蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

「#WeNeedCulture 文化芸術復興基金をつくろう」~人間にとって大切なのは~

2020年05月22日 11時23分37秒 | 日記

昨日「#WeNeedCulture 文化芸術復興基金をつくろう」の
プレイベント配信を見た。

昨日のBlogにタイムリーに感じたことを記したけど・・・

人間にとって大切なことって何だろう?と改めて考えてみた。

「文化芸術を娯楽、遊びだと思っている人が多い」

確かにそうだと思う。

が・・・

娯楽や遊びがあるから楽しく生きられるわけで
演劇の最初の一歩は「ごっこ遊び」だと私は思ってるし
遊びの中で育まれることはたくさんある。

想像力、創造力、思考力・・・

遊びの種類によっては体力、身体能力も育成される。

まあね、人によって娯楽、遊びのイメージが違うから
一概には言えないが

幼い頃の環境、体験によって
その後の人生は変わる!

これ、私の持論(^-^;

この中に「遊び」も含まれる。

体験したことがないことはできないし
もっと言えば記憶にないことは
やってみようとも思わない。

例えば・・・

大きな声で笑ったことがない人は
大きな声で笑いたいと思っても
笑うことができないんだよね。

じゃ、一生できないかと言えばそんなことはない。

大きな声で笑う体験をすればいい♪

色々な疑似体験ができる場が
演劇の稽古場なんだよねー

環境と体験が人をつくると言っても過言ではない。

もう一つ、人間にとって大切なのは

「感動する心」

だと私は思う。

心を運動させる、感情を運動させる、のは
身体を運動させるのと同じくらい大切なこと。

身体と精神を鍛えるのが運動(スポーツ)

感情を動かし豊かな心を育むのが文化芸術

心身共に健康な生活を送るには
両方とも必要なんじゃないかな。

始まりは遊びでも、その中から
自分の心が震えることを発見し
それが発展して芸術に昇華するものもある。

芸術に触れ感動して憧れを抱き
その道を志すこともある。

「琴線に触れる」と言う言葉があるよねー

人によって好みは異なるし
感動ポイントも異なるので
何が琴線に触れるかわからない。

多種多様な文化芸術があれば
何かしらに感動できて
豊かで健康な生活を送ることが出来る。

国会議員の中で、表面的ではなく
本当に文化芸術が必要だと思っている人が
どれくらいいるんだろうか・・・

口先ではなく、心の底から信じて発する言葉は
言霊となって人の心に響くはず。

プレイベントに登壇された方々の言葉には
それぞれの思いが詰まっていた。

思いは思ってるだけでは伝わらない―

恐れずに・・・語りたいと思ったら語っていこう。


小布施野外シアター2019 音楽入り舞台写真スライドショー公開!

2020年05月22日 05時54分18秒 | 日記

昨夏に上演した小布施野外シアター2019
「福島正則~最後の戦い~」の
ライブ音楽入り舞台写真スライドショーが完成!

主催は小布施町文化事業活性化実行委員会。

この度、実行委員会サイドのご許可をいただいて
舞台写真スライドショーを製作・公開となった。

この野外劇の前身は、夢幻のプロデュース公演
NAGANO open-air THEATER(長野における野外劇)

2017年までは夢幻の主催事業だったけど
2018年以降は、有難いことに
小布施町で発足した上記実行委員会の主催事業として
この市民劇を上演してくださることになった。

夢幻工房は舞台製作全般を請け負わせていただいてる。

本当の意味での市民劇が誕生した瞬間♪
私の長年の夢が実現した瞬間でした~♪♪

思えば長い道のりだった。

2001年に演劇の土壌を耕し広める活動として
この野外市民劇を初上演。

最初は右も左もわからず
仲間と共に勢いとエネルギーで突っ走って・・・

2010年の10周年記念公演まで日本演出者協会の理事長だった
和田喜夫先生に監修をお願いして、私も出演し・・・

脚本、演出、出演の三股をかけ
100名余が携わる野外劇を創作していたんだよねー

10年前まで、心臓に毛が生えていたんだわ、きっと(^-^;

三股が可能だったのは
和田先生が私の力が及ばないところを
サポートしてくださったからー

野外劇の現場入り後は
仕込み、照明合わせが終わると
私は役者に専念させていただき
以後の他の役者へのアドバイスは
和田先生が全てやってくださって・・・

先生とのご縁に心から感謝です❣

2011年から、私もようやく演出家として一人立ち。
夢幻の市民劇が企画として熟成されたと感じたのは2015年。

劇団員が成長したからねー
研修生もそれぞれの立場で頑張ってくれるし
陰で貢献してくれる人もいて―

ほーんとみんなに助けてもらってる。

そんな劇団員たちを見て
夢幻を応援してくださる方々が

 もっと夢幻を応援したい

と大きな声で仰ってくださるようになり
その輪が少しずつ広がってきて今に至る。

今年度は、予定通りなら市民劇を3本(うち1本はキッズ)
創作する予定だった。

お声がけいただけることが本当に嬉しく有難く・・・

3本とも精一杯取り組むつもりだったけど
コロナ禍のおかげで1本は中止が決定。

他の2本も中止かな・・・と思ってたけど
どうやら上演する方向になりそうだ。

あ、因みに今年の小布施は野外劇ではありません( ;∀;)

19年間継続してきた野外劇は昨年で幕を閉じ😢
今年はホール公演にスイッチ。

誰も悪くないし、やりたくないわけでもない。
すべては水害と・・・予算の問題・・・
悲しいけど仕方がない。

楽しみにしていた皆さま、ごめんなさいm(__)m

野外の方がコロナの問題はなさそうにも思うけど
8月だとしたら、不可能だった。

今年度は10月上旬に予定しているので
三密さえ避ければ、何とかなりそうな雰囲気。

そう・・・

雰囲気でしかないけど・・・

ひとまずご依頼があれば最善を尽くして
より良い舞台を提出するー

それが夢幻工房!

とはいえ、コロナ第2波がやってきたら
途中で中止と言うこともあり得るよねー

夢幻はこれまで一度も公演を中止をしたことがない。

野外劇もお天気に守られて、台風が直撃した時も
公演直前に雨が上がり、大雨に見舞われても雨天決行。

どんな天候でも大勢のお客様が足を運んで下さり
合羽を着て、最後まで見守ってくださって・・・

ライブハウスでの本公演の本番前々日
キャストが怪我により降板したことがあったけど
当時の劇団員が代役を演じてくれて難を乗り越えた。

私が清泉短期大学の非常勤講師として
演劇を教えているとき
松代文化ホールから学生たちを
演劇祭に出演させてくれないかという話があり
清泉祭(文化祭)で上演した芝居を上演することに。

ところが本番直前に生徒2人が
インフルエンザにかかってしまった💦

で、私とまゆりんが学生の代役を演じて
これまた難を乗り越えた。

私の学生服姿、こわ面白かったらしい(笑)

しかしながら・・・

今回のコロナは、インフルエンザの非ではない。

出演者が罹患したら?

三密を避けて稽古を行う方法は考えているが
本番直前にキャストが感染した場合の手法も
想定しておかねばならない。

むぅ・・・

まずは台本執筆!

がんばろーっ‼

 

あ、皆さん、ぜひスライドショーご視聴くださいませm(__)m
歌入りライブ音源なので、楽しんでいただけると思います❣