シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

イリュージョン

2007-09-28 | おもうこと
昨日から京都での通訳が始まりました。長丁場で約一ヶ月です。昨日朝、電車に乗るときに「わあ、人いっぱい。もしやラッシュアワー?」と気づきましたが、びびらずに「gentleness、自分のセンター、人のイライラは受けない・・」などなど意識していたらずいぶん楽です。以前なら「わあ気、狂いそう~」と到着した時点でヘロヘロになっていでしょう。意識するとは大事なことです。

今日、その私が通訳しているヒーラーさんと雑談をしていたときの話。彼女が「ほんとここに居ると自由だわ~。自分の国=アメリカに居る時は、外に出るときにはお化粧しなきゃとか、着る物も考えたりするんだけど、ここにいるとまったくの執着がないの。誰になんて思われても全く平気だし、凄い楽よ。ということは、外に出るときはxxしなきゃいけない・・と思っていたのはイリュージョンだったのよね~」要するに他人がどうこう思うからというより、他人がこうみるだろうからそれに答えていたという事。

ええええっ。びっくりしたのは私。

私は、日本という文化背景が「自分ががどう見られているか」を他の国にくらべてずいぶん気にするところだから、外国に居るときには裸みたいな格好して歩けるけど、「日本でこれはあかんよな」とか考えたりして面倒くさくなるのだと思っていました。

日本人は「他人の目を気にする」ていうけど、確かに他人、周りの人よく見てますもん。あの本屋さんの紙のカバー。あれって他の人に自分の本、何読んでいるか分かられたくないからですよね。ということは、自分も他人の読んでいる本、よくチェックしているんですよね。あのカバーはとても「日本」を現していると思います。

フランスでオーブンの小さい爆発が起きて顔に火傷をしました。パニックになって大変でしたが、救急病院で手当も終わり街を歩いてのこのこ帰っていました。

家に帰ってびっくり。病院でつけたクリーム薬はサンタクロースの髭くらいありました。でも、会う人が全然ジロジロ見ないし、好奇心も向けられなかったので(その後、自分で塗るときはそこまで塗りませんでしたけど、よく「何かついているよ」とは言われましたが)サンタクロースになっているとは夢にも思わなかったのです。

日本ならそんなことないでしょう。目に入ったら「なんやろ?」と思うと思いますよ。フランス人は本当に人の事を見てないなあと思った瞬間でした。自分の興味のあるものしか見てないのでしょうかねえ。

私からしたらアメリカ人は日本人に比べたらよっぽど人目を気にしていないと思うんですけどね。今日の彼女の話によると自分の知った人が居るとその人たちの目が気になるということです。つまり「他人はこう思うんじゃないか」というスタンダードがあって、それに自分を合わそうとしている・・ということ。

私が「この格好じゃ外行ったらまずいよな」と思うのは、「知った人に会ったらまずいよな」ですから、確かにそうです。あとは、親があまりにも私に化粧しろというので、時には「私の素顔はそんなにいけてないのかよ~」と怒ったりもしますが、化粧して人が喜ぶならしましょか・・て感じです。斎藤一人さんの本に「女性が化粧をするのは周りの人のためです。自分では見れないでしょ。周りの人を喜ばせることはいいことです。」とあったのを思い出しました。

う~ん日本だから・・というのは、私もイリュージョンだったのかもしれない・・と今日は大きな発見しました。




森の中へ

2007-09-26 | 
私達が宿泊したリトリートセンターは、海が見える小高い山の中にありました。あるとき、倍音の練習を一人ひとりする時間があり、それぞれが外で声を出していたのですが、近くに居た友達が「見た?あれ」と海の方を指して言いました。海はすぐ側ではないので、じ~っと目をこらして見るとそれは鯨の親子でした。

あるとき、朝となりの部屋のバルコニーでなんだか騒いでいるな~と思っていたら、隣の部屋の友達がノックしてきました。今バルコニーに大きな蛇が居るから気をつけてねって。

それ以外にもランチタイムが終わりホールに戻るときに、別の友達とお花を見ながら「きれいよね~」とのどかな会話をしているときに、通りがかった人が「気をつけて」と言うので下を見ると、おおおおきな蛇が。友達が「きゃ~」と声を上げたので蛇はノソノソと逃げていきましたがカラフルな蛇でした。

朝5時から散歩をしていた人も多かったようです。というのも夜7時に夕食が終わって、いくら話がはずんでも9時には部屋に戻っている毎日ですからね。しかし、私は毎朝小鳥の声で起こされてもギリギリになるまでベッドでうだうだしていました。ただ最後の日は早く起きれたので、森に入ってみようと一人でとことこと入っていきました。

これだけの大自然の森に一人で入っていったのは初めてです。森はなんとも言えず不思議な魅力を持っています。グリム童話でよく「暗くなるまでには帰ってくるんですよ」とお母さんに言われながら、森の深いところまで進んでいった子供の話がありますがその気持ちが分かりました。

人が歩けそうな道・・人が通った跡があれば、どんどん奥へ進みたくなってきます。戻れなくなったらどうしよう・・とか、時間までに帰れるかしらとか不安もあるのですが、その先に何があるのか知りたい・・どうしても進みたくなるのです。

森の奥に進みながら、心の中へ入るのに似ているなと思いました。心の奥に入るのも最初は躊躇します。何が出てくるか分からないし、深い状態に入って戻れなくなったらどうしようという気持ちもあります。でも、それよりも自分を知りたい、奥には何があるのか知りたいという気持ちが強く奥に奥に入っていきます。勿論、そこには心の奥に入った者だけが手にする宝物があるのですが。

その日の宝物はなんと野生のカンガルー。森の中で「あ、何か動物が居る」と思った瞬間、私の文化的背景では「鹿?」という言葉がよぎりましたが、ぴょ~んぴょ~んと私の予期せぬ走り方で逃げていきました。「まじで~カンガルー?」とびっくりして、森から出てきて友達に報告し「カンガルーなんて有り得るの?」と聞くと「有り得るよ。カンガルーかワラビーちゃうか」との答えでした。

ブリスベンに戻ってから街の土産屋の「オーストラリアの動物」という本や写真をじっくり見ましたが、あれはカンガルーですね。ラッキーです。

しかし、森を歩きながら思ったのですが、これが日本人が主催のワークショップなら、いくら大人相手でも「いいですか、森は深いですから一人では行かないでください」とかひつこく注意しているでしょうね。海に行くときも山を下りて国立公園のブッシュを通るのですが、私は道筋知っているおばちゃんたちについていきましたが、一人なら迷って泣いて警察に捜索されているかも・・と思いました。

そこは自己責任の大人の国。3日目くらいに「最近蛇がよく出るので森に行く人は気をつけるように」とお達しがあったくらいでした。聞けばやはり散歩の途中で蛇が道を渡るのに遭遇し、またぐのも嫌だったので蛇が通っていくまで、じ~っと待っていたという人も居ました。

写真はバルコニーに出現した蛇です。

ベジテリアン

2007-09-25 | 
今回のワークショップ中の食事はベジテリアン料理でした。コースの案内でそれを見たとき、嬉しいな~と思う反面どうせ美味しくないだろうな~とも思っていたのですが、なんと1週間美味しくて美味しくて食べ過ぎすぎたくらいです。

1日目の夕食のシチューにレンコンを発見。アジア系以外で蓮根を食べる人達を初めて見ました。大体朝は、これまた生まれて初めてみたのですがパンのようなもので、でもパンではありません。白いパンは勿論良くないだろうけど、黒いパンでもなくもうちょっと堅いのです。種類は色々あるのですが、原料は米、かぼちゃとか書いていました。

それにアボガド、トマト、スプラウツや貝割れみたいなもの。それとシリアル系にドライフルーツやナッツを入れココナッツミルクと食べたり。それと、フルーツ。アボガドはその辺りが産地だったようです。パパイヤは敷地内によくなっていたのでそれを食べていました。パッションフルーツも頻繁に出るし、やカスタードアップルというのも初めて食べました。

ランチやディナーはご飯と焼き野菜、或いはブロッコリーのような茹で野菜、サラダ、そしてシチューみたいなもの・・特に豆料理が多かった。というのがよくある組み合わせでしたが、毎回違うのです。サラダも野菜自体も美味しいけれど、ドレッシングがまた美味しい。ゴマを入れたものや、味噌を入れたものなど。

ノー化学調味料(当たり前か)ノー乳製品、ノー肉、ノーカフェインは分かるのですが、ノーグルテンというのを今まで私はあまり聞いたことがなかったのですが、彼らはグルテンを気にしていました。確かに、街の健康食品屋で買ったお菓子も「ノーグルテン」と書いていましたし、「なんでグルテンそんなに気にするんだろう?」と疑問だったのですが、昨日グルテン=小麦粉というのを聞いて納得しました。

お米も「何?もやし?」と思ったら発芽玄米だったり・・確かにあれは栄養価が高そう。お米と甘いものとして食べるのは、日本人の私には(都合のいいときだけ日本人になる私)抵抗があるのでライスプディングもわざわざ自分で買ったり作ったりはしませんが、ある朝食で黒米、それももち米、それにドライフルーツを入れてココナツミルクを入れると色もすごく綺麗で美味しかった~。朝食というよりオヤツにいいなと思いました。

今回のこの美味しいベジテリアン料理をたべていると、私もちゃんとこういった料理を作りたいとおもうようになりました。というのも確かに自分が変わってきて、エネルギーに敏感になってくると今まで食べていたものが欲しくなくなります。

ただ私は「世界中どこに行っても土地のものを何でも食べれる人になりたい。あれが食べられない、これが嫌だという人にはなりたくない」と生きてきたので、それを認めるのはかなりの抵抗がありましたが、でも自分に合わないものを食べたら本当に体が怒ってくるので(だいたいはお腹をこわしてその後回復までに長い時間がかかる。あるいは肉を食べると体が熱くなって寝られないなど)徐々にそれを認めるようになってきました。

ただ外では何でも食べます。自分からメインが肉の料理はオーダーしないけど、入っていたら何でも食べるます。外では食べることもあるので、だからこそ自分で肉を買って料理するということはなくなりました。乳製品もできるだけ取らないし(夏はアイスを食べたけど、でもいつもよりは減ってた)卵も買わなくなりました。外ではケーキも食べますからね・・せめて自分では買って食べない。

ただ、問題は日本の調理法って私あんまり好きじゃないのです。マクロビオティックのクラスも取ったことあるのですが、基本の切干大根が好きではない。切干大根がというよりも、噛んだときにジュっと汁が出る調理法が好きではないのです。高野豆腐とかおひたしとか・・。

本来は日本人のDNAだし日本に住んでいるから確かに和食で食べるのがいいとは思います。でも、だからって自分に合わない方法で食べるのもな~と思っていたところ、こんなに美味しいベジテリアン料理があるのは本当にびっくりしたし、これこそ私が食べたい料理!!て思いました。

今回宿泊したリトリートセンターで2人の女性が作っていたのですが、最後の日にオリジナルレシピを売ってくれたのでバッチリ購入したので、研究しようと思っています。以前は人を呼んで料理を振舞うことをよくしていましたが、最近は以前作っていたような料理を自分が食べたくない・・食べたくないものを人に作れない・・てことで、何を作ってもてなしたらいいのだろう?と困っていました。

だから、こんな美味しいベジテリアン料理のレシピを入手しとても嬉しいです。これも今回の大きな収穫です。写真はベジテリアンメキシコ料理です。

ワークショップ2

2007-09-24 | 
考えれば帰ってきて今日で一週間。

ワークショップの話は皆さんの興味をそそるようで、色々お問い合わせいただくのでもうちょっと書きますね。

前にも書いたように、瞑想状態から声を出していくのが基本です。その状態で皆が声を出すと、本当に本当に美しいハーモニー。クリスも「一人ひとりは『へ?』だけど、皆が合わさると本当に美しいよね~」と。あれは、一人ひとりが自分の中でハーモニーを取れているから、それが合わさると美しいんでしょうね。

私はオーストラリア英語の中、あんまり分からないし気がつくと聞いてなかったりするし(特にフィードバックやディスカッションの時間)、"Does it work for me? "(私の為になっているのかしらん?)と2日目に疑問が出てきたのですが、その日みんなのハーモニーの中でぼろぼろと涙がこぼれ安心しました。きっとその頃、私のハートは開き始めたのでしょう。やっぱり初めての所、初めてのワークショップで知らないうちに緊張していたので、最初から開いていなかったのでしょう。

人間の声のハーモニーの中ででてくる涙は人とハグをしたときに出てくる涙と同じ種類のような気がします。自分の心が溶けていく感じ・・・何が原因とか何で涙がでるとか、全く分からない涙。心が溶けていくとしか言いようのない感覚。

そして、ペアやグループになって自分の「感じている」ことについて語る時間もよくありました。今の気持ちを詩にしてグループで読む・・そのときは他の人はじ~っと感じる。そして、ハートにどんな感じがしたか話し合う・・。

時には「それ本当にハートから出てるの?」と問いかけをしたり、正直に「何にも感じない」など、全てのやりとりが非常に学びになりました。

本当に皆さん素敵なハートの人たちでした。(ま、それは行く前から分かってたけど)目が会う度に"beautiful girl"とか「キューティー」とか言われるとやっぱり嬉しいし、そうなると私もできるだけ皆のいい所を言おう、褒めようとか思うわけです。それって自分が満たされていないと言えないことだよなとも思いました。

2日目にあるおばさんが私の所にやってきて、「あなたはすごく暖かいハートを持っているわよね」とハグしてくれました。私は「あなたもよ」と。そうでないとそんなことわざわざ言いに来ないでしょ?でも、それを聞いた彼女は「う~ん、そんなことないよ」と立ち去りました。

彼女は色々心のブロックがあるみたいで、ワークショップ中もよく泣いていたけど、確かに皆が雑談しているときに「そんなん言わないでもいいんちゃうかな」ということを言ってしまったりしていました。そしてクリスがいつも皆に「"imposing " (押し付けがましいこと)をしてはいけない」と言っていたので、彼女に言われた人は「それはimposingだ~」とか言ったり・・喧嘩じゃないんですけどね。みんな正直にぶつかるなあと見てて私は面白かったです。

あるとき、いつも明るいラテン系のお兄ちゃんが私に「僕はimposingだと思う?」と聞いてきました。結構うるさいくらい陽気でおしゃべりな彼に誰かがimposingだと言ったのだと思います。

私はそんな風には感じなかったからそうは思わないよと伝えましたが、万が一そう感じたとしても「イヤだ」と感じるかは私のチョイス。私は自分の感情に対して責任がある・・嫌な気持ちを流そうと思えば流せるし、あんまりイヤだと思うなら何かを自分が投影していると考えるし、彼を変えようとはしないだろうな。そのままでいいと思うけど・・と思ったのでした。人の事はどうでもいいよね。

しかし、皆クリスの教えをしっかりまもろうとして偉いな~とも思いました。私がディスカッション時間に頭が飛んで行く理由の一つは、スピリットとか霊とかの話がよく出るのだけど「スピリットとは・・・」とか言う討論が面倒くさかったのもあります。

クリスの考え方は一般的な考え方とはちょっと違うようでした。でも私は「ふ~んそんな考え方もあるのね・・」というくらいで、自分の中の考え方があるし、かたくなになるわけではなく自分なりに理解していたらいいかな・・と思っているのですが、みんな彼の言っている意味が本当に理解できるまで質問しまくっていました。

Feeling とemotion の違いについても何度も質問出ていました。「感じる」ことと「感情」。それを言葉で説明するって結構大変でしょ・・。私は聞いているつもりでも、気がついたら違う世界によく行ってました。

あるとき、マントラ好きな人から「なんでマントラ唱えるのはいけないの?」という質問が出ました。勿論クリスは「だめだ」と言っているわけではないのですが、推奨していません。で、彼をみんなの前に立たせて彼のお気に入りのマントラを唱えさせました。見ている私たちは感想を言うのですが「誰か別の人が乗り移っているよう」とたくさんの人に言われていました。(ちなみに私はよく分からなかった)クリスは「だろ?だから、人の言葉(音)より、自分の創った本当にハートから出た詩とメロディーを歌う方がセンターが取れるのだよ」と。

その彼は「そうか、僕はみんなで輪になってマントラ唱えるの好きだったんだけど、これからは友達と輪になってあなたの歌を歌います」とクリスに言っててみんなで大笑いしました。冗談ぽくは言ってたけどマジです、きっと。

今思い出しても面白い体験でした。考え方は違っても話すトピックがいつも私がしているトピックと同じだし、エネルギーに敏感で、私にとっては同じ人種という感じでした。サーファーズパラダイスで見たタバコを吸ったりコーラをがぶ飲みしている人は私にとって異人種だったけど。そう思うと住んでいるところとか外見とかって本当に関係なく、同人種や異人種というのがあるのだな・・と感じた今回の旅でした。

写真は敷地の中にたくさんあるパパイヤ。朝食にでます。

統合

2007-09-23 | おもうこと
やっと落ち着いてきました。

今日はアンジェラさんというエンジェルセラピストの通訳をしました。アメリカ人である彼女の英語を聞いて、久しぶりに全部分かる英語だわ~とリラックスできました。オーストラリアの英語は本当に違ったから・・。

帰国して2日目くらいに近くのショッピングセンターに買い物に行きました。日本に戻ってもgentlenessをキープし穏やかな生活を送っていたのですが、そのショッピングセンターに入るや否や物凄く自分がイライラしているのが分かりました。

店員さんに対していちいちイライラするし、そのへんの物投げそうなくらいでした。「なんで?なんで?私さっきまであんなに穏やかないい感じだったのに・・」と悲しくなってきました。そして買い物を終え、家に向かい誰も居ないところまで来ると再び穏やかな静けさが私に戻ってきました。

そこで、私はや~っと分かりました。
私は外界のエネルギーにものすごく影響されるのだと・・。こんなに違いをはっきりと示されたのは初めて・・というより、今までは単に「イライラする~」としか分からなかったのです。広いアメリカから日本に帰ったとき、そしてゆっくり時間が流れている南仏から帰った直後は特に、イライラで頭おかしくなりそうでしたが、やっとその原因が分かりました。

日本人のイライラ、セカセカを自分のものとしていたのです。確かにちょっと異常だとは思います。時間に振り回され一分一秒でも早くしようとする・・そのセーブした時間で何するのか分からないけど・・。例えば飛行機、特に国内線を降りるときの「まだや」っていうアナウンスなんて無視して一秒でも早くでるために前へ進む・・出た途端全員が携帯をONにする光景は私には異様に映ります。

しかし、もう決めました。

外の環境がどうであろうが、私は自分のgentleness、穏やかで平和であること、どんなときでも自分がセンターに居られるようにすること・・それを選んでいこうっと。確かに日本でこれを保つのは、ゆったりした国にいるときより数段もチャレンジだとは思うけど、でもこれがマスターできれば本当の幸せがやってくるはず。そして、私はそのツールとしてトーニングや倍音などを今回クリスから習ったのです。

人ごみに出てイライラしそうになったら、「おっと・・」と自分のセンターを取り戻す。それを意識するだけでも全然違うだろうと思います。勿論、人ごみを好きになることはないし、できれば静かなところにずっと居たいとは思うけど、私の幸せを決めるのは私。周りの状況ではない・・すごく大切なことを気づかせてくれたようです。

このことを含め、オーストラリアでおだやか~になってきたエネルギーと自分の統合が行われていたのか、身体にも痛みが出たり(自分の弱い股関節が痛んだり)、エネルギーチェンジの時期なのにそれを分からずちょこっとアルコールを取ってしまったためにお腹こわしたりしたけど、でもそれは不調でもなんでもないんだなって思います。

身体からのメッセージ。私の場合はデトックス・・新しいエネルギーが入って、それに合わなくなったものを出すチャンスだったのでしょう。徐々に浮上しては取り除くことを数日間やっていました。

ちょっとオーバーではありますが、今回の人生での魂の目的の一つは「過去の傷や痛みを癒すこと」でもあるんじゃないかな・・と思いました。今世での痛みや傷をドンドン出して、もちろん完全に無くなった訳ではないですが大分クリヤーにはなってきたと思います。

そうすると最近は過去世からの傷が出てくるのです。今の人生で虐待されたことなんて無いけれど出てきました。人にだまされたことも特に無いけど出てきます。すごく祝福されて今回私は生まれてきているのに「生まれてきたことへの罪悪感」など、「なんでやねん」と突っ込みたくなることばっかりです。さっきも「子供を持っていないことで女性として劣等感を持つこと」というのも、抜いたところです。

昨日訪れた観音様のお寺が「子宝」のお寺でそのときに「あれ~」と変な感じがし、今日のセッションで子供の話題があまりにも出ていたので、何か子供関係のことを出せってことかしら・・と感じていたらでてきました。

結構大きなトラウマばかりですが、それを毎日出しているので、どんどん軽くなる軽くなる・・そして人生がどんどん回りだし面白くなる。

面白いなあ・・人生って。

写真はバイロンベイ。宿泊所から山を下って30分くらい歩くと海につきました。手前は湖、向こうは海。美しい・・この景色、エネルギーといつも共にいれますように・・では弱いな。いつも共に居ることができます。ありがとうございます・・ですね。


ワークショップ

2007-09-18 | 
バイロンベイに着きそこからタクシーで宿泊所へ。タクシーの運転手さんに場所の名前と住所を見せると「ヨガプレイスだね」との返事。森の中の小高い山の上にあり、いくつかのコッテージがあり、そこからは海が見えます。http://www.sangsurya.com.au/ 素晴らしいロケーション。写真は入り口。

部屋はシェアーと聞いていたけど、ラッキーにもカップル部屋を独り占めできました。バリ風なインテリア。わ~いお姫様気分とルンルンでホールと呼ばれる集合場所まで歩いていくと、みなさん靴を脱いで胡坐(ヨガや瞑想の姿勢)で座っている。そしてHPで見たクリスの顔が・・・むちゃでかい。顔写真しかなかったけど、私の3倍はあるな。15年前にセミナーに参加した人いわく、昔はこんなに大きくなかったとのこと。

一日目は5時に集合だったので晩御飯までの間、瞑想をしました。そして "Be gentle with you, gentle with others"と言われ終わりました。

今、振り返れば私はあそこへ"gentleness"ということを知りに、学びにいったのだなと思います。日本語でいうと「やさしさ」プラス「穏やかであること」かな。そしてクリスが一番伝えたかったことも"gentleness"だと思います。

毎日9時に集合し瞑想し声をだしたりワークをしたりし、11時ごろにティータイム。そして1時のランチまでワーク。2時からまた瞑想から午後の部がはじまり、一度休憩を挟んで6時のご飯まで・・と海外のワークショップだからゆったりしてんのかと思ったら結構びっちりでした。でも、不思議と体は全く疲れません。

私にとっての一番のチャレンジは「声をだすときにこのgentlenessを保つこと。」でした。つまり、瞑想の状態というのは私の場合寝ているときのようになっているので、その気持ちよさに浸りたいので「声をだす」とか別のことをするのがいやなのです。瞑想の状態で声をだす・・といのが私には難しかった。

ワークの最中も声をだすとプッシュしている・・とよく言われました。考えれば小学1年生の音楽の授業から歌うというのは大きい声で歌うことがいいのだと教えられ、コーラスやヴォーカルをしていても「声量があること=いいこと」という世界で生きてきたので、「瞑想状態で歌う」といっても染み付いたクセがでてしまうのです。

この数年声に関するワークに参加したりしていると、歌う人が「がんばっている」と聞く人は「がんばっている」エネルギーを受け取ってしんどい・・ということも体験していたので、確かに歌う人が本当に穏やかで心身ともにリラックスして声を出すと聞いている人にも伝わるわけです。そして声を強く出したいときは、自分のどこかを、心をプッシュするのでなく、このgentleness状態から強していく。全ての基本はgenteleness.

ワークの後は皆でフィードバックやディスカッションなどを行うのですが、来ている人はヨガやレイキやキネシやマッサージや色々なことをやっている人ばかりなので、いろんな質問がとびかっていました。その中でクリスは「すべてはハート」と言っていました。チャクラの質問なども出たのですが、彼は「ただただハートを感じればいい」と。

そして、全てはhurt,傷つけるものであったりimposing押し付けるものであってはいけない。勿論歌や音楽も。これも何度も繰り返していました。個人でもグループでも詩を作ってメロディーをつけたりしたのですが、このときの注意点もそれでした。

それでも瞑想状態の調和の取れた状態で声を出せなかった私も、日に日に自分をプッシュせずに、つまりどこにも、体にも心にも力の入っていない状態で声が出せるようになりました。それは本当のハーモニー。自分の中のハーモニー。

ハーモニー、調和というのは、まずはそれぞれの人が自分の中に創るもの。そしてそれが集まったときに本当の調和ができる。ややもすれば自分を抑え他人を優先させることが調和だと思いがちの日本人にはこれから特に「本当の調和」ということが大事なことになってくるでしょうね。

今も自分の話す声、歌う声に艶があり穏やかであり、そしてキラキラしているのが分かります。声は自分の状態を映してくれる鏡です。

つづく






サーファーズパラダイス

2007-09-17 | 
旅の疲れでうだうだ寝るかと思いましたが、朝は6時に目がさめました。夜型人間の私には驚き。まだ小鳥のさえずりが残っているのか、このまま朝方人間になりたいところです。

今回、ヴォイスヒーリングのセミナーでオーストラリア行くの・・と人に言うと、「よーそんなんみつけたねえ」と皆さん興味津々の反応をしてくれましたが、私の参加した倍音セミナーの先生が紹介していたのがきっかけです。

クリスジェームスの、http://chrisjames.net/index.html のHPを見たときから「いきた~い」と思い、ハワイ島である「イルカと泳ぐサウンドヒーリング」の講座か迷ったのですが、しっかりセミナー受けたいと思いオーストラリアの方を選びました。

バイロンベイという場所は日本ではなじみの薄いところだし、地球の歩き方でも1ページしか載っていません。ただ、この間通訳をしたオーストラリア人のオマカユに聞くとすごく美しいところでヒーリング関係の人たちがたくさん住んでいて、ヨガのクラスやマッサージとかたくさんやってるよ~という話だったので、なんとなくイメージはつかめていました。そして、せっかく遠くに行くのだから、ワークショップ(WS)前にサーファーズパラダイスに、後にブリスベンに滞在することにしたのです。

3日の夜、ブリスベン行きの飛行機に。今回はオーストラリアの格安航空会社ジェットスターとJALと共同運航。JALで申し込んだか、JETで申し込んだかで値段も違うようで、渡される毛布+歯ブラシ+アイマスクなどのセットも違っていました。そして、アルコール類、スナック類、映画を見るスクリーンが有料なのです。初めての体験だったので「え、有料?そこまでチケット安ないやん」と一瞬思いましたが、みんな親切でいいサービスでした。

帰りのフライトでは、隣に1歳の赤ちゃんとパパママが居たのですが、乗務員達が入れ替わり立ち代り「だっこさせて~」とだっこして写真を撮っていました。日本の航空会社では考えられないけど、楽しさが伝わってきて回りの皆もスマイル!いいよね。

到着後、サーファーズパラダイスにバスで行きネットで申し込んだコンドにチェックイン。オフシーズンの為、安くて尚且つ着いたら大きい部屋が空いているからと換えてくれました。キッチン、リビング、ベッドルームと広い・・がんばれば6人くらい寝れる部屋を一人で使用させていただきました。しかし、場所があればあるだけ私は物を散らかすのでスペースはだんだん狭く感じていましたが・・。

サーファーズパラダイスはゴールドコーストの中心地。ワイキキみたい。あるいは、サンタモニカ。人工的なディズニーランドのミニチュアみたい。そして1ブロックに1軒は不動産屋があるのに驚きました。まだまだがんがんコンドを建ててガンガン売ろう~という場所でした。う~ん私だったらもっと自然の中の方がいいな・・て別に買う予定ないですけど。

しかし、到着日から嵐のような風と雨。結局滞在した3日ともさむ~い雨風の日々でした。いくら季節が反対っていっても、いつでも気候がいいと聞いていたのに・・寒くて重ね着攻撃しても足りなくて、冬用の帽子も購入しました。美しいビーチも日本海の荒波のよう・・雨がましな日に海に行ったら荒波に4人のボーイズがサーフィンしているだけでした。ちょうど人も居ないから声だそう~と歌ってたら寒さで頭が痛くなって20分くらいで帰りました。

寒いと人間の心まで寒くしてしまう。こういった海や山や自然相手に楽しむところってお天気が悪いと何にもすることないんですよ。テーマパークなんて全然興味ないのにパンフレットとか手にとってしまったくらいです。

一日は寒いながらも国立公園めぐりの現地のツアーに入り回ってきましたが、寒くてバスの中ではずっと体があったまる瞑想してました。何しにいったやら・・写真はその公園で鳥に餌付けしていたもの。ヒッチコックの世界でした。

つづく

むしあつ~い!!

2007-09-16 | 
ただいまオーストラリアから帰ってきました。まずは、「むしあっつ~い!!」。

今回の目的はクリスジェームスという人のバイロンベイというところである、ヴォイスヒーリングのワークショップに参加することで、その前後2,3日をゴールドコーストの中心地サーファーズパラダイスとブリスベンに滞在したのでした。

なんだか2週間とは思えないほど濃厚な日々で大きな変容をとげた気がします。たくさんの刺激とインスピレーションを得て、「よ~しやるぞ~」っていろんなこと思って帰ってきました。

初めての海外ワークショップ参加で、ひっさしぶりの英語漬けの日々(帰りの飛行機まで一回も日本語を話すことなかった)。オーストラリア英語は私の知っている音と全く違うから当初は「なんじゃこれ」状態でしたが、まずはどんな感想?と聞かれたら「オーストラリア人って何てみんな親切なんだろう」です。

ワークショップに参加している人は勿論、すってきなハートの暖かい素晴らしい人達だったけど、外界の人も(ワークショップは森の中であったので外界という言葉が適切)街で会う人も、バスの運転手さんも、ツーリストインフォメーションセンターの人もみ~んないい人でした。オーストラリアに住んでいた人が「オーストラリアっていいよ~」と口をそろえていうのが分かった気がしました。

2週間インターネットも携帯も無い日々をすごし、久しぶりのPCです。これから恐ろしく溜まったメールをチェックします。

毎日10時には寝て、小鳥のさえずりで5時には目を覚ましていた生活だったので、眠い眠い。

また、ぼちぼち今回の感想を書きますね。