蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

スイッチの作り方は・・・

2016年12月16日 23時17分45秒 | 日記
今、劇団員の稽古で中心になっているのが
リアリティのある明確な前提条件と
役に入る瞬間のスイッチの作り方。

作り方は千差万別、これと言う特効薬はない。
それぞれ役者に合った手法があるはず。

で、色々と実験中。


今日の稽古で面白かったのは
役から連想する単語を板書し
それを連想ゲームのようにどんどん広げていく方法。

因みに私は台本執筆の時、これをやります(^^)


想像力の度合いや語彙力が一目瞭然(^_^;)

これを続けると想像力はアップするね、きっと。

語彙力は、本や新聞を読んで培うしかないけど(汗)


この連想ゲーム、一見無駄が多いように見えるが
よーく見ると、必要なワードが出揃っている。

問題は・・・

たくさん出たワードの中から、自分一人で
役として必要なワードをセレクトできるか!

次の稽古が楽しみ~~(笑)

色々な役作りの手法があるが
内面に偏った情報が多いので
第三の目から観た役作りなるものを
明確にシステム化できたらいいなぁ…と。

ま、いいなぁ…と言ってるうちは、まだまだってことで(笑)

甲府市へ♪

2016年12月13日 23時07分13秒 | 日記
一昨日、江宮隆之先生にお会いするために山梨県甲府市へ♪
 
江宮先生は「Straight Tiger ~直虎~」の原作である
「将軍慶喜を叱った男 堀直虎」(祥伝社)の著者。

昨年のオープンエアの折には
遠路はるばる奥様とご一緒に
小布施まで観劇に足を運んでくださった。

初演について「とても面白かった」と仰ってくださり
須坂公演の実現を大変喜んでくださっている。

来春はご家族やご友人と一緒に
須坂へ観劇にいらしてくださるとも(^^)

再演台本の執筆にあたり、何点かご教授もいただいた。

江宮先生、貴重なお時間をありがとうございましたm(_ _)m


せっかく山梨県まで行くのだから
どこかへ寄っていきたいよね・・・
 
昨年、先生を訪ねて甲府市へ行ったときは
時間がなくてトンボ返りだったし(^_^;)

山梨と言えば、武田信玄公のお膝元。

2014年3月に上演した「川中島、カケル!」は
信州・川中島の合戦を下敷きとして
武田信玄親子三代の愛憎を軸に描いた作品。

上演前に諏訪方面のフィールドワークはしたものの
信玄公のお膝元である山梨県まで行くことができず
武田神社にもお参りに行く時間も取れず
ずっと小骨が喉に刺さっている感じで気になっていた。
 
今回参拝できて、ようやく胸のつかえが取れた感じ(^_^;)

自己満足かもしれないけど・・・(汗)

本当は甲斐善光寺にも行きたかったけど
今回は断念。

次回は必ず行こう!

 
実は先週から、甲府市の名所はどこかな?と思い
ネットでちょこちょこ調べていたのだが
どのサイトを見ても筆頭に出てくるのは

 昇仙峡

観光名所として名高いらしい。

ということで、足を伸ばしてみた。
 
昇仙峡に「影絵の森美術館」という美術館がある。

 

「影絵」という文字にひかれて拝観♪
藤城清治氏の影絵・・・その美しい色合いに魅せられ
時が経つのを忘れるほどだった。
 
既に夕刻、日が沈みかけているが
せっかくここまで来たのだから
昇仙峡のシンボル「覚円峰」だけでも観たい!
 
渓谷を歩かないとその風景を観れない・・・
 
よし、歩こう!
 
昇仙峡の上流までバスで行き、渓谷を下っていく。
下りは心拍数が上がらなくていいね(笑)
 
どこを見ても岩だらけ!
板敷渓谷大滝が現れてギョッ!
川の水がきれい~~
曇り空で日が暮れかけている渓谷は
見えない何かが迫ってくるようでもあり
清廉さと美しさと怖さと怪しさが入り混じり
物々しさと神々しさを感じる空間・・・

   

 
 
上田市の角間渓谷も凄い!と思ったけど
昇仙峡の岩壁も圧巻でした!!
 
皆さんも甲府へお越しの際は、ぜひ昇仙峡へ
足を伸ばしてみてください(^^)


この岩壁から感じるとてつもない圧迫感・・・
来春公演のヒントになりました(*^^*)

ワークショップ2回目♪

2016年12月11日 23時51分58秒 | 日記
今日は、演劇基礎レッスン・ワークショップ2回目♪

会場が前回よりも狭いが、前回以上に参加者数が多く
ぎゅうぎゅう詰め状態!

けど、今日も楽しく濃密な3時間メニューを行いました。

 

 

 

参加者の年齢は6歳~70代と幅広く
世代間交流の場にもなっていて

 ここに来て本当に良かった!

というご感想も届きました。

このワークショップは、演劇の基礎訓練メニュー中心だけど
舞台を作る上で欠かすことのできないのはコミュニケーション力♪

いくら演技のスキルがあっても
他者とのコミュニケーションが図れないと
役者同士の心のキャッチボールもできないし
お客様との心のキャッチボールもできず
台詞だけが空中をさまよって
お客様の心に響く演技にはなり得ない――

と、私は思っている。

特に夢幻が作る大人数の舞台は
この「コミュニケーション」がキモ!

大勢のエネルギーが一つになったとき
物凄いパワーが生まれ、それが感動を呼ぶのだ。

目指すは、一人では決して表現できないパワーエンタ!

参加者の皆さんのやる気が落ちることなく
更にパワーアップして本番を迎えられるよう
精一杯サポートしていきたいと思います。

ニイタカヤマノボレ一二〇八

2016年12月09日 09時23分22秒 | 日記
今から75年前の1941年12月8日は
真珠湾攻撃の日だ。

これは日本海軍が行なったハワイの
真珠湾軍港への奇襲攻撃。

これにより太平洋戦争が始まった――

私が意識的に太平洋戦争…
第2次世界大戦を思い出すのは――

●3月10日 東京大空襲(1945年)
 罹災者は100万人超
●8月6日 広島市への原子爆弾投下(1945年)
 コードネーム:リトルボーイ
 爆弾の燃料:ウラン325
 爆発威力(TNT換算):約15キロトン
 爆撃機:B-29(エノラ・ゲイ)
 当時の人口:約35万人
 死者数:約14万人
●8月9日 長崎市への原子爆弾投下(1945年)
 コードネーム:ファットマン
 爆弾の燃料:プルトニウム
 爆発威力(TNT換算):約22キロトン
 爆撃機:B-29(ボックスカー)
 当時の人口:約24万人
 死者数:約7.4万人
●8月15日 終戦の日(1945)
 玉音放送により、日本の降伏が国民に公表された日
 アメリカ合衆国、イギリス、フランス、カナダ、ロシアでは
 日本がポツダム宣言の履行等を定めた降伏文書(休戦協定)に
 調印した9月2日を対日勝戦記念日と呼ぶ
●12月8日 真珠湾攻撃(1941年)

今日は真珠湾攻撃について振り返っておこう。

アメリカ合衆国のハワイ準州オアフ島真珠湾にあった
アメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して
日本海軍が行った航空機および潜航艇による攻撃。

攻撃は宣戦布告と同時に行うと予定だったが
実際には攻撃開始より1時間後に宣戦布告が届いたため
アメリカ側はこれを奇襲と受け取り
米国大統領ルーズベルトは日本のだまし討ちであるとして非難し
国民に「パールハーバーを忘れるな!」と呼びかけ戦争意欲を高めて
米国が戦争に参戦する口実を与える結果となった。

12月1日、御前会議で対米宣戦布告は真珠湾攻撃の30分以上前に行うべきことが決定された。
12月2日17時30分、大本営より機動部隊に対して
「ニイタカヤマノボレ一二〇八」の暗号電文が発信された。

ニイタカヤマ(新高山)は当時日本領であった台湾の山(玉山)の名で
当時の日本の最高峰の山だった。
一二〇八とは12月8日のこと。
「X日を12月8日(日本時間)と定める」の意。

因みに、攻撃中止の場合の電文は「トネガワクダレ」だったとか。

暗号電文の言葉が印象的。

有名な「トラトラトラ」は、日本軍の真珠湾奇襲攻撃が
開始されることを伝えた電信の暗号略号。

本来はモールス符号「・・―・・ ・・・」を繰り返すものでトラ連送とされた。

「トラ・トラ・トラ」という吶喊の打電を受けた日本軍は
江戸時代より端唄として親しまれてきた
座敷遊び『和藤内』のサビの句として理解したそうで。

その唄の底本である人気の歌舞伎『国性爺合戦』を
大東亜共栄圏の成就に重ねたというのだから
当時の日本人の文化度は相当高かったのではなかろうか。

その端唄『和藤内』の歌詞は

 千里あるよな藪の中を どなたも覗いてごろうじませ
 金の鉢巻たすきで、和藤内がえんやらやっと捕らえし獣は
 とらとらとらとら、とらとらとらとら

何となくね、山月記に通じる感じもあって
つい調べたくなるのが私です。

国性爺合戦といえば、1994年に日生劇場に観劇した
「野田版・国性爺合戦」を思い出す。

野田作品の中では、然程評判の良い舞台ではなかったようだが
私にとっては衝撃的な野田作品との出会いだった。

野田氏が「夢の遊眠社」を率いていた頃は全く興味がなく
NODA・MAPになって初めて観たのが「国性爺合戦」だった。

大きな八百屋舞台を縦横無尽に走り回る役者陣の
身体性とパワフルさに圧倒され
野田氏の言葉遊びの面白さに魅了され・・・

それから一気に野田氏に傾倒し、本を読み漁ったっけ。

私が作る舞台は色々なイメージが混ざり合っているけれど
大きく影響を受けているのは

 蜷川幸雄氏と野田秀樹氏

昨年、蜷川さんの訃報が飛び込んで来た時は
我が耳を疑った。
ショックだった・・・

観たい舞台は観たいと思った時に絶対に観よう!

舞台はナマモノ、一期一会・・・


真珠湾攻撃の話から随分ずれたが・・・

私は、いつも心に非戦の祈りを強く抱いている。

人間の得意技は「忘却」

忘れっぽいんだよね、人間って。

自分が痛い目にあったことは覚えているけど
自分がしたことや、自分に直接関わりのないことは
どんどん忘れる忘れる~

悲しいこと苦しいことは忘れたほうが生きるのに楽だけど
戦争の悲惨さは絶対に忘れてはならない…

忘れた時、また、恐ろしい戦争が勃発する!

ニイタカヤマは二度と登らない・・・
絶対に登らない・・・

祈りを捧げる日
一二〇八

プロレス観戦☆

2016年12月08日 23時35分26秒 | 日記
今日は、午後から中野市職業訓練センターにて3回めの講義。
今回の講座は3回で終了なので、つまり最終講座。

最終日は毎回、即興劇の発表で終えることにしている。

今回のクラスは、若干お休みがあったりで
全員揃うことがなく、その点が残念だったけど
発表は想像以上にハイクオリティなできでした。

詳しくは記載できないけど、発表に携わった皆さんは
本当にこの講座を受講して良かったと思ってくれた様子。

何よりもそれが嬉しいね(^^)

今日は、夕方からプロレス観戦の予定が入っている。

講座が終わり次第、一度帰宅して防寒を整えて
プロレス会場に向かう予定だったが
所長さんや事務員さんと話していて
出るのが遅くなってしまった。

一旦帰ると大遅刻になってしまうので
このまま直接会場の東和田体育館へ向かうことに。

 寒さは大丈夫かな…

と少々不安だったが

 まあ…なんとかなるか・・・

と。


無茶さんからプロレスのお誘いがあったのは前夜。
せっかくの無茶さんからのお誘いをいただいても
いつも予定がかぶっていて、お断りの連続。

今回は、大きな予定が入っていなかったし
差し迫って必要な稽古もなかったので
劇団員みんなで稽古を休んで
プロレス観戦に繰り出すことに決定。

サリアが、信州プロレスの女子プロレスラーであること
皆さん、ご存知ですか?

昨年1年は、そのプロレスラーのサリアが主役で
ケンジが脚本を執筆した「スイッチ・オン桜!」という
TVドラマがケーブルテレビさんで放送されていました。

無茶さんとは3年前オープンエアシアターに
ご出演いただいてからご縁です。

頑張ってるなぁ、無茶さん!
私も頑張らねば!!

と、いつも無茶さんの頑張りを拝見するために
奮起している私です(^^)

そんなわけで、18:30頃、体育館に到着し
イザ、プロレス観戦!!

今日は大物プロレスラーが登場するそうで(^^)

それは、曙選手と大仁田選手!
それと、もちろん無茶さん!!

曙さんの大きさには圧倒されました!
マジデカイっ!

最後の試合は、大仁田さん&無茶さんVSその他の選手

まあ、何がなんだかわからないくらいグッチャグチャで
反則だらけの試合だったけど、電流爆破はすごかった!

こういうの昔は大嫌いだったはずなのに
今回観た電流爆破にテンションが上昇!

少しずつプロレスアレルギーが消えてきたのかも??

自分の変化に驚いた夜でした(^^)



けど……


マジ、寒かった………