「お祭り」が土日に集中すするようになったのは、いつからでしょう?
「イベント」ではなく「祭祀」である「お祭り」は昔のように、
「この日」にやるべきだと、ワタクシメは思います。
我が家は目黒通りから、一本くらい奥に入った所にあります。
ワタクシメが子どもの頃、「お祭り=縁日」は区境の「大鳥神社」あたから始まり、目黒通りに沿って二日ずつズレ、9/18.19が我が氏神様である「氷川神社」に到着しました。
スクールバスを使っていたワタクシメは、車窓から露店の賑わいを眺めていました。
露店独特の明かりや浴衣姿の人ごみが、じわじわ我が家に近づいてくるので、わくわくしましたものです。
「氷川神社」はその名の通り「水の神様」らしく、お祭りの日は雨になることが多く、また季節の変わり目であり、ワタクシメはよく風邪を引いたものです(苦笑)
待ちに待った「お祭り」。ワタクシメは家でくすぶっていたように思います。
「氷川神社」の次は目黒通りの反対側の「熊野神社」・・・と「お祭り=露店」は移動していきました。
ワタクシメの場合「目黒通り」という目安がありわかりやすかったんですが・・・
大鳥神社に「神様の親分」がいて、自分の縄張りの「子分」がちゃんと仕事をしているかを見て回るのが「お祭り」だと思っていました。
半月位の間に、かんかん照りの日、雨模様の日・・・
その日によって人出が多かったり・・・
露店に閑古鳥が鳴いてたり・・・
ワタクシメのように外に出られず、うらめしく空を見上げる子どもがいたり(ノД`)・゜・。
そういう「人間の営み」を教えてくれたのが「祭り」ではないでしょうか?
近年、土日に行うようになり都合がいいこともあるけれど、露店商はあちこちに分散したり、景気のいい町に多く来るような気がします。
お客は露店の多い所に遊びに行くから、さびれた町はさびれっぱなし(泣)です。
弟のタースケは「お祭りオトコ」で、
「お祭りを土日にしちゃうのは、神への冒涜だ」と怒っていたこともあります。
子どもの頃のタースケは、お祭りのシーズンになるとチャリで行かれる範囲で「お祭り」を毎日毎日追っかけまわっていました。
二日ずつですから、3か所回れば一週間。
もうひと踏ん張り遠征すれば10日近く、タースケの「お祭り」は続いたわけです(バカです・笑)
しかし、タースケみたな「お祭り好き」によって、露店は平均的に商いができ、どの町にも祭りの日は活気があったように感じます。
ーー神はすべての民に平等でなければいけないのだ byだーばぁ (-"-)
つまり、
近年の「祭祀」は土日に休める多数派のモノになってしまい、本来の意味からかけ離れてしまったということ。
「イベント」と「祭祀」が一部の人間の都合によって、ごっちゃにしちゃって、いいのかいな?
よくないべそ!
他にも理由はたくさんありますが・・・
「祭祀」である「お祭り」の日程は昔に戻すべきだと、ワタクシメは強く願うのでありまする。