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思いつくままに…

郷里

2012年11月14日 | 思い出す事

「善は急げ」と、早速に移動した

エミ王女は母親似なので、父の郷里でも外人だとは思われなかった

「健一、この方はどなたなんだ、前触れも無く、いきなりお連れして…」と、驚き半分、不満半分で、父の父親が言った

「まあ、良いじゃありませんか…、若い二人なんだから」と、母親が庇って

「ちよ!」と下女を呼んで「お客様を壱の間にお連れして」と指示した

そして、追い掛けるように「お風呂に入ってもらいな」と加えた

「健一、お前は着替えたら、話しが有るから」と私の父に言った


健一の実家は何百年も続く由緒有る家で、この村に二十軒ほど有る「高橋」姓の本家であり、しかも古くは平家の落人村だと伝わっている

当主を継ぐと代々「清左衛門」を名乗り、当代は二十一代目「高橋清左衛門」で、父の父である

しかし、母親の真佐が本家の血筋で、当代の清左衛門は分家から来た婿である


着替えて、母の前に座ると

「細かい事は聞かないが、どのようなお方なのかだけは教えといてくれないかい」と言うので

「さる国の王女で、匿って欲しいと、その兄で私の友人が言うので、連れてきた」と、父が答えると

「判った」と言い、それ以上は聞かなかった


暫く滞在する山間の地で、やはり、あれこれ起きるだが…


(続く)
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虎の巻

2011年07月22日 | 思い出す事

インターネットはスゴイ!

検索すれば何でも出て来る。

昔、翻訳をしていた時、

手元の辞書に出ていないと

図書館に行った。

一つ二つを調べて帰ると

半日かかった。

今では居ながらにしてパソコンで

大概の用は足りる。

もっと昔は、試験前夜に

「虎の巻」を持っている友達の家まで

自転車で走った。

菓子問屋だったので、お母さんが

茶と菓子を出してくれた。

たまには、セーラー服のお姉さんも帰って来て、

おしゃべりも出来た。

それはそれで、今は味わえない

楽しい一時でもあった…

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花粉

2011年03月07日 | 思い出す事

自分が花粉に負けるようになって十数年にもなろうか…

世間に花粉症が注目されるようになってから何年が経つのか定かではないが、それ以前の話し:

英会話の個人レッスンをお願いしていた四十数年前の春先の事だが、その在日英国人婦人が、今思うと、花粉症だった。

だがその当時の日本人には免疫力が有ったのか、話題に挙がった事が無かった。

その後十数年を経て徐々に花粉症が注目されるようになって、今日の隆盛(?)に至った。

昔は無かった花粉が現れたものではない事は上記の通り。 従って、日本人一般の体質が変って、その免疫力が低下したのか? ではその理由は…?

それが判ればその対策も判るはずで、あれこれ宣伝されてはいるが何れも完璧なものは未だのようだ。

この科学の進んだ世の中で小さな花粉に負けるのは、各種のウイルスを退治出来ないのと同じか…?

そうすると、先行き短い自分は死ぬまで花粉と戦っては負ける春先を繰り返す事になる…

悲しい事だ…

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「 雨 」

2011年03月01日 | 思い出す事

今日は一日中冷たい雨だった。

「雨が好き」と言う教え子がいた。

「落ち着くから…」「窓に向いた机に座って雨を見ながら勉強するのが好き…」との事だった。

今どうしているだろうと思った。

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