加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

雪がやんだので、映画を観に行った。

2014年02月09日 01時46分56秒 | 音楽・映画のこと
前の更新からえらく間が空いてしまった。ツールド東北の参戦記の続きを書こうと思っていたんだけど、どうしてもホームステイ先のご家族の事を書かずにあの感動を表せないと思うと、ご迷惑をかけるような気がして躊躇しているうちにこれだけ時間が経ってしまった。

気を取り直して映画の事を書こう。

実はついさっき、「ラッシュ」という映画のレイトショーから帰ってきたばっかりなのだ。リンク先を見てもらうとわかるように、「ニキ・ラウダ」と「ジェームズ・ハント」という二人の天才F1ドライバーを描いた映画である。

この四国でも、一日じゅう降った雪がようやく止んで、路面もだいぶ乾いていた。もちろんいいオッサンなので、F1レースの映画を観た直後だからといって、ガンガン飛ばしながら帰ってきたわけではない。

公開前からこの映画は楽しみにしていた。かつて少年サンデーに連載されていた村上もとか先生の「赤いペガサス」というマンガの大ファンだったから。ぼくは連載当時から夢中になって読んで、単行本になるとすべて揃えて、何度も何度も読み返した。おかげで装丁がボロボロになったので、泣く泣く分解してスキャンしてPDFにしてあるくらいだ。

このマンガ、時代設定がちょうどこの映画とほぼ同じなのである。だから、「巨人の星」に王や長嶋が出るようにマンガにもラウダやハントもでるし、大勢の当時のレーサーが実名でバンバン出てくるのだ。

赤いペガサス 若き狼・赤馬研 (My First Big SPECIAL)
クリエーター情報なし
小学館

「ラッシュ」という当時のF1シーンを舞台にした映画ができると聞いたときに、まるでこのマンガが映画化されるようにうれしかった。この辺の公開初日の金曜のレイトショーに行きたかったけど、雪が降っていたので今日に延期したのだ。レースマンガやレース映画は大好きだが、自分の運転テクニックは一切信用できない(笑)

ちょっと気になる点、食い足りない点もあったけど、映画は良かった。佳作といっていい。
当時のF1の事を知らなくてもじゅうぶんに楽しめる。と、思う。
スポーツや趣味、どんなものであれ、「ライバル」といえるような存在がいるひとにはもっと楽しめる、感動的な映画だと思う。