London徒然草

「ばく」のロンドン日記

なんちゃって着物

2007-03-09 | 子供達
末娘、通称No3の通う、公立小学校で、この2週に渡り、「インターナショナル ウイーク」なる行事が行われています。
文字通り、いろいろな国、その文化をよく知り、それぞれに尊重しよう!という全校挙げての行事です。

学年ごとに国や地域を選び、それを調べ、発表したり、掲示物をつくったり。
学校の掲示板には、大きな世界地図に、子供達が自分でかいた似顔絵を、その出身国に貼り付けてありました。
それを見ると、まあ、世界中の、すみずみからこの国にやって来ているものだ、と感心します。

全生徒の40%は、英語を母国語としていない子供達なので、言葉がしゃべれない子供の受け入れなども専門の先生が二人いらして、手慣れたものです。

さ~て、イベントの一環で、自国の民族衣装を来て学校に来ましょう~と言う日があり、
まあ、皆てんでんばらばら、チンドン屋(死語?)さながらの楽しい一日となりました。










No3は、着物を着ていきましたよ~。



そして、その行事の最後に、学校の「オープンイベント」が行われました。
というのも、学校は4年前に火事になって、半焼してしまい、それから去年の9月迄、プレハブでしのいで来たからです。
真新しい校舎が全て建て直され、体育館もホールも、音楽室もピカピカになりました。

それで、Duke of なんとか、とか言う Queenのいとこがやって来てセレモニーがありましたとさ。



この中の、誰かが、そのいとこさんです。
どれでしょうねえ~??(多分一番右)

実はこの、No3の来ている着物、
オットが日本にいるとき、神社などで開かれている外人向けアンティークマーケットで買ったもの。
壊してクッションにでもしようと思っておりました。よく見ると汗じみや、汚れだらけ。
帯も、テーブルクロスなどにアクセントとして使ったりしたので、くたびれています。
どうやって結べばいいのか皆目検討がつかないので、リボン結びでいいいか!
髪飾りは、おひな様に送っていただいた雛あられの袋についていた、紐と梅の造花を、お箸にくくり付けたにわか作り。
長襦袢や、半襟、帯揚げなどいっさいないので、VネックのTシャツのえりに風呂敷を縫い付けて半襟にし、
足袋もないので、白いタイツをはいて、無理矢理下駄履き。(草履はない...)

まあ、でも、それでも、日本の着物、きれいですよねえ。

本人が大満足だったしね。

でも、驚いた事に、着物を着て、大股開いてチェロクラブの一員としてチェロをDukeの前で弾いたとの事(どうやって?)
そして、帰って着物を見たら、袖と身頃の縫い目が半分裂けていました。
どうやら休み時間に、スコティッシュダンスまで外で遊んで踊ったらしいです。

あ~あ、なんちゃって着物で、よかった~。