自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

中廊下と障子張

2024年01月21日 | なかま道志ベース

ふと思うと、中廊下のある家は少なくなったかと思います。

他の部屋を通らずに、各室に入れるのが中廊下です。

先日、障子を張り替えました。

前日に障子紙を剥がし、翌日に張ります。

これは中廊下で夏場は障子を外し、風通しよくするための障子です。

今や障子のある家も少なくなったかと思います。

まして、外廊下や中廊下があることも珍しいのでしょう。

この障子は桟も多く、張り替えるのも結構手間のいる作業でした。

マンションなども快適に過ごせる構造になっているかと思いますが、中廊下は無駄なスペースで、それより一室作る方が構造的にも売れるのかも知れません。

でも、中廊下がある生活も良いもですよ。

これも唐紙と障子の組み合わせで、夏場は障子も外せます。またこの障子は明り取りにもなります。

以前は畳部屋だったのですが、フローリンに張り替えました。

しかし、障子だけは変えませんでした。

今やエアコンも設置され、自然の空気を利用する必要は無いからだと思います。

ちょっと分かりずらいのですが、和室の外廊下はすべて障子になっていますが、障子は自然採光と暖かみを感じ、また下の障子を上げるとガラスが入っていて、雪見障子になります。

ガラスが入っているため、寒さを防ぎながら外の景色(雪見)が出来る構造ですが、ここからの雪景色を見ることが出来るのは贅沢かも知れません。

上下させる障子には、このようにバネが付いています。

家の近くにも建売り住宅が沢山出来ていますが、不思議なことに軒先が無い家が多いことです。

ちょっとした、雨風はどうやって防ぐのでしょうか?

日本の風土と気候に合わせた建物はまさにSDGsの先進だと思います。

障子張などは手間もかかりますが、これまた良しと言うべきなのでしょう!

霧を吹いて、乾かしている途中であちこちしわが寄っていますが、乾けばピンと張った状態になります。

前日に、私が障子を外し女房と私が障子紙を剥がします。

これも結構な手間作業です。

今では便利なノリもホームセンターで売っています。

昔話しですが、ノリと言えばご飯粒でしたね。ご飯をヘラで潰して練ってノリにしていました。また、ノリのきいたYシャツなども木綿袋に入れて練り状にしてその液汁が衣類のノリにしていました。

この様な障子用のテープも売っていますが、どうしても桟との接着が良くなく剥がれてしまいます。私はおすすめしません。(買って失敗しました)

私どものような素人が使うなら、このようなノリをおすすめします。

一人で張るのは難しいので、お二人の方が良いかと思います。角を持ってもらいピンと張れるからです。あとはカッターと定規で余分な紙を切り落として行くだけです。

概ね乾いたら、霧を吹くと紙はピンとなります。

そう、大事なのは紙の裏表です。和服の反物もそうですが中表(なかおもて)と言って、巻いてある内側(中)が表になります。ノリを付けたら転がすように張れば良いのです。

感じはツルツルした方が内側でざらざらしている方が外側の表になります

何かの参考にしていただければ幸いです。

 

Hiro


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