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河合奈保子・Pure Dream

奈保子さんの歌声が聴ける日を夢見て・・・
(当ブログはご本人とは無関係です)

奈保子さん以外の記事もあります

晩夏に人を愛すると

2010-06-23 01:26:21 | JAPAN

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「晩夏に人を愛すると」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の曲目(LPではB面5曲目)に収録されている曲です


作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

しっとりとしたバラードで、胸の中の寂しさがこみ上げて来るようなメロディと歌詞の曲です。
曲調は日本的なメロディの雰囲気を強く感じさせる雰囲気があるように思います。
私の個人的の印象では、70年代フォークの雰囲気があるように感じます。特に各コーラスの最後の部分の節回しはそういった曲調のように感じられ、懐かしさ、寂しさの心が伝わって来るように思います。

歌詞の内容は、短くてシンプルなのですが、心の中に深く情景を思い起こさせる深い詞だと思います。

歌詞の要約
***
晩夏に人を愛した私は青空の三日月
見上げる空は涙色、溢れる寂しさ
こぼれて砕ける銀の月

晩夏に人を愛した私は薄明の星
有明の蒼い空に儚く瞬く
私の愛もやがて消えゆく

晩夏に人を愛した私は夕暮れの寂しさ
暮れなずむ空は人の心の移ろい
私はひとり淋しくたどるだけ

***

 


霧の降る夕闇

2010-06-20 16:46:40 | JAPAN

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「霧の降る夕闇」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の曲目(LPではB面4曲目)に収録されている曲です


作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

異国情緒を感じさせるイントロ、しっとりとした雰囲気のメロディをファルセットで歌う奈保子さんの歌声で曲の悲しみ、切なさがいっそう深く伝わって来ます。

この曲はアルバムだけの曲でしたが、奈保子さんが1987年に出演した当時の歌番組「夜のヒットスタジオ」で、この曲が歌われています。

歌詞の要約
***
あなたと過ごしたこの街
想い出は哀しさを連れてくる
あなたは自分の夢を追いかけ
この街を去ってゆく

私はこの街で泣かずに
あなたを待ち続けます

今胸にある悲しみ
私はあなたを信じて待ちます

悲しみを乗り越えられるのは
あなたを信じ続け愛し続けることだから

本当は伝えたかった私のつぶやき
あなたに届く前に
あなたを乗せた翼の瞬きは
夕闇に消えていった

追い続ける夢に迷った時は
私のことを思い出して
今胸にある涙
深く思い続ければいつかきっと優しさになるでしょう

行かないでと伝えられなかった心
その思いを知るように胸の中の花びらが散ってゆく

悲しみを乗り越えられるのは
あなたを信じ続け愛し続けることだから
***


十六夜物語

2010-06-19 07:26:18 | JAPAN

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「十六夜物語」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の曲目(LPではB面3曲目)に収録されている曲です

アルバム「JAPAN」がリリースされたのは1987.6.24ですが、その1ヶ月後の7.24に27枚目のシングルとしてアルバムからカットされました。
シングルB面にも「十六夜物語」のピアノトランスクリプション(歌唱なし)が収録されました。

シングルではアレンジが若干変えられているのだと思いますが、違いがほとんど分からないです。
コーダ部分ストリングスにシンセサイザ、またはさらに別のストリングスアレンジが加えられているように聞こえるくらいでした。他にもまだありそうな気はしているのですが。

作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

哀しいくらいの切ないメロディと歌詞がひとつとなって心に押し寄せるバラードです。
この曲を聴くといつも曲の世界に引きずり込まれ沿うになり、情景を想い浮かべては涙組沿うになってしまいます。

いつも歌詞の要約を私の思いこみだけの解釈で書いていますが、この十六夜物語は思いこみで書くにしても難しいですね。
感覚的には理解できても、言葉の裏にある機微をさらに言葉で表現することに迷ってしまいます。
歌詞の奥深さ、日本の心の奥深さを実感します。
それ故に、心に深く染み渡ります。

つたない私の表現だとこんな感じになってしまいました。

歌詞の要約
***
恋に落ちた女の心は月なのだろうか
満ちる想いに押し寄せるためらいの心
あなたに会いたいはずなのに
不安にとまどう心は十六夜の月

届けられぬ想いに悲しむのなら
私はいっそひとりでいい

それでも、あなたから離れられぬ心
一度だけ口づけ
もうあなた以外愛せないほど
心に痛みを刻んで欲しい

人を愛する恋心は十三夜の月
想いが深くなるほど募る切なさ
ためらいの心は十六夜の月

穏やかな気持ちのはずなのに
切なさの裏にある激しさで心が砕かれる

あなたを思いながら一人紅を指す
届かぬ想いはやるせない

恋に落ちた女の心は月のよう
満ちては欠けて
心はいざよう

***


黒髪にアマリリス

2010-06-18 00:58:28 | JAPAN

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「黒髪にアマリリス」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の曲目(LPではB面2曲目)に収録されている曲です

この曲のライブ映像('87 EAST)はビデオ「月夜宮殿 ~ムーンライト・パレス~」に収録されていますが、DVD「PURE MOMENTS」でも見ることができます。

作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

独特のリズムを刻む中に、郷愁の寂しさとエキゾチックな雰囲気を感じさせるメロディの曲で、和をテーマにしたアルバム「JAPAN」の中では異色的な曲だと思います。
でも、私はこの曲はJAPANの中では好きな曲の1つでもあります。

NAOKO PREMIUMに収蔵の「JAPAN」にはこの曲のExtended Re-mixバージョンが収録されています。こちらのバージョンにはコーラスにトランザムの高橋伸明が参加されていて、よりポップス色が強いアレンジになっています。ライブではこちらバージョンが採用されています。


歌詞の要約
***
あの日あなたが母と出会ったように
私も誰かと出会えるでしょうか

2つの国をもつ私、
あなたが母を愛してしまったことを憎んだこともあった
鳶色の目と黒髪
あなたと母の愛の証が私に残されている

本当の自分はどこにいるのだろうか
淋しさに切なさを感じることもある
心はいつも、自分のルーツをさがし求めている

あなたが愛した母の写真
アマリリスの髪飾り
私も遠い日の母の姿を思い浮かべてまねしてみる

今私は、あなたが母と出会った同じ歳になりました
私もいつか誰かと
巡り会えるのでしょうか
あなたが母を愛したように
誰かに愛されるでしょうか

***


砂の舟、草の舟

2010-06-16 01:57:38 | JAPAN

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「砂の舟、草の舟」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の曲目(LPではB面1曲目)に収録されている曲です


作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

テンポの良いリズムながらはかなさを感じさせるメロディが心に切なく響いて来ます。
歌詞の中には、秋の七草が歌詞に盛り込まれていて、去りゆく恋の寂しさを秋の気配に載せて叙情的に表現された内容になっています。
女郎花、藤袴、桔梗、葛、撫子、尾花(薄)、萩

サビらしいサビという感じの曲ではなく、全体的に抑揚を抑えたメロディのように思います。
そのためか、まるで歌を詠んでいるかのようにきさえ感じます。
サビに当たる部分では奈保子さんのセルフコーラスで厚みを増した深い切なさとなって響いてきます。

歌詞の要約
***
名前さえ知らぬ花のように
私の想いは、ひっそりと散りゆく
思い出は砂の舟
恋も知らずに壊れ行く
あの頃に心に願っても帰れない

秋風に揺れる草
私の心も寂しく揺れるだけ
はかない祈りは心を切る切なさの痛み
甘い思い出も過ぎれば幻
あの頃に心に願っても帰れない

***


終夜の蛍

2010-06-14 00:00:01 | JAPAN

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「終夜の蛍」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の5曲目に収録されている曲です


作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

深い想い、深い哀しみに引き込まれるようなバラード曲です。
奈保子さんの歌声も深い哀愁に満ちあふれた吐息を感じさせるように響いて来ます。

イントロ部分、効果音として夏祭りの音が入っていいます。
最近聴くまで、この効果音に私は全く気づいていませんでした。

歌詞の要約
***
一日過ぎる度深くなる吐息
襟元すり抜け、川面に浮かぶ光を揺らす風

あなたへの愛を届けられるのなら
愛しさの気持ちを持ち続けられるのなら
私の想いは幾千の蛍となってあなたの元へ飛んでゆく

胸に秘めた想いは哀しいほどに深くなる
あなたへと飛んでゆく私の想い
蛍のようにはかない命
あなたへと届かず落ちてゆく

泣きたいほどの想い、あなたへと放つ
蛍の灯は今日も私の涙で消えてゆく

***


海の中の星座

2010-06-13 10:47:45 | JAPAN

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「海の中の星座」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の4曲目に収録されている曲です

作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

湯栗と始まる歌い出しから、切ないメロディながらもどこか美しい思い出を見るような優しい気持ちを感じさせてくれるバラードです。

のどかな心落ち着くような風景が目に浮かんで来るようなメロディ。
美しく輝く思い出、それが哀しい思い出としても2度と取り戻せない、心の中でいつまでも大切な思い出。

曲を聴き、歌詞をじっくりと読み返すと、心に深く秘められた哀しみもやがてかけがえのないものになると教えてくれるようです。

歌詞の要約
***
蒼くゆっくりとうねる海
遠く見ていた岬が激しい雨ののなかに煙ってゆく
この海の潮騒は寂しい旅人にいつも優しく歌いかける

雨上がり、雲の切れ間から落ちる光の筋
差し込む幾筋の光はゆれながら海に浮かぶ星座

やがて訪れる秋の気配
ひと夏だけでは捨てられない想い
寂しくても輝く思い出があるからこの海はいつもまぶしい

雲の切れ間から差し込む光
思い出は海に浮かぶ星座
2度と取り戻せないきらめき

***


夏の左岸、冬の右岸

2010-06-12 13:08:06 | JAPAN

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「夏の左岸、冬の右岸」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の3曲目に収録されている曲です


作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

ミディアムテンポの比較的緩やかなリズムの曲で、どこか懐かしさを感じさせるメロディです。
詞の内容から受ける印象とは異なり、サウンドとメロディはむしろ軽やかさを感じさせてくれます。
奈保子さんの歌声もさらりとした感じで切なさの中にも甘さを感じさせる響きになっています。


歌詞の要約
***
伝えたくても伝えられない想い
ふたり視線があい、瞳をそらした時に
あなたは私のときめきに気づいたでしょう

あなたの本心に気づかないまま過ごした夏
あなたは優しいけれど
涙の予感の雲のように私の心にたれ込める
あなたといた夏
二人のあいだの黄昏に気づかないまま恋してた

あなたは淋しさの風と共に去ってしまった
白い雪がすべてを覆い尽くす冬の訪れとともに
和tしの恋も冷たく閉ざされてしまう
あなたは私を傷つけないように
冷たく突き放した
それがあなたの優しさ

あなたの背後に沈み行く夕日
思い出が淋しさのように通り過ぎ
恋の終わりに気づいてたはずなのに

***


桜の闇に振り向けば

2010-06-11 23:59:59 | JAPAN

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「桜の闇に振り向けば」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の2曲目に収録されている曲です

作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

桜の花にみる、はらはらと舞い散るはかなさを表すかのようなイントロ。
胸の中を締め付けられるような切なさに埋め尽くされるような雰囲気をもつメロディと詞の曲です。

私の個人的印象ですが、この曲のアレンジ、サウンドを聴いていると、村下孝蔵さんの曲の雰囲気があるように感じられます。
メロディー展開、曲のもつ切なさからしても、村下孝蔵さんがこの曲を歌ったとしても違和感内容に思います。


歌詞の要約
***
薄明かりの中に浮かぶ散りゆく花びら
人恋しさの中
苦しさとなって押し寄せる
はかなさは胸に募ってゆく
確かな愛を探し求めることは哀しいことなのか
闇に浮かぶ桜は
かつてみた美しい夢
遠い日の思い出

春、満たされる命とは裏腹に
散りゆく花のはかなさよ
胸に募る思いは激しさを秘めた恋心
叶わぬ愛を追うことは切なさの証しなのか
闇に浮かぶ桜は
切なさの中の自分の姿
心に残る夢のかけら
***

アルバムJAPANの歌詞カードには、奈保子さんの写真は一切ありません。
おそらく、心の中で情景を思い浮かべて欲しいという想いがあるのだと思います。

ということで、「JAPANの」紹介では写真の掲載はありませんのでご了承ください。


水の四季

2010-06-10 00:00:01 | JAPAN

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「水の四季」

河合奈保子さんの14枚目のオリジナルアルバム「JAPAN as waterscapes」の1曲目に収録されている曲です。

このアルバムはタイトル通り、「和」にこだわった作品で、曲の中身はもちろんジャケット、歌詞カード(和紙風で右開き、縦書き歌詞)等、細部までに日本を意識したものになっています。

前にも書いたことなのですが、レコードの歌詞カードは大きさはもちろん、和紙風、イラスト等、復刻CD付属のものでは感じられない質感があり、私はこの歌詞カードが気に入っています。

歌詞カードに写真は一切ないので、視覚的アイテムを追求される方には少々物足りないかもしれませんが。


作詞:吉元由美
作曲:河合奈保子
編曲:瀬尾一三

アルバムのタイトルコンセプトとなるべき曲とあって、日本の四季、水のある風景、想像をかき立てられる音と歌詞になっています。

イントロから神秘的雰囲気を醸し出しており、深い森のしずくから、やがて恵みの水が生まれてゆくような力強さも感じさせる曲です。
自然の神秘、神話を思わせるような雰囲気さえ感じられます。

水に恵まれた自然の中で人の思いも水と共に様々に色づき、うつろう様子が歌詞とメロディに刻み込まれている様です。

奈保子さんの歌声も、初めはゆっくりと落ち着いた声から、次第に強さと激しさを見せて、曲のテンポは変わっている訳ではないのですが、声で変化を表現しているようにさえ感じます。


歌詞の要約
***
花、月、風・・・
時の流れの中で色は移ろい、人は夢を描く

花影が水面を揺らす春
悠久の昴の輝きを映す夏

形ないものにさえ色与える水
いつの日か美しく映せ、愛の影


朝に夕暮れ
心に伝わる音にさえ色を与える水
人の心のはかなさも、時の中で水のようにうつろう

紅の葉に染まる秋
雪に閉ざされた世界、遙かな海を思う冬
心の中ですべてに色を与えられ
いつの日か美しく映せ愛の影

いつの日か愛の影も美しき色となる

***