無法者頭と特別な乗騎

バイクとTRPGの記録

狂える魔導士の迷宮 -18(ネタばれ注意)

2022年11月12日 | 狂える魔導士の迷宮
13次探索2日目

魔女ウィロウはこの地の中央に位置する塔に住まわっている。
彼女の部屋は枯葉と小枝、そして塵に覆われている。そして強力な野獣を従え、その部屋にいた。


彼女は普通のエルフだった。普通、これは彼女が真っ当なエルフとしての心情を備えており、共感を感じることが出来るという意味だ。半面、彼女が持つ力は脅威的であり、我らが全力を傾けても対抗し得るか分からない。
北の墓の主はウィロウの友人であった、ヒューマンの傭兵のものらしい。彼はハラスターの狂気に取り付かれ、森に火を放つなどを暴挙を演じた。他に方法が無く、ウィロウは彼の命を奪うことで森を守った。彼女が何故このようなまやかしの森に執着しているのか分からない。すでにハラスターの狂気に蝕まれているのかもしれない。これほどの力の持ち主にもハラスターの狂気が伝染するのなら、それはいつかこの迷宮から溢れ出し、ウォーターディープを、そしていつかは世界を飲み込んでしまうかもしれない。私はただ目の前にあるこの迷宮を挑戦の対象として見ていただけだが、ここは神意があるのかもしれない。ホアはハラスターの狂気により命を落としたものの復讐を、そしてハラスター自身を狂気から救い出すことを求めているのかもしれない。

ウィロウはこの階層について話してくれた。グリーンドラゴンのヴァルデマーは脳天に突き刺さった剣の影響で善のドラゴン、テルアライとなった。南側にはワーバット・ゴブリンの一族が暮らしている。この一族には近づかない方が良いと警告を受けた。

テルアライはインテリジェンス・ソードに支配されいるものと予想していたが、ウィロウの言う通り、剣が突き刺さった影響で性格変化しただけだった。この状態で生きているのはさすがドラゴンと言ったところだ。


ウィロウの警告に関わらず、ワーバット・ゴブリンの一族の様子を見に行った。第2階層にいたゴブリン一族が予想以上に文化的な生活を営んでいたので、ここのゴブリン達からも何か得るものがあると思ったのだ。
結果として、ここのゴブリンは唯の血に飢えたワーバットに過ぎなかった。彼らはドワーフの古い住居跡に住み着く害虫だ。通路は我らが放つファイヤー・ボールに満たされ、焼却駆除された。
コメント
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