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久慈の震災がれきのこと

2013-09-15 05:05:10 | 日記
久慈市と言えば、忘れもしません。
久慈市の可燃のがれきが4000t、このうち2000tが伊賀で焼かれると言うお話があった関係でした。
久慈市内

震災がれきのその後が気になって、9月11日に久慈市役所を訪問。

  ・「不燃がれき処理は6割片づき、可燃がれきは9割片づきました」
  ・「久慈の可燃がれきは県内八幡平市と青森県八戸市で受け入れられて片づきました」

このようなコメントを担当者M.Mさんから丁寧に頂きました。

ーやはり燃やされていましたー
私たちは、1000kmも離れた伊賀に運ぶ事と、普通ゴミといっしょに燃やすことを安易に受け入れられなかっ事。
このことは久慈の復興を願わないこととは違いますと言うことを、お伝えしました。

運搬コストが低く抑えられ、復興予算がやや地元に下りたことは良しとしながらも、久慈の現状を聞いて複雑でした。


地下水と大気中に放射能は放出されて放射能濃度があがっても、「基準値以下だから大丈夫」と環境省が説明しました。
多少といえども、放射能に汚染されたがれきを燃やして良いはずがありません。
燃やせば、放射能は濃縮されます。
環境省の説明を鵜呑みに出来ないことを伊賀でも学習会を何度も開き、各界の専門家から学んで来ました。

私たちの会は、他団体さんが一生懸命提唱されていた“森の防潮提”を働きかけていくように三重県に提案させて頂いた経緯があります。

久慈市ほか北三陸では、森の防潮堤計画があるとは残念ながらきいておりません。

破損した防潮堤の強化・新たなコンクリート防潮堤の建設風景があるばかりです。

ー今後私たちに出来ることは、なにかありますか?

「去年三重県内で久慈の物産展を開かせて貰い、今後も出来たらよいと考えております」
「三重県職員1名を派遣頂き、助けて頂いてます」
「“教育交流”という都会の子ども達が久慈の山や海に親しんでもらう事業が、進んでおります」

久慈の産物を消費することと久慈に来てもらうことが望まれていると、感じました。

人に媚びない控えめなところと、なにがあっても動じないおおらかさを併せ持つ人情がある街です。
食べ物で言えば岩手全体で昔から粉食文化があるのですが、特に北三陸に行くと鬼ぐるみや甘みそ・小豆あんをシッカリ使い、良き伝統が今も息づく味わいがありました。
☆ むしろ久慈の子ども達や久慈の食文化の伝承者を伊賀に招き、交流するのも良いのではないかと感じました。

色付き始めた街路樹のナナカマドの実

「北山崎の海岸は3/11の地震でも津波でも壊れなかったし一つの岩も落ちなかった、壊れたのは人の造った防潮堤などです」と言う市民の言葉が、印象的でした。
☆ 「いのちの森の防潮堤に予算を付けて下さい」のネット署名が、7月から始まっています。こちらをご覧下さい。
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★「放射能安全基準値」とひとくくりにせず、何歳まではここまでと言う表し方を国は示したほうが良い。
★放射能安全基準値」から外れた物品の行き場を、不安ですから可視化してほしい。

(この2点は、日本国政府の食品安全委員会に問い合わせ中ですが、1ヶ月経って未だ回答がありません)


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