河合奈保子・Pure Dream

奈保子さんの歌声が聴ける日を夢見て・・・
(当ブログはご本人とは無関係です)

奈保子さん以外の記事もあります

HAPPY EVER AFTER (砂の記号(はもん))

2010-05-24 00:00:01 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「HAPPY EVER AFTER」
(砂の記号(はもん))

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の5曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、ラスト、10曲目に収録されています。ちなみにビデのでのこの曲はロングバージョンが収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」でもビデオでのこの曲の映像を見ることができます。


訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Richard Marx - Bruce Sudano - Bruce Gaitsh
編曲:Tome Keane & Humberto Gatica


(写真はLDジャケットからの抜粋です。)

LPでは「白い影   ONLY IN MY DREAMS」がラストの曲として収録されていましたが、ビデオでは、この曲「HAPPY EVER AFTER  (砂の記号(はもん)」がラストの曲として収録されています。
また、ビデオ収録の曲はロングバージョンとなっています。このロングバージョンは、NAOKO PREMIUMに「TROUGHT THE WINDOW」のロングバージョンとともに収録されています。
ラストの曲としては、「HAPPY EVER AFTER 」の方が物語のおきまりの文句なので、より雰囲気があると思います。

ベースのソロ、リズミカルに入るこの曲のイントロは特徴的ですが、LP収録のものとロングバージョンを聞き比べると音質が若干異なるように聞こえるので、トラックダウン時に何らかの効果を修正したのだろうと思います。
ロックをベースにした曲ですが、ジャズやブルースの雰囲気も感じさせてくれるメロディとアレンジの曲になっています。奈保子さんの歌唱も歌詞だけではなく、要所ゝにハミングやスキャットを入れて、より躍動的になっています。

ニューヨーク、摩天楼の中のビルの屋上で白いグランドピアノを弾きながら笑顔で歌う奈保子さんの姿がとても素敵です。

歌詞の要約
***
風吹き抜ける荒涼とした大地に夕暮れが訪れる。
やがて無数の星屑が頭上を埋め尽くす。

君は君だけの世界の中、愛する人はいるの?
一人だけの人生は寂しすぎる。

大地に刻まれて来た、遙か昔から続く人の営み。
永遠の時の流れの神秘。
そして人は愛を知る。

大切な人との出会いは奇跡。
だから、愛はまぶしく輝く。
信じれば、奇跡は誰にでも訪れ素。

そして以降、人は幸せになる。
***

ビデオでのこの曲の映像では、奈保子さんの背景として4人の方がジャズダンス風のダンスをしています。
ダンサーの皆さんの動きに切れがなく、ふりも合ってないのは正直に言って難があるように思います。
このレベルだったら、むしろダンスを入れない映像演出の方がまだよかったと感じてしまいました。奈保子さんの歌っている姿が素晴らしいだけにちょっと残念です。

ただ、このアルバムがリリースされた時代背景として、前から「フラッシュダンス」や「フット・ルース」等のダンス映画がはやっていたということがあるのだと思います。
ダンス映像を演出に使うのは自然な流れだったのかもしれません。


FINDING EACH OTHER

2010-05-23 00:00:01 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------


「FINDING EACH OTHER」

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の4曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、9曲目に収録されています。


作詞・作曲:David Foster - Randy Goodrum
編曲:David Foster
Duet with Steave Lukather


(写真はLDジャケットからの抜粋です。)

奈保子さんとスティーヴ・ルカサー氏(元TOTOのメンバー)のデュエットのハモリがとても素晴らしく、心地よい愛のバラードです。
私個人としては、このデュエットがとても気に入っていて、このアルバムでのお気に入りの曲でもあります。

そして、編曲者にはDaydream Coastに続いて、デビッド・フォスター氏が参加しておられます。

これらの洋楽で著名な方たちの名前を当時LPで見て驚いたことを今でも覚えています。
歌詞カードによると、この曲の楽器演奏(サウンド創出)はすべてデビッド・フォスター氏によるものと言うことです。


歌詞の要約(私個人の思いこみで訳してます)
***
ボクが恋するまだ見ぬひとよ。ボクが探していた君との出会いは思いがけずやってきた。

私が探し続けていたまだ見ぬあなた。あなたとの突然の出会いになぜか運命を感じたの。

神はボクが気づいていない運命を知っていた。
お互いにさがし続けて来た人だと。

こうして出会えたふたり。
互いに惹かれ合うことがなければ、ふたりには何も残らない。

君との出会いを感じさせる何かに気づかなければボクの心は空虚なままだった。

これから二人で永遠の愛を育ててゆくの手。
あなたもそのことを感じているはずよ。

ずっとひとりぼっちだったのに、今こうしてあなたに出会えたのだから。
***

ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」でのこの曲の映像は、ニューヨークの公園(セントラルパーク?)を一人で歩く姿。おそらく、曲にあわせて運命の人を探している様子を演出しているのではないかと思います。
映像は何故が赤いフィルターがかけられたものになっています。


SAY IT WITH YOUR LOVE (何も言わないで)

2010-05-22 14:06:31 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「SAY IT WITH YOUR LOVE」
(何も言わないで)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の6曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、8曲目に収録されています。


訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:John parker - Parker McGee
編曲:Tome Keane & Humberto Gatica


(写真はLDジャケットからの抜粋です)

堅い印象のイントロとメロディ、どこか不思議な雰囲気さえ感じさせてくれる曲です。
この曲に限らず、人の営みの神秘、愛の神秘というものを根底にしたアルバムコンセプトがあるようにも感じます。
NAOKO PREMIUMのブックレットで解説されている「9曲の作品の向こうにある1/2の可能性を感じて欲しい」というNINE HALFというアルバムヒントが、歌詞だけではなく、メロディとサウンドがこの曲にはあるように思います。

そのブックレットでは、この曲、および「風の花びら」での奈保子さんの歌声は『フルスピードで突き進みつつも余裕を感じさせたり・・・』と解説されています。
サウンド面での特徴はミュージシャンの方たちによるところが大きいですが、それに影響を受けるように、奈保子さんの歌唱、(セルフ)コーラスも特徴てきなものになっているように思います。

歌詞の要約
***
弦のないギターから奏でられるメロディのように、愛は言葉がなくても深く胸にしみてくる。
見つめ合えば、優しいことばさえいらない。
心であなたの愛を響かせて。
愛は言葉では伝わらない。
世界が続く限り、二人が離れることはない。

詩集につづられた愛の言葉は必要ないように、
あなたは私の唇をさえぎった。
何も言わずに抱きしめていて。
***

ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」でのこの曲の映像は、ニューオーリンズで奈保子さんが散策する風景になっています。
次曲でのロケーションは、南部から一気にニューヨークへと移ります。


TURN IT UP (トワイライト・クルーズ)

2010-05-21 00:30:12 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------


「TURN IT UP」
(トワイライト・クルーズ)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の2曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、7曲目に収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」でもビデオでのこの曲の映像を見ることができます。

訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Tom Keane - Mike Himelstein
編曲:Tom Keane & Humberto Gatica


(写真はNAOKO PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)

ミディアムテンポで軽快さを感じさせてくれる曲です。
ロサンゼルス録音で奈保子さんを悩ませたという"R"の発音、この曲の歌詞に出てくる"TURN"の発音に最後まで悩まされたということがNAOKO PREMIUMのブックレットにも紹介されています。
(私も発音できません)

実際、この曲を聴くと解説に書かれているほど苦しんだとは思えないような自然は発音に私は聞こえてしまいます。

この曲に限らず、奈保子さんが経験した2回の海外録音の成果として、以降の奈保子さんの曲では英語の発音にはかなり気を使っているように思います。


歌詞の要約
***
夕暮れの街の中、今車をとばして会いに行く。
夜のとばりに続く星屑のトンネルを抜けてあなたへと急ぐのよ。

今私は一人の頃よりもせつなさを感じるの。
あなたのせいよ。

こんな話はもうよしましょう。

あなたからは、目が離せないの。
私のすべてをあなたにあげる。私の胸のときめきが聞こえるくらい強く抱きしめて。

もう、私一人のころには戻れない。
あなたのせいよ。

***


ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」、全曲でのストーリーは車の故障で歩き(?)に切り替えて旅を続けることになりました。
そして、「TURN IT UP」ではヒューストンでのシーンになります。
NASAの宇宙センターでのシーンは奈保子さんの表情がとても自然で、気に入ってます。
そして、列車AMTRAKで次の目的地ニューオーリンズへと向かいます。


SAY IT'S OVER (ホワイト・スノー・ビーチ)

2010-05-20 00:00:01 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「SAY IT'S OVER」
(ホワイト・スノー・ビーチ)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の1曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、6曲目に収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」ではビデオでのこの曲の映像を見ることができます。

訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Tom Keane - Michael Landau - Mike Himelstein
編曲:Tom Keane & Humberto Gatica



(写真はシングルジャケットとLPジャケットです。
「SAY IT'S OVER」でのビデオ映像の1シーンでもあります。)

静寂の風景に流れる哀しみを帯びた音色が響いてくるスローバラードの曲です。
ビデオでは6曲目ですが、LPではオープニングの1曲めなので、この曲のイントロが始まると、音色の美しさに引き込まれます。

歌詞の情景を表現して、悲しい思い出を紐解くように切々と響く奈保子さんの歌声も魅力的です。


歌詞の要約
***
雪が降り積もるビーチには思い出が静かに眠っている。
風景の中によみがえる寂しさのメロディ。
手の中にあったはずの幸福は、知らぬうちに雪のように溶けて消えていった。
風のささやきは、あなたの愛の言葉の様に響いている。
振り向いても、降る雪は海に消えてゆくだけ。

今は誰もいない、あなたと過ごした夏のビーチ。
今は、静かに雪が降り積る。あなたがいないこの星は、氷に包まれた世界のよう。
あなたとの思いでは、海に降る雪のように消えてゆく。
心に残るあなたのささやき、愛しているともう言わないで。
あなたのいないこの世界は寂しすぎる。
すぐにでも会いに行きたい。
***

ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」のこの曲での映像は、マーブルキャニオンでの様子です。
旅を続けていた車もとうとう故障。仕方なく荷物を片手に歩き始める奈保子さん。
マーブルキャニオンでは白馬にまたがり、広大な風景を見つめています。
そして、また歩き始めます。

この映像でのシーンは、シングル「THROUGHT THE WINDOW」とLP「9 1/2」のジャケット写真として採用されています。


(写真はLPジャケットからの抜粋です)

 


ONLY IN MY DREAMS (白い影)

2010-05-19 12:00:01 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「ONLY IN MY DREAMS」
(白い影)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の最終9曲目に収録されている曲です。また、シングル「THROUGH THE WINDOW」のB面収録曲でもあります。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、5曲目に収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」でもビデオでのこの曲の映像を見ることができます。

訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Eric McClure - Meredith Stewart
編曲:Tome Keane & Humberto Gatica


(写真はNAOKO PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)

アップテンポ、マイナー調の曲です。
心の中の幻影がよみがえってくる様子を感じさせる、哀しみの中にも不思議な雰囲気を持った曲です。

女性コーラスの方の声質もやや高めで、奈保子さんとのハーモニーで声が重なる部分は、奈保子さんの声質が変わっているようにも聞こえてしまいます。

歌詞の要約
***
雑誌で思いがけず見かけたあなたの写真。
昔と少しも変わらないあなたの姿だったけど、隣には私の知らないひと。

あなたと付き合っていた17歳、私はずっとあなたの側にいると信じていた。
写真の隣のひとは私のはずだった。
でも、今ではそれは夢の中でのことになってしまった。

あなたと別れた悲しさで、いろんなひとと付き合っていたことは決して言えない。
今の彼はそんなことも聞かない、優しい人。

あなたと撮った二人の写真。
アルバムからはがして残された白い影。
よみがえる哀しみに胸が痛む。
***

この曲の日本語タイトルは「白い影」。
アルバムリリース当初、私はこの曲の意味も分からずに聞いていたように思います。
今、曲を聴き直して「白い影」の意味が分かりました。

ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」のこの曲での映像は、コロラドスプリングスで街中を歩く姿と、渓谷を走る観光機関車の運転台での描写になっています。


ONLY TONIGHT (冬のカモメ)

2010-05-18 23:59:59 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「ONLY TONIGHT」
(冬のカモメ)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の8曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、4曲目に収録されています。

訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Tom Keane - Michael Landau - Mike Himelstein
編曲:Tome Keane & Humberto Gatica


(写真はNAOKO PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)

この曲はゆったり目のミディアムテンポ、マイナー調の曲調です。
曲の雰囲気、歌詞の内容、サウンド共に、寂しさの情景が胸の中に響いてくる楽曲。
エレキギターの音色でリズムを刻み、波間に揺られる浮かんでいるカモメの様子を表しているかの様に感じます。

曲のサビ部分では高めのキーのせいか、ファルセットで歌われ、女性コーラスのとのハーモニーが美しくも悲しく響いて来ます。

歌詞の要約
***
北へと向かう船の上、デッキから桟橋を見下ろし、あなたの姿を探している。
別れを惜しむ人たちをつないでいたテープが切れた。

今日、一日あなたを待っていたけれど、あなたは来なかった。
港を離れる船の上からあなたがピアノを弾いていたBARが見えたとき、涙が溢れてきた。

あなたの奏でるメロディは悲しく胸に響いて来る。
私は、寒さに耐えながら波間に浮かぶカモメのように、悲しい声で歌うだけ。

今夜だけはと思っていた。
人は皆、思いもしなかった寂しさに抱かれ旅立つことが今夜なら分かる。
私は、冬のカモメのように寂しさに一人泣いている。
***

ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」のこの曲での映像は、
夜、たき火の前で毛布にくるまり、暖をとる。朝、身支度を終えキャンピングカーで東へ向かう旅を続ける。
といった、旅の風景の映像になっています。


THERE'S NOT MANY LEFT (風の花びら)

2010-05-17 23:39:14 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「THERE'S NOT MANY LEFT」
(風の花びら)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の7曲目に収録されている曲です。
ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の中では、3曲目に収録されています。


訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Stephen Kipner - Paul Bliss
編曲:Tome Keane & Humberto Gatica


(写真はNAOKO PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)


マイナー調アップテンポのメロディの曲です。
奈保子さんの歌声は、歌詞の雰囲気に合わせて風に乗せたささやき声の様に、切なさを響かせています。

この曲のほとんどの部分について、セルフコーラス、またはエコー処理で音を重ねている様に思います。
それは、歌詞の中の「There's not many left like you」という部分と対比させるかの様に、心の中ではその人への想いを深く引きずって、残像を残すかのようにエコーを聴かせているようです。


歌詞の要約
***
悲しみの風に身を任せ泣いている少女を見かけても、声をかけないでそっとしておいて。
優しくされると寂しさがあふれ出しそうになるから。

風に吹かれて舞い降りる花びらは私の悲しい子心の内のよう。
咲き誇る花の季節は短くて、いつも寂しさの中に一人取り残される。

もう、あなたへの想いは残っていないわ。
本当のことは誰も知らない。
あなたにしてみれば、いつものこと。
あなたのことは決して誰にも打ち明けない。
もう、あなたへの想いは何も残っていないわ。
***

この曲でのビデオ映像は、油田地帯、アメリカ特有の石油汲み上げ機が整然と立ち並ぶ風景をバックに撮影されています。映像的には、イメージビデオの部類になると思います。


NIGHT AFTER NIGHT (星になるまで)

2010-05-16 00:00:01 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------
「NIGHT AFTER NIGHT」
(星になるまで)

河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2  NINE HALF」の3曲目に収録されている曲です。

今回はLPの収録順ではなく、ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の曲順に紹介したいと思います。

「9 1/2 Fantastic Journey」の中では2曲目に収録されています。
また、DVD「PURE MOMENTS」でもビデオでのこの曲の映像を見ることができます。

ビデオでのこの曲の映像は、ロサンゼルスの「LION SHARE RECORDING STUDIOS」でのミュージシャンの方たちとのセッション風景、イメージ的にはレコーディング風景が収録されています。

訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Tom Keane - Mike Himelstein
編曲:Tom Keane & Humberto Gatica


(写真はNAOKO PREMIUM歌詞カードからの抜粋です)
ビデオでのこの写真のシーンは「FINDING EACH OTHER」で使われていますが
この曲の「NIGHT AFTER NIGHT」の雰囲気にも近いので選んでみました。

静寂の中からピアノのイントロで始まるこの曲。
サウンド的にもとてもクリアで、この曲に限らずこのアルバムすべての曲について言えることですが、一つ一つの音が本当に丁寧に作られていると感じます。前回の海外レコーディングのDaydream Coastと同様に美しいサウンドだと思います。
喧噪の中から静まり行く摩天楼の夜をイメージさせるかのような曲調です。

感情の抑揚が込められた奈保子さんの歌声、そして透き通るような美しいファルセット、思わず引き込まれそうになるくらいに胸に響いてきます。

歌詞の要約
***
摩天楼の街にも夜のとばりが降り、眠りを誘う宵闇が二人を包み込む。
あなたが眠りにつくまで私が抱きしめててあげる。

たとえ、幾千の夜が過ぎようとも、ずっとあなたを愛しているの。
私はいつもあなたの側にいるわ。
泣きたいときには私が優しく包んであげる。

時の流れの中で、光と影が出会う月のように、
二人も強く結ばれているの。
これからも。
***


THROUGH THE WINDOW ~月に降る雪~

2010-05-15 00:00:01 | 9 1/2 (NINE HALF)

■掲示板: Smile for You 河合奈保子 Fan Site からどうぞ

  にほんブログ村 
いつも、閲覧・クリックありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
-------------

「THROUGH THE WINDOW ~月に降る雪~」

河合奈保子さんの23枚目のシングルとなる曲です。
このシングルと同時リリースとなった河合奈保子さんの12枚目のオリジナルアルバム「9 1/2(NINE HALF)」には収録されませんでしたが、ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」のオープニング曲としてロングバージョンが収録されました。

訳詞:売野雅勇
作詞・作曲:Peter Beckett
編曲:Tom Keane & Humberto Gatica


(写真はLDジャケットからの抜粋です。この曲のビデオ映像での1シーンです。)

以前にも書いたことがあるのですが、この曲は本来アルバムに収録されるはずだった曲ではないかと、私は想像しています。
アルバムタイトルにも9曲収録されているということを意識的につけた様に思われる節があります。LP購入当時から私はこのアルバムタイトルにずっと疑問を持ち続けていました。
おそらく、アルバムリリース間際に、LPからはずしてシングル単独でのリリースになったのだろうと思います。

それはセールス上の戦略だったのかもしれません。LPの歌詞カードには、シングル、LP、ビデオの3点をすべて購入すると懸賞の応募権が得られることが書かれています。


ビデオ「9 1/2 Fantastic Journey」の1曲目、ビデオのタイトルバックとしてこの曲のイントロが鳴り響きます。
奈保子さんがキャンピングカーでアメリカ大陸を横断するという設定になっています。
始まりはロサンゼルスからです。

これまでのビデオアルバムと同様に、イメージビデオ的作りになってしまって、映像での音楽的要素が少なめなのが残念です。
この曲の映像もどちらかというと奈保子さんの街中、およびマリーナでのイメージショットになっています。

さて、本題の「THROUGHT THE WINDOW」についてですが、シングルバージョンに比べて、ロングバージョンは単純に長いということもありますが、やはり聴き応えがあります。
印象的なのが、イントロのシンセサイザーによる3音リズム。初めはオモテリズムで刻んで、途中からウラリズムに切り替わります。


歌詞の要約
***
思いがけず手に触れた、誰かが助手席に落としたパールのイヤリング。
あなたに手のひらを開いて見せた。
ふたり、甘いささやきも消えて黙り込む。
窓の外には寒々とした月。
溢れる涙で雪のように砕ける月明かり。
しずくを小瓶に閉じこめてしまいたい。

あなたの横顔をじっと見ていた。愛するって難しいものね。
束縛で愛は壊れると分かっている。
車を降りて見上げる夜空。
窓の外の月は遠くで見ているから美しいものなのね。
私の近くにある愛は、涙で悲しく輝いている。
サヨナラが言えるならどんなにか楽なのに。
車のガラス越しのあなたには私の想いは届かない。
***