猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

前橋日赤で術後18ヶ月目の受診、外科の診察は和やかでしたが、耳鼻咽喉科の診察はちょいと深刻、でもあんじゃあないです。

2020-11-19 08:02:54 | あんじゃあない毎日

前橋赤十字病院の周りの田んぼは冬作の麦の種まきも終わり、凄く静かになっていました。
食道がんの手術をしたのは昨年4月の末でした。それから、3ヶ月間隔で、術後の異常がないか、がんが再発していないかを検査して主治医の診察を受けています。昨日は、18ヶ月目の主治医の診察を受けに前橋赤十字病院へ出かけたんです。

 
暖かく、風もなかったんでクロスバイクで出かけました。端気川の下流は水が流れていませんでした。上陽小学校の脇の端気川を覗いたら、川底の石の上に鳥がいました。むこう側はセキレイですね、手前の茶色い小鳥はモズの雌鳥のようです。川底のモズ、初めて見ました。

 

 前橋赤十字病院、昨年3か月入院していた時の病室の窓も見えます。
予約時間通りに主治医の外科部長さんの診察に呼ばれました。「お元気ですか?」「はい、元気にしております」。体調を説明して、Droitの鈴木トレーナーが作成してくれた「身体の通信簿」を渡しました。「なかなかいいですね…」って言いながら目を通していました。

 「CT検査の結果からお伝えしますが、がんの再発も、新たながんの発生は見られません。大丈夫です」。「血液検査の結果もほとんどの項目で良好です。問題になるものは見当たりません」。
「ありがとうございます。ホッとしました」
また、元気でお会いしましょうってことで、来年2月の検査の予約をさせてもらいました。

 次は耳鼻咽喉科で咽頭部の検査と診察を受けました。耳鼻咽喉科の領域は主治医から切り離されています。
それは、
食道がんが見つかったときに行った全身のがん検査で、食道がんとは別に初期の咽頭がんが見つかっていたからです。検討の結果咽頭がんは後回しにして、食道がんの治療が優先し、2回の術前化学療法(入院2週・自宅療養2週を2回)を行ったうえで、摘出手術を受けました。
食道がんの手術の後の検査では、咽頭がんが確認できなくなっていました。食道がんの術前化学療法で使用した抗がん剤の副次的な効果が想定されました。それで、そのまま消えてくれることを期待して、3月ごとに経過観察を受けてきていました。

写真は、すべての診察等がすんで出てきたら、ドクターヘリが一度に2機着陸してきたのです。その様子です。

 耳鼻咽喉科の医師による検査の結果、咽頭がんが確認されました。なくならないで、動き始めていました。早期に取り除くことが望ましいということで、担当医はすぐに手術室や麻酔科のスケジュールを確認して、近々に手術を受けられることになりました。それなので、診察後に、術前に必要な血液・尿検査、心電検査、胸部エックス線検査を済ませました。

終わってから、病院近くの田んぼを見に行きました。


畔にトキワハゼとハキダメギクが一緒してました。知らなきゃ踏んづけて歩いちゃうけど、よく見りゃかわいい花なんですよ。

がんは仕方ないのですよね、感染症と違って自分の身体の中で起きる不愉快な変化なんです。自分の身体の一部なんです。早く見つけて、より良い方法で片づけるしかないのですね。
だから、患者に求められる努力は、医師と医療スタッフがやる医療行為に負けない体力をつけておくことだと考えています。この18か月、ずっとそう考えて、Droitの鈴木トレーナーの指導を受けてきたわけなんです。

 
咽頭がんの手術を受けることに全く躊躇はありません。食道がんの治療を始めるときから想定していたことですから。24日には、入院説明、麻酔科の手術説明、耳鼻咽喉科の手術説明を受けます。

畔のカタバミ、オオイヌノフグリ、きれいですね。みんな春の花ですね。

 

 家に戻って、着替えをしてからまちへ出かけました。広瀬川の遊歩道は落ち葉がいっぱい、でも日差しは暖かく、上着がいらない陽気でした。

咽頭がんの治療を始めることにしたのですが、少し気になっていることがあります。それは、新型コロナウイルスの感染拡大との関係です。これについては後日、別に書きます。

  広瀬川の川面では、流れてくる木の葉をカルガモが追いかけていました。枯葉は餌にならないだろうに、おもちゃにして戯れているのかな…

 

 川岸のニシキギの紅葉です。
咽頭がんの手術を受けることにはみんな散ってしまっていそうです。

 

  昼食は、ヤギカフェで炒り卵とパクチーののったカレーを食べました。「今日は合格でしたか?」って美郷さんに聞かれて、「だ~めでした。落第!」
でもね、いつもと同じに難しい話を笑い話交えてしてきました。深刻になったって意味ないもんね。カレーおいしかったです。

 

 
午後、千代田町の稽古場のご用でちょいと中へ入りました。初代吉駒と二代目吉駒が1960年から使った稽古場の舞台です。まだ前橋には花街が存在し、芸妓も大勢いました。その芸妓の皆さんが稽古で踏んだ舞台です。前橋の花街の香りを残しています。でもさ、花街がなくなっちまったんで存在価値はもうないのかもしれません。

 稽古場からの帰り道、三河町の空き地の隅に小さな塊を見っけました。猫みたい。

 野良猫です。空き地の隅に枯草のベットで丸くなってました。暖かい陽気ですけど、夕方からは冷え込みます。どうするのかな…

 家に戻ったら、COCOはユキ子さんのベットの羽毛布団の上で寝てました。この猫も野良の時には枯草の上で寝ていたかもしれません。

3代目吉駒は、千代田町三丁目のグランヴィル前橋へ出かけていました。住宅型有料老人ホームとデイサービスをしている施設です。老人ホームに日本舞踊のサークルでも作ろうってのかな、どんなことが始まるのかそのうち聞いてみます。COCOも吉駒もしっかりマイペースです。

 

 夕食の鱈ちり鍋あのですが、写真がボケボケ、どうしたのかな…

  
こちらははっきり撮れてました。アオリイカのゲソと里芋とシメジの煮物です。アオリイカのエンペラと野菜の酢の物です。鱈ちり鍋の〆は、富士見町の石田製麺のひもかわを玉子とじにしていただきました。おいしくいただけました。

今日からは、手術前の健康管理体制にはいります。
新型コロナの感染者数が急増しています。日本医師会の会長は極めて深刻な事態だと指摘しています。新型コロナの感染拡大の中で、私のがん治療は新しいステップを切ります。大丈夫ですよ、想定内ですから…

 

11月18日の体温 6:40 36.5℃  12:30 36.6℃  22:00 36.6℃
     今朝の血圧 7:40 最高 127  最低 72
     今朝の体温 7:40 36.6 ℃

 若柳吉駒でございます。4月12日に開催を予定しておりました第77回美登利会につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期してまいりましたが、秋になりましても、お客様に足をお運びいただくうえでいろいろな心配が解消できませんことから、来年の春まで延期させていただくことといたしました。誠に申し訳なく存じますが、どうぞお許しの上、来春の開催までのお待ちをお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください