加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

ちっとも萌えなくなったアップル9月のイベント。

2018年08月31日 07時03分39秒 | パソコン・デジモノ

アップル、来月12日にイベント 新型iPhone発表の見通し

ぼくは去年ようやくガラケーから新品のiphone SEにしたところである。

もちろん、PCも数台持っているし、iPad proも持っているし、読書用に5インチのアンドロイド端末やkindle もカラーと白黒二台持っているが、常時使う電話だけは小ささとバッテリの持ちの良さでガラケーを使っていた。

さすがに仲間と連絡を取ったりするのに不便さを感じていたので、去年、SEを買った次第。

田舎のケータイ屋さんには在庫がなく、取り寄せに時間がかかった記憶がある。

誰もが書いていることなので、いまさら繰り返さないけど、iPhone SEはほんといい。名機だと思う。自転車に乗るときもジャージに収まりやすいサイズなのがいい。正式には防水ではないけど、文字通りカバーできる。音楽を聴くにも小さいのでiPodの代わりにするのにも問題はなく、胸のポケットに収まったりする。

ディスプレイは小さいけど、出先で大きいディスプレイが必要になることはしない。必要ならiPadを持って行く。

で、ここからが上記の記事に関する感想。

というわけなので、SEの新型、つまり小型iPhoneが出ないのなら、恒例の9月のイベントになんの興味もわかないのだった。

人それぞれなんだけど、そんなに大きなiPhone、みなさん何に使うのだろう?

おまけにXになってから物理ボタンが廃止されてるし。あのサムスンのCM(海外WEB版)に揶揄されるように剃り込みカリアゲがすごくかっこ悪いと思うのだが。

もちろん、個人的な意見です。

でも古くからのappleウォッチャー(のつもり)からしたら、いまのアップルって、ジョブズ復帰直前の低迷期のような気がする。利益は最高みたいだけど。なにか、こう、あっと言わせてくれるような期待感がないというか。

スマホの画面のでかさやきれいさやノートの薄さを誇っているなんて、まるで五年前の日本のPCメーカーみたいな。iPhoneのシェアは日本では異様に高いので実感がわかないかもしれないが、こんなものいつでもひっくり返るような気がする。

もちろん(当たり前のことだけど)、今後アップルが窮地に陥っても、帰って来るジョブズはいない。

 


真剣に考えているふりならサルでもできる「コメンテーター」

2018年08月28日 21時47分26秒 | 社会時評なんちって

コメンテーターは情報番組を薄めて伸ばす「稀釈液」的存在

話題の加地伸行氏の本はまだ読んでいないのですが、たしか「論語」研究で有名な方でしたよね?

そんな人も怒らせるほど、「コメンテーター」という存在は鼻につく。最近とくに。

上の記事に挙げられている人では、ぼくはダントツに玉川徹が嫌いです。「虫唾が走る」に近い。チャンネルを変えてしまうので、まともに何を言っているか最近聞いていないのだが。

「偽善」もそうだが、どちらかというと、いわゆる情報系ワイドショーの「コメンテーター」は、「偽知性」なり「偽思考」というコトバのほうがいいのではと思う。これはさっき考えた造語なのだが、「うっすらとした正義感」というのは、ベクトルこそ違え視聴者の多くがコトバにしないだけで、持っているものだと思う。

テレビ番組における「コメンテーター」の機能とは、視聴者の持つそんな「うっすらとした正義感」にもとずくモヤモヤをコトバにして、発散させる、いわば「感情発散装置」なのではないか、と思う。「コメンテーター」のコトバに「安物の正義感」があふれているのは、なんとなくテレビを付けているぼくたち自身が「安物の正義感」を抱いているからだ、と思うのだ。

あ、それが悪いとは思っていません。陰惨な事件のニュースが流れているときに、胸の中にたまっていくガスを抜いてくれる機能なのだ、と思います。「コメンテーター」というやつは。

 しかし、妙な使命感を抱くことや独善に陥るのは、くれぐれもやめていただきたい。

 

 最近「イラッとくる台詞」というのを研究しています(笑)


「好評につき~」無料キャンペーンが文字通り「好評につき終了」した件。

2018年08月26日 18時44分32秒 | 本のこと。

ぼくのエッセイ集『「好評につき終了しました」はただしいか』の無料キャンペーンが好評につき終了しました。

無料キャンペーンは太平洋夏標準時(UTC-0700)で21日から25日まで。つまり日本標準時(UTC+0900)とは16時間の時差があります。だから、日本では26日の午後4時に終了したのでした。

いま各方面から批判されている「森元サマータイム案」だと二時間時計を進めるので、日本夏時間(UTC+1100)と太平洋夏時間(UTC-0700)との時差は拡大しますね。

時差の大きな海外旅行はしたことがないので、もし仮に日本に「サマータイム」が導入されたときに、どんぐらい旅行者が困るのか、あんまり想像できません(すみません)。まあ、導入されれば、日本国内の人々の方が迷惑するでしょうが。

それはさておき、無料キャンペーンが終わったのでランキングの表示が消えました。

有料タイトルで一位になる可能性は一ミリもないので、オビの文句をまた考えます(笑)

 


【HoS】「錬金術師ゲンドウ」新装版プロジェクトのお知らせ

2018年08月23日 05時19分51秒 | House of Stories

四国に台風が近づいてきてますね~。忙しくなると思いますので、予定より早い更新です。

kindle本を作るのに夢中になってて、「加地尚武のThe House of Stories」の更新がひさしぶりのような気がします。

タイトルのとおり、同サイトでずっと公開している「錬金術師ゲンドウ」という二次創作小説(ファンフィクション)ですが、それをひな形にして七冊もの文庫本を出版しているのに、なぜずっと無料で公開しているのか、という質問をいただいたことがあります。

これは、わたし自身にとっては重要な意味があって、「福音の少年」シリーズと「錬金術師ゲンドウ」は完全に別モノなのです。キャラの名前が違うとかではなく、いまさらネタバレでもないので書いてしまいますが、いわゆる「ブリティッシュの手紙」が「福音の少年」シリーズにはないのです。

この部分の削除によって、「福音の少年」はそののちも続くシリーズになったし、「錬金術師ゲンドウ」は続編のない、尻尾を咥えたウロボロスの蛇のように閉じた円環構造のまま、というふうに作者としては考えています。

この辺は短い文章で伝えがたいのですが、とにかく分けて公開することに意義を見いだしていた、と思ってください。

その上で、「錬金術師ゲンドウ」(略して「練ゲン」)はパソコン通信時代からかれこれ二十年公開してますが、なんと、誤字脱字を放置しております! 言い換えると二十年間存在する誤字脱字がある!

本を書いている人間として、これはあり得ません。ぜひ直したいと思っていましたが、「パソコン通信時代」の名残の行の終わりに改行コードを入れる形式も、スマホタブレット時代にそぐわないと思っていました。

ここまでが前置き。最近前置きが長い。

「錬金術師ゲンドウ」の新装版を作成したいと思います。

縦書き、可変レイアウトの電子書籍フォーマット二種(kindle用 kobo用)、および文庫本サイズのPDFの、計三種類を、「加地尚武のThe House of Stories」の「錬金術師ゲンドウ」のコーナーで配布したいと考えています。

で、すでに作業を進めているのですが、六月から時代小説やらつい先日売り始めた軽い本やらで、なかなか進んでいません。ですが、九月末をめどに全編一挙に配布したいと思っています。

いまさら需要があるのかどうか知りませんが、今後、文筆家として生きていくためのケジメとして取り組んでいます。

以上ご報告まで。 


【怪進撃】「好評につき終了しました」が一位にランキング!

2018年08月22日 19時19分02秒 | 本のこと。

この間、kindleで出したぼくの本、『「好評につき終了しました」は正しいか』が、今朝見ると、kindleストアのkindle本の「エンターテインメント部門」でなんと一位になってました!

いまはさすがに下がっていると思いますので、記念にスクショ張っておきます。

いやあ、いろいろな意味でびっくりです。

最初に本を出したときは、小説部門(紙の本ですね)で五十位くらいが最高だったんですが、すごい出世ですね(笑)。

あのときも思ったんですが、アマゾンのランキングは独特なタイミングとカテゴリ分けをしますので、信用してはいけません。本はあくまで「何万部売れた」を目安にしてください。

まあ、アマゾンのシステムのクセでも、うれしいのはうれしいので、こんな帯を着けてみました。

だ、だれですかっ詐欺まがいなんて思った人はっ。小さい字で書いてあるでしょっ。

まあ、気楽に読める本ですので、無料のうちにゲットしてランキング詐欺にご協力ください。


【新刊案内】「好評につき終了しました」は正しいか が本になりました!

2018年08月20日 07時04分50秒 | 本のこと。

このブログの人気記事、「好評につき終了しました」は正しいか がなんと、本になりました!

よくあるブログを書籍化しただけのエッセイ集とは、わけが違います。

もとの記事をちょっぴり引用しただけ、ほぼほぼ書き下ろし

また作者手製のうざったいカラーイラスト数点付き

「好評につき終了しました」は正しいか
「マウンティング」のためのカタカナコトバ
大流行「ほぼほぼ」の正体を突き止めた!
「だいじょうぶ」は日本語、魔法のことば
など。

8月21日(火)午後4時より25日(土)まで無料キャンペーン実施します。

 


【テレビ】手塚アニメのない24時間テレビなんて。

2018年08月18日 21時20分31秒 | 社会時評なんちって

24時間テレビ みやぞん挑戦の“トライアスロン”に疑問の声

表題のとおり、アニメが無くなって以来一度も日本テレビの「二十四時間テレビ」を観ていない。

同番組の第一回目、「100万年地球の旅 バンダーブック 」のすさまじい制作現場の様子は、下の傑作伝記漫画に詳しい。

アニメはもちろんよかったが、なんだか興奮してしまい、二十四時間のうち二十時間は観たと思う。寄付もした。フィナーレはちょっぴり感動した。

それがいつのまにか、へんな挑戦をする番組になっているらしい。

「イッテQ」じゃないんだから。

お笑い芸人に無茶させるほうが、番組的にも盛り上がるのか、いわゆる取れる「視聴率」の「コストパフォーマンス」が高いのか。

今年はトライアスロンだそうだか、スイムと自転車は番組内で生でやらないという。

それ、「トライ」アスロンと言っていいのだろうか。

スイムと自転車は絵的に頑張ってるふうに取れないのだろうか。コストもかかりそうだし。

二十四時間、視聴者の興味を持続させるような連続性のあるコンテンツなら、なんでもいいのだろうか。

ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ (少年チャンピオン・コミックス)
吉本浩二
秋田書店

【執筆環境】「終わった人」のための「一太郎2018」

2018年08月15日 19時08分21秒 | パソコン・デジモノ

10年ぶりにワープロソフト一太郎をバージョンアップした。

以前持っていたのが「Justsuits2008」だったので、本当に10年ぶりになる。ジャストシステムの公式サイトにユーザー登録していたのが、なんとバージョンアップが認められたので、格安で購入することができた。

一太郎2018の情報はこちら。

2008については、表計算ソフトの「三四郎」まで含むバージョンを買っていたのに、もう何年も使っていなかった。いや、なんかこう、だるい感じがして。マイクロソフトオフィスとの互換性もイマイチに思えたから。

いや、そもそも互換性を気にしていたら、きょうびあえてジャストシステムの製品なんか使えない。

傑作「一太郎Ver3」からのユーザーとしては寂しいけど、仕方ない。

でも、なんで今回バージョンアップしたかというと、2018の売り文句に乗ったから、としか言いようがない。

「小説の執筆から投稿、本作りまで対応」

なんだそうだ。

個人的に欲しかったのは、きちんとしたmobi、epub形式への対応である。Amazon Direct Publishingはワードそのままで入稿できるんだけど、やっぱり電子書籍形式にしておく方がいいかな、と思ったのだ。

しかし、ワープロソフトの売りを「小説執筆」にするとは、ほんと、ビジネス市場でワードと戦うのをやめたのかなあ、と思った。何十万人もいるかな、小説書くのにワープロソフト買う人って。

定年退職を迎えて、金は無いけど時間は有り余りそうだ、そうだ、昔文学青年だったオレは大学ノートに物語の欠片を書き付けていたっけ。小説を書いてみよう。ついでに電子書籍にしたり、自費出版するのもいいな。あ、一太郎ってこんな機能があるのか、買ってみようかな?

なんて人。あえて言えば「終わった人」向けのアプリケーションだと思う(あ、自分も含めてですよ、気を悪くなさらないで>定年前後の人)。

終わってない人、現役のサラリーマンで創作活動なんかする暇の無い人は、Office365soloを契約することをおすすめする。家で仕事もできるし、小説を書くのになんの支障もない。ワード自動校生機能の「くだけた表現」や「ら抜き表現」の指摘がウザいけど、オフにできるし。あるいはパソコンなんかにお金を使わずに、Libre Officeをインストールするのもいいかもしれない。

スクリーンショットは、サブノートにしているThinkpad x121eのもの。

7年前の古いノートでおまけにCPUはAMDの最下層。遅いのでLinux Mint MATEで運用していたんだけど、一太郎2018のライセンス形態である「同時に使わなければ三台までインストール可」につられて、Windows10にした。もちろんサムソンの速いSSDにして我慢できる程度にしている。

上の画面は、一太郎2018の「オーダーメイド機能」を使って、「小説執筆用」にオーダーした画面。三台とも、このシンプルなインターフェイスにした。

で、三日ほど使ってみた。

細かい不満はあるけれど、楽しい。

原稿用紙モードでひたすら書くのもいいけど、「本を作る」ということを意識して、いろいろ機能を試してみると、これはこれで面白いと思う。

というか、購入以来、夜な夜な夢中で本を作っている。

ユーザー層は非常に限られると思うけど、はまる人にはぴったりはまるのではないだろうか。

一太郎2018 バージョンアップ版
ジャストシステム
ジャストシステム

ある意味「痛ジャージ」より恥ずかしいジャージを買った件。

2018年08月12日 09時42分15秒 | 自転車と旅、メシ。

ひさしぶりにサイクリングジャージを買いました。

来年、新しいロードバイクを買うか組んでもらうかするので、それに合わせようと思ったのです。

・・・想像してみてください。還暦のオッサンがこのかわいいジャージを着て走っているところを(笑)

大きな目が特徴の猫は「ダヤン」といって、とても有名なキャラクターです。

二週間悩みました。「ワールドサイクル」という自転車通販ショップのオリジナル製品なんですけど。二週間悩んで考えた末に、

「夜、走ったらわからないんじゃね?」

という結論でした。いや、ブルベするわけでもないのに、それももったいないなあ。

ブログのプロフィール写真にあるようにチームジャージで走ることが多いんですが、独りでイベントなんかに出るときに使おうかな、使うまいか。

ある意味、初音ミクのジャージの方がまだ着られるような気がするんですよ。マジで。

「猫のダヤン」はいかんわー。かわいすぎるわー。

というわけで、買ってまだ袖を通していません。

どこかのサイクリングイベントで見かけたら、決して声をかけないでください。

 

 

「福音の少年」シリーズのバナー作りました(今更)

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挙国一致サマータイム・一億総早起きでオリムピックを成功させよう!

2018年08月10日 05時04分39秒 | 社会時評なんちって

ぼくはどちらかというと、保守的な人間である。この場合保守的というのは、いろいろ細かな不満はあるけれど、現在の政権が続いてほしいと思っている程度の「保守的」、という感じ。

だから、こんな皮肉っぽいタイトルをつけるのはいやなんだけど、2020年の東京オリンピックをめぐる一連の流れについて、どうしても我慢できなくて、こんなタイトルをつけた。

なんですか。これは。昭和15年の東京オリムピックのことですか、と、朝日新聞の世論調査をみて思った。元の記事全文(世論調査―質問と回答〈8月4、5日実施〉をみると、モリカケや安倍内閣のこと、杉田氏寄稿、東京医大採点問題にならんで、サマータイムの質問がある。だが、この質問は、こういう聞き方でいいのだろうか。

以下引用させていただくが、引用そのものに問題があれば指摘いただきたい。

 

(引用開始:朝日新聞世論調査8月4.5日調査)ーーーーーーーーーーーーー

◆2020年の東京オリンピックパラリンピックの暑さ対策についてうかがいます。大会組織委員会は、気温の低い早朝を有効に使うため、日本全体で夏の間だけ時計を2時間進める「サマータイム」の導入を提案しています。あなたはこの案に賛成ですか。反対ですか。

 賛成 53

 反対 32

 その他・答えない 15

(引用終わり)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「サマータイム」について深く知らない人は、こう聞かれると「あ、そうですね。それもいいんじゃないでしょうか」とつい答えてしまうのではないだろうか。

あくまで個人的な意見としてだが、この世論調査の項目の中で国民生活への直接的な影響の大きさでいえば、「サマータイム」がダントツだと思う。

この問題を「矮小化」してはならない。「オリンピックの暑さ対策」とはなんたる言い草か、と思う。

国立競技場問題といい剽窃エンブレム問題といい、今回のサマータイム提案といい、「大会組織委員会」とは、わざと国民からオリンピックを遠ざけようと画策する悪の組織じゃないか、と思ってしまう。

もし仮に議員立法で提出されるというサマータイム制度法案が今年の臨時国会で可決されるとしよう。そしてそれが恒久的な法律だとしよう。そしてすでに各方面で指摘されているいろいろなデメリットが顕われてくるのが、二年後のオリンピックの直前だろうと思う。国民の怨嗟はオリンピックに向きはしないか。

「サマータイム」導入について真摯に議論を深めるのはいい。だが「オリンピック」というお祭り騒ぎのどさくさに紛れるような姑息なやり方は、誰にとってもよくない。


「サマータイム」導入で毎日がプレミアム! シャイニング! 

2018年08月06日 08時00分52秒 | 社会時評なんちって

【東京五輪】酷暑対策でサマータイム導入へ 秋の臨時国会で議員立法 31、32年限定

こんな記事を見つけた。

昭和二十年代から現在にいたるまで、「サマータイム導入」を推進しようという議員たちがいた。今年の世界的な猛暑とあと二年に迫った東京オリンピックを口実にして、「こんどこそチャンス」とばかりに飛びついたかっこうなのだろうか。

来年の天皇退位による改元とサマータイム導入は、どっちがシステム改修などのコストがかかるんだろう?

わたしは昔汎用コンピュータでCOBOLを使ってプログラムを書いていた人間なので、システム・エンジニアとしては骨とう品なんだけど、日本全国、一つの例外もなくサマータイムを導入するのであれば、比較的軽く対応できるんじゃないか、と思ってる。ようはGMT(世界標準時)プラス9時間に2時間足してやるように、システムの基本的レベルから操作するのだ。サーバー管理術でいえばNTPをすり替えるとか騙すとかすればいい。

むしろ影響が大きいのは、われわれ一般庶民の社会的・文化的生活のほうだと思う。

つまり、今の時間体系で構築された社会の仕組みが、太陽の位置といっせいに二時間ずれる。それに慣れなければならない。

こないだあったうちの花火大会、開始は夜の8時。これが二時間の夏時間導入により、いまの午後6時が午後8時ということになる。

まだ明るいがな。

それは夏時間10時開始ってことにすればいいんだろうけど、朝少々涼しい時間に出勤できても、小学生はまだまだ炎天下の午後1時ごろ、大人は午後4時~5時に放り出されることになる。

日没までにはだいぶ時間が伸びるだろうさ。そりゃ。いくらかは消費拡大効果もあるだろう。

しかし、サマータイム導入の議論で言われることだけど、大部分の労働者の労働時間は伸びるだろう。

おまけに体内時計に反して二時間早く出勤しなければならない。

日本の労働者の労働環境よりもオリンピック選手の体調の方が大事、といういうんなら、もう何をかいわんや、だけどね。

 

「太平洋夏標準時」7日まで無料キャンペーン実施中!(笑)


【映画】「インクレディブル・ファミリー」のなにがどうすごいのか。

2018年08月04日 08時29分43秒 | 音楽・映画のこと

インクレディブル・ファミリー」がすごい。

なにがすごいって、全世界での興行収入がとんでもないことになっているのだ。

Boxoffice Mojo 1978年からのスーパーヒーロー映画興収ランキング

書いている間も伸びているので、みなさんが読むときは違っているかもしれないが、あの「ダークナイト」を越えて「アヴェンジャーズ」に迫る勢い。128本ある歴代スーパーヒーロー映画の興収ベスト4位、という成績。

もっとすごいのは、20本ある「ピクサー映画」ブランドで、なんとトップ!

Boxoffice Mojo ピクサー映画興収ランキング

そう、あの「トイ・ストーリー3」より、「ニモ」より「モンスターズインク」よりはるかに上なのだ。

おそらく現在制作中の「トイ・ストーリー4」が公開されるまではずっと一位をキープするだろう。

なんで、これほどまでにヒットしたのか。

それを確かめるために、昨晩レイトショーで吹き替え版を観てきた。

正直、よくわかんない。

いや、すごく面白い映画なのは間違いない。前作の大ファンだった自分としては前作公開から14年後に作られた映画なのに、物語内の時間は前作のラスト数分後から始まるってのが、ものすごくうれしかったし、ヘレン(イラスティガール)はさらに色っぽいし、Mr.インクレディブル が父親として懸命に頑張る姿もよかった。

だけど、個人的にはピクサー映画ベスト3に入る前作には、ちょっと及ばない、と思った。前作の「ウォッチメン」を彷彿とさせるダークさや皮肉が好きだったが、それはちょっと薄れている。

上のスーパーヒーロー映画のランキングでもあるように、社会現象にもなった「ブラックパンサー」特大ヒットと共通点があるのかな、と思った。つまり、スーパーヒーロー映画ではヒーローに助けられてばかりいる女性が、今度は活躍する映画、というところ(「ブラックパンサー」じたいは男性だが、周りの女性キャラクターがかっこいい)。

とにかく、これほどヒットしたのだから当然「3」は作られるだろう。

でも、今度は14年も待たせないでほしい。

あ、恒例の同時上映の短編「BAO」。これは好き好きはあると思うけど、ぼくは素晴らしいと思った。佳作。

肉まんの息子を母親が○○ちゃうところは、実に中国的というか、アジア的な感性だと思った。地母神的というか。この短編を観るだけのために劇場に足を運んでもいいと思えるくらい。

 

大傑作だった前作。

Mr.インクレディブル (吹替版)

ジョン・ウォーカー
メーカー情報なし

 

拙作長編伝奇小説「ロレンソの物語」無料キャンペーン実施中。

7日までと書いてましたがさすがAmazon、「太平洋夏時間」でしたので、おそらく8日の午後4時まで無料です(笑)


長編伝奇小説「ロレンソの物語」無料キャンペーンのお知らせ。

2018年08月01日 21時45分31秒 | House of Stories

2018年8月3日(金)から7日までの5日間、Amazon kindleストアの拙作「ロレンソの物語」が無料になります!

よければこの機会にどうぞ。

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