自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

退職して気持ちにも変化が・・・。

2021年04月02日 | なかま道志

3月31日(水)50年間勤めていたサラリーマン生活の最後の出勤日になりました。

会社支給の物品などの返却とご挨拶です。

出かける前に、大きなため息が出ました。

この時間に家をでました。

スマートウォッチを愛用しています。

これは優れものです。

長年使っていた通勤バッグ(3W)です。

普段はリュックのように背負って歩いています。

この中にはパソコンなど返却するモノが入っています。

バス停付近のケヤキの木も新芽が噴出しています。

4月(春)の気配を感じます。

秋葉原で乗り換えです。

空いているように感じますが、東京も大阪もコロナ感染者数が400人を超えています。

大手家電店が見えます。

線路沿いの看板には、元気に送り出してくれる笑顔が見えます(感じます)。

この時間に山手線に乗り換えました。

東京駅を過ぎました。

2年前はここで乗り換えて、モノレールに乗っていました。

もう、モノレールに乗ることも無いのでしょう。

羽田に行くにしても自宅近くからリムジンバスを利用するかと思います。

思えば、家近くの職場で定年(60歳)まで勤め、その後5年間は他団体(65歳)の仕事をしていました。

そして、縁あって羽田本社で5年間(70歳)勤め、もういいかなと思ったら他の企業(社員5000人)で手伝って欲しいと言われて今日(73歳)になっています。

もう少し手伝ってくれと言われましたが、コロナ禍での在宅勤務などは生に合いません。

やはり、対面での仕事が好んでいました・・・。

そんな経緯から、退職を選びこの日を迎えたのです。

品川駅に着きました。

やはり、それなりに混んでいます。

この案内図の右方向に本社があります。

もう来ることの無い駅になるのでしょう。

これが最後の通勤路です。

ツツジが咲き始めました。

もう、こんな時期になったのですね。

返却するIDカードやスマホ・パソコンなどです。

脇机もきれい片付けました。

ポツンと鍵だけが入っています。

何も無い私のデスクです。

周りを見渡しても、ほとんど社員がいません。

私の上司である役員(もちろん年下)の本部長と部長にご挨拶いたしました。

昼近くになって、役員から昼食でもと誘われました。

以前ですと(コロナ禍出なければ)部署全員の前でご挨拶もあり、その後お疲れさん会(送別会)なども慣例でしたが、それもなく呆気ないエンディングでした。

近くのビル2階は夜は酒場で昼はランチ街になっています。

11時半ごろでないと混んで入れません。

案の定、昼食が終わった頃は、通路のイスに待っている方で溢れています。

役員は「どうですか?お好み焼きでも」とのお誘いです。 

スジと海鮮のお好み焼きを分け合って、しばし話し混みました。

何も社に貢献できなかったのですがと切り出すと、Hiroさんのおかげで社の雰囲気や方針も一部変えたとのことです。

お役に立てて何よりでした。

近くの公園です。

桜も散り始めています。

まさに3月末を感じます。

高輪ゲートウェイ辺りです。

大規模な工事が進捗しています。

もう、この工事の完成は見ることは無いのでしょう。

早い時間にバスに乗り帰宅です。

長年、履いていた通勤靴も脱ぎました。

下駄箱の奥にしまいます。

夕食になりました。

女房から50年間お疲れさまでしたと労いの言葉がありました。

どこかで食事でもと考えましたが、我が家が一番落ち着きます。

体に良いものが出されます。

メインは美味しい肉のすき焼きでした。

50年勤めたエンディングです。

しかし、これから新しい暮らし方に入ります。

先ずは仕事で使ったいろいろなモノを片付けようかと思っています。

今は道志に入りましたが、ジャガイモを植えるために畑を耕したりいろいろとやることがあって万歩計も10000歩を越えています。

振り返ればいろいろとありましたが、今では肩の荷もおりて仕事中心から解放された気分は格別なものがあります。

まぁ~あと10年はどうやって暮らすかを考えます。

そして、道志には何年いられるかもあります。

山道の運転に不安が生じたら、家を手放す考えです。

明日は薪置場の棚を作ろうかと思っています。

こうして居られる今の環境が最高なんでしょうね。

感謝です。

 

Hiro