長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

幸四郎の会見

2012-08-31 07:58:02 | Weblog
「死者にムチを打つ」という言葉があるように、どんな死に方をしても、死んでしまえば、あまり悪く言うことは避けるように言われている。
とはいえ、染五郎の場合は、転落はしたものの生きており、その父親である幸四郎の心痛は察して余りある。
しかしながら、これは染五郎個人の問題ではなく、奈落への転落の可能性は十分ありながら、放置してきた歌舞伎界全体の責任ではないかと思う。
それはさておき、幸四郎の会見を聞いていると、歌舞伎界独特の大げさな言い方に、うんざりしてくる。
「血の海」といわれても、打撲と骨折で、そんなに血が出るものかと思ってしまうし、(死を)覚悟したといわれても、心肺停止でもなければ、すぐに?「命に別状はない」というようなことは分かりそうな気がする。
さらに聞いていると、無意識の中で踊っていたと、まるで死にそうになっても、歌舞伎を忘れないというまるで美談を話されているような気がしてくる。
また、「スタッフには落ち度はない」とかばわれると、歌舞伎界の重鎮であるならば、もっと安全について、役者も、スタッフも全力で取り組む問題でないだろうかと思ってしまう。
もし、歌舞伎ファンの心証を悪くしたのであれば、私の心がひねくれているのだから、ご容赦願いたい。


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