だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「子どもとことばの力 フォーラム」のこと・・・など

2013年10月19日 | クリエーター・モード
久しぶりの更新です

前回ココを更新してから、約半月経ちました。

その間、
ーー何してたんだろう? ワタクシメ (?_?)

季節の変わり目というか・・・ヘンな気候により、ダウンした日もあるし、
根を詰めてパソコンとニラメッコした後はのびてるし、
「元気、元気!」と、ちょうしに乗っていると、へたばるしwww
一ヶ月位「体のメンテナンス日」のリズムが狂い、それが元に戻った途端、リバウンド「も見返しみたいな症状)が現れ、ぐでぐでになったりもしました。


つまり、ですよ。
障がいがあろうが、なかろうが、日々の営みはガソゴソと、
寄る年波には勝てず・・・といったところですかね(-"-)

いったい何が「つまり」なのか? って、ツッコマないでください!
「わけわかンない」ところが、ワタクシメのブログの“味”なのですから(笑)
まーまー、しばしご辛抱を(@_@)


「ガサゴソ」していた半月の間の、☆キラリ☆を取り上げ書くことにします。


先週「子どもとことばの力」フォーラムに参加しました。
このフォーラムは6年目となりますが。毎回何かしらの事情で参加できませんでした、ワタクシメ。

サブテーマは、
ーー物語の原点ともいえる昔話‐子どもたちにとっての意味を考えるーー

大変興味あるテーマで、今回は恩師と言える岩崎京子先生も講師でしたから、
「今年は絶対行くぜぃ」と申し込み、
前日からエネルギーを溜め込んで出掛けました。


ーーー「子どもとことばの力」フォーラムとは
日本図書教材協会では、子どもたちの「ことば」をめぐる状況について考え、
ことばの力を伸ばしていくためになにが求められているのかを考え合う場として、
平成21年度から「子どもとことばの力」フォーラムを立ち上げました。
第6回目となる今回は、
「物語の原点ともいえる昔話-子どもたちにとっての意味を考える」をテーマに、
昔話研究の第一人者小澤俊夫氏と、
教科書掲載の「かさこじぞう」の作者岩崎京子氏をお迎えして、
昔話の享受をめぐるさまざまな事柄について学びたいと思います。ーーー



昔話からのメッセージ~ろばの子

フォーラムの一部は小澤俊夫先生。
ご著書「ろばの子」より、お話を進められました。



「シンデレラ」「三年寝太郎」などなど、国内外を問わず沢山の昔話は、いろいろ誤解されたりアレンジされ、現在一般的に広まってしまっていること。
「昔話」には文法(法則)があること。
その「文法」によって、「昔話」は社会で生きるための知恵を表現している。
若者は大人としてどう接していくべきか、
親は子どもをどう育てていくか、
「社会性」につながる大切なメッセージが、昔話には込められているとのこと。
それを具体例をあげ解説してくださいました。
また、「昔話」は「語り継ぐモノ」と、先生は考え重要視されています。
先生は何度も、
「ディズニーにだまされるな・笑」とおっしゃっていましたが、ワタクシメの知る範囲でも、ディズニーがアニメ化することにより、すべての物語はハッピーエンドで美しくまとまめられています。
「ディズニー」に限らず、文字にするためには、絵本にするためには、原話のままでは表現できないことがあります。
そういう、現代人の都合で作られた「昔話」は本来の昔話ではないというのは、大変納得できました。


以下はワタクシメの考えです

[昔話]⇒(童話)⇒[児童文学]は、きっちり分けて、本作りに取り組まなければならない。
アレンジしていい物語(言葉)の領域を踏まえないと、
「昔話風」
「童話風」・・・雰囲気だけの作品を描いてはいけないと、改めて肝に銘じました。

ただ「自分風」はありだと。

ワタクシメは古い人間で(笑)、ばーちゃんや母上から「昔話・おとぎ話」を読んでもらったり、寝る前はオヤジ様に「デタラメ話=創作物語?」を語ってもらい育ちました。

その影響もあり「童話を書こう」と思ったのですが、勉強していくうちに違和感を覚え、何度も立ち止まりました。

「作家」として活動を始めてからも、描いているうちに、
ーーこれって、ちがくねぇ(苦笑)

小澤先生の講演を聞き、
自分が子どもの頃に受け取った「ことば」と、今自分が子どもに向けて発信している「ことば」は違っている。
ワタクシメの中で「ぶれ」が生じているから、内在しているモノが表現できないのだと、痛感しました。

ワタクシメ自身の「昔話」を語りたい、描いていきたいと思いました。


岩崎京子先生については、また次回(^_^)v



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