無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

ファンデルヴァーの失われた鉱山-3(ネタばれ注意)

2018年12月16日 | ファンデルヴァーの失われた鉱山
冒険者はゴブリンのねぐらから救出したシルダー・ホールウィンターをつれて、グンドレンの荷馬車をファンダリンにあるバーセンのよろず屋まで無事届けて、約束の礼金10gpを手に入れた。ここで彼らはバーセンと雑談して近頃のこの周辺の噂話を入手した。

・グンドレンには二人の弟(ヌンドロとタルデン)がいるが、近ごろ顔を見ない。彼らは波音の洞窟を見つけたと言っており、その調査をしていると思われるが、そろそろ食料などが尽きる頃合いだ。
・赤印組というやくざ者のせいで誰でも困っており、町の金回りは悪くなる一方で、町長の影響力も弱まる一方だと言う。赤印組は眠れる巨人亭をたまり場にしている。

町と赤印組の調査にはやる冒険者たちだったが、シルダーが食事をおごるから宿に行こうと誘うと、一も二もなく同意した。全員はストーンヒルの宿屋に部屋を取り、生還の祝宴を開始した。ここでも宿屋にいた人々から情報を得た。
・シルダーはイアルノ・アルブレックという人物を探している。
・シルダーはキザ牙族の城を見つけ族長を倒すなり追い払ってくれたら500gpを払うと言う。
・木彫り職人のセル・デンドラーは赤印組に殺された。奥さんと娘、息子も行方不明。
・赤印組はありとあらゆる商売に嫌がらせをしているが、ファンダリン鉱夫交易所だけは例外。
・オークの襲撃隊がトライボア街道の被害の外れで目撃された。町長が連中を追っ払ってくれる人材を探している。
・町長は無能で腰抜けだ。

赤印組とは早晩敵対すると認識した冒険者は、敵が仕掛けてくる前に眠れる巨人亭に奇襲をかけることにした。しかしファンダリン鉱夫交易所との関係は先に探る必要を感じ、翌朝一番で交易所に向かった。

交易所長はハリア・ソーントンという野心家で計算高いヒューマンの女性だった。彼女の考えは、赤印組と言えどもこの交易所が無くなればこの土地の経済活動に支障をきたし、自分自身の首を絞めることになることが分かっているため、手出しを控えているのだろうとのことだ。ハリアは冒険者に”ガラスの杖”と呼ばれる赤印組の頭領を始末してくれたら100gpを支払うと申し出る。また、赤印組はトレセンダー屋敷の地下を本拠地にしているようだという。

正式な依頼を受けて、報酬の当てがついた一行は早速、眠れる巨人亭を襲撃した。そこには徹夜でギャンブルをしていた3人の男と、脇で寝ている1人の男がいた。

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3人を生け捕りにして、近くの廃屋に監禁してトレセンダー屋敷の情報を聞き出すが、大した情報は得られなかった。そのまま、身動きができないようにして屋敷に向かった。屋敷の地上部分は完全に廃墟と化していたが、巨大な台所から地下へと降りる階段を発見した。

入り口の部屋の奥にある扉を開けると3人の赤印組員と鉢合わせした。

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問答無用で制圧した。彼らもこの先については不案内のようだ。そのまま部屋に押し込めておく。北側の扉を開けた先は広い廊下になっている。あまり使われた様子が無いことから、踏み込むのをやめ、元の部屋に隠し扉がないか調べる。やはり南西の隅に隠し扉があった。

隠し扉の先は巨大な自然洞窟につながっていた。慎重に進むと突然頭の中に声が響いてきた。
「食い物キタ-」
そして柱の陰から姿を現した一つ目の怪物が腐敗の視線を放つ。殺るか戻るか。一瞬の躊躇、腐敗の視線が連射できそうだと見た一行は素早く戻る。先ほどの部屋に赤印組の赤マントがあったことを思い出し、それを羽織って再度洞窟に入る。
「赤い奴キタ・・・」
どうやら手出しはしてこないようだ。

次の部屋からはギャンブルに興じている声が漏れ聞こえる。準備万端整え、扉を開けると中の赤印組員4人は後退の時間だと勝手に勘違いしてくれた。

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相手の勘違いに乗っかって、彼らが無防備な背中を見せたところで襲い掛かる。



生け捕りにした敵を尋問したところ、北側は”ガラス杖”の研究室と居間があり、南側には協力者のバグベアが3体いるとの情報を得た。
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