加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

年末の山頭火。

2006年12月31日 18時02分08秒 | 公園のつぶやき。
おお、大晦日になってしまった。
娘と買い物に行き、休憩しているところ。

以前から百円ショップに売ってる本を買ってみたかった。
今日、たまたま買ってみた。
「種田山頭火」と「中原中也」と「萩原朔太郎」。

いや、もちろん若い頃読んでるし、文庫も持ってるけど、某100円ショップのは活字が大きいので気に入ったのだ。
わたしは、詩集を読むのが好きだ。
短い間に少しずつ読めるのがいい。
でもって、その山頭火の句集からこの時期にちなんだものを。

誰か来そうな雪がちらほら

ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない

何もかも雑炊としてあたたかく

そんなわけで、今年もあと数時間。2006年も、この更新の少ない、とりとめもないブログにお越しくださって感謝。
来年もみなさまにとってよい年でありますように。


ここにこうしてわたしをおいてゐる冬夜

【げーむ】歌を忘れたおじさんへ。「時雨殿」の午後。

2006年12月23日 15時01分11秒 | ゲームのこと
何年に一度って感じの大風邪をひいてしまい、2日半寝込んでいる。
おかげで忘年会をひとつすっぽかすことになってしまった。

土曜の朝もしんどくて寝ていると、長男がゲーム屋と本屋へつれていけという。
しかたないので、マスクをして出かける。
以前にも増してXBOX360に勢いが出てきたような気がする。隣のPS3の棚に比べると、だが。
アマゾンで予約をしていたのに発売日に届かなかった(実は今も届いていない)「ロストプラネット」を横目に、DSの棚を物色していると、おもしろそうなものがあったので、つい買ってしまった。

タッチで楽しむ百人一首 DS時雨殿

任天堂

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いや、楽しい。これはいい。
わたしはもともと「和歌」が大好きである。どれも文庫だけど、古今和歌集や新古今、万葉集を持っている。もちろん百人一首も「王朝秀歌選」と一首ごとの脚注本を持っている。
が、しかし。
歌を暗唱できないのだ。読み込みがたらないといえばそれまでだけど、ほんとうに歌を憶えていない。憶えられない。
この任天堂の百人一首を題材にしたゲーム(あえてゲームという)は、ゲームを楽しみながら百人一首をおぼえる(強くなる)ことができる。

風邪薬を呑んで横になりながら、気がつくと夢中になっていた。
簡単な京都案内もついているこのソフトは、文化振興のために任天堂の山内会長が京都に建てられた施設「時雨殿」の名をとっている。ちょっと行きたくなった。

【ボクシング】くそつまんねえ試合だ。

2006年12月20日 21時09分05秒 | 公園のつぶやき。
なにが悲しいって、つまんねーボクシング中継を最後まで観た自分の馬鹿さが悲しい。
夕方頃から咳が止まらず、風邪薬を飲んで観ていたんだけど、途中であくびが出た。
ほとんど拷問に近い弟の「歌謡ショー」(B'Zファンも浮かばれまい)も我慢した。
悪名高いTBSの引き延ばしも我慢した。
風邪でしんどいのも我慢した。

「胃ガンの小学生美談」(医学的にあり得ない)やレンタカーナンバーのHammerや黒人のノリのヘヤースタイルはご愛敬である。あーだこーだ言ってもしょうがない。

しかし、この試合は「凡戦」以外のなにものでもないと思う。ボクシングは素人だけど、原因は挑戦者ランダエタ選手のやる気の無さだろうと思う。前回とスタイルの変わった亀田に調子が狂ったという言い方もできるんだろうが、そもそもあのスタイルが現代ボクシングの主流でしょう?

TBSのアナウンサーの「ひだりーっ」という絶叫も辟易した。
何度かのラッシュに見えるシーンも、ぴんぴんしてるやん、相手。
確かに手数は圧倒的に亀田が多いけど、パンチ力無いのんか、コイツ。

あー、ほんとむかつく。

ところで、くそ多いCMを観ていて気がついたけど、○○弁当を発売していた「ロー○ン」や専属契約していた「ナ○キ」とか、パチンコの○○はどうしたん?
しれっと降りたん?

おのおのがた。ご油断めさるな。

2006年12月14日 23時07分16秒 | 公園のつぶやき。
XBOX360の「ブルードラゴン」で遊んでいたら、いつのまにか一週間ブログ書いてなかった。そういやあ、書くことを考えてなかった。

いかん、執筆もオロソカになってる。週末にかためて書こう、なんて思ってる。
今年中にめどをたてたいプロジェクトが手つかずになっている。

一年もあと少しなんだねー。
よく考えると。

本は一冊も出してないけど、なんだか、いろんな出会いのあった一年だった。
来年はもっと「おもしろい年」にしたい。

今時「忠臣蔵」はまったく流行らないけど、14日というと討ち入りである。
わたしはこの話が嫌いなので、TVとかでやらなくなったのはありがたい。
ネタ切れなのか、吉良上野介が雪の中、舞いだすヤツもあったな。嫌いなのになんで見てるんだろうかしらん。

年末年始のスケジュールを調整中。

このブログも年内あと何回更新できるだろうか。

今年の紅白はあまりのショボさにかえって見ようかという気になってる。
亀田ケンカ祭りは結果だけ楽しみ。

また一年、年を取った。

【げーむ】「あおいりゅう」は「赤い竜」より前。「ブルードラゴン」

2006年12月09日 11時33分38秒 | ゲームのこと
買う予定はなかったのだけど、一部のネットの評判につられて、「ブルードラゴン」を買ってしまったのだ。

ブルードラゴン 特典 「オリジナルマウスパッド」&「フェイスプレート カスタマイズシール セット」付き

マイクロソフト

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ふだん、RPGというものはほとんどしない。これだけゲームをやっていても、クリアしたRPGは片手で数えられると思う。
買ったのは、特製マウスパッドの付いているやつ。
鳥山先生の描くドラゴンはすばらしい。
こんどのドラゴンはシェンロンと違って、怖いながらもちょっと愛嬌がある。
このドラゴンは主人公の影になって活躍するのだが、戦闘に勝利したとき主人公と一緒に親指をぐっと立てるのだ。その表情がすごくかわいい。
正直、主人公のキャラデザは地味(アラレちゃんの通行人クラス)だけど、このドラゴンの魅力が大きい。
まだまだディスク三枚組の一枚目。しかし、グラフィックは最高だ。
システムにはさして驚きは無い。FFやドラクエのナンバリングタイトルの一つであったとしても違和感はないほど。
クリアしていないので、ストーリーうんぬんには触れないけど、いまのところサクサク進んでいる。ちょっとしたことだが、アイテムが異様に多い。いわゆる宝箱もそこらじゅうに落ちているけど、Aボタンをおして「調べる」コマンドを実行すると、いろんなところにいろんなものが隠されている。けっこうおもしろい。
年末年始の息抜きのお供にしたい。

ところで、投稿の題名は、拙作の「福音の少年」の設定から。主人公がなぜか「赤い竜」を召喚する理由付けに、「初心者用の召喚生物図鑑」の最初に乗っている人を乗せて飛べるクリーチャー、という説明をしたのだ。
もうお気づきですね。ブルードラゴン、「青い竜」は五十音順だと先ですね(笑)。どうしましょう?
まあ、あの、その、「赤い竜」そのものはその設定の出てきたあとの巻で説明しているように、神話的な意味があるので、あえて図鑑の項目になっている、ということで。
(図鑑はふつう色毎には項目はもうけられないしね。「藍色の竜」が先なんちて)

【げーむ】「Wii肉痛」の日々。

2006年12月04日 23時07分24秒 | ゲームのこと
肩が痛い。
慣れない運動をしたからだ。土曜日に買った任天堂のWiiのおかげである。

Wiiスポーツというスポーツゲーム、これはマジ楽しい。
不満もあるけれど、バットやドライバーやラケットのインパクトの瞬間。これはたまらない。いままであったどんなゲーム機でもこの快感は得られない。

あまりに楽しくて土日リモコンをぶんぶん振り回した。
そのおかげで筋肉痛になっちまった。

2チャンネルのWiiのスレで「Wii肉痛」という言葉を知る。
こりゃ、いい。
使わせてもらおう。

その「Wii肉痛」をこらえながら、机に向かっている。
毎日やるとしんどいし、子どもたちの勉強に差し支えるので、今日はお休み。
週末にゴルフの打ちっ放しと、バッティングセンターと壁打ちに行ってきます。

じゃ。

【ゲーム】Wiiがウチにやってきた!

2006年12月02日 17時56分12秒 | ゲームのこと
任天堂の新ゲーム機、「Wii」を買った。
じつは予約に失敗して、発売日の朝から数件のゲーム屋や家電店をかけずりまわったのだけど、ゲーム好きの年下の友人が某大手玩具店で抽選をひきあててくれたおかげでようやくゲットできた。
(Gくん感謝!)

家に帰り、息子とふたりでセットアップする。
リモコンの認識にちょっととまどったものの、すぐに使えるようになった。
「似顔絵チャンネル」という、利用者の似顔絵(と「アバター」を思わせるキャラクタ)を登録する機能があるのだが、息子がおおよろこびでリモコンを使って家族分のキャラを作った。

ちょうど土日で親類が来ていたので、このWiiでとても楽しく遊ぶことができた。
いや、これほど多人数で盛り上がるゲーム機もないだろう。コレばかりは360でもPS3でも無理。
「任天堂は年末年始に強い」ということが言われるけれど、DSと合わせて、この年末年始はほぼ任天堂一色になるのではないだろうか?

はじめてのWiiパック(Wiiリモコン同梱)

任天堂

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最初に買ったのは、とりあえずリモコン一個の付いている「はじめてのWiiパック」とヌンチャク。
Wiiリモコンの操作になれるためのミニゲーム集といった感じのタイトルである。
ひととおり息子とふたりでやってみる。楽しい。
思ったよりリモコンのポインタの感度が敏感なので難しく感じたが徐々に楽しみながら操作に慣れていく。
どっちにしろリモコンは複数いるので、最初に買う物としてはおすすめ。
だが、この中のミニゲームのいくつかは本体に同梱してもよかったのではないかと思った。定価が上がったとしても。

Wii Sports

任天堂

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Wiiスポーツはリモコンの操作性を生かしたスポーツゲームの詰め合わせ。
個々のゲームの底は浅い。
たとえば野球は守備が省略されているし、ゴルフはクラブを細かく選べない。
しかし入門用のタイトルとしては十分だろう。

今後、従来のコントローラに特化したようなゲーム、たとえばウィニングイレブンとかマッデンとかパワプロといった定番スポーツゲームのWii版が出るとして、特色を出せるかどうかは、リモコンの使い方次第だろう。

ゲームメーカーによっては、DSにおけるFF3のように、あえてタッチペンというギミックを活用しないというゲームを出してくるかもしれない。
PS3がおそらくスタンダードにはならない将来において、PS2に代わる国民機はWiiになるだろうが、各社には、「あまりリモコンにはこだわるな」と言いたい。
というのは、Wiiリモコンを使った新しいゲームの楽しみという意味では、このロンチタイトルの2本がある程度網羅しているからだ。間違いなくこの2本はロングセラーになるだろうし、ミリオンを越えるだろうし、定番になるだろう。
「任天堂のゲーム機は任天堂のゲームしか売れない」というDSの現象を繰り返さないよう、考えていただきたい。
旧Xbox並の性能を持つのだから、リモコンにこだわらず、クラシックコントローラー前提の普通のゲームを出してもいいのではないか、と思った。

一方のPS3陣営だが、延期になるのではないかと噂されていたGTHDはなんと製品としては出さずに、クリスマスイブの夜にGTHDコンセプトとして無料ダウンロード用のタイトルとなるとのこと。
Wii発売の前日に発表しているところから、もしかして牽制のつもりならおめでたいかぎりだが(おそらく株価対策ではないかというウワサもある)、ちゃんとした製品としてのグランツーリスモシリーズが12月に発売されることを信じて高いPS3を購入したユーザーへのお詫びのひとことくらいあったっていいのではないか?なんて思った。わたしはいまPS3を購入する予定はまったくないけど、現ユーザーのひとは腹立たしくないのだろうか?

ともあれいわゆる次世代機の三台が出そろったところで、今後どんなゲームが出てくるだろうかと思うと楽しみでならない。

じゃ、今日はこのへんで。