蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

お盆の集中稽古開始!

2016年08月14日 08時07分25秒 | 日記
お盆の集中稽古初日開始!

と言っても、今日は土曜日。
お盆稽古は例年4日間だが、今年は土日を挟んでいるので
差し引くと残りは2日間――

最後の追い込みでどこまで完成度を上げられるか・・・
まさに勝負の4日間である。

週末2日間は演奏隊・声楽隊も参加し
明日は、三光スタッフさんとダンサーも参加予定。

本番まで残すところ二週間!

集中して取り組んでいきたい。


今年は、義父の新盆――
先日、墓石が完成したが
義母は私たちの状況も考慮して
納骨を秋のお彼岸にしてくれた。

送り盆の16日は、稽古前の時間帯に実家にて
親族と共に、義父への祈りを捧げる予定。

義父への感謝と祈りは常に我が心中にあり。

この命は、幾千年の年月を紡いでいただいた命なんだよね。
自分一人のものではないんだよね。

歴史は難しいと思い込んでる方へ――

歴史はお勉強ではありません。
歴史は、私たちの祖先が生きた時代を
現代に生きる私たち教えてくれます。

歴史は人ごとではなく
自分自身に関わることなのです。

そんな意識を持って、歴史に触れてもらいたいなぁ。

意識が変われば見え方も変わるんだよね。

あ、これは全てに通じることだけど・・・


明日は終戦の日。

あの恐るべき第二次世界大戦から71年目の夏を迎えた。
私は戦争体験者ではないけれど
今は亡き実父は、特攻隊員として沖縄へ。

朦朧とした意識の中で
戦時下の光景が脳裡に浮かび
うなされている父の姿を思い出すたびに胸が痛くなる。

戦争体験者が減少し
戦争の恐ろしさを伝える人々が減少し
戦争の恐ろしさを知らない世代が増加。

人間の得意技は「忘却」

辛く悲しい出来事は、忘れたほうが
生きる上では楽だよね。

けど、忘れてはならないこともあるんだよね。

今も―
この瞬間も―
世界のどこかで戦争は起きている―

それも忘れてはならない。

記憶を薄れさせることなく、伝えていくこと。

それが大人の役割の一つ。

今年のオープンエア作品「奇想真田十勇士」は
奇想天外なエンターテイメント。

けど、奥底には、仁の心(愛)と
祖先への感謝と祈りが込められている。

ご覧になられた皆様には、存分に楽しんでいただきたい。
終演後、ふと舞台を振り返って
命の尊さや、仁について考えていただけたら・・・


今年も超大作になってしまった。
2時間を大幅に超えるようであれば
カットしなければならない。

さて、どうするか・・・

集中稽古で見極めていきたいと思っている。


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