蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

桜色の台本✳配布♪

2017年01月08日 23時16分49秒 | 日記

今日からいよいよ台本に沿った稽古が始まる。

久しぶりの緊張感♪

心地良いなぁ~~

 

スケジュール表の修正に若干手間取り

12:00過ぎに稽古場に到着すると

既に団員が会場設営を行っていた。

ご苦労さま!

夢幻の団員は本当によく動いてくれる。

感謝!

 

今日は時間との勝負(^_^;)

速やかに皆さんをリードして

何としても最後まで台本を読み終える!

それが目標。

 

制作サイドと相談して、開始時間を早め

終了時間が超過しそうな場合は

一度16:30で締め、可能な人だけ残っていただき

最後まで読み切ろうということに。

 

団員が、椅子を半円状に60個並べ

その上に台本・舞台図・スケジュール表を乗せていく。

椅子を並べる時間を割愛するための案♪

 

基礎訓練は、椅子の半円の内側で行う。

 

私は稽古場に到着後、ホワイトボードに

本読み前に行うレクチャーに関する板書を行う。

 

最初に行うポイントレクチャーは非常に大切なのた。

作品を創作するにあたり、キャスト陣に伝えたいことはたくさんある。

その中で、何に絞って伝えるか・・・

 

堀直虎公はどのような時代を生きたのか・・・

 

自害という道を選んだ直虎公を理解するには

現代とは異なる価値観や生活をまず知る必要があろう。

武士における自害は、生きるための一つの道であり

現代の自殺とは異なるのだ。

それらを理解するには時代背景や当時の人々の価値観を

想像することが先決。

 

私たちが住んでいる北信地域の

長野市のお隣の須坂市に存在した

一人のお殿様の生き方である。

全くの他人事ではない。

直虎公の命を賭して守ったものは何か・・・

それは国、そして「須坂」

 

是非とも多くの方に知っていただきたい。

そのために、この舞台を上演するのだ。

上演した舞台をご覧になったお客様の心に

深く残る作品にするためには

キャスト自身がまずは登場人物の置かれた状況を知って想像し

作品中で起きる出来事に対して、心を動かていただきたい。

そうすれば、必ず感動を呼ぶ作品になる(^^)

 

そのためのポイントレクチャー

さて、どの切り口で行こうか・・・

 

と一晩考えて、下記のワードの意味と

対比及び関連性を話すことにした。

 

 攘夷

 佐幕

 尊王

 勤王

 開国

 黒船来航と日米修好通商条約

 

これらは、幕末に必ず登場するワード。

鎖国から開国へ至る過程は、まさに産みの苦しみ。

その苦しみの中で飛び交うワード群。

 

案外ね、このワードをきちんと理解している人は

少ないんじゃないかな。

 

ということで、ざっくり説明。

時間の制約もあり、どこまで伝わったかはわからないけど

少なくとも幕末を知る上で大切なキーワードは

脳みその片隅に残ったに違いない。

 

関係者の皆さん、自分で調べよう!

自分の血と肉にするために(^^)

 

さて、いよいよキャスト発表!

そして台本配布!

桜色の冊子台本である。

私はひたすらキャスト発表をしていたので

台本を受け取った皆さんの反応を見れなかったのが残念。

 

椅子に着席していただき、イザ本読み開始!

タイトル Straight Tiger ~直虎~

“信濃の直虎” “須坂の直虎” “男・直虎”

皆さん、ぜひ覚えてね(^^)

 

2幕物なので、1幕を読み終えたところで10分間の休憩。

なぜかこの日、ホールの暖房が効かず←原因不明

休憩時間に入った途端、みんなトイレへ駆け込んだ(汗)

全員がトイレから戻ったところで

チラシ裏に掲載する集合写真を撮影。

 

そして、再び本読み開始・・・

 

ひたすら読み続ける。

終了時間は容赦なく近づいて来る。

なので、どうしても必要なト書きだけ読み

登場人物の去りなどは飛ばしながら読んだのだが・・・

・・・ついに16:30

タイムリミット~~

 

起立して、皆さんに終了する旨を伝え

「お疲れ様でした!」と挨拶をして

残れる方だけ残ってください、とお願いしたところ

殆どのメンバーが残ってくれて

最後まで本読みに付き合ってくれた。

 

皆さん、長時間の本読み、本当に大変お疲れ様でした!

 

初演台本より深まっているはず・・・と私は思っているけど

他のメンバーの耳に、どのように届いたかはわからない。

帰り際、時間がなくて皆さんと話が出来ず

感想を聞けなかったのが残念だけど

次週の宿題として感想の提出をしてくれるよう伝えたので

来週を楽しみにすることにしよう。

 

実は今日、信濃毎日新聞社文化部の記者Kさんが

取材にいらしてくださり、ナント!

4時間に亘る稽古に付き合ってくださいました。

Kさん、長時間の取材をありがとうございましたm(_ _)m

 

次の土曜日の新聞に記事が掲載されるそうです。

どんな記事になるのかワクワクドキドキ~~

 

皆さん、土曜日の信毎朝刊を是非ご覧ください(^^)

 

終了後、MA会場へ。

 

お?

今日はMAも稽古初めせいか人数が多い♪

やっぱり人数が多いと楽しいね(^^)

 

帰りにみんなでファミレスへ。

ワイワイガヤガヤ、こういう時間も楽しいね♪

けど、私は午前0時頃、睡魔が襲ってきて・・・

流石に寝不足続きが祟ってますわ・・・

先に帰ろうと思ったら、お開きに(-_-;)

 

またゆっくりお話しましょ(^^)