シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

抜鉄塔

2008-08-26 | カラダとこころ
歯医者さんシリーズ第二弾。昨日私は歯抜けになってしもうた。でも横の歯なのであまり見えないから笑うほどでもないんだけど。

前回予告されたネジ=鉄塔?を抜きました。

しかしまず最初に電磁波チェック。先生によると、普段テレビを見るだけで疲れて次の日放電の為、森にでも行かないといけない人がオリンピックをしっかり見てしまったらしく、体のバランスがくずれちゃった~という患者さんがいたそうです。今の世の中、電磁波の影響なしに生活するのは難しい。ということでバランスチェックも携帯を持った状態でもOKが出るまでしないといけない、ここでOKが出ても家に帰ったり携帯使ったりした途端バランスが崩れてしまっては意味がないので、今日はそうしようねと最初に言われました。

どれだけ自分が電磁波に敏感かというのをチェックするために、私は起立した状態で先生が携帯を近づけました。頭で考えないように目をつむったにもかかわらず、携帯が近づくと体が後ろ向きに倒れていきました。やっぱりいやなのね・・体は。

80%の人は電磁波過敏症らしく(当たり前っていえば当たり前だけど)これから不定愁訴の人が増えることは間違いないですね。私も意識的に携帯を家に居るときは遠くにおくようにします。

そして、洋服のタグがついてないかチェック。しまった、今日は新しいTシャツを着てきたからタグを取ってなかった・・このタグ、電磁波を集めるから取らないといけないのです。

そして、いよいよネジ=鉄塔を抜く儀式に。今回は有毒重金属アマルガムでもないので、重装備はしませんでした。ネジが入っている歯のカブセは治療時私の羽振りのよい頃だったようで金でもなく銀でもなく一番高いセラミックでした。セラミックのカブセを取ると自分の歯はちょっとしか残ってませんでした。(だから今の私は歯抜け状態なのです)

昔やった治療では、セメントをくっつけてセラミックをかぶせたようなのですが、その安定をよくするためにネジを入れていたのです。このネジ、抜くのに思ったより時間がかかりました。削ってはねじ回しで回して引っ張る・・1時間近くかかりました。そのネジに対処している間、右の頭蓋骨や首の後ろ、肩にガンガンきます。それってちょうど私が調子が悪くなったら痛むところなのです。今までの痛みはこのネジのせいだと確信しました。

ネジが抜けた瞬間、ふ~っと私も抜けてしまいました。その後、まだ歯型を取ったり治療は続くのですが、眠くて眠くてどよ~んとしてました。考えれば体の中にネジが入っていたのですもんね。バランスとるために体も張ってきたのでしょう。その緊張、張りが体から抜けたんですもん、そりゃどよ~んともなります。

その時は「私帰れるだろうか?」と心配しましたが、しばらくすると目が覚めたように正常になってきました。

当初ネジを抜いて歯型をとって次回にでもかぶせるという予定でしたが(勿論チェックして自分に合う金属を選ぶ)、蓋をあけてみると虫歯になりかけているわ、神経の処理がずさんだったこともあり、再治療しなくてはならない事態でした。

虫歯の治療をし、なおかつO-リングで携帯を持った状態でも全てバランスOKがでるようになって昨日の治療は完了しました。

そして、面白かったのは、治療が終わるときに「私歯軋りしていたのは、この抜いた歯のちょうど下の歯の高さが高いから自分で削ろうとしていたんだと思います」と自分の口から出たことでした。ネジの歯のちょうど下の歯。これもセラミックなのですが、これは行く先々の歯医者さんでずさんな治療だねえといわれる歯。上の歯を抜いてより一層わかったのが、この下の歯の高さが異常に高いのです。だから歯をぎしぎししたくなるのだって自分で分かったのです。

矯正した歯医者さんでも、どの歯医者さんでも分からなかったことが、自分で分かったって感動しました。所詮自分の体は自分が一番よく分かるのです。

そして体が本当に楽になりました。右側が楽。自分の声も全然違う。今まで右側に緊張があったわけですからどこかに無理な力が入った状態。本来あるべき体の状態とでは出てくる声が違うのも当たり前。

そして、一夜明けた今日もすごく嬉しい。体がゆるいのです。昨日までは左がゆるいと思っていましたが、今は右側がゆるゆるなのでかえって左がかたく感じるくらい。ゆる体操しても今までとは肩甲骨の動きが違うのです。股関節も右がだいぶ開くようになりました。

勿論これからも身体意識を高めて緩めるために色々やっていきますが、不必要な緊張が体内から抜けたことはすごいことです。心も穏やかになりますもん。

体に不必要なものを入れないって本当に大切だなって思います。体がゆるゆるで幸せ感いっぱいです。