加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【ゲーム】よくデザインされた悪夢。「バイオショック」

2008年05月27日 19時41分49秒 | ゲームのこと
バイオショック

スパイク

このアイテムの詳細を見る


積みゲー消化。
スパイクの「バイオショック」。いや「コール・オブ・デューティ4」でも思ったんだけど、これはすごい。

ゲーム的なガジェットとSF的なガジェットが一体化し、物語の重要な鍵となる巧みなゲームデザイン、そしてなんといっても、50年代の古き良きアメリカをデフォルメした海底都市ラプチャーのデザイン!


「バイオハザード」の影響を受けた(であろう)お使いゲームでもあるんだけど、その、ゲーム的なお使い行為そのものが、ちゃんと深い意味がある。

いやー、まいりました。このゲームのすべてのスタッフに脱帽。これこそ映画化されたらまっさきに観に行きたい。

ひとつ問題があるとすれば、ファーストクリアしたとき「バッドエンド」だったってこと(笑)。そして残ったセーブデータはすべて・・・(苦笑)

こらもう、二週目確定。
しかし、楽しく二週目ができそう。

この傑作ゲーム、PCと360版しかなかったんだけど、PS3に移植されるとか。
まずはめでたい。

しかし、この際、360ごと買っちまって先に楽しむのもありだと思う。
それくらい気に入りました。

文句なく満点の出来。

【おんがく】ひとは進み続ける、月が赴くところ。

2008年05月24日 00時40分19秒 | 音楽・映画のこと
Procession
Weather Report
Sony International

このアイテムの詳細を見る


レコード会社が某社なのでiTunesでは買えない。ネット配信しているのか知らんし興味も無いので、CDを買った。大学生だったか、社会人になってたかわすれたが、レコードは押し入れのどこかにある。

久しぶりに三回連続して聴き、ゲームをやって、ボーッとしていると、ある長編小説のネタが浮かぶ。梗概の前段階にあたるものを書いてみる。あ、いいかもしれない。
書きたい。

プロセッションを辞書で引くと「行列」の意。
書きたい本が行列を成しているような気がする。似た感じのストーリーは合体させたり重ねたりするが、とりあえず取り組みたいのが四冊分ほどある。
平行して書くような器用な真似もできないし、時間がない。
なにかと雑事に時間が取られるのだ。

とにかく、書き始めてみよう。このジャケットのように、月の明かりのあるところ、自由に、詞藻の赴くまま。

【ゲーム】ゲーム後進国日本 COD4をやりながら思う。

2008年05月21日 21時13分07秒 | ゲームのこと
コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア

アクティビジョン

このアイテムの詳細を見る


日本はTVゲームの先進国だった。かつては。
でも、ここ数年、マーケットの規模だけは大きいが、欧米に置いて行かれた感じがする。十年くらい前までは「ナ○コの技術は世界いち~」とか「セ○は宇宙最高のソフト会社だぜ」とか思ってたけれど。

いま、かろうじて世界水準に達しているのはカプコンくらいじゃないだろうか?
今度出るコナミのメタルギアソリッド4はどの程度のものかわからないけれど、プレイ動画だけ見ると、最近公開された「ギアーズ オブ ウォー2」に比べて、なんだかパッとしない(やってみると面白いかもしれんが)。

などど、思いつつ、積んでいたコール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェアを消化する。こりゃ、ほんと、とんでもないゲームだ。FPSだが、演出も凝っている。ぼけーっとプリレンダリングのムービー見せられる一部の日本のゲームとは演出面でも差をつけている、と思った。

この差はなんだろう、と思うと、やはり欧米の分厚いPCゲーム市場のノウハウがクオリティをあまり落とさずに流用できる次世代機で花開いている、ってことか。

ここ十年、PCゲーム市場が壊滅的な日本は、そのせいで置いて行かれたのかな。
となると、「一太郎」の話題に続いて恐縮だが、PC9801とPC/ATのゲーム機としての素質の差、ってことか、と思う。
DOSのころ、VGA(320x240ピクセル 16777216色中256色モード)でもずいぶん面白いゲームあったものな-。

執筆環境を変えてみる。

2008年05月20日 23時54分14秒 | パソコン・デジモノ
四月に出した本から執筆環境を変えている。といっても、メインの文章打ちを一太郎2008にしただけなのだが。

以前からATOKの登録ユーザーだったので値段がそんなに変わらないこともあり、思い切ってJUST Suiteを導入してみた。

小説を書くのにプレゼンテーションソフトや花子はいらなかったが、表計算ソフトとPDFは使う。なので一太郎2008ではなくて、これにした。

一太郎そのものは、年々重くなっていく。重くなるのが一太郎の特色なのか。重すぎていっときエディタソフトを別に添付していたくらい。PC98でサクサク動いた一太郎3のころが懐かしい(<いつの時代だ)。

一部の企業と省庁と、あと、先生たちくらいだろうか、一太郎ネイティブのファイル形式を使っているのは。

一太郎は8以来購入を止めていたんだけど、今回、また戻ってきたのは、ファイルの整理に「タブ」が使えるかな、と思ったのだ。

よその小説家は知らんが、わたしは一本の小説だったら、本文のファイルだけではすまない。概要を書きつけたもの、梗概を書いたもの、アウトラインモードにしてプロットを練ったもの、資料のファイル、登場人物の一覧表と、ざっと五つか六つになってしまう。
これを、同じジャストシステムのインターネットディスクで同期を取りつつ三台のマシン(クァドコアのデスクトップにノート二台)で書いていくのだが、ファイルが多いと面倒なのだ。
一太郎にはEXCELのように一ブックに複数のシートのようにいろんなファイルをタブのようにして一文書ファイルにする機能がある。これでまとめようと思ったのである。

結論からいうと大正解だった。もともと重いのでマシンは早いものを持ってるんなら小説書きにおすすめする(ちなみに入稿は当然本文のみをプレーンテキストにして送っている)。

正直、よっぽど一太郎&花子系のファイル形式の資産があるのでないかぎり、ふつうのオフィスで使うのなら、無難にMSオフィスの2003までのバージョンで十分だろうと思う。というのは表計算の三四郎はやっぱりエクセルには劣るからだ(プレゼンテーションソフトは使っていないのでわからない)。



JUST Suite 2008 特別優待版

ジャストシステム

このアイテムの詳細を見る

【デジカメ】RICHO R8 を買う。

2008年05月19日 21時00分22秒 | パソコン・デジモノ
RICOH デジタルカメラ R8 R8BK

リコー

このアイテムの詳細を見る


なぜかデジカメを買った。

むかしミノルタの一眼レフを買ってしばらくいじっていたんだけど、写真というのがどーにも性に合わないので結局放置していたことがある。

このカメラは価格帯にしたらすごく機能がいいらしい。カメラ好きのマイミクさんにすすめられた。
機能はわかんないけど、値段の割に質感がいい。そこはかとなく漂う高級感、というのか。すごくこう、「オトナのオモチャ」って感じがする。
写真撮らなくても、眺めてるだけでいい感じである。

とにかく、八月に福音の少年の最終巻が出たらちょっと旅行に出ようと思うので、その時まで使い方を勉強しとかなきゃ。


「喪失感」に合う音楽とは? あとお詫び。

2008年05月18日 23時42分06秒 | 音楽・映画のこと
久しぶりの更新。音楽の話と、お詫びが一件。

ムーヴ・バイ・ユアセルフ
ドノヴァン・フランケンレイター
ユニバーサル インターナショナル

このアイテムの詳細を見る


とりあえずジャケットの写真が好きなのでアフェを張っているが、音楽はぜんぶiTunesで買ったほうがいいと思う。
最近はまりだしたドノヴァン・フランケンレイターのアルバムを聴きながら「喪失感」を味わっている。ドノヴァンというとわたしのようなジジイはべつのアーティストを思い浮かべるのだが、このひとはジャック・ジョンソンの流れのひとのようだ。
一日中、サーフィンで楽しんで、夕日を見ながら、火照った身体をさましながら、ここちよい脱力感に浸っているような感じの音楽である。

十年間、頭の中でワイワイやっていた連中が一斉に出て行ったのだ。そら、こうポッカリと胸にアナがもとい穴が開いたような気がするのだ。なんだか、こう、十年、同棲していた恋人が出て行ったような。


・・・そんなわけで「福音の少年」最終巻、わたしの執筆が遅れに遅れて書き上げて、いまようやく校正まちです。
あ、そんな感じなので六月上旬、無理かもしれません。
楽しみにしてくれていたみなさん、ごめんなさい!
ごめんなさい>関係者のみなさま。

最終巻、八月刊になりそうです。
八月は間違いないです。あ、六巻のラストから四ヶ月も空きますね。すみません。
もうしばらく待ってください。

わたし自身は、とても気に入ってる展開&ラストなのですが……。どうなんでしょうね。とにかくお楽しみに!