「トキメクMERMAID」
2012/6/20、T-PALETTE RecordsからリリースされたNegiccoさんのNewシングル曲「あなたと Pop With You!」のカップリング曲です。
作詞:connie
作曲:connie
オフィシャル試聴:Negicco「トキメクMERMAID」
Negiccoさんの楽曲には珍しい、若干スローテンポの曲です。
まどろむビーチを想像させるような穏やかでしっとりとしたAメロに響くアコースティックギターのサウンドは時間さえもゆっくり流れている世界へと誘われるようです。
アコースティックサウンドはNegiccoさんの曲では少なく、おそらくconnieさんのアレンジ楽曲ではかなり希少、(もしかしたら初めて?)な音になるのではないかと思います。
そして、高鳴る胸の鼓動のように期待を膨らませるBメロ、そして心弾むようなメロディラインのサビ部分というように変化に富んだメロディの曲で、また、音取り、リズム取りをするのが難しい曲でもあると思います。
曲の合間にはラップで合いの手が入れられていて、トロピカル?あるいはカリビアン?な雰囲気を漂わせています。
このラップはconnieさん自身によるものらしいです。
ラップの他、バッキングボーカルも特徴の1つになっています。
先の「Party On the PLANET」ではコーダ部分でKaedeさんの歌声入れられていましたが、「トキメクMERMAID」では間奏部分には(おそらく)Nao☆さんが透き通るような声でバッキングボーカルが入っています。また1コーラス目の ジューシーフルーツ部分で(おそらく)Meguさんのささやき声でコーラスも入れられていて様々な工夫がされている曲です。
シングルタイトルの「あなたとPop With You!」もそうなのですが、「トキメクMERMAID」でもサビ部分でコーラスでなく、コールで声を重ねていることも特徴的で、皆と一緒に盛り上がる気持ちを表現しているのだと思います。
サウンド面では前述のアコースティックギターの音色の他には、グロッケン、そしてサビ部分のピコピコサウンドも爽やかさをもり立ててくれています。
最初に聴いたときに、このピコピコサウンドは不思議な感じがしていたのですが、もしかしたら歌詞にも出てくる「ジューシー・フルーツ」(ジューシィ・フルーツ:バンド名)にあやかったものではないかとも想像しています。
この他にも、歌詞には様々な要素が盛り込まれていて、ふんだんに遊び心を盛り込んだ内容の詞になっています。
「ジューシー・フルーツ」でもう一つ考えられることは、ビーチにいるシチュエーションなのに「シャボンの泡」と表現しているのは何故だろうかと悩んだのですが、それは、トロピカル・ジューシー・フルーツ(ボディソープ)に掛けた例えなのだろうと想像しています。
CDジャケットで表現された人魚にイメージ。
人魚伝説にはひとりの大切な人のそばにいるために、自らの声を失ってまでも想いを届けようとして、そして叶うことはなかったという一説もある悲しい恋の物語。
しかしここでは、心からの想いを遂げようと夢見ていて、その想いを伝える声が消えてしまわないようにという願いが込められているのではないかと思います。いつまでも皆の想いが消えないでいることを願い続けていることを表現しているのだと解釈しました。
曲のもつ全体的な雰囲気については、「ネギさま!Bravo☆」のアナザーソング。
歌詞の要約
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眩しい光が降り注ぐこの場所は
僕らの胸に
ときめきとやすらぎを
運んでくれる
体いっぱいに浴びよう
きらめきを
心のままに感じよう
胸の奥に響くメロディを
君と過ごすこの場所は
きっといつまでも変わらない
キミとの想いも
いつかこの渚を吹き抜ける西風も
熱いこの想いを冷ますことはないだろう
僕らの夏は
まだ終わらないで
大切なものが増えるたび
切なさがまたひとつ
増えてゆくのは何故だろう
寂しさがこの声を消してしまわぬよう
歌い続けよう
この想いを伝える歌を
ここで君と過ごせた時間
またひとつ増えたね
大切なきらめきと胸の痛み
それでも僕らの夏は
輝き続けるさ
これからもずっと
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