シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

真夏の夜の夢

2008-08-10 | 近況・イベント
あれは一体なんだったのか・・・

駅から淀川花火大会に歩く道は、人は多いけれどすいすい進むし、川沿いを歩くと風があってすごく涼しい。会場にも結構早く着くし「あれ?前回はなんであんなにしんどかったんだろう?」と不思議なくらい。

椅子席でお弁当を受け取り、川沿いの涼風に当たりながらビールで「かんぱ~い♪」とご機嫌な私達。お弁当の塩こぶまでしっかりビールのおつまみにして完食し、あと30分くらいで始まるので、トイレの長蛇の列に並ぶ。

そ、そ、そのとき・・ぽつぽつと降ってきたもの、それが橋本知事の挨拶と共にどんどん大粒になり、みるみるうちに豪雨に。晴雨兼用の傘をさし隣の人と「大丈夫ですかねえ」なんて話をしてましたが、雨の勢いは増すばかり。

府知事と市長の挨拶が終わると、「打ち上げ開始を早めます。あと5分で開始します」とのアナウンスが。確かにちょっと前から向こうの方の稲光とゴロゴロが聞こえてきたから、雷が来る前にやっちゃいましょう~という感じ。

しかし、私もうすぐトイレの番。私がトイレに入り、出ようとするとき、「わああ、地震かあ、これ」と思うほどの振動で外にでたら、花火が始まっていました。トイレで花火開始を迎えるなんてタイミングがよいのでしょう。長蛇の列も花火が始まってたからもう誰もいない。

しかしこんな近くで見る花火は初めて。打ち上げているところがすぐそこだから、上に上がった火花が「わああ、降ってくるよう」。実際何か飛んできてました。

「世界は二人のため」という歌があったけど、「この花火は私のため」と思えるほど花火が自分のものでした。プライベートファイヤーワークス!

花火というのは不思議なもので皆叫びたくなるようで、周りの子供たちも奇声を上げていました。後ろのギャルたちは「きゃあ、キレイ~、私みたい~」とギャグまで飛ばす。さすが大阪のギャルたち。私も子供とともに「きゃあああああ」と叫んでいましたが、いくら叫んでも花火の音で聞こえない。

しかし、この感動の間、雨の勢いはとどまるところを知らず。傘をさしているのに全身ずぶぬれ。本当のシャワーです。

花火はどう考えてもいつもよりテンポが速い。早くやって終わっちゃおうって感じ。いやああ、本当に感動しました。近くで見るとこんなに感動するものなんですね。北京行かなくっても十分です。迫力満点。

そして、なんと終わりに近づくにつれ雨は小降りに・・花火終了ですっかり上がってました。

帰りもシャワーのお陰で涼しく、事故が起きないようにしっかり警察が人も統制していて安全だったし、ご機嫌で帰ってきました。コンサートの後のように耳がぼわああああんとしながら。

あれは一体なんだったんだろう・・と話しながら帰ってきました。まさに真夏の夜の夢という感じでした。光と音と水のショーでした。

あれなら来年も行きたいなあ。今度はカッパとタオル持って。これで何が起こっても大丈夫。

たくさんの人とお金とエネルギーで成り立っている大きなイベント。今日も清掃ボランティアの人が雨でむちゃくちゃになっているだろうゴミを片付けてくれている・・イベントに関わった全ての人に感謝です。




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