長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

海水注入の中断はうそだった

2011-05-27 08:42:57 | Weblog
昨日、東電が海水の注入は継続しており、所長が報告しなかったと発表した。
開いた口がふさがらないとはこのことである。
これで、東電の発表は、何も信じられなくなった。
生のデータがない限り、いくら東電が発表したからといって、それを信じるわけにはいかなくなった。

なぜこの段階で発表したかも疑問である。
IAEAが来たから、隠しておれないとして発表したようだけれど、データをチェックしたら、そのようなことが分かるのであれば、そのデータをつけて発表するべきである。
それがなければ、実際に中断していたけれど、中断しなかったことにして発表しているのかもしれない。

それと、御用学者が、中断しても、あまり影響はないといっていたけれど、これもお笑いである。
現場では、注入を中断したら、大きな影響が出ると思ったから、東電の中で会議をして決定したにもかかわらず、実際には中断しなかったのである。

斑目委員長は、「わたしはなんだったのでしょうか?」といっていたけれど、あのような緊急時に、現場に行かないで、会議や総理への助言でことを決めていたら、責任の所在もはっきりしないまま、いろんな決定がなされていってしまう。
もし原子力の第1人者を自認するならば、実際に現地へ行って指揮を取るべきである。

これで、保安員と政府と東電の緊急時の命令、指揮系統がでたらめであったことがよく分かった。
たぶん、日本の一番悪い慣習ではないだろうか。


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