Summer Delicacy

1984年6月1日リリース。
河合奈保子さんのデビュー４周年の日にリリースされた、８枚目のオリジナルアルバムです。
このアルバムも前作同様にA/B面をそれぞれのアーティストがプルデュースする構成となっています。A面は八神純子さん、B面は来生えつこ・たかおさんです。

■A面での楽曲提供陣
作詞：八神純子、売野雅勇、三浦徳子
作曲：八神純子
編曲：鷺巣詩郎、大村雅朗

■B面での楽曲提供陣
作詞：来生えつこ
作曲：来生たかお
編曲：大村雅朗

八神純子さんの曲は内面の熱さを感じさせるように、まさに夏の暑さをイメージさせる曲調のように思います。
このアルバムには収録されませんでしたが、同時発売シングルの「コントロール」も八神純子さんの作曲によるものです。
シングルベストテンの中でも書きましたが、「コントロール」は私の好きな曲の一つです。
一方、B面の来生さんの曲調は、真夏の涼風、木陰を想像させるような穏やかな雰囲気の曲になっています。
B面１曲目、「メビウスのため息」は来生さんに対してそれまで持っていたイメージとはいい意味で異なる曲調のように感じました。大村さんのアレンジによる影響も大きいのかも知れません。（「冷たいからヒーロー」のアレンジも、来生さんの曲をロック調にしてしまうところに新鮮さとすごさを感じました）

アルバムの最終曲「涼しい影」。以前にも書きましたが、この曲私の中では最も好きな曲の１つでもあります。

■写真はLPジャケット、ウラ面です

■このアルバムに収録されているシングル曲
A面：疑問符   （YouTubeの検索結果にリンクしています）

B面：夏の日の恋（A面、コントロール）

■このアルバムに収録されなかったシングル曲
B面：冷たいからヒーロー（A面、疑問符）

A面：微風のメロディー／B面：プリズム・ムーン  （YouTubeの検索結果にリンクしています）

A面：コントロール  （YouTubeの検索結果にリンクしています）

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愛・奈保子の若草色の旅

1984年3月21日リリース。
当時、カセットテープのみで発売された河合奈保子さんの企画アルバムです。
来生えつこ・たかおさんの曲を中心にした全９曲です。曲目はこれまでのシングルやアルバム収録曲が７曲、未発表曲が２曲となっています。

奈保子さんのナレーションと効果音で各曲をつないで、旅のシチュエーションを想像させる構成になっています。（おそらく、ローカル線：鉄道の独り旅）
旅先で聴くことを意識してのカセットのみのリリースなのだと思います。

このアルバムに含まれている未発表曲のうち、最後に収録されているのが「車窓」。
先日の、アルバム・マイベストソングでも紹介いたしましたが、この曲はとても好きで、奈保子さんの全楽曲の中でもベストの部類に入る曲です。

私はピアノは弾けませんが、もし弾けるならこの曲を演奏してみたいと以前からずっと思ってました。スローなテンポなので、練習すれば何とか形にはなるかなと、甘い考えなのですが。（未だに、練習すらやってないのは私の完全な怠慢ですが）

前オリジナルアルバムの「HALF SHADOW」が1983年10月21日、その後のベストアルバム「PRISM」、そしてこの「愛・奈保子の若草色の旅」と続いて、次作「Summer Delicacy」が1984年6月1日とオリジナルアルバムのリリース期間が、それまでの奈保子さんにはないくらいに開いています。「Summer Delicacy」後の構想、準備のためなのではないかと想像してます。

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LPレコード

河合奈保子さんのシングルレコードは既に持ち合わせていないのですが、LPレコードについては、ライブ盤「BRILLIANT」を除いて、レコードで発売されたオリジナル、ライブ、企画アルバムは所持しています。（最近になってそろえた物もありますが）

音質はCDにはかないませんが、LPレコードは３０cm四方の大きさのジャケット、歌詞カードが魅力の一つだと思っています。
あの大きさで見る写真は、CDアルバムでは実感できない魅力です。

オモテ面の写真は、通販等のいろいろなサイトでも見ることができますが、ウラ面を見る機会は少ないと思います。
と言うことで、これまでに紹介したアルバムでレコード発売された物についての、ジャケットウラ面の写真を紹介したいと思います。尚、AngelとPRISMは先日紹介いたしましたので省略いたします。
LPサイズは手持ちの機器でスキャンできないので、レコードを並べて順に写真を撮りました。

　　　　　
LOVE（LPウラ面）　　　　　TWILIGHT DREAM（LPウラ面）

　　　　　
DIARY（LPウラ面）　　　サマーヒロイン（LPウラ面）

　　　　　
あるばむ（LP内側面１）　　あるばむ（LP内側面２）


あるばむ（LPウラ面）


SKY PARK（LP内側見開き）


SKY PARK（LPウラ面）

　　　
It's a Beautiful Day　　　Half Shadow（LPウラ面）

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PRISM (Angel2)

1983年12月21日リリース。
昨日に引き続いて、河合奈保子さんのベストアルバム第２段の紹介です。
リリース時期については、先日紹介いたしましたアルバム「HALF SHADOW」の後にリリースされています。

このアルバムに含まれるシングル曲は、「ラブレター」～「UNバランス」までの８曲になります。
また、このベストアルバムで発表された未公開曲は３曲あります。
・危険な恋人
・季節はずれの恋人
・虹色ファンタジア

このうちの１曲は先日のアルバム・マイ・ベストソングで紹介したとおりです。
このころのオリジナルアルバムでは次第に、アイドルの雰囲気から変貌を遂げようとしていたことが、曲からもわかりますが、この３曲についてはアイドル風の曲調で、返って新鮮に聞えてしまいます。

ジャケットのオモテ面はよく見かけると思いますので、内部、ウラ面、歌詞カードを紹介します。LPのジャケットは２つおり構成になっているので内部にも写真が掲載されています。
歌詞カードの写真ですが、NAOKO PREMIUMでも復刻縮小版を見ることができますが、NAOKOPREMIUMでも一部掲載されていない写真もあります。


ジャケット内部

　　
ジャケットウラ面　　　　歌詞カードオモテ面


歌詞カード見開き１


歌詞カード見開き２


歌詞カード見開き３


歌詞カードウラ面
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Angel

1981年11月25日リリース。

ここらでベストもんをなんか一つ、ということで河合奈保子さんの最初のベストアルバムです。（別に、深い意味はありません。紹介し忘れていただけです。）

本来ならば、４枚目のアルバムがリリースされる時期であったのですが、奈保子さん自身の事故による入院、リハビリ等のため、事務所、制作者側もスケジュールを見直さざるを得なかったものと思われます。

時期的にも、ベストアルバムを出すにはちょうど良かったのかも知れません。
シングル６曲(大きな森の小さなお家～ムーンライトキッス)が含まれています。ただし、
・ムーンライトキッス
・スマイルフォーミー
の２曲は別なアレンジによるUnreleased Versionとして収録されています。
この２曲はシングルで発表されたアレンジとは異なり、よりポップな曲調になっています。私こじんとしては、Unreleased Versionよりも、シングルバージョンの方が２曲とも好みです。
既出のシングル、アルバム曲の他に未発表曲２曲が収録されていました。
・恋のDoki Dokiトレイン
・ロンリー・ロンリー

ロンリー・ロンリーの方は、先日のアルバム・マイ・ベストソングで紹介した通りです。
・恋のDoki Dokiトレインはオールディーズ風の曲調で、ノリのよい曲なのでこの曲も好きです。

タイトル写真は「Angel」のLPオモテ面なので、ウラ面をのせますね。

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HALF SHADOW

1983年10月21日リリース。
河合奈保子さんの７枚目のオリジナルアルバムです。

このアルバムはA面、B面をそれぞれ、売野雅勇氏、谷山浩子氏がプロデュースする構成になっています。A/B面に呼び名がついていて、
A面：Shady Side
B面：Sunny Side
というようになっており、それぞれのコンセプトで作られています。

■このアルバムの楽曲提供陣
作詞：売野雅勇、谷山浩子
作曲：後藤次俊、筒美京平、小田裕一郎、谷山浩子
編曲：後藤次利、大村雅朗、大谷和夫、鷺巣詩郎、若草恵

Shady sideの１曲目が後藤次利氏作曲、編曲の「イノセンス」です。私が同氏に持っていた印象とは少々異なる感じの曲でした。

この頃の奈保子さんのアルバムには珍しく、シングル曲が２曲収録されています。
2曲とも、売野／筒美作品なのでShady Sideにそのままもって来たようにも思われます。
５曲中、２曲がシングル曲なのでセールスを意識した印象が否めません。
でも、他３曲も斬新な印象で聞込む程に引きつけられる曲です。

Sunny Sideですが、全曲谷山浩子氏の作詞作曲です。それまでに聴いていた谷山さんの曲の印象とは全く異なる物だったので、初めて聴いたときは正直驚きの方が大きかったことを覚えています。
編曲の、後藤、鷺巣、若草の３氏によるポップス系アレンジによるところが大きいのかも知れません。
Sunny Sideの名称通り、陽の雰囲気を出した仕上がりになってますが、最後の曲、「MY LOVE」は先日のアルバムマイベストソングにも書きましたように、しっとりとした曲調で胸にじわりとしみこんでくる曲で、特に気に入ってます。

■このアルバムに収録されているシングル曲
A面：エスカレーション　　（YouTube検索結果にリンクしています）
A面：UNバランス　　 　　（YouTube検索結果にリンクしています）

それぞれのB面曲
恋のハレーション　　→　SKY PARKに収録済み
リメンバー　　　　　　　　　アルバム未収録
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It's a Beautiful Day

1983年7月21日 リリース
河合奈保子さんの２０歳を記念する６曲入りの企画アルバムです。
ちなみに、奈保子さんの誕生日は7月24日ですので、直前のリリースです。

このアルバムには、これまでのシングル図柄１２枚をポストカードにした特典が付いていました。


ポストカード（その１）


ポストカード（その２）

■このアルバムの楽曲提供陣
作詞：尾崎亜美、谷山浩子、天野滋、売野雅勇、秋元康、来生えつこ
作曲：尾崎亜美、谷山浩子、天野滋、大村雅朗、松尾一彦、鷺巣詩郎
編曲：鷺巣詩郎、後藤次利、瀬尾一三、大村雅朗、

このアルバムの楽曲提供者は実に様々です。また、このあとの奈保子さんの音楽に関わる方達のお名前も初めて登場します。
なんと言っても、尾崎亜美さん、谷山浩子さん達、シンガーソングライターのお名前が目をひきます。
尾崎亜美さんは、奈保子さんのアルバムに関わることは無く残念（実際、尾崎亜美さんのプロデュースでLP片面は聴いて見たかったという想いはあります）なのですが、シングルのA/B面提供があります。
微風のメロディー／プリズム・ムーン
また、谷山浩子さんは次作アルバムHALF SHADOWでB面担当することになります。

編曲者の方の中にも、瀬尾一三さん（SCARLET/JAPAN)、鷺巣詩郎さん（スターダストガーデン、他シングル数枚）に関与される方達です。

このアルバムの１曲目の「Birthday Night」、尾崎亜美さんの作詞作曲です。おそらく、この曲がアルバムのタイトルナンバー的位置づけだと私は思っています。
尾崎亜美さんらしい、優しくて可愛らしいメロディにのせて、２０歳のうれしさと不安を表現しているように思えます。

２曲目が谷山浩子さん作詞作曲の「こわれたオルゴール」です。私が、当時の谷山浩子さんの曲に対して持っていたイメージとは異なる雰囲気の曲でした。この印象は、HALF SHADOWで提供される曲についても同様で、奈保子さんが表現することを前提に作られた曲であることがわかります。

３曲目、「あの夏が続く空」。天野滋さん作詞作曲ですが、当時、天野さんについて全く知りませんでした。シンガーソングライターでNSPというグループの方だったようです。

実は、私としてはこの曲が当時一番気に入って聴いていたように思います。
アコースティックギターのストローク（かすかですが）を取り入れた演奏が、フォークソングっぽく聞えます。
河合奈保子さんにとって初の「フォークソング」ではないかと私は考えています。
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アルバム・マイ・ベストソング(その3)

河合奈保子さんのアルバムの中から、各１曲ずつ私の中でのベストソングを選んでいる、アルバム・マイ・ベストソングの最終回、その３です。
シングルA/B面の曲を除き、各アルバムの中から１曲だけを自分の好みで選んでます。
また、オリジナルアルバムについては次点曲も記載しています。

■FINDING EACH OTHER　（9 1/2  NINE HALF）
スティーヴ・ルカサー氏（TOTO 元メンバー）とのデュエット曲です。先述の「LOVE ASSISTANT」でもそうでしたが、海外ミュージシャンとのデュエットを完璧にやってのける奈保子さんの歌唱力に驚かされます。

次点：星になるまで
スローバラード曲で、奈保子さんが力強くもしっとりと歌いあげます。
都会の夜の静寂を感じさせてくれます。

■夢見るコーラス・ガール　（SCARLET）
この曲もライブイメージの印象が強いです。
87年、88年それぞれEASTでの映像、盛り上がる曲の１つだと思います。

次点：ロードサイドダイナー
奈保子さん作曲のこのアルバムに含まれているロック曲２曲のうちの１つです。アメリカのハイウェイを走り抜けていく様子を思い浮かべさせてくれる曲です。

■黒髪にアマリリス　（JAPAN）
最初に聴いたときにはそのメロディーに不思議さを感じましたが、テンポのよい曲調がとても気に入ってます。歌詞の内容をよく表現しているメロディに作曲家奈保子さんの才能を感じる曲です。

次点：桜の闇に振り向けば
歌謡曲を感じされる曲調ではありますが、胸締め付けられるような寂しさ、切なさを感じさせてくれます。

■アンカレッジ・コーリング　（Members Only）
マイナー調の曲ですが、胸に迫る雰囲気を感じさせてくれます。
Members Onlyというテーマで考えるとつながりが分かりにくい部分がありますが、昔ともに過ごした仲間、または大切な人への追憶というところでしょうか。

次点：Dear John
大切な人との果たせなかった思いを、バラードで切々と歌い挙げる曲です。
じわっと胸に響いてくる奈保子さんの歌声です。

■秘めやかなラブ・ストーリー　（Masterpieces：河合奈保子作品集）
奈保子さん作曲の秋をテーマにしたバラードです。
秋らしくしっとりと歌い始めますが、サビに向けて盛り上がる曲です。
じっくりと聞くと自然に涙がこぼれそうになります。

■ダンシング・グッドバイ　（Calling You）
ライトな感じのシティポップス調の曲ですが、奈保子さんの歌声はしっかりとしていて、力強さを感じます。ミッキー吉野氏アレンジらしい曲調だと思います。

次点：モノクロの恋
ミディアムテンポの曲ですが、奈保子さん可愛らしさを感じさせる声で歌っています。
サビの部分はふわっとした感じでとてもカワイイと感じます。

■今日を生きよう　（ブックエンド）
奈保子さんの歌声は低め、太めの声で歌っているように思います。
ミディアムテンポのロックですが、バックのギターサウンドがワイルドさを感じさせてくれます。このギターの音色に思わず、「カルロスサンタナ」を思い起こしてしまいました。
次点：Motion Poet
ギターの重低音を全面に押し出したアグレッシブなアレンジですが、「今日を生きよう」とはことなり奈保子さんの声はファルセットで歌っています。
哀愁を感じさせるメロディがとても素敵です。

■さよならを言えるまで　（engagement）
この曲、先日このブログでご紹介したように、30歳を迎えて奈保子さんが大人の切なさを表現した曲だと思っています。この曲のメロディ、じっくりと聞いているとその切なさに胸が苦しくなってきます。
歌詞の内容からすると、他の奈保子ファンの皆さんからは評価されないところもあるかも知れませんが、私はこのアルバムではこの曲がとても好きです。

次点：FOR THE FRIENDS
BOXの解説にもあったことですが、奈保子さんがファンの人たちへ向けたメッセージが込められている曲だと思います。
スローバラードで歌い上げる内容に、胸を打たれます。
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アルバム・マイ・ベストソング(その2)

昨日に引き続いて、河合奈保子さんのアルバム・マイ・ベストソングの続き、その２です。
シングルA/B面の曲を除き、各アルバムの中から１曲だけを自分の好みで選んでます。
また、オリジナルアルバムについては次点曲も記載しました。

■Birthday Night　（It's a Beautiful Day：２０歳記念企画アルバム）
尾崎亜美さん作詞作曲、以前にもご紹介したように２０歳を迎えての歓びと不安さをがうまく表現されている曲だと思います。

■MY LOVE　（HALF SHADOW）
谷山浩子さん作詞作曲のバラードです。
恋をしている女性の歓びと不安さ、奈保子さんがすばらしく表現しています。
歌詞で表現されている、夜明け前の暗さから白みはじめる様子が目に浮かぶようです。

・次点：マーマレード・イブニング
今までの奈保子さんにはない曲のように思います。大人っぽさを感じさせてくれる曲だと思います。奈保子さんのファルセットのコーラスも魅力的です。

■虹色ファンタジア　（プリズム：ベストアルバム）
馬飼野康二さん作曲、若草恵さん編曲。私の好みで行くと、どうしてもこの方達の曲を選んでしまう傾向があります。
胸が苦しくなるくらいの、切なさ、寂しさを感じさせてくれる曲です。

■車窓　（愛・奈保子若草色の旅：カセットのみの企画アルバム）
来生えつこ・たかおさんの曲です。以前にもご紹介したように、もともとは来生さんのアルバムに収録されていた曲です。
奈保子さんの声で聴くこの曲はもっと素敵だと思います。旅の風景が思い起こされ、郷愁の念にかられてしまいます。
奈保子さんの歌う全曲の中でも私の中では上位に入る曲です。

■涼しい影　（Summer Delicacy）
この曲も来生えつこ・たかおさんの曲です。曲で歌われているシチュエーションが自然に想い越されるほどに奈保子さんの歌声が心地よく響いて来ます。
この曲、同じメロディーの単純な繰り返しではなく曲全体で１つのメロディになっているような感じを受けます。
さびの部分は繰り返しがありますが、曲全体としては１．５コーラスといった作りになっています。
前述の「車窓」同様、奈保子さんの歌う全曲の中でも、上位にあげたい曲の１つです。

・次点：太陽の下のストレンジャー
夏前回を感じさせる曲です。（売野雅勇さん作詞、八神純子さん作曲）
奈保子さんの曲には珍しい、男性ボーカルによるラップ？が挿入されてます。
この曲の印象は８４年のEASTのライブ映像が強いです。

■LOVE ASSISTANT -ひとりで泣かないで-　（Daydream Coast）
ピーター・セテラ氏（シカゴ 元メンバー）とのデュエット曲です。外国アーティストとのいきもピッタリと歌っています。奈保子さんにはキー高めかなと思えますが、ファルセットで伸びやかに歌い上げています。
ピーター・セテラ氏というと、日本でも映画「竹取物語」主題歌ステイ・ウィズ・ミーでもその声をよく聴くことができました。

次点：ANGELA
奈保子さんがライブで歌っていた曲ですね。この曲もライブでの映像からの印象が強いです。

■モスクワ・トワイライト LAST DANCE IN MOSCOW　（さよなら物語）
列車が走る音をイメージさせるアレンジで、別れの寂しさを心に響かせてくれる曲です。
奈保子さんの力強い歌後に、雪の降る寒さ中で心も凍えそうになる情景を想像してしまいます。

次点：霧雨の埠頭
「さよなら物語」の１曲目の曲です。奈保子さんのそれまでにない曲調に驚いた記憶があります。曲の雰囲気に異国での物語の様子を感じさせてくれます。

■夏のキャンドル　（スターダスト・ガーデン）
アルバム全体のイメージに合う穏やかさを感じさせてくれるメロディです。しっとりと歌いあげる奈保子さんの歌声がとても心地よりです。

次点：海流の島
南国の島をイメージさせてくれる曲調です。軽快なメロディーで、アレンジがとても興味深いです。エンディング部分のギター演奏のアレンジが軽い感じでとても気に入ってます。この曲もそれまでの奈保子さんにはない曲です。
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アルバム・マイ・ベストソング(その1)

マイ・ベストテンシリーズ、今回は河合奈保子さんの各アルバムからそれぞれ１曲だけを私の個人的好みで選びました（３回に分けて書かせていただきます）。ただし、選択範囲はシングルA/B面の曲は（マイ・ベストテンの選曲の有無にかかわらず）除外しています。
シングルの場合もそうでしたが、数ある奈保子さんの曲から選ぶのは本当に難しいです。
オリジナルアルバムについては、どの曲と迷ったか次点の曲も紹介いたします。

尚、nahoko音は対象外としてあります。（このアルバムは全体で一つのテーマとなっているので、どれか１つだけを選ぶということがふさわしくないと自分の中で思っているため）

記載はアルバムのリリース順としています。

■LOVE　（LOVE）
このアルバムだと、やっぱりLOVEを選んでしまいます。林哲司さんの曲を初めて聴いたのも（自分の記憶の中では）この曲が初めてでした。
奈保子さんの優しい人柄が伝わって来るような歌声です。

・次点：プロローグ
記念すべきファーストアルバムの１曲目、希望と、不安が入り交じった気持ちが伝わってきます。

■Twilight Dream　（TWILIGHT DREAM）
私が選ぶなら、やはりこの曲ははずせません。奈保子さん初のバラードです。
アコースティックギターのシンプルで切ない響きがとても素敵な曲です。

・次点：ふたりのWonderland
リズミカルでとても心地よい曲です。

■ラブリー・ラブリー　（DIARY）
後藤次利さんのアレンジによる曲です。歌謡ポップス調のハイテンポな曲がいいです。

・次点：イライラMonday
恋する人と会えない不安さを表現する曲調、奈保子さんの歌声も魅力的です。
発売当初よりも、今になって聴くとミディアムテンポの曲の方が胸に深く響いてくるように感じます。

■ロンリー・ロンリー　（Angel：ベストアルバム）
BOXの解説書にもあった表現ですが、メジャーコード進行の中にマイナーコードを織り交ぜるアレンジ、歌詞に表現されている不安さをうまく出していると思います。
ロカビリー調の曲ですが、馬飼野（作曲、編曲）サウンドを感じさせてくれる曲です。

■I My Me Mine　（サマーヒロイン）
アルバムのオープニング曲で、テンポ良く始まります。はじけるようなときめきを感じさせてくれる曲だと思います。
大村雅朗さんアレンジでよく聴かれる、ギターの響きがいいです。

・次点：ペパーミント・サマー
流れるような曲調がさわやかさを感じさせてくれます。
大村雅朗さんもそうですが、若草恵さんのアレンジのギターの響きはとても好きです。
若草さんのアレンジは意外性のあるメロディーを差し込んで来ます。（「夏のヒロイン」の間奏もそうでしたが、この曲でも２コーラス後の「あなと私はぴったり　　ったり」の部分にハッとします。

■砂の傷跡　（あるばむ）
竹内まりやさん作詞、林哲司さん作曲の曲ですね。切なさを感じさせるメロディとほろ苦い思い出を思い起こさせる歌詞。コーラスも魅力的です。

・次点：オレンジ通り５番街
来生えつこ作詞・たかおさん作曲、タップ音を演奏に取り入れた軽快なメロディで、うきうきするような曲です。
歌詞の意味はメロディとはちょっと異なった、理解が難しい部分があります。

■SKY PARK　（SKY PARK）
このアルバムだと、やはりこの曲がマイベストと言うことになりますね。スローバラードの曲で、すっと、胸に響いてきます。

・次点：Dreamy Sailling
ハイテンポな曲調でリズミカルさが魅力です。タイトル通り、滑るような爽やかさを感じさせてくれます。
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