1年前の4月、北ウエールズに一人で住んでいたお義母さんが、亡くなりました。
夫であるお義父様を急な心臓発作で亡くして4半世紀、寝込んで4ヶ月、最後はいっさいの治療も,食事も自ら,拒み,覚悟の最後でした。本当の「Lady」だったと、みんなも言ってくれましたし,私もそう思っています。
いつもとっても,おしゃれで、何よりも家の事やインテリアに関して徹底的な好みがあり,部屋はモスグリーンとピンクで、いつもまるで,インテリア雑誌に出てくるような素敵な家に住んでいました。高齢にも関わらず,ペンキも自分で塗ってしまうし。
そして、猫とガーデニングが大好きでした。本当にセンスの良い人だったと思います。
日本人の私も、娘として心から,受け入れてくれて。
亡くなったとき、夫とその兄弟は、彼女の遺品をほぼすべて処分するという選択をしました。私は食い下がって,彼女が玄関に飾っていた,石でできた、片足をぺろぺろとなめている猫の彫刻を貰い受けました。だって,日本人の私には思い出の品がなにもないなんて,悲しすぎたからです。
そして、その猫は、この2月、うちの玄関から誰かに盗まれてしまいました。後から,玄関におくなんて、と言われましたが,私はこの猫ちゃんが我が家の守り神として、お義母さんと共に、私たちを守ってくれるような気がしたから。
あまりにショックな出来事でしたが,思い出しました。この,深い赤の珍しい色のアイビーゼラニウム。あまりにすてきな色だったので,私がおねだりして彼女から一枝もらったものでした。
まだ,このゼラニウムがあった。と思うと、気持ちも幾分晴れて。
そして、とても絵が,好きで,描く事も趣味を越した腕前でした。亡くなる直前まで,絵画教室にも通っていましたし。
そんなところが、孫娘に受け継いでくれていると良いな。と願うのです。下の娘が描いた,ピップのドローイングです。
もっと、電話したり、会いに行ったり、すればよかった。月並みですが,後悔先に立たずです。
今日は,きれいに咲いているゼラニウムを見て,いろいろとフラッシュバックしてしまって。
明るい晩夏の日差しの中、彼女との思い出を、庭に座って転がす午後になりました。
夫であるお義父様を急な心臓発作で亡くして4半世紀、寝込んで4ヶ月、最後はいっさいの治療も,食事も自ら,拒み,覚悟の最後でした。本当の「Lady」だったと、みんなも言ってくれましたし,私もそう思っています。
いつもとっても,おしゃれで、何よりも家の事やインテリアに関して徹底的な好みがあり,部屋はモスグリーンとピンクで、いつもまるで,インテリア雑誌に出てくるような素敵な家に住んでいました。高齢にも関わらず,ペンキも自分で塗ってしまうし。
そして、猫とガーデニングが大好きでした。本当にセンスの良い人だったと思います。
日本人の私も、娘として心から,受け入れてくれて。
亡くなったとき、夫とその兄弟は、彼女の遺品をほぼすべて処分するという選択をしました。私は食い下がって,彼女が玄関に飾っていた,石でできた、片足をぺろぺろとなめている猫の彫刻を貰い受けました。だって,日本人の私には思い出の品がなにもないなんて,悲しすぎたからです。
そして、その猫は、この2月、うちの玄関から誰かに盗まれてしまいました。後から,玄関におくなんて、と言われましたが,私はこの猫ちゃんが我が家の守り神として、お義母さんと共に、私たちを守ってくれるような気がしたから。
あまりにショックな出来事でしたが,思い出しました。この,深い赤の珍しい色のアイビーゼラニウム。あまりにすてきな色だったので,私がおねだりして彼女から一枝もらったものでした。
まだ,このゼラニウムがあった。と思うと、気持ちも幾分晴れて。
そして、とても絵が,好きで,描く事も趣味を越した腕前でした。亡くなる直前まで,絵画教室にも通っていましたし。
そんなところが、孫娘に受け継いでくれていると良いな。と願うのです。下の娘が描いた,ピップのドローイングです。
もっと、電話したり、会いに行ったり、すればよかった。月並みですが,後悔先に立たずです。
今日は,きれいに咲いているゼラニウムを見て,いろいろとフラッシュバックしてしまって。
明るい晩夏の日差しの中、彼女との思い出を、庭に座って転がす午後になりました。
N0.3さんかな?ドローイングとても上手です。雰囲気が良く出てますね。
誇り高く、気品に溢れた佇まい。
きっとこの花を育てていらしたお義母さまも、そんな方だったのでしょうね。
n208hh様がこのお花を受け継がれ、確かに、脈々と繋がってゆく、家族の絆。
お嬢様が描かれたこの絵に見える、ピップ君への限りなく優しい目線と感性と。
家族って、みんな、ずっと、繋がっているのですね。
あの素敵なお義母がいたから,今の夫があると思うと感慨無量です。そうですね。ゼラニウム,子供たちにも株分けできる様にしないといけません。でも息子はスーグ枯らすだろうな~。(笑) そういうところ、ちょっと夫に似てるんですが。
家族って本当に不思議な物です。おっしゃるとおり。
お義母さんの棺は、亡くなったお義父さんがねむる、北ウエールズの絶景にあるお墓の棺の上に重ねて埋葬されました。私は夫婦の棺を重ねて埋葬するということを知らなかったので,心から驚きました。
あんなに会いたがっていた夫に会えて,喜んでいるに違いありません。
そして、ゼラニウムですが,深紅で,黒に限りなく近い色なんです。写真だと本物より明るく写っています。こんな色があるんですね。
コメントありがとうございます。アンジェラさんもイングリッシュローズがお好きなんですね。私も庭いじりが好きなんですが,ちょうど昨年の今頃、今の家にひっこしたばかり(?)で、結構もう,まとまっている庭木に,どんな物があるかを見たり,季節の変化で庭にどんな風に日が当たったりするかを見るために,今年はこっそりポットだけいじっていました。来年からは少し庭をいじろうと思います。忙しく暮らす中で,ガーデンだけは焦ってもそんなに思うとおりにならないし、何年かかけて「こんなふうにしよう」とか,考えるのが楽しいですね!