河合奈保子・Pure Dream

奈保子さんの歌声が聴ける日を夢見て・・・
(当ブログはご本人とは無関係です)

奈保子さん以外の記事もあります

心の窓に光りを(Behind every child)

2010-08-30 00:00:01 | ブックエンド

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「心の窓に光りを(Behind every child)」

河合奈保子さんの17枚目のアルバム、そしてデビュー10周年(1990.6.1)にリリースされた記念アルバム「ブックエンド」の6曲目に収録されている曲です。

作詞:ミッキー吉野
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

オリコンウィークリーの1990年5月28日号の記事での、この曲のコメントを抜粋すると
・タケカワユキヒデさんのお子さん4人もコーラスに参加してもらっている。
・子供の声を使ってレコーディングするのは初めてだったので、一緒に遊びながらやったみたいに自然に出来た。
・今回はラヴソングではないけれど、もっと大きな愛を感じてもらえればうれしい。
という事が記されています。

奈保子さんのコメントにもあるように、大きな愛をテーマにしたような内容の曲です。
たくさんの子供達と一緒に歌っている様子が目に浮かぶようです。子供達の歌声も自然に、自由に子供達が歌っている雰囲気が伝わってきます。
そのせいか、奈保子さんの歌声も自然で、伸びやかなものが感じられます。


写真は知人からの頂きもので、1990年に撮影されたものです。(小さくてすみません)
この写真の曲名は分からないのですが、子供達と一緒にステージにいるところから想像するとおそらく「心の窓に光りを」ではないかと思います。

歌詞の要約
***
雨の日にも、晴れの日にも
この世界、みんなの心には
希望の光が溢れてる
子供達はみんな知っている

子供達の素直な心の窓に、光りを輝かせよう
みんな一緒に、いつまでもこの惑星に

悲しい時にも、楽しい時にも
いつでもみんながいる
ひとりじゃない
子供達はみんな、分け隔て無く自由に遊ぶ

子供達の素直な心の窓に、光りを輝かせよう
みんな一緒に、いつまでもこの惑星に

いつでもみんな一緒に
心の窓に光りを輝かせよう

***

「人の住む家、家庭には明るくするために窓が必要。だから心にも窓が必要。そして素直な光りをいっぱい入れよう。次の世代の人達のためにも 僕たちの惑星。」
(「ブックエンド」歌詞カードより引用)


編曲 鷺巣詩郎・萩田光雄

2010-08-28 00:00:01 | NAOKO

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「編曲 鷺巣詩郎・萩田光雄」

先日は、若草恵さん、大村雅朗さんのアレンジ比較について書きましたが、今回は鷺巣詩郎さんと萩田光雄さんです。

おふた方は河合奈保子さんの中期の楽曲提供の中でアレンジャーとしてシングルやアルバムの中に名前を見ることが出来ます。ただ奈保子さんの楽曲での活動は鷺洲詩郎さんの方が長いため当然提供楽曲数に違いがあります。そのため単純比較は難しいのですが、シングルは両者の作品を競わせるような形の戦略とも思える時期がありますので、あえて取り上げて見ました。

前回と同じように、両者の対比をしてみると

鷺巣詩郎・編曲
(1)コントロール(売野雅勇/八神純子)
(2)唇のプライバシー(売野雅勇/筒美京平)
(3)永遠のシネマハウス(売野雅勇/筒美京平)
(4)太陽の下のストレンジャー(売野雅勇/八神純子)
(5)デビュー Fly Me To Love(売野雅勇/林哲司)

萩田光雄・編曲
(1)ジェラストレイン(売野雅勇/筒美京平)
(2)北駅のソリチュード(売野雅勇/筒美京平)
(3)スターダスト・ガーデン(売野雅勇/筒美京平)
(4)海流の島(売野雅勇/筒美京平)
(5)ラヴェンダー・リップス(売野雅勇/林哲司)

曲名の後の()内は作詞/作曲者です。
この時期の奈保子さんに提供される音楽性については、挑戦的時期でもあり、様々な試みが行われてきた時期でもあると思います。

若草恵さん、大村雅朗さんの編曲では、奈保子さんの内面を引き出すようなアレンジがなされていたのではないかと書きました。
鷺巣詩郎さん、萩田光雄さんのアレンジでは、音楽的挑戦、奈保子さんの表現力の成長という背景もあり、メロディと奈保子さんの歌声の魅力を引き出すアレンジで取り組まれているように思います。

(1)ビートを効かせたリズムと緊迫感
(2)心の中にあるはかなさ、脆さ、狂おしさ
(3)幻想的、ノスタルジックな風景、遠い記憶
(4)内側からわき起こときめき、独特のリズムラインとキャッチーなサウンド
(5)緩やかに、爽やかに吹き抜ける風のような心情の裏側にある切なさ


萩田光雄さんのアレンジでは、もう1曲「涙のハリウッド」があるのですが、この曲については鷺巣詩郎さんとの対比はちょっと難しいように思います。
それは以前にも書いたことがあるのですが、この曲はE.L.O(Electric Light Orchestra)サウンドに少なからず影響を受けているように思います。
「涙のハリウッドの」を聴くと、ビートの効いたロックのリズムとコーラス、ストリングスアレンジはE.L.Oサウンドを意識しているのではないかと感じてしまいます。


余談になりますが、最近中古CD店でずっと以前から探していた XANADU(E.L.O & Olivia Newton-John)のサウンドトラック盤CDを見つけて購入しました。
このアルバムのタイトル曲XANADUを聴いたこともあり、特にそのように感じます。

余談の余談ですが、パフィーの「アジアの純真」を初めて聴いた時もE.L.O風のサウンドだと感じてました。先日、どこかのサイトで見かけた記事で、この曲の作曲・編曲の奥田民生氏はE.L.O好きだったというのを見て納得しました。


朝への誓い(Wake up to a new morning)

2010-08-26 00:00:01 | ブックエンド

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「朝への誓い(Wake up to a new morning)」

河合奈保子さんの17枚目のアルバム、そしてデビュー10周年(1990.6.1)にリリースされた記念アルバム「ブックエンド」の5曲目に収録されている曲です。

作詞:相良好章
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

静けさのなか、まるでささやいているかのようにゆっくりとした奈保子さんの語りかけるような歌声が印象的です。
サビ部分の透き通るような高音のファルセットが心に響きます。

この曲の歌詞ですが、全てがひらがなで書かれていて、まるで心のなかの生まれたての言葉が綴られているようです。

オリコンウィークリーの1990年5月28日号の記事での、この曲のコメントを抜粋すると
・ヴォーカルよりインストって感じ
・今回のアルバムテーマは”友達”、”愛”というように5くらいに決めて、この曲のテーマは”自然”だった。
・”自然”というテーマで作詞の相良さんが「大空を羽ばたく鳥」のイメージで書いてくれた。
・アルバムの中では大人っぽい感じのする曲ではないかと思う。

という事が記されています。


歌詞の要約
***
朝、梢でさえずる小鳥の鳴き声のように
あなたの言葉が
私の心にしみこむ
生きることを
ただ、ありのままに美しく、清らかに

誇らしげに大空に羽ばたく鳥のように
あなたの思いを
この胸に受け止められそう
生きるということを
ただ、時の過ぎゆくままに、鮮やかに

毎日新しい朝はやってくる

***


「プライドを持つこと大切だけれど、時の過ったプライドは昔話。常にありのまま、毎日々々新しい朝を迎えよう。」
(「ブックエンド」歌詞カードより引用)

 


哀しみをしるまえに(Just when I get to feeling)

2010-08-24 00:00:01 | ブックエンド

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「哀しみをしるまえに(Just when I get to feeling)」

河合奈保子さんの17枚目のアルバム、そしてデビュー10周年(1990.6.1)にリリースされた記念アルバム「ブックエンド」の4曲目に収録されている曲です。

作詞:松本恒男
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野


(写真はオリコンウィークリー 1990.5.28号からの抜粋です)

オリコンウィークリーの中で奈保子さん自身もコメントしていますが、ボサノバ風アレンジのスローテンポな曲です。
穏やかで、ゆったりとした気持ちにしてくれる優しいメロディ、そしてアコースティックギターの響きがとても心落ち着かせてくれる曲です。
一部ファルセットっぽく歌っている所もありますが、奈保子さんの自然な歌声、ささやきを聴いているようでとても心地よいです。

オリコンウィークリーの1990年5月28日号の記事での、この曲のコメントを抜粋すると
・この曲は比較的好きなメロディ。ちょっと口ずさめて、軽快だけどスローな感じがいい。・ボサノバ調のアレンジにした。車に乗っている時とかに合う曲。
・雨上がりの午後、晴れ間に車を走らせながら聴くのが一番いいシチュエーションだと思う。

という事が記されています。


「心の天気予報・・・恥ずかしさ、奥ゆかしさ 大事な事。ちょっとした心持ちが、夢と希望につながっていく。」
(「ブックエンド」歌詞カードより引用)

ブックエンドのコメントには上記のように記されていますが、この歌詞をじっくり読んでみても解釈は非常に難しく感じます。
要約を書いていて、自分でも意味が分からなくなって来ました。
(要約になって無いですね)

歌詞の要約
***
ささやきは風に流れる雨しずく
優しさは雨上がりのように、さりげない

心の中に光る隠しきれない想いと恥じらい
あなたは気づいていたはず

淋しさはつぶやきの雨模様
出会いの頃の想い出に雨宿り

心の中に光る隠しきれない想いと恥じらい
胸の中に光るささやかな輝きにため息と恥じらい
あなたはそれに気づいていたはず
***


今日を生きよう(Make it easy)

2010-08-22 00:00:01 | ブックエンド

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「今日を生きよう(Make it easy)」

河合奈保子さんの17枚目のアルバム、そしてデビュー10周年(1990.6.1)にリリースされた記念アルバム「ブックエンド」の3曲目に収録されている曲です。

作詞:相良好章
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

ロック調のノリのいいリズムの曲ですが、胸にずしりと響くメッセージを感じる曲でもあります。ラテン系の香りの音色の少し歪ませたリードギターのメロディも、心強さを引き立てているようです。

力強い奈保子さんの歌声もしっかりと伝わってきていて、ボーカルの他、セルフコーラス、そして曲の最後の部分での "You make it easy on yourself"のコーラスと、声にこだわっている曲でもあり、それがいっそうこの曲のメッセージ性を強くしているように感じられます。
このアルバムの中で、音楽的にもメッセージとしても、私が最も好きな曲で、聞いているだけで自然と心の中に力がわいてきます。

歌詞カードでのコメントは次の通りです。

「人には陽の部分も、陰の部分もある。もしその暗い部分が100パーセントのうちで、99パーセントでも自分は残された1パーセントの明るい部分でも生きていく。」
(「ブックエンド」歌詞カードより引用)

歌詞の要約
***
今私は、過去も、守るべきものも捨ててゆく
未来へつながる自分の心を胸に秘め歩き出す

この世に生まれたその意味を
自分に問いかけ
今前に進もう

今自分を信じる事が
輝く自分を見つけること
それが私の全て

今この一瞬を精一杯生きよう

この世に受けた自分の命
今一度見つめ直す時
自分らしく誇りを持って
命に応えるこそが生きる証

今この一瞬を精一杯生きよう

自分らしく生きることは
難しいことじゃない
***

オリコンウィークリーの1990年5月28日号の記事での、この曲のコメントを抜粋すると

・肩肘張らずに、自然に生きようというテーマ。
・以前からコンサートで歌っている曲。
・割とハードでパワーのいる曲、その分ステージ映えする曲でもある。
・コーラスはポール・ジャクソン氏(ベース)とトミー・シュナイダー氏(ゴダイゴ)と自分の3人でやっている。
・メインよりもコーラスの方が自分は好き。

という事が記されています。


編曲 若草恵・大村雅朗

2010-08-20 05:25:23 | NAOKO

 

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「編曲 若草恵・大村雅朗」

アルバム「ブックエンド」の途中ですが、今日はちょっと趣向を変えた話題で。

河合奈保子さんの主に初期~中期にかけて、楽曲アレンジに携わっていた若草恵さんと故・大村雅朗さんの曲について、最近比較的よく聴いています。

以前にもこのブログで時々書いていますが、おふた方がアレンジ楽曲にはどことなく似た香りを聴くたびに感じてしまいます。歌、そして奈保子さんの表現する歌声のすばらしさを引き出しているのかも知れません。
それは奈保子さんの内面、本質を見抜いているかのようにとても繊細で魅力的な楽曲に仕上げているように思えます。


楽曲に携わった時期、作詞・作曲者、楽曲コンセプト等全く同じ条件では無いので単純に比較することは出来ないとは思いますが、主な楽曲で比べると共通点(奈保子さんの魅力を同じ視点から引き出している)が見えてくるのでは無いでしょうか。

「曲に対して持ち続ける印象は、アレンジでほとんどが決まる」というのは私の持論ですが、改めておふた方がアレンジした楽曲を対比してみると、それぞれに共通する魅力があるように思います。

これらの対比については、私個人の印象なので異論はあるかと思いますが、どうぞご容赦下さい。

若草恵・編曲
(1)ラブレター(竜真知子/馬飼野康二)
(2)ストロータッチの恋(来生えつこ/来生たかお)
(3)MY LOVE(谷山浩子/谷山浩子)
(4)風の舟(谷山浩子/谷山浩子)
(5)車窓(来生えつこ/来生たかお)

大村雅朗・編曲
(1)スマイル・フォー・ミー(竜真知子/馬飼野康二)
(2)微風のメロディ(尾崎亜美/尾崎亜美)
(3)SKY PARK(石川優子/石川優子)
(4)疑問符(来生えつこ/来生たかお)
(5)涼しい影(来生えつこ/来生たかお)

曲名のあとの()内は作詞/作曲者です。

上記のそれぞれの曲の中で表現していること並べると次のようになると私は感じています。詞とメロディによる影響も、もちろんあるとは思いますが、それぞれのアレンジで作り出されるサウンドは奈保子さんのもつ表現力、もしくは奈保子さん自身のそういった内面を引き出すかのように、そういった観点で作られているように思います。

(1)ときめき、愛すればこその切なさ
(2)優しさ、はにかみ、恥じらい
(3)溢れる喜びの中にありながらも感じる不安
(4)静けさの中に訪れる、胸の奥深くにある哀しみと苦しさ
(5)繊細さ、純粋さ、透き通るような心情

奈保子さんは圧倒的な歌唱力があるという訳ではありませんが、それ故に奈保子さんの歌声が持つ繊細さ、切なさ、心の機微が自然に伝わってくるのではないでしょうか。
しかし、それは奈保子さんの安定した歌唱力があるからこそ表現できることでもあると思います。
奈保子さんの歌の魅力を知る人なら誰もが感じていることかも知れません。


風に吹かれて(Now and then)

2010-08-18 00:00:01 | ブックエンド

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「風に吹かれて(Now and then)」

河合奈保子さんの17枚目のアルバム、そしてデビュー10周年(1990.6.1)にリリースされた記念アルバム「ブックエンド」の2曲目に収録されている曲です。


作詞:ミッキー吉野
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

しっとりとした雰囲気、奈保子さんのファルセットの声が優しく響くメロディ。
どことなる淋しさを感じさせる曲です。

両脇をブックエンドに挟まれて、机の上に並ぶ本のように、このアルバムの1曲1曲が作られているように思います。その1冊1冊は、心の中を記した物語のように思えて来ます。
そういった意味もあるのかも知れませんが、このアルバムの歌詞カードにはそれぞれの曲を読み解くコメントが添えられています。それはまるで本につけられた帯、あるいはブックカバーに記された言葉のようです。
ただし、ブックエンドに当たる最初と最後の曲にはその言葉はありません。
ブックエンドだから当然かも知れませんし、あるいはこのアルバムのコンセプトになる2曲として明確にメッセージを出しているからなのかも知れません。

ちなみにこの曲のコメントは次のように記されています。

「恋は錯覚から始まることも多い。そして、お互いに理解して別々の道を選ぶ。でも、ちょっとさびしいこの頃・・・」
(「ブックエンド」歌詞カードより引用)


歌詞の要約
***

風のように今私によみがえる記憶
あなたは覚えているかしら
時の流れに身を任せていたあの頃

ようやくお互いの生き方が解りあえたけど
本当は別々の道だったことがちょっと寂しい

目に見えない心の底
触れられない瞳に映るもの
感じることができたなら

肩打つ雨のように今私によみがえる想い出
あなたは覚えているかしら
いつしかふたり薄れていった想い出

ようやくお互いの生き方が解りあえたけど
本当は別々の道だったことがちょっと寂しい

心に響く覚えていたはずだった気持ち
遙か遠く忘れていたと思っていた気持ち
もう一度、取り戻すことができたなら

***

オリコンウィークリーの1990年5月28日号の記事での、この曲のコメントを抜粋すると

・満たされているのに何か物足りない、どうしたらいいのか分からないという時代になっているように思う。1990年代になり、変わりゆく時代の中、皆よい時代へ向かうことを願っている。そういう気持ちを出せたらと思って作った曲。
・ミッキー吉野氏とも普段からそういう話をよくしている。

という事が記されています。


美・感性 (The beauty of the soul)

2010-08-16 00:00:01 | ブックエンド

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「美・感性(The beauty of the soul)」

河合奈保子さんの17枚目のアルバム、そしてデビュー10周年(1990.6.1)にリリースされた記念アルバム「ブックエンド」の2曲目に収録されている曲です。

作詞:相良好章
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

アルバム「ブックエンド」は奈保子さんの10周年を記念するアルバムという事を考えると、奈保子さんが歌手として続けて来た10年とこれからの想いを込めた何らかのメッセージを伝えるためのアルバムではないかと私は思っています。

その事を伺わせることとして、歌詞カードの一番最後には
「Dedicated to all the people who have supported me over the 10 years」
というメッセージが「NAHOKO」というサインと共に添えられていることからもうかがい知ることが出来ます。

アルバムタイトルは「ブックエンド」ですが、アルバムジャケットには「Book Case」という文字が記されています。おそらくリリース直前でのタイトル変更だったのだと思いますが、このアルバムの意義を考えた上での決断だったのだろうと思います。
そして「ブックエンド」を意味する2曲のうちの1曲がこの「美・感性」ということになります。

胸の奥から押し出すような、しかし力強さを感じさせる歌声。おそらくトラックダウン時にアレンジしているのだと思いますが、心の強さがしっかりと感じられる歌声のように聞こえます。
切迫感感じさせる速いリズム、そして間奏部分での不安定さを感じさせるようなメロディは、自分の音楽は「未完成」であり、目指すべき所は遙かまだ先にあるということを表現しているように感じられます。

オリコンウィークリーの1990年5月28日号の記事では、このアルバムのそれぞれの曲について奈保子さんのコメントが紹介されています。
その中から抜粋すると
・自分の曲はメロティが先の場合が多いが、この曲は詞が先だった
・アルバム全体が見えてから取りかかった曲なので、時間をかけて作った
・詞のイメージは人を愛するということより、「生きてる道」、それもまっすぐではなく紆余曲折の道
ということが書かれています。


(写真はオリコンウィークリー 1990.5.28号からの抜粋です)

歌詞の要約
***
暗闇迫る空へ
今あえて安らぎの場所を捨て1人旅立つ
行く先の見えない空
しかし、私の心は自由に満ちている
希望で熱く溢れる想いに気持ちは昂ぶる

探し続けているもの
今も美しく遙か遠くまで続いている
それを追い求める気持ちに迷いも限りもない
たとえそれが遙かなる路だとしても

それはいつもきらめき続けている私の歓び
それは私の存在の証

私の前に続くうねる路
今、そこに踏み出す足取りは
茨の道だとしても自由に満ちている
それが愚かな事でもこの想いには迷いも限りもない
たとえそれが遙かな路だとしても

それはいつもきらめき続けている私の歓び
それは私の存在の証
***


Searchin' for tomorrow

2010-08-10 00:00:01 | シングルB面

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お知らせ
都合により8/15までブログの更新をお休みさせていただきます。
楽しみにしていただいている方には申し訳ございませんが、どうぞご了承下さい。
8/16から再開する予定です。
よろしくお願いします。
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「Searchin' for tomorrow」

河合奈保子さんの31枚目のシングル「美・来」のカップリング曲として収録されている曲です。

作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

「美・来」は、アルバム「ブックエンド」にも収録されることになりますが、そのアルバムの先行リリースという形になっています。(「Searchin' for tomorrow」はカップリングだけでアルバムには収録されませんでした。)
作詞は「さがらよしあき」さんですが、アルバム「ブックエンド」では相良好章と漢字表記に変わります。
「さがらよしあき」さんがいかなる経歴の人なのかは分かりませんが、アルバム楽曲の歌詞提供の前後で、名前の表記を変えたということになります。


さて、「Searchin' for tomorrow」ですが、アップテンポ、軽快なリズムで、聞いていると自然と元気と希望がわいてくるような曲です。
間奏部分のハイテンポで特徴のあるメロディにも聞いていてとても興味深く引きつけられてしまいます。
奈保子さんのはつらつとした歌声がやっぱり一番心に残る曲だと思います。

歌詞の要約
***

悲しみの涙は昨日までの記憶
微笑みは、これから始まる歓びの出会い
明日への約束

心輝かせ明日を見つめる瞳の先には
誰もが胸に秘める熱い想いの新しい世界が待っている
いつも、いつまでも、そしてどこまでも

今日を生きる苦しみは
誰もが逃げられない昨日までの記憶
微笑みは、明日を見つけるための確かな約束

1人よりも2人一緒にいられれば
きっと心ときめく美しい世界が広がってゆく
いつも、いつまでも、そしてどこまでも
***

歌詞の要約として書き出すとシンプルな内容になってしまいますが、実際曲を聴くとその内容は心深く刻まれると思います。


月影のふたり

2010-08-08 00:00:01 | Calling You

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「月影のふたり」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の10曲目に収録されている曲です。


作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

アルバムを締めくくるこの曲も、奈保子さんのファルセットの歌声が優しく穏やかに響いています。
穏やかなメロディ、月明かりに照らされ、ふたりの間にゆったりとした時間が流れる情景が目に浮かんでくるようです。

ジャズ風の曲調で、大人の雰囲気を漂わせる曲です。じっくりと聞いていると胸の奥にじんわりと暖かさがしみて来ます。


歌詞の要約
***
ふたり優しく照らされる
窓辺に差し込む月明かり
会話もとぎれ
あなたがさりげなく仕掛けた
ときめきにとまどう私

恋こがれていたあなたとふたりの夜なのに
気持ちを伝えられない私

今あなたと過ごすふたりの
時間が少し怖いけれど
胸が高鳴る私の心

ためらいがちに
いつしか寄り添う二つの影

ずっと待ちこがれていたふたりの夜
自分の気持ちに素直になれない私

今この時が美しく、まぶしく胸に刻まれる
もうひとりの頃の私には戻らない
あなたとふたり
***