とのかねあいで、どこまで書くか、ちょっと迷いが生じていて、やっぱり小説はまだまだ修行が足らんななどと思いました。

息抜きに、「ウルトラQ」のDVDを観ています。
ウン十年ぶりにケムール人の出てくる「2020年の挑戦」を観たら面白いのなんのって。年がばれそうですが、最初にテレビで観たときは夢にみるほどひたすら怖かったんですが、今観ると、軽快でコミカルな演出とシュールな絵が連続する、ウルトラQを代表する傑作だと思います。

7本あるうちの第五巻は傑作ぞろいなので、一巻だけ観てみようと思うひとは、ぜひこの五巻をレンタルか購入されることをおすすめします。

DVD ウルトラQ VOL.5

ハピネット・ピクチャーズ

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