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「ハーフムーン・セレナーデ(Grass Harp Pianissimo)」
河合奈保子さんの13枚目のオリジナルアルバム「SCARLET」の10曲目(B面5曲目)に収録されている曲です。
ビデオ「SCARLET」では12曲目に収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」でもこの曲のビデオ映像を見ることができます。
この曲は、アルバムリリースの約1ヶ月後に、奈保子さんの26枚目のシングルとして、シングルカットされました。
作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三
(写真はNAOKO PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)
切なさの極みを感じさせるメロディと歌詞。
低く抑えた出だしから、サビにかけての奈保子さんの高く伸びる、透き通るようなファルセットの歌声は心に突き刺さるように切なさを響かせています。
この曲は、85年末頃には既に作られていた曲で、コンサートで歌われていた様です。
そのときの歌詞はレコードとしてリリースされたものとは若干異なっていました。
ほとんど同じではあるのですが、1番、2番ともにサビの部分の表現に違いがあります。
私が自分の耳で聞き取った感じでは次のような歌詞だと思います。
=====
1番のサビ部分
→あなたの心へ 満ちてく 夢が
私で あるよう セレナーデ
2番のサビ部分
→願いを銀河の 竪琴にして
奏でる あなたへ セレナーデ
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こちらの歌詞方が、特に2番の歌詞はタイトルの「ハーフムーン・セレナーデ」を強く意識しているように思います。
私はこの歌詞の曲を聴くまでは、この曲のハーフムーンの意味、なぜハーフムーンでなければならないのかがよく分かりませんでした。
現時点での歌詞でのハーフムーンは、愛する人への想いが届いているのだろうかという切なさと不安の象徴としての光と影を意味するもの、想いが深ければ深いほど影がいっそう光と影のコントラストが際だつものだと解釈しています。
「オリコンウィークリー 86.10.27号」での奈保子さんのコメントを抜粋すると、
・レコーディング最終日に歌入れをした曲。最後の1回の録りで満足できるものができた。
・トラックダウンを聴いてみると、自分の作りたかった音とは異なるものになっていた。(声にエコーがかかり過ぎていた)
・リリースまでの日程を考えて、再度トラックダウンできるか相談したらOKが出たので、やり直してもらった。
というようなことが記載されています。
奈保子さんの音楽へのこだわり、自分の納得ができない音楽をレコードにできないという強いプロ意識が感じられるコメントです。
この曲は、
歌詞の要約
***
あなたへの想いを伝えられるのなら、
水面にそっと揺れる枯葉の様に
揺れる私の心を風が奏でるメロディに乗せて届けたい。
寂しげにこぼれる月のしずくは私の願い。
好きな人と結ばれたい。
一つにつなぎあわせましょう。
過ぎゆく時の中で、淋しさを知り、優しさの意味を知った。
あなたの胸で刻まれる時の流れに、どうか私がつつまれていますように。
想いが深いほど、切なさは強くなる。
私の心の痛みはあなたに届いているの?。
心に切なさの涙が流れ、胸の奥を揺らす。
満たすことのできない私の心の淋しさは欠けた月のよう。
時の大河にふたり流されようとも、
あなたと幸せをさがし続けられるのなら、
それが二人の幸せ。
あなたの胸で刻まれる時の流れに、どうか私がつつまれていますように。
***
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