だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「五月病」と言っている場合か!?

2014年05月31日 | クリエーター・モード
これも「美しいモノ編」に加えましょう

昨日は、日本児童文学者協会の学習交流会に参加しました。
場所は、中野サンプラザ。
「中野」ならマイポルシェ(電動車いす)で、電車やバスを利用して行かれちゃいますが、
どーもね・・・ワタクシメは中央線と相性が悪いみたい(笑)
「中央線に乗る」と思うとテンションが低くなるので (*_*;
福祉タクシーを頼んで・・・老体にむち・・・ペンペン。

「学習会=お勉強」とも相性よくないけど、
近年心を入れ替えて、せめて年に一、二度は「児童文学の学習会」には出ることにしてまする。

自分でおしりペンペンしないと動けないのは情けないですが、
「ペンペン」すれば動けるわけだし、
「学べる機会」をいただけるのって有り難いです _(_^_)_

さて、
昨日の演題は「絵本と子ども 絵本とわたし」。
講師は日本児童文学者協会名誉会員でいらっしゃる森久保仙太郎(もりひさし)さん(97才)。

「誰でも知っている」と言っても過言ではないロングベストセラー・『はらぺこあおむし』(偕成社)の翻訳家でもあります。





ましたても・・・「人間力」を見せつけられた!

以前、岩崎京子先生の講演の後、
「人間力」とでも申しましょうか!?・・・と拙い感想を書きました。

あの時と同様に、森久保先生のパワーに圧倒されました。

”はらぺこあおむし“に、
「お前は先生の約半分しか生きていないのに『五月病』と言っている場合か!?」と、喝を入れられた気分です(恥)


もちろん「お年」ですから、ゆるゆるした部分はあります。
しかし、その「老い」が「味」に感じられる魅力をお持ちでした。

90代の方って「近代日本史」の生き証人ですよね。

何冊ものロングセラー絵本を作られたということは、「子ども文化のひな形」を創られたということではないでしょうか。

ワタクシメは、戦前の、例えば「児童書」は、「一般書の子どもバージョン」にすぎないと考えます。

「子ども文化」と範囲を広げれば、どの時代にもあったでしょう。
でも、大人が「子ども目線」に立ち、モノ作りを始めて歴史は浅いと思います。

森久保先生が絵本を翻訳したりオリジナルを出し始めた頃、
スタッフ全員が「暗中模索」だったから、生み出せたものがたくさんあると感じました。

それを土台にして次世代の人たちも真摯にモノ作りに取り組んではいるけれど、
「抜本的に忘れてはいけないこと」を忘れている気がしました。

それは、もしかすると・・・
ワタクシメが、
電車・バスに(車いすでも)気軽に乗れるようになった今、
奮発してぇぇぇ福祉タクシーを使うのと、ちょっと似ているかも知れません (?_?)


森久保先生のお話しをかみしめながら、じっくりと・・・
いや、子どもに戻って、
「はらぺこあおむし」を読みたくなりました!(^^)!
 
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