蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

本番さながらの通し稽古!

2016年08月14日 23時23分12秒 | 日記
今日は、朝からダンサーが合流してくれて
エンディングダンスの修正を行った。

 良い感じ!
 音楽にピタッとはまってる♪
 これならいけるね!!

淳くんと千佳ちゃん、忙しい中
駆けつけてくれて感謝!

初参加の千佳ちゃんは、いくらか緊張気味だが
バレエとは異なる演劇という、しかも
大勢出演するこのオープンエアシアターに
参加出来ることを楽しんでくれている様子。

バレエも感情表現は必要だろうし
この経験は、きっと今後に生きることでしょう。

演奏隊、声楽隊も全員参加してくださり
三光スタッフさん4人も下見に来てくれて
14:40から本番さながらの通し稽古が始まった。

私は前夜、音響製作で一睡もできずじまい。

何しろ90曲以上でしたから(汗)

今日一日、無事に終えられますように…

音響の音出しは私が行ったのだが
確認不足で、音源とリストが一つずれていて
何度か失敗し、流れを止めてしまった。

ごめんなさい・・・

通し稽古の合間に、リストの№を書き換え
音出しをしていく。

演奏隊も初めての合わせなので
本番は生演奏が入る予定のシーンも
演奏隊がわかるように、私がきっかけで
ひとまず音源を出していく。

今年、初参加のシンセサイザー担当・中村ひろ子さんは
非常にセンスが良く、初めての合わせ稽古なのに
殆どきっかけ通り、演奏してくださり驚いた。

初めての方は、一瞬躊躇されることが多く遅れがち。
慣れない雰囲気と慣れない演劇ですから当然です。

実は・・・

中村さんは、演劇経験がおありなのでした。
現在、音楽活動の傍ら、ご自身がプロデュースして
台詞のない演奏主体の音楽劇を上演することも!

実は1年ほど前、中村さんの音楽劇に
ケンジ君が参加させていただいていたのでした。

頼もしい奏者に出会えたことに感謝!

中村さんをご紹介くださった声楽家のWさん
誠にありがとうございましたm(__)m

パーカッションは久しぶりの参加となる宮澤さん♪
ドラムの腕前は確か(^^)
再び参加しようと思ってくれたことが嬉しい。

笛の後藤さんも久しぶりにご参加いただくことになった。
今年は、どうしても竹笛の音色が欲しかったのです。
なぜなら、竹笛は和の空気を作ってくれるから・・・

フルートの徳嵩さん、ベースの石田さんは連続参加。
すっかり頼りにしています♪

そして、バイオリンの牧さん。
私の代わりに、演奏隊の皆さんにきっかけを教えてくれたり
お茶や食事の心配をしてくれたり、変更箇所を伝えてくれたり・・・
楽曲面の相談にも乗っていただき、諸々助けていただいています。

声楽隊の宮澤さん、和田さん、塚田さんは継続参加。
オープンエアの雰囲気にも馴染んで、頼りになるお三方です。

今年も素敵な演奏と歌声で、お客様を魅了してくださることでしょう。

三光スタッフさんは、今年も難題をクリアすべく
お知恵を貸していただき、大道具製作もお願いすることになりました。

何しろ「奇想」ですから(笑)

色々と種を仕込む必要がありまして~

無事故で本番を終えられるように、何卒ご協力をお願いいたします!

さて、通し稽古!

途中、止まりながらだったこともあり
2時間を大きく超えてしまい、最後まで通せず。。。

スタッフの皆様、申し訳ありません。

来週、稽古場での最後の通し稽古までには
完成形に近づけていきたいと思います。

ご参加いただきました関係者の皆様
誠にありがとうございました!

けど、出入りや全体像を見ることができたのは大きな収穫。

明日と明後日の集中稽古で、不備を修正し
カットできそうなところを探していきたい。

台本カットの目的は、時間短縮と流れを良くするため。
役者陣の問題ではないので、その点、ご理解ください。

衣装の点数が、今年も非常に多く
担当のもっちゃんには苦労かけっぱなし。

それでも愚痴一つ言わず、黙々と作業に取り組んでいる。

小道具・メイク担当のサリアも
大道具・制作担当のケンジも――

研修生のユウマ、シンヤ、それから元団員のマッチも
稽古以外の時間を費やし道具製作をしてくれている。

キャストの中にも、稽古以外の時間を費やし
この舞台のために、尽力してくださっている方がいる。

自分の時間をこの舞台にかけているメンバーのためにも
何としても良い舞台にしていかねば…

その先にはたくさんのお客様の笑顔が待っている(^^)

お盆の集中稽古開始!

2016年08月14日 08時07分25秒 | 日記
お盆の集中稽古初日開始!

と言っても、今日は土曜日。
お盆稽古は例年4日間だが、今年は土日を挟んでいるので
差し引くと残りは2日間――

最後の追い込みでどこまで完成度を上げられるか・・・
まさに勝負の4日間である。

週末2日間は演奏隊・声楽隊も参加し
明日は、三光スタッフさんとダンサーも参加予定。

本番まで残すところ二週間!

集中して取り組んでいきたい。


今年は、義父の新盆――
先日、墓石が完成したが
義母は私たちの状況も考慮して
納骨を秋のお彼岸にしてくれた。

送り盆の16日は、稽古前の時間帯に実家にて
親族と共に、義父への祈りを捧げる予定。

義父への感謝と祈りは常に我が心中にあり。

この命は、幾千年の年月を紡いでいただいた命なんだよね。
自分一人のものではないんだよね。

歴史は難しいと思い込んでる方へ――

歴史はお勉強ではありません。
歴史は、私たちの祖先が生きた時代を
現代に生きる私たち教えてくれます。

歴史は人ごとではなく
自分自身に関わることなのです。

そんな意識を持って、歴史に触れてもらいたいなぁ。

意識が変われば見え方も変わるんだよね。

あ、これは全てに通じることだけど・・・


明日は終戦の日。

あの恐るべき第二次世界大戦から71年目の夏を迎えた。
私は戦争体験者ではないけれど
今は亡き実父は、特攻隊員として沖縄へ。

朦朧とした意識の中で
戦時下の光景が脳裡に浮かび
うなされている父の姿を思い出すたびに胸が痛くなる。

戦争体験者が減少し
戦争の恐ろしさを伝える人々が減少し
戦争の恐ろしさを知らない世代が増加。

人間の得意技は「忘却」

辛く悲しい出来事は、忘れたほうが
生きる上では楽だよね。

けど、忘れてはならないこともあるんだよね。

今も―
この瞬間も―
世界のどこかで戦争は起きている―

それも忘れてはならない。

記憶を薄れさせることなく、伝えていくこと。

それが大人の役割の一つ。

今年のオープンエア作品「奇想真田十勇士」は
奇想天外なエンターテイメント。

けど、奥底には、仁の心(愛)と
祖先への感謝と祈りが込められている。

ご覧になられた皆様には、存分に楽しんでいただきたい。
終演後、ふと舞台を振り返って
命の尊さや、仁について考えていただけたら・・・


今年も超大作になってしまった。
2時間を大幅に超えるようであれば
カットしなければならない。

さて、どうするか・・・

集中稽古で見極めていきたいと思っている。