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20210615 松本地域管内現地調査第2弾

2021-06-15 13:20:45 | 活動日誌

6月15日には松本地域振興局管内の農地整備及び林務関係の県事業について視察を行い、中信地区の続木・中川・寺沢の3議員に加え、花岡賢一議員(佐久市・北佐久郡)、本年度農政林務委員の熊谷元尋議員(飯田市・下伊那郡)が参加しました。

■松本市岡田地籍田溝池の耐震化工事:東日本大震災でため池の堤体が崩れとことによる災害があったことから、国は平成25年度に全国的にため池の耐震性点検を行い、その結果、田溝池において堤体上流及び下流側の安全性が確保されていないことを確認しました。田溝池は昭和7年が築造地域内では美鈴湖、生妻池に次ぐ3番目の大きさです。今回は、上流貯水側及び下流側に押え盛土を行い、安定を図る防災工事が行われています。

■松本市稲倉地籍大崩地区治山事業:昨年7月の集中豪雨で平成14年につくった地滑りブロック及び平成11年に施行された吹付法枠が被災しました。原因は尾根伝いに地下水脈があり崩れ、14万㎥の土砂が流出しました。現在、応急対策を行い、恒久的な対策に向け地質調査などを行うとともに、災害復旧工事に着手している。

■安曇野市田沢地区総合的治山事業:同地区は、糸魚川‐静岡構造線断層帯に位置し、急峻な隆起帯になっているため地質が脆弱で、過去に降雨等により山腹崩壊を起こしてきたため、保安林に指定し、治山事業により復旧を図ってきました。近年では平成23年5月の豪雨災害により、田沢駅上の崩壊地が拡大し、山腹工・法枠工・土留工など復旧治山事業を行いました。また、一帯はマツクイムシによる被害が拡大しているため、保安林内の被害木を伐採し、広葉樹を天然更新していくことを考えています。

■安曇野市堀金烏川地区ほ場整備:本地区は、昭和30年代に基盤整備が行われましたが平均15a程度の小さな圃場であったこと、用水路の老朽化などから圃場整備を行ってきました。地質が荒く水はけがよすぎるため土質の改良も行いました。通常、国の負担が50%で、残りを県、市町村、受益者が負担を案分していますが、担い手の集約を進めることで国の負担が5%かさ上げされ、受益者の負担は8.75%となっています。

■塩尻市洗馬妙義地区揚排水施設整備:現在、4か所ある加圧機場を廃止し、揚水機場と加圧機場を各1か所に集約し、自然流下させます。また、長崎原地区の水源を沢水から梓川へ変更し、国営梓川右岸上段幹線の水を確保します。烏川と同様に担い手を集約することで国負担のかさ上げを目指しています。受益者は304戸で地元負担は15%です。

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