シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

板さん時代

2009-07-06 | 
私が辻調に行ったのは2000年。板さんの下働きをしていたのが2001年頃かあ。昨日のパーティーから帰ってその頃のことを思い出した。

日本史で言う縄文時代とか室町時代のように、私の人生もアメリカ時代とか料理時代とかあるんだけど、人生がだんだん長くなってきたから、もうよく分からなくなってきた。xx時代がxxの過去世みたいな感じになってきた。

板さんの下働きの時代は、きつかったからかあんまり思い出せないなあ。きついって言っても本当に体がきつかっただけだけど。あと、仲居さんのおばちゃんたちの悪口大会を聞くのもきつかったなあ。

日本に帰って来て、おっさんと喧嘩して日本の会社辞めたりしていた私が「おやっさん」「にいさん」の究極の日本板さん社会に入ったもんだから周りはびっくりしてたなあ。でも中途半端でない世界だったからよかったのかも。

確かに、今まで生きてきた世界と全く違ったから、毎日惑星に行っているみたいだった。駅を降りて割烹までの道のりが宇宙の旅だった。

「おやっさん、にいさんの世界」は私には宇宙人の世界に思えたけど、向こうにとっても「海外帰りの英語の先生の私」はまさしく宇宙人。で恐る恐る色んな質問をしてきてた。

「なんでここで働くの?」という問いに「料理が好きだから。料理に興味があるから。」というだけでは誰も納得してくれない。「店をしたいから」ならまだ想像することはできるみたいだったけど。でもいくら考えても「好きだから。興味があるから。」しか私には浮かんでこなかったんだもん。その問答も面白かった。ひつこくひつこく聞いてきた。

さすがに私が働いていた頃はなかったけど、その何年か前まで先輩が後輩をボコボコになぐって流血事件まで起こしていた職場だったらしい。あそこまで文化が違うと外国文化なんかよりずっと遠い。だから惑星だったのだ。

なんか書いてて笑えてきた。
面白い体験したなって。

写真は昨日のパーティーで一番感動した「すっぽんの茶わん蒸し」

ライオンキング

2008-12-14 | 
うちの近所に西日本一大きいと呼ばれるショッピングモール西宮ガーデンズがオープンして3週間ほど。最寄り駅は野球の終わった甲子園状態で駅員さんが「帰りの切符もお買い求めください」と今から向かうお客さんに叫んでいます。

阪急デパートを初め、ジョーシン電気やLOFT、BOOKファースト、HMVなど大型店と小さいお店がた~くさん入っています。何が嬉しいって自然派化粧品をLOFTや阪急で買えるのでわざわざ大阪まで行かなくてもよくなったこと。そして、映画館。

さて、この西宮ガーデンズ、大量の人が来ている訳なんで飲食店はいつ行っても長蛇の列。歌を歌って作ってくれるアイスクリーム屋さんは、私が数えただけでも70人くらい並んでいます。食べてみたいけど、あと1年ほどは我慢だな。

先週、ステージ用のキラキラ化粧品を持ってないことに気づき、イズミヤの化粧品カウンターで物色していました。試供品もぜ~んぶNEWですから、気持ちいい~。

お姉さんがやってきたので、ステージ用のキラキラ化粧品を探している旨伝えたら、一緒に探してくれました。途中で話がかみ合わないなあと思っていたのですが、「ステージって言うと私のイメージの中ではライオンキングなんですが、そんな感じですか?」と聞かれました。

ライオンキングって・・・私、ライオン?

「ちょっと違います」と訂正し、ライブの説明を始めると宣伝癖お誘い癖が付いているので誘いそうになるところを「誘いたいんですけど定員オーバーになっちゃったんですよ」と私。彼女は「えええ、すってき~いきた~い」って言ってくれたので、「では次回またお知らせにここにやってきます。近所ですから。」と化粧品を買って帰りました。彼女の「いっきた~い」は単なるお愛想ではなかったし、かわいらしい人だったのでまた他のイベントも誘ってみよっと。

しかし、不思議です。
私こんな自分のこと宣伝したり、誘ったり簡単にする人では無かったような気がするんですよねえ、以前は。気づいたら性格変わってました。

フランスから帰って、来る日も来る日も知らない人に会う生活だったので、初めて会う人に構えなくなっちゃったんでしょうね。今でも月に何人かは知らない人に会う生活なんだけど、やっぱりそれって面白いなあ。色んな人が居て、それぞれの人生があって。そういえば人相学統計で私の顔は「人が大好き!」な顔と言われたことがあったなあ・・そのときは「人すきだけど、人こわい」って思ってたけど。今はあんまり怖くないや。

来年は「私の知らない人=お友達を一人連れてくる」というパーティーも計画中。どんどん色んな人の輪が広がるといいな。私だけでなくみんなもね。

それより、忘年会パーティーの計画だ。

ギャル体験

2008-07-28 | 
今日もまた面白い体験をしました。

今日の洪水、関西地方もすごかった。ちょっとした夕立かとたかをくくっていたらえらいこっちゃでした。

姪が学校からの帰り、傘を持ってなかったことが判明しバス停まで大雨洪水の中、ダッシュで迎えにいきました。ちょうど彼女がバスを降りた瞬間に私もバス停に到着しほっと一息・・の間もなく、二人で「プールみたい」と言いながら洪水の中を歩いていました。私はその後、大阪に出なければいけなかったので、そのまま駅に行くつもりでいたのですが、大雨雷洪水の中を歩いたものだから、傘をさしていたのにもかかわらず水泳した後のよう。服がずぶ濡れ、水着状態になってる。このままでは大阪行けないなあ、でも着替えないしどうしよう・・と私が困っていたら、姪が「服も靴もかしてあげるよ。大人用のサイズの服あるよ。」と言うのです。

姪は小6。ちょっとおませなので、お洒落が大好きで私服はいわゆる「ギャル」というか中学生か高校生が着てそうな服を着て、ヒールのあるミュールがお気に入り。

しかし、いくらなんでも私には入らんだろう・・と思いつつ、ご厚意に甘えて着替えてみるとウエストのところがゴムになっていたのではいったのでした。「ぶさぶさにしたら弁償してね」と脅迫されましたが他にチョイスもないので彼女の短パンというより、ホットパンツとTシャツ、そしてヒールのミュールで大阪に行きました。

だいたい、夏でも冷えるのが嫌なのでスカートさえはかない私。それが、今日は鼠蹊部(ソケイブ)から下、つまり太ももは裸。なおかつ彼女のミュールは私にはぶさぶさで雨の中走ったら脱げるし。年齢不詳といわれる私でも、さすがにこのホットパンツで電車に乗るのはちょっと恥ずかしい・・

さて、大阪では友達と待ち合わせをしていたのですが、いきなりこれで登場したら目とびでるだろう・・と前もって「すごい格好しているけど、びびらんといてね」とメールしたにも関わらず、待ち合わせ場所でなかなか見つけてもらえず、私を見つけたときはかなり驚きもよう。そりゃそうです。突然ギャルのいでたちをした、リゾート女がでてきた~てところでしょうか。

しかし、いつまでも恥ずかしがってはみっともないので、気持ちは「いつもこんな感じよ」と思い込もうとしつつ、「今日は偶然誰か知っている人に会いませんように」と唱えながら大阪を歩いていました。

ちょうど今朝、母に「もっと足だす格好したら」と言われたので、つかさず「冷えるもん、イヤ」と答えたところでした。言霊か母の念力か・・その日のうちに「足出す格好」が実現してしまいました。しかし、こんなことなければギャルの格好で街に出ることもないので、ちょっとした「ギャル体験」で面白かった。

しかし、雨の中のホットパンツはかなり冷えました。全然ホットでなくコールドパンツでした。暖かいお風呂に入らなくっちゃ。