シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

抜鉄塔

2008-08-26 | カラダとこころ
歯医者さんシリーズ第二弾。昨日私は歯抜けになってしもうた。でも横の歯なのであまり見えないから笑うほどでもないんだけど。

前回予告されたネジ=鉄塔?を抜きました。

しかしまず最初に電磁波チェック。先生によると、普段テレビを見るだけで疲れて次の日放電の為、森にでも行かないといけない人がオリンピックをしっかり見てしまったらしく、体のバランスがくずれちゃった~という患者さんがいたそうです。今の世の中、電磁波の影響なしに生活するのは難しい。ということでバランスチェックも携帯を持った状態でもOKが出るまでしないといけない、ここでOKが出ても家に帰ったり携帯使ったりした途端バランスが崩れてしまっては意味がないので、今日はそうしようねと最初に言われました。

どれだけ自分が電磁波に敏感かというのをチェックするために、私は起立した状態で先生が携帯を近づけました。頭で考えないように目をつむったにもかかわらず、携帯が近づくと体が後ろ向きに倒れていきました。やっぱりいやなのね・・体は。

80%の人は電磁波過敏症らしく(当たり前っていえば当たり前だけど)これから不定愁訴の人が増えることは間違いないですね。私も意識的に携帯を家に居るときは遠くにおくようにします。

そして、洋服のタグがついてないかチェック。しまった、今日は新しいTシャツを着てきたからタグを取ってなかった・・このタグ、電磁波を集めるから取らないといけないのです。

そして、いよいよネジ=鉄塔を抜く儀式に。今回は有毒重金属アマルガムでもないので、重装備はしませんでした。ネジが入っている歯のカブセは治療時私の羽振りのよい頃だったようで金でもなく銀でもなく一番高いセラミックでした。セラミックのカブセを取ると自分の歯はちょっとしか残ってませんでした。(だから今の私は歯抜け状態なのです)

昔やった治療では、セメントをくっつけてセラミックをかぶせたようなのですが、その安定をよくするためにネジを入れていたのです。このネジ、抜くのに思ったより時間がかかりました。削ってはねじ回しで回して引っ張る・・1時間近くかかりました。そのネジに対処している間、右の頭蓋骨や首の後ろ、肩にガンガンきます。それってちょうど私が調子が悪くなったら痛むところなのです。今までの痛みはこのネジのせいだと確信しました。

ネジが抜けた瞬間、ふ~っと私も抜けてしまいました。その後、まだ歯型を取ったり治療は続くのですが、眠くて眠くてどよ~んとしてました。考えれば体の中にネジが入っていたのですもんね。バランスとるために体も張ってきたのでしょう。その緊張、張りが体から抜けたんですもん、そりゃどよ~んともなります。

その時は「私帰れるだろうか?」と心配しましたが、しばらくすると目が覚めたように正常になってきました。

当初ネジを抜いて歯型をとって次回にでもかぶせるという予定でしたが(勿論チェックして自分に合う金属を選ぶ)、蓋をあけてみると虫歯になりかけているわ、神経の処理がずさんだったこともあり、再治療しなくてはならない事態でした。

虫歯の治療をし、なおかつO-リングで携帯を持った状態でも全てバランスOKがでるようになって昨日の治療は完了しました。

そして、面白かったのは、治療が終わるときに「私歯軋りしていたのは、この抜いた歯のちょうど下の歯の高さが高いから自分で削ろうとしていたんだと思います」と自分の口から出たことでした。ネジの歯のちょうど下の歯。これもセラミックなのですが、これは行く先々の歯医者さんでずさんな治療だねえといわれる歯。上の歯を抜いてより一層わかったのが、この下の歯の高さが異常に高いのです。だから歯をぎしぎししたくなるのだって自分で分かったのです。

矯正した歯医者さんでも、どの歯医者さんでも分からなかったことが、自分で分かったって感動しました。所詮自分の体は自分が一番よく分かるのです。

そして体が本当に楽になりました。右側が楽。自分の声も全然違う。今まで右側に緊張があったわけですからどこかに無理な力が入った状態。本来あるべき体の状態とでは出てくる声が違うのも当たり前。

そして、一夜明けた今日もすごく嬉しい。体がゆるいのです。昨日までは左がゆるいと思っていましたが、今は右側がゆるゆるなのでかえって左がかたく感じるくらい。ゆる体操しても今までとは肩甲骨の動きが違うのです。股関節も右がだいぶ開くようになりました。

勿論これからも身体意識を高めて緩めるために色々やっていきますが、不必要な緊張が体内から抜けたことはすごいことです。心も穏やかになりますもん。

体に不必要なものを入れないって本当に大切だなって思います。体がゆるゆるで幸せ感いっぱいです。

Serendipity

2008-08-21 | 映画、本、劇など
この前DVD「セレンディピティ」を借りてみました。タイトルは素敵!と思いながらすぐに筋が想像つきそうな映画なんで手にとったことはなかったのですが、なぜか見てしまいました。

Serendipityとは、「面白い、幸せな偶然」と訳されていますが、私が「きゃあ、シンクロ」といつも言っているものに近いのでは・・と思っています。

映画は・・・
クリスマス前のニューヨーク。買い物で賑わうデパートで出会った男女。それは偶然に同じ商品の手袋へ手を伸ばした時。2人は譲り合っているうちに惹かれ合うものを感じ、“セレンディピティ”という名のカフェでお茶をする。しかし、男の方は連絡先を交換しようとするのだが、女はこれが本当の運命なのか試そうと、ある“提案”をして去っていった。運命なら必ず出会うはず・・と運命に任せるのだが、それ以来会わなかった二人は数年後、お互いの結婚の直前でその相手が忘れられないことを思い出し探しにでるのであった・・・そして、た~くさんの偶然が重なり、紆余曲折を経て再会し最後はハッピーエンド♪

なのですが、そんなに気になる相手なら最初っから連絡先交換しとけよ・・とぶつぶつ言ってしまった。しかし、そんなことをしてたら映画にはなりませんね。私は世の中なんでもアリだと思っているから、こんな偶然が重なって再会することだって有り得る話だとは思います。しかし、この人達「運命に任せる」とか「ソウルメイト」とかを誤解してんちゃうか?と思いましたが、この言い方はよくないな。えらそうだな。自分が絶対的に正しいという観点になっちゃうので、私とは違うなっと思いました(にしておこう)。

「ソウルメイト」とか「運命の人」とかって、ロマンチックに使われすぎのようにわたくしは思います。人間はロマンティックが大好きだからしょうがないか。

江原さんの説明の「運命の赤い糸を海に投げ入れたら魚が10匹くらいひっかかる。どの魚を選ぶかは自分次第」のように、ソウルメイトは世界中にそれくらいの数は居るだろうし、その中でその時点の自分の状態(魂の成長度合いだったり、その時の自分のチャレンジだったり)或いは、意図するものにぴ~ったりな人がそのときのソウルメイトというのが私の解釈。だからその人とどういう関係を、世界を創りたいのかを明確にすることはとっても大事なんだと思います。

同じように、この映画ではやたら「運命に任せる」って言うけれど、「自分がどういう生き方をしたいのか?」そういった方向、目的地、それを私は意図と呼ぶけれど、それもなくただ単に運命に任せるって言っても糸の切れた凧のよう。

上の上の上の方から見ていたら、きっと「誰と一緒にいるか?」とか「どんなこと(例えば仕事)をしているか?」な~んてどうでもいいことなんちゃうかな。大事なのはHOW。「どんな生き方をしているか」のような気がする。

自分がどんな生き方をしたいのか・・を意図していれば、宇宙はその時の自分にぴったり合うパートナーや仕事や友達をうま~くアレンジして目の前に差し出してくれるんだと思います。


Oリング

2008-08-20 | カラダとこころ
アマルガムを取った日は、やはりしんどくって家に帰って寝てしまいました。次の日も起きたら「う、頭痛い・・でも、こんなときは力強い野菜でデトックスだ」と早起きして、むちゃくちゃパワフルな野菜を売っている八百屋さんに買いにいきました。

そして、歯医者さんからもらった海洋深層水と共に、重金属を体外に出すというサプリ、ワイオラ社のゼオライトもガンガン摂りました。このゼオライト、湾岸戦争に行ったアメリカ兵の体内に劣化ウランが残留していて様々な問題が現在表面化していますが、その劣化ウランも体外にだすほどのデトックスサプリ。

歯医者さんで自分に合う詰め物もO-リングで選んでたのを見てやっぱり自分に合うかどうかはチェックすることは大事だなと改めて思い、このサプリも自分に何滴必要かOリングでチェックしながら摂りました。面白いのは最初は8とか9滴必要と結果が出るのですが、次第に3滴になり、どんどん少なくなっていきました。やっぱり体が必要とする分だけ分かるって素晴らしいな~と思ったし、一人Oリングができるようになるとほんとに便利、最高です。

どんなに素晴らしいと言われるものでも、どれだけマスコミがいいと言うものでも、私達の顔が一人ずつ違うように、体も体質も全く違います。だから自分に合うかどうかはやっぱりチェックしないといけないし、目安の量も人によって体調によって異なるのだからやっぱりチェックしないといけません。

普段私はサプリは摂りませんが、夏バテ以来ミッチェルメイ(以前彼のことを書いたのはこちら http://blog.goo.ne.jp/myrtille33/e/eae5b942359688d172c2e71723b4521f )のビタミンCを購入しました。目安は4個と書いてありますが、Oリングでチェックすると必要な量は私には2個か3個になります。でも、しばらく間があくと4個が適当となるので、なるほどと納得します。

先日、あるセミナーで毎日お酢を飲んでいて1ヶ月で亡くなった人の話を聞きました。自分の声を聞くツールを知っていたら、世間でいくら酢がいいと言われていてもこんな悲劇になることはなかったのに・・。

自分の体の声を聞くことは大事。大昔の人はきっとOリングなんてしなくっても、勘で分かったはず。自分に必要か必要でないか。そんな勘が鈍っている現代人の私達はせめてOリングなどでチェックする必要がありますね。


アマルガム第一号

2008-08-18 | カラダとこころ
歯の詰め物アマルガム第一号を取りました。

去年から私の周りでは口の中のアマルガム、歯の詰め物水銀アマルガム=有毒重金属を取る人が多くなりました。その時は「う~んお金もかかるし、まあいいか」と行動に移していなかったのですが、最近友達がアマルガムを取って健康になった話をきき、タイミングが来たようで行動に移しました。

ある研究によれば、アマルガムは10年で25%しか残っておらず、75%はどこへいったかというと水銀蒸気になって、肺に吸収され血液の中に入り全身をめぐるそうです。そして水銀中毒、つまり腰痛、関節痛、肩こり、アレルギー、冷え、うつ病、自閉症、様々な症状となって現れます。

私はよく知らなかったので、銀歯や金歯などが入っていたらアマルガムがあるのだと勘違いしていましたが、詰め物なのでそうとは限らない。

今回行った歯医者さんでは、体全体を見て気になる症状がそれが歯から来ているのかをまずチェックし、それによりアマルガムを除去したり、自分に合わない金属(金歯や銀歯)を自分に合う金属に変えていきます。合っているかどうかは全てO-リングでチェックします。

以前、ホメオパシーの相談会で「股関節が変」と言うと、「歯のかみ合わせ大丈夫ですか?」と聞かれました。もっとびっくりしたのは、「11歳のときに何かありましたか?」と言われ、考えれば股関節が変だと思い出したのはその頃で、その後何度も捻挫を繰り返すことになるはじめての捻挫をしたのがその歳でした。占いみたいな医学、ホメオパシーすごい。

前々から噛合せが良くないのも気づいていたので、噛合せがよくなれば股関節もよくなるかも・・と思い歯医者さんに行ったわけです。だって背骨の矯正も定期的にしているし、体緩めることもしているから、手付かずなのは唯一口の中だったのです。そして、歯医者さんに「口の中悲鳴あげています」と言われました、やはり。

まず第一回目はキネシオロジーの筋力反射で体全体でチェックします。そして、気になるところ、例えば右の股関節がひっかかるところ、肩の痛み、背中のはり、首のはり・・などをどこが原因なのかOリングや筋力反射でチェックし、歯から来ているところはちょっと削ったりして調整しました。その日で肩の痛みがなくなりました。

まだ消えない症状はアマルガムの原因とも思われたので、今回それを除去することになったのです。これは有害物質なので、私も歯医者さんも重装備です。髪につかないようにシャワーキャップ、鼻のマスク、ゴーグルをつけ、アマルガムを取り除く歯以外の歯は完全にカバー。換気扇ブンブン回して窓も全開。

始まると意外と早く終わりました。今回は左の奥歯のアマルガムだったのですが、それを抜き取ると左半分がす~っと軽くなるではありませんか。気がうまく流れている感じがします。びっくりしましたが、直感的に右も要らないもの抜いたら軽くなるって感じました。

私の場合はアマルガムは分かる範囲ではこの一つだけのようです。次回は、右に入っているネジを取ります。こういったものが電磁波を集めているようです。

アマルガムを取った後、万が一この除去で体に入っていても体外に流すようにガンガン飲めと海洋深層水を渡されました。柔らかい塩味の水です。この除去で水銀中毒の症状が出てしまう人や好転反応で色々な症状が出る人もいます。知人で2,3日寝込む人もいました。

私の場合は、体の右側が重い痛い。おそらくこれは水銀のせいではなく、軽くなった左側に比べちゃうのか、体がバランスを取ろうとしているのか、頭、顔、体ぜ~んぶ右側がしんどい。歯医者さんでも「左の目は輝いている。右は疲れてるわ」と言われ実際右、左半分ずつ隠して顔を鏡で見たりしたのですが、左目はぱっちり、右目は疲れているし、実際重いのです。肌も左に比べてひきつっている感じ。

私の口の中はその時々の経済状況により金、銀、その他いろんな種類の金属が入っていて一定でないので歯医者さんではよくびっくりされます。口の中のオリンピック・・。金何個、銀何個の世界。

しかしなあ、今くらい賢かったら治療の時に、「アマルガムはやめてください」「私に合う金属にしてください」な~んて言えるのですが(と言っても対応できる歯医者がほとんどいないけど)、ま後悔してもしょうがない。体の中から有害重金属がなくなることを楽しみにしましょう。

あ~右の頭痛! 右のネジも早く抜きたい!! 
次は来週の月曜日。それまで会う人は左の輝く瞳と右の疲れた瞳でお相手いたします。

貯金通帳

2008-08-15 | いいこと
この間、知り合いのブログを読んでいて素晴らしいフレーズに出会いました。

「あの世に持っていけるのは、貯金通帳の数字じゃなくて、魂に刻まれた感動だけだから・・」

貯金通帳を見てへこみそうになる度、思い出すようになりました。魂に刻まれた感動か・・これからもいっぱい刻むぞう。

真夏の夜の夢

2008-08-10 | 近況・イベント
あれは一体なんだったのか・・・

駅から淀川花火大会に歩く道は、人は多いけれどすいすい進むし、川沿いを歩くと風があってすごく涼しい。会場にも結構早く着くし「あれ?前回はなんであんなにしんどかったんだろう?」と不思議なくらい。

椅子席でお弁当を受け取り、川沿いの涼風に当たりながらビールで「かんぱ~い♪」とご機嫌な私達。お弁当の塩こぶまでしっかりビールのおつまみにして完食し、あと30分くらいで始まるので、トイレの長蛇の列に並ぶ。

そ、そ、そのとき・・ぽつぽつと降ってきたもの、それが橋本知事の挨拶と共にどんどん大粒になり、みるみるうちに豪雨に。晴雨兼用の傘をさし隣の人と「大丈夫ですかねえ」なんて話をしてましたが、雨の勢いは増すばかり。

府知事と市長の挨拶が終わると、「打ち上げ開始を早めます。あと5分で開始します」とのアナウンスが。確かにちょっと前から向こうの方の稲光とゴロゴロが聞こえてきたから、雷が来る前にやっちゃいましょう~という感じ。

しかし、私もうすぐトイレの番。私がトイレに入り、出ようとするとき、「わああ、地震かあ、これ」と思うほどの振動で外にでたら、花火が始まっていました。トイレで花火開始を迎えるなんてタイミングがよいのでしょう。長蛇の列も花火が始まってたからもう誰もいない。

しかしこんな近くで見る花火は初めて。打ち上げているところがすぐそこだから、上に上がった火花が「わああ、降ってくるよう」。実際何か飛んできてました。

「世界は二人のため」という歌があったけど、「この花火は私のため」と思えるほど花火が自分のものでした。プライベートファイヤーワークス!

花火というのは不思議なもので皆叫びたくなるようで、周りの子供たちも奇声を上げていました。後ろのギャルたちは「きゃあ、キレイ~、私みたい~」とギャグまで飛ばす。さすが大阪のギャルたち。私も子供とともに「きゃあああああ」と叫んでいましたが、いくら叫んでも花火の音で聞こえない。

しかし、この感動の間、雨の勢いはとどまるところを知らず。傘をさしているのに全身ずぶぬれ。本当のシャワーです。

花火はどう考えてもいつもよりテンポが速い。早くやって終わっちゃおうって感じ。いやああ、本当に感動しました。近くで見るとこんなに感動するものなんですね。北京行かなくっても十分です。迫力満点。

そして、なんと終わりに近づくにつれ雨は小降りに・・花火終了ですっかり上がってました。

帰りもシャワーのお陰で涼しく、事故が起きないようにしっかり警察が人も統制していて安全だったし、ご機嫌で帰ってきました。コンサートの後のように耳がぼわああああんとしながら。

あれは一体なんだったんだろう・・と話しながら帰ってきました。まさに真夏の夜の夢という感じでした。光と音と水のショーでした。

あれなら来年も行きたいなあ。今度はカッパとタオル持って。これで何が起こっても大丈夫。

たくさんの人とお金とエネルギーで成り立っている大きなイベント。今日も清掃ボランティアの人が雨でむちゃくちゃになっているだろうゴミを片付けてくれている・・イベントに関わった全ての人に感謝です。




おはらい

2008-08-09 | いいこと
先週末からヘルペスはできるは、食欲はないわ、家にいててもしんどくて、この夏乗り切れるんだろうか・・と不安になっていましが、見事復活。とっても元気です。気狂うほど腸がよじれるんちゃうかと思うほど笑う機会があったので、あれで暑気払い(祓い・・この暴力的な暑さに対してはこの字の方がいいかも)になったのかなって思います。機会を提供してくださった方には深く御礼申し上げます。

考えれば、「笑い(おわらい)=祓い(おはらい)」ですね。きっと。

イスラエルでマサダの砦というユダヤ人が自決をし、その後2000年流浪の民になってしまった・・という場所があるのですが、その場所を訪れ話を聞いたとき、一生懸命自分を保とうとしつつも、体が重くなりちょっとやばいかな・・とこういうこともあろうかと持ってきたホメオパシーのレメディー、ラカシス(霊的アタックにいい)を口にしていたら、出口のところで線香の匂いがするではありませんか。

前回の旅行でここの場所に来てから体調不良になった人がいたので、旅の企画者小林さんが、線香の束でお祓いをしていたのでした。みんなで煙をかぶっていたのですが、だんだん調子にのって跳んだり跳ねたり、お坊さんの真似したり、気づいたら皆でおなか抱えて笑ってました。

そうしたら、あれ?って感じで体の重さが消えていました。ああ、なんだ、笑ったら不必要なエネルギー、浮遊霊は逃げて行くのだと実感。笑いはお祓い。幽霊屋敷にお祓いに行って、いきなり笑うのもちょっと大変かもしれませんが、日常生活では暑気払い(祓い)には笑いです。

今日は淀川花火大会。
以前、見にいったときは友達が席取りをしてくれて私は夕方から出かけたのですが、それでも気狂うほど暑くておそらく二度とここには来ないだろうと思っていたのですが、先月「VIP席の横に確保する素晴らしい席で飲み放題とお弁当もあるし行きませんか。すごい感動しますよ」とお知り合いからの誘いがありました。以前のことを考えると「う~ん」と考え込んだのですが、ちょっとは華々しいイベントもあってもいいか・・と行くことにしました。

浴衣で行きたいところですが、前回浴衣が暑くてたまらんかったので、体力温存のために涼しい服でいきます。暑気祓いに花火と共に叫んできます。


高校野球

2008-08-04 | おもうこと
知らぬ間に高校野球が始まっていました。実は私、中学のとき(高校時代は忘れた)高校野球の開会式、閉会式にコーラス部で出ていたので、野球には興味なくても開会式と聞くと懐かしく思うのでした。♪ああ、栄冠は君に輝く♪というあれです。

開会式は高校球児と吹奏楽とプラカード持つ子たちと私達とあとは、関学のグリーの高校生だったのかなあ・・なんせ、回りに男子の居ない女子中学生たちにはかなりエキサイティングなテンション上がるイベントだったことは間違いありません。とは言うものの、その時は「きゃあ、楽しみ」という感じでもなかったのですが。

開会式の前日にリハーサルがあるのですが、それが終わると暇なんで皆でどっかでお茶していました。そこで、どこかの高校球児が宿泊している旅館でも行こうよ!という話になりました。友達が「あ、うちの近くの旅館に有名ちゃうけどどっかの高校泊まっているわ」と言うので、そこまで行きぺちゃくちゃおしゃべりをしながら、高校球児が帰って来るのを待ってました。

バスがやってきました・・しかし、私達を見た瞬間に全員がカーテンを閉めるではありませんか。そして、降りてきた監督さんに「うちはそういうちゃらちゃらしたことをしないから」みたいなことを説教されました。勿論待っているのは、私達数人だけでした。帰り道、口の悪い女子中学生たちは「ふん、別にあんたらお目あてちゃうねんからね」と言いながら帰った覚えがあります。

今から考えるとあの高校球児も帰ってきたら女子学生が待っていたからびっくりし、ちょっと嬉しかっただろうなあ。甲子園の常連校でもないし、マイナーな学校だっただろうから。

これが私の唯一のおっかけ体験。友達は巨人の選手を宿舎前で待っていたり、アイドルのおっかけをしていたけれど、私はどうもそういうパワーがなかったようで、今考えると何が楽しかったんだろう、私。

しかし、私達の頃でさえ、開会式のリハーサルで何人か倒れる人が居たのに、最近のこの暑さで大丈夫かいな?と心配してしまいます。そして、この季節、野外に立っているだけでもすごいことなのに、ユニフォーム着て野球をしている彼らはほんとにすごい。


戦争

2008-08-02 | おもうこと
ここ何ヶ月かの心身への疲労、そしてこの暑さでついにヘルペスになってしまった。にもかかわらず、どうしても欠席したくなくって昨日は宴会に。3次会まで行く私はおばかでした。なので今日は一日中ゴロゴロとしておりました。

一日中ゴロゴロしていたので、暑さしのぎにテレビも結構見てました。何気なくつけたテレビがすごい番組でした。

私が見たのは、広島原爆投下した機長クロードエザリーについて。彼は戦後、炎の中逃げ惑う子供たちの夢を見つづけ、奇妙な犯罪行動を起こすのですが、その謎を追う番組でした。

しかし、実際は彼も原爆投下の1年前にも、その後にもアメリカ軍の核実験で被爆していたのでした。今までアメリカが落とした核爆弾は実験を含め1149個、55万の兵士がそれに関わり、投下後のキノコ雲に突入させ体にどんな影響が起こるかサンプルとして使われたり、要するに「人間モルモットとして使われた」と関わった退役軍人たちが言っていました。

この番組を見て、10年以上前私がアメリカに行ってすぐに通っていた英語学校で見たテレビ番組を思い出しました。それは、エザリーと同じように原爆投下したアメリカ兵がその事を広島の人々には伏せて広島を訪れるという番組でした。

私はそれを聞いたときから、なんて趣味の悪い番組を見せるのだろうと先生に対して怒りがでてきましたが、今でも忘れられない思い出になりました。

その元パイロット達は原爆ドームを見たり、原爆記念館を訪れショックを受けるのですが、そのショックの表情をズームアップするのも気分が悪かったけれど、一番いやだったのは、原爆病院を訪れたところでした。

その病院の院長さんは、彼らが元原爆投下したパイロットだと知らずに愛想よく話をします。そして途中でその事実を知らされるのです。

彼はとてもショックを受け呆然とします。そして、涙を流しながらお辞儀を何度も何度もするのです。毎日その原爆のせいで苦しんでいる患者さんに接している彼の感情、怒り、悲しさ、辛さ、やりきれなさ・・そういったものが、そういった形になってしまたのだろうと思うと、私も涙が止まりませんでした。

しかし、クラスの中は大爆笑。涙を出しながらお辞儀をするというのが様々な国から来た若い学生には滑稽に見えたのでしょう。彼らには罪はないけれど、未だにその原爆の後遺症で苦しんでいる人達が居るのを知っている私には、怒りがおさまりませんでした。その番組を教材として選んだ先生に対し猛烈に抗議をしました。

こういったセンセィティブな話題はもっと慎重に選ぶべきだと・・。アメリカは多様な文化、その分、多様な差別がある国だから、例えば黒人が居ても黒人差別の教材は選ぶだろうし、その先生もユダヤ人だったからユダヤ人ならではの差別や、そこまではいかなくても嫌な目などにも合っただろうし、全ての人が傷つかないものを選ぶというのは無理な話かもしれません。でも、今になって分かるのは、あのとき私が怒ったのは、そのパイロット達に対しても、そして被爆者やそのお医者さんに対しても、何のリスペクトも感じられなかった番組だったからだと思うのです。

実はそのテレビ番組のリアクションで怒りを通り越して一番悲しかったのは、先生に対してでなく、クラスメートの日本人の一言でした。

「何ムキになってんの? 日本が悪いことをしたんだから、笑われてもしょうがないんだよ。何をされてもしょうがないんだよ。」

私は、もう一人先生に抗議していた日本人女性と共に唖然とし、議論する力もありませんでした。私達が言う問題の本質を全く分かってない。そして、今言葉にできるのは、これが人間の尊厳というものを教えてこなかった日本の教育のサンプルだなって。確かに日本人が、アメリカ人が、xx人が・・というのを越した、人間としての誇り、尊厳、他の人間に対するリスペクトを教えてこなかったのが日本の今までの教育だったのだなって。

こういうことを書き出すと止まらないので、最後に映画「4分の1の奇跡」http://www.yonbunnoichi.net/ にもでてくる、大ちゃんこと原田大助君の詩を紹介します。私が英訳したパートは彼の詩がたくさんあり、去年の今頃は彼の詩の訳をいつも考えていたことを思い出します。

私達は愚かな人間だけど、少しずつでも平和な世の中に向かっていますように。


『戦争は手と足じゃたりなくて
心まで持っていくんやな

大好きと思ったり
いっしょにいたいと思ったり

心は大事なものやのに
みんな持っていくんやな』



『悲しくつらい気持ちです

人が人を殺してそれが正しいことなんて

いったい誰が思うんやろ』



『殺されるために生まれてこない

殺すためにも生まれてこない

戦争は大事なことを忘れている』


「さびしいときは心のかぜです」樹心社 原田大助著
「本当のことだから」三五館 山元加津子著 より