河合奈保子・Pure Dream

奈保子さんの歌声が聴ける日を夢見て・・・
(当ブログはご本人とは無関係です)

奈保子さん以外の記事もあります

モノクロの恋

2010-07-31 10:11:43 | Calling You

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「モノクロの恋」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の6曲目に収録されている曲です。


作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

この曲でも奈保子さんのファルセットが心地よく響いて来ます。
その歌声は、他のファルセットの声よりもいっそう甘く、可愛らしく歌っているように聞こえます。この曲の歌詞に込められた純粋な気持ちを表現するように、大切な人への想いを込めるように。

この奈保子さんの歌声を初めて聞いた時は、「こんな歌い方も出来るんだ」と興味深く聴いていました。私個人の印象ですが、この曲の歌声はどことなく薬師丸ひろ子さんに似ているようにも感じました。

歌声、そしてセルフコーラスでもこの曲は私のお気に入りです。
各サビの最後の部分「モノクロの恋だって 他人は言うけれど」での、奈保子さん自身の声によるハモりはとても心地よく、深く心に残ります。

歌詞の要約
***
ひとりになりたいときには
気にせずにそうして
わけもなく自分を見つめ直したい時も
きっとあるから

大切なあなた、そしてこの恋
あなたが輝いていれば
それだけで私はうれしい

思い浮かべれば
あなたはいつも私の側にいる
あなたの手のぬくもりだけで
私の心も温かくなる
それだけでもいい

それを人はモノクロの恋というかもしれない

触れずに、ただ見つめていたときには
そうして欲しい
瞳から気持ちを感じたい時も
きっとあるから

ふたり大切な時間だから
お互いの生き方を見つめれば
未来へとつながるはず

思い浮かべれば
あなたはいつも私の側にいる
あなたと交わす言葉があるだけで
気持ちは高まり
私はあなたを信じられる

それを人はモノクロの恋というかもしれない
***


いつも恋は・・・

2010-07-30 00:00:01 | Calling You

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「いつも恋は・・・」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の5曲目に収録されている曲です。


作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

神秘的な雰囲気を感じさせるイントロから始まるこの曲、恋にときめいている気持ちを表す内容がとても可愛らしく表現されているように思います。
弾むようなリズムのギターの音色も胸躍る気持ちを表しているかのように聞こえます。

この曲でも奈保子さんはファルセットで歌っていて、その歌声がとても可愛らしい、甘い歌声です。
聴いていてとてもほのぼのしてくるような気持ちになります。また、各コーラスの最後でトロンボーンの(音色と思われる)ほんわかとした演奏がさりげなく入って、洗練されたサウンドと対照的に、その部分がほのぼのとした気持ちにさせてくれる曲になっています。
歌詞の要約
***
いま、私にはあなたしか見えないの
あなたとふたり一緒にいるだけで
何も言えなくなってしまう
自分の気持ちを隠してみても
それが恋だと自分でも気づいている

まるで少女のようにこんなにときめいている私
そんな自分をおかしくも思う大人の私
恋をするとどうしていつも
こんな気持ちになるのだろう

私にとってあなたの存在は奇跡そのもの
あなたを思えば
募る思いにため息ばかりの私
もう懲りていたはずの恋なのに
またこのときめきの虜になってしまった

まるで少女のように胸を焦がしている私
そんな自分が恥ずかしい気持ちになる大人の私

でも恋する気持ちはいつになっても同じ
今私にはあなたがすべて
***


ミッドナイト・コール

2010-07-28 00:00:01 | Calling You

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「ミッドナイト・コール」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の4曲目に収録されている曲です。


作詞:さがらよしあき、蒼イ瞳
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

曲名からすると、このアルバムのタイトルナンバー的位置づけになる曲だと思います。
スローバラード風の曲で、ひとり高まる思いを胸に抱いている様子が浮かんでくるようです。
聞き込む程に、曲に込められた切ない思いが伝わって来ます。
この曲もファルセットで歌われており、奈保子さんの切ない響きの歌声は、好きだという強い想い告げられないけれど、心の中ではつながっているという心の声を表しているように思います。


歌詞の要約
***
いつも心に浮かぶあなた
声を聞きたくて
夜中なのに、あなたのナンバーを指でたどる
電話の向こうのあなたの声で
それだけで心も通じているよう

高まる思いと裏腹に深まるため息
あなたが好きだから
あなたの声が聞きたくて
どんな夜も

交わす言葉は無くてもいいの
あなたと結ばれた電話で
安心するの

会えない夜もあなたとつながる電話
あなたと分かち合えていることが
私を夢の中へと導く
あなたが好きだから
あなたの声で安らぐの
どんな夜も

***


ローゼの海

2010-07-26 00:00:01 | Calling You

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「ローゼの海」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の3曲目に収録されている曲です。


作詞:さがらよしあき、蒼イ瞳
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

ゆったりとしたリズムで奏でられる、静寂の様子。それとは裏腹に心の中は大きく乱れている。曲に込められたそんな情景を心に自然と浮かばせてくれる曲です。
この曲はファルセットで歌われており、奈保子さんが心の中でつぶやいているかのように聴かせてくれます。
要所要所で、ディストーションを効かせたギターの音色は、心の乱れを表しているかのように、メロディーを揺さぶっているようです。
また、AORの雰囲気を思わせるアレンジも特徴の一つで、聞き込むほどに曲の情景に引き込まれる曲ではないかと思います。

以前にも書いた事なのですが、このアルバムでは10曲中、7曲がファルセットで歌われており、そういった意味でもアルバムとしての新しい表現を模索しているようにも思います。

歌詞の要約
***
膝を抱き、ひとり部屋でぼんやりとしている
差し込む夕日は薄暗い部屋の中に
赤い海を作り出す

あなたを待ち続けることよりも
先に進む事を選ぶ私
それが、あなたを傷つけることになっても

あなたとの想い出が心をよぎり
心に忍び寄る影
決めたはずの心が揺れている

部屋に差し込む明かりもいつしか薄らいでゆく
あなたとの未来よりも、
別な未来を選ぶ私
それが、あなたを裏切る事になったとしても

ひとり想いにふける部屋に
やがて差し込む月明かり
迷いは無いはずなのに心は揺れている

でも、あなたとのことはもう胸の奥に沈める

***


4つの想い出

2010-07-24 00:00:01 | NAOKO

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7月24日、河合奈保子さんの誕生日です。
デビュー30周年、そして誕生日とダブルでおめでたいです。
河合奈保子さん、おめでとうございます。

私が奈保子さんのファンになったことについては、先日の6月1日の記事に書いた通りです。
そして私が、奈保子さんの姿を実際にみたことがあるのは4回でした。

「1981年春」
初めて奈保子さんの姿を直接見ることが出来たイベントでした。
当時住んでいた福岡のラジオ局の屋外での公開録音だったと記憶しています。当日は確か朝から雨で、開催されるのか奈保子さんが来てくれるのか不安を感じながら出かけたように思います。
写真はこのブログの昨年8月16日の記事で掲載しています。当時持っていたカメラは50ミリの標準レンズしかなく、遠目の写真しか撮れなくて残念でしたが、実際の距離はもっと近くに感じられました。
初めてあこがれの奈保子さんの姿を直接見ることが出来、うれしくてたまりませんでした。それほど広い会場では無いところにたくさんの人が集まり、しかも雨で傘をさしている人もいるため、押し合いに近い状態でマニュアルのピントを合わせ写真を撮るのに大変でした。
写真を撮りたくてずっとファインダーをのぞき続けることになるのですが、そうするとせっかくの奈保子さんの姿を直接見ることが出来ないという葛藤に悩まされてしまいます。
イベントでは「17才」を歌っていましたが、他の曲も歌ったかについては、もはや記憶にありません。(泣)


「1981年8月15日」
確かこの日だったと思います。奈保子さんの夏のコンサートが福岡の電気ホールで開催されました。
当時、私の身近には河合奈保子さんのファンはいなかった(松田聖子さんのファンが一番多かったように思います)ため、ひとりで出かけました。歌手のコンサートで、私が見に行った初めてのコンサートでした。
恥ずかしながら、コンサートの内容はほとんど記憶に残ってないのですが、奈保子さんの歌声と客席の歓声、大音量とライブの臨場感で夢のようなひとときで、あっという間に時が過ぎたということを記憶しています。
ライブでの悩みは、立ち上がって手拍子をし声援を送るべきか、それともじっくりと曲、歌を聴くべきか。そういうことで悩んでいたように思いました。

コンサートが終わり、帰宅してからは奈保子さんのファンクラブに入る決意をして、芸映さんに質問と回答をもらうため往復はがきで投函したところ、2週間後くらいに奈保子さんのサインが書かれて戻ってきました。
思いがけないことでサインを手にすることができて、このときもとてもうれしく感じたことを覚えています。
この時のサインが私が持っている唯一のサインで、今でも私の宝物です。
往復はがきで一体なにを質問したのかは既に記憶にありませんが、その後は無事ファンクラブに入会できました。


「1982年春」
奈保子さんの新曲キャンペーン「愛をください」が福岡のデパートの屋上(天神コア)で行われ、この時も奈保子ファンが身近にいなかったためひとりで出かけて来ました。
この時は、友人から200ミリの望遠レンズを借りて写真を撮りました。これも同じように写真をこのブログの昨年8月16日の記事で掲載しています。
この時もたくさんの人が会場に訪れて、押し合いへし合いの状況で写真を撮ったように思います。奈保子さんとの距離は前回のFMのイベントの時よりは遠かったですが、望遠レンズのおかげで少しは大きな写真が撮れました。

この時は握手会も行われるため参加資格となるシングルレコードを購入して、握手会に参加しました。この時が私にとって奈保子さんと握手した唯一の機会となっています。
小さくて柔らかい手だったという印象が残っていますが、そのときは緊張して、奈保子さんの目を見ることができず「頑張ってください」と一言声をかけるのが精一杯でした。
でも、私にとって大事な想い出の一つであることは確かで、いつの日か、また奈保子さんと握手出来る日が来ればと願い続けてます。


「1988年7月24日」
言うまでもなく、よみうりランド オープンシアターEASTでの奈保子さんの最後のバースデーライブの日でした。
この日のチケットをどういう風に入手したか全く記憶に残っていませんが、確か2枚のチケットを入手していました。
その年は私が社会人1年生のときで、そのときの入社同期に奈保子さんファンがひとりいたのです。なぜその人が奈保子さんファンと分かったかというと、新人研修での講義を受けているとき机の上に「河合奈保子カンペンケース」を出していました。社会人で堂々と使っている勇気にも驚きましたが、やっと身近に現れた奈保子さんファンに感動しました。ということで、7月24日のバースデーライブはその人と行くことになりました。もちろん、紙テープを大量に用意して出かけたことは言うまでもありません。

それまで恒例となっていたEASTでのライブもこの年で最後、そんなことも知らずに私は出かけていました。
席は中央真ん中よりくらいでしたが、ステージまでの距離は意外に近く感じました。
円形配置客席の野外ステージは独特の雰囲気を持っていて、会場の雰囲気に飲み込まれるような印象を持った覚えがあります。
ライブ映像一部は、今ではPURE MOMENTSでも見ることができます。
その中で、奈保子さんがリクエストメッセージを読み上げ、リクエストくれた方はどこにいらっしゃいますか?と問いかけると会場のあちこちから一斉に返事が返ってきます。
私も友人と一緒に立ち上がって手を振りながら返事をした記憶があり、その後、奈保子さんの「サイテーよ!」と言う言葉に「しまった。」と思ったものですが、今ではそれもいい想い出になりました。


私が奈保子さんの姿を直接見ることができた4つの想い出ですが、またいつか奈保子さんの姿、できればライブを見る機会があればどんなにすばらしいことかと思い続けてます。
この先、きっとその日が来ることを信じて待ち続けたいと思ってます。

PS.余談ですが、奈保子さんの聖地 オープンシアターEASTですが、最近は芸能ニュース、AKB48のイベント等で頻繁にTVで映るようで、「アイドルの聖地」と今は呼ばれていることを最近知りました。


ダンシング・グッドバイ

2010-07-23 06:01:17 | Calling You

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「ダンシング・グッドバイ」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の2曲目に収録されている曲です。

作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野


(写真はCDジャケットです)

このアルバムで奈保子さんの音楽は、それまでのものよりもかなりイメージチェンジすることになります。
海外レコーディングのアルバムは「Daydream Coast」や「NINE HALF」がありましたが、それらとも異なった大人の雰囲気を強く感じさせるアルバムになっています。
洗練されたサウンドで、大人のシティーポップスを全面に押し出しているように思います。
この曲は1曲目の「あなたへ急ぐ」に続いてアップテンポ、リズミカルな、タイトル通りのダンスナンバーに仕上げられています。
ミュートを聴かせたギターとバックにしっかりと響く図太いベースの音色、ノリがとてもいい曲で、歌声には多くの部分で奈保子さんの声を重ねたセルフコーラスで厚みを出しています。

このアルバムを最初に聴いたときは、それまでの音楽性の相違にとまどいましたが、今ではこういう奈保子さんの音楽もいいものだと思うようになってきました。
とまどったのは音楽性だけでなく、ジャケット写真も最初はとまどいました。
初めて見たときは奈保子さんのそれまでの印象とは全くことなるものでした。

いい意味で驚きの多いアルバムだと思います。

歌詞の要約
***
好きになるのはあなたのクセ
好きになるほど隠せない
瞳に映る美しい人

好きになれば誰でも心躍り
胸に流れる歌に身を任せる
ただそれだけのコト
ふたりの最期の時になる

別れるのは私のクセ
別に憎み合って別れる訳じゃない
もうふたりのときめきは別のところ

時の流れのままに身を任せ
胸に流れる歌が変われば
ときめきも冷める
ただそれだけのコト
ふたりそれぞれ別の未来を見てる
***


あなたへ急ぐ

2010-07-21 00:00:01 | Calling You

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「あなたへ急ぐ」

河合奈保子さんの16枚目のオリジナルアルバム「Calling You ・・・呼び寄せられて・・・」の1曲目に収録されている曲です。
また、このアルバムの直前にリリースされた30枚目のシングル「悲しみのアニバァサリー」のカップリング曲でもあります。

作詞:さがらよしあき
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

ミッキー吉野氏がプロデューサとなって作られた初めてのオリジナルアルバムで、ロサンゼルスでレコーディングされています。
奈保子さんのシングル曲としては珍しく、おそらくアルバムとしてのプロモーションの意味合いだと思いますが、この曲のプロモーションビデオが作られており、JEWEL BOXの特典DVDにその映像が収録されています。
「あなたへ急ぐ」はシングルのカップリング(B面)という形でリリースされましたが、JEWEL BOXの解説では当初A面曲として準備されていたと記されています。実際、JEWEL BOXの特典DVDに収録しているプロモーション用スポットビデオを見ると、「あなたへ急ぐ」がニューシングルとして宣伝されています。「悲しみのアニバァサリー」はミュージカルのメインナンバーなのでそのあたりの戦略があたのかもしれません。

曲の方ですが、テンポのいい軽快なサウンドの中、シンコペーションで刻むギターのリズムで始まるイントロ、そしてホーンの響きが心地よさを感じさせてくれます。
奈保子さんの歌声も、それまでのアルバムでの歌声と比べると優しさの厚みが増したような印象を受けます。PVの中では笑顔で歌っている姿があるので、よけいにそのように感じるのかも知れません。


歌詞の要約
***
なぜ、あなたとはいつもこうなってしまうの?
そして、もう一緒にはやっていけないと思ってしまう
でも、本当はまだ好きなの
ふたり争って気づく
自分の気持ちに問いかけてみる

小さな争いのために大切なものを無くしたくない
本当の悲しみに変わる前に
あなたの瞳の輝きを失う前に
あなたの元へ急ぐ

なぜ、あなたはいつもそんな態度になるの?
でもそれは優しさを表現するのが下手なだけ
あなたのことがそれでも好き

あなたとの距離が縮まる程不安を感じ
眠れない日々が続く

でも、もう迷わない
あなたへの想い
待っていてくれるあなたの元へ
私は急ぐ

***


秘めやかなラヴストーリー

2010-07-20 00:00:01 | Angel/PRISM/NAOKO22/Masterpieces

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「秘めやかなラヴストーリー」

河合奈保子さんのベストアルバム「Masterpieces -河合奈保子作品集-」に収録されている曲です。

作詞:小谷野宜子
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

この曲は奈保子さんの1984年の秋のライブのために発表された曲で、このアルバムで初めてレコーディングされたことになります。
1985年の奈保子さんのバースデーライブ(EAST)でも歌われており、映像は今でもDVD「PURE MOMENTS」の中で見ることができます。
ライブ映像の他、奈保子さんの弾き語りで当時のTV番組でも放送されていたようです。

映像を見ると、当時のライブでのアレンジとミッキー吉野氏によるアレンジではかなり雰囲気が異なるように思います。
このアルバムのミッキー吉野氏のアレンジを聴いて、いい意味で意外性のある編曲だと思いました。
ストリングスを主体としたアレンジは、歌詞の情景に深みを与え、愛を思う心の中の寂しさ、優しさが自然と伝わってくるようです。
もちろん、奈保子さんのメロディのすばらしさが根本にあることは言うまでもありません。
歌い出しの、詩の朗読を思わせるしっとりとした雰囲気からさびにかけては胸の中にある熱い思いを一気に押し出すように歌い上げる奈保子さんの歌声は、聴いていて胸にジーンと来てしまいます。

曲のタイトル「秘めやかなラヴストーリー」、JASRACで検索するともう一つのタイトル「秋の静けさの中に」というものが登録されています。
1984年の時点でどちらのタイトルで発表されたのかは私は分かりません。


歌詞の要約
***
ふと思い出す昔読んだ詩集
いちょうの葉
ふたつの葉が結ばれてひとつになったのか
ひとつが別れてふたつになったのか

そんな言葉が心によぎりながら
ひとり歩くいちょう並木
舞い降りるいちょうの葉に
様々な愛を思う

空、海、陸、生きとし生けるものを育む愛
そして男女の愛を思う
巡る季節の中で愛も巡る
命の色づく秋は、神々がもたらした愛の印なのだろうか

彩りと影、この季節の風景の中
様々な愛を秘めて舞い降りるいちょうの葉
思わず手に取り、自分の愛に思いを重ねて見る

秋の静けさの中に秘められた熱い思い
***


幸せに見える女

2010-07-19 00:00:01 | Angel/PRISM/NAOKO22/Masterpieces

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「幸せに見える女」

河合奈保子さんのベストアルバム「Masterpieces -河合奈保子作品集-」に収録されている曲です。

作詞:蒼イ瞳
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

イントロ無しでいきなり奈保子さんのくるおしいほどの切ない歌声で始まる曲です。
ミディアムテンポ、マイナー調の曲で、どこか歌謡曲の雰囲気を漂わせている節回しを感じさせる曲です。

JEWEL BOX2のブックレットでミッキー吉野氏の奈保子さんに対するコメントが載せられていますが、その中でも「・・・彼女から当たらし時代の歌謡曲ができるかナ?・・・」といったことが語られています。そういう意味でも、ミッキー吉野氏が奈保子さんに対してメロディのアドバイスをしたのかも知れないと想像してしまいます。

また、JEWEL BOX2のコメントの中では、当時奈保子さんが音楽活動の傍ら、ドラマやCMに出演し、音楽がそれらと関連づけられてしまうことをミッキー吉野氏は理解できず、ひいてしまったことが述べられています。実際にはこのアルバムよりもあとの話になりますが、ただ、ミッキー吉野氏は奈保子さんの歌手としての実力、音楽家としてのセンスを評価していたからこそ、音楽に専念して欲しかったという想いがあったのかもしれません。

また、ミッキー吉野氏は「結果は出せなかったけれど方向性は間違ってなかったとおもいますので、そのうちにこの結末をちゃんとつけたいですね。」とも語っています。

歌詞の要約
***
深紅に燃える彩りの秋
枯れ葉は私の恋のようにゆっくりと足下に舞い降りる

その日のために伸ばし始めた髪が肩まで届くと
なぜか、切なさに変わった
心に忍び寄る淋しさ

友達からは贅沢と冷やかされても
左薬指、約束の指輪の輝きとは裏腹に
私の心は色あせてゆく

不意に襲われる淋しさの訳を私は探している
いつも会いたい人のはずなのに
胸の痛みにとまどう私

涙に濡れた想い出がよみがえり
言いしれぬ想いに心が揺れる

あなたと歩くチャペル
人からみれば私は幸せに見える女なのだろう
だけど私の心は淋しさが満ちている

***


静かの海

2010-07-18 00:00:01 | Angel/PRISM/NAOKO22/Masterpieces

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「静かの海」

河合奈保子さんのベストアルバム「Masterpieces -河合奈保子作品集-」に収録されている曲です。

作詞:小谷野宜子
作曲:河合奈保子
編曲:ミッキー吉野

ファルセットで歌われているこの曲ですが、歌詞に込められた思いをささやいているように心の中に響いてきます。
この曲は1985年はじめ頃には作られて、奈保子さんのライブ等で歌われていた曲のようです。
私は1985年当時のこの曲を聴いたことがないので、その頃のアレンジは全く分かりません。「Masterpieces」をリリースするにあたり、ミッキー吉野氏のアレンジでレコーディングされたこの曲しか聴いたことがないので、以前のアレンジがどのようなものだったかとても興味があります。


歌詞の要約
***
壊れた愛の傷を背中に負ったまま
あなたの腕の中
見上げる夜空に輝く月
静かに時を刻んでゆく

月にもあるという海、静かの海
あなたといると、まるでその海にいるかのような
穏やかな気持ちになる

夜の静けさのなか
切なさが胸の中に滑り込む
どうかこのまま、あなたの腕の中でやすませて

遠い日に無くした夏の日の恋
あのときにもやすらぎの静かの海があった
どこか似ているふたつの恋
絡み合うふたつの想い出

ほのかな月明かりの中
私の心は痛みと安らぎにゆれている

***