今日は、輸入者にとっての見本市についてです。私も、たとえ小さいとはいえ商社マンとして、見本市へは圧倒的に「入場者」として参加することが多いです。自分の得意分野の国際見本市となりますが、国内でも多く開催されるし、海外の見本市も随分と参加しました。見本市では、既に取引が始まっている会社が出展している場合もあります。 そんな時は、先ず、その会社のブースを訪問し、新製品などをよーく眺め市場性の有無などを調べます。また、なるべくその時期に注文書も持っていくことに心がけました。それから、大きな会場を一通り回り歩いて、面白そうな商品を探し、展示会にもよりますが、面白そうな商品を探せば、面会の予約を取り付けます。 その場でも片づく場合もありますが、担当者の面談予定などもあり、時間を決めて再度、訪問ということが多いです。海外の展示場の広さは、半端ではありません。私のポリシーは、見本市廻りのために日ごろから足を鍛えておくことです。このようにして、会場を歩き回り、大概は面白い商品を数点探すことができます。海外のバイヤーは、多くの場合その場で注文をすることができる決裁権を持っているのですが、日本人バイヤーの場合は、一度、見本や値段を会社に持ち帰りそこで検討をして最終的な交渉に入るこが多いです。この点が、海外と日本の交渉の進め方に大きな違いがあります。日本の展示会に出展した海外のメーカーさんからもよく質問を受けます。また、展示してある見本は、その場で渡してくれることはまずありません。後で送ってもらおうことになります。
次回は、初めての輸入取引の場合の展示会について触れてみたいと思います。
さて、6月には、2件の展示会での仕事があります。
1.福岡ギフトショー 6月1日(木)~2日(金) マリンメッセ福岡
貿易相談とセミナー
「あなたにもできる小口輸入 ~小ロットで新たなビジネスチャンスを~」
http://www.giftshow.co.jp/figs/13figsinvitation2/outline.htm
2.IFFT インテリア・ライフスタイル東京 6月14日(水)~15日(木) 東京ビッグサイト
貿易相談。セミナー
『初めての小口輸入~輸入ビジネスのながれ~』
海外からの出展者ブースを廻りながらのレクチャーツアー
両方とも、会場内に相談コーナーを設け、輸入の相談を受けます。また、それぞれ、小口輸入についてのセミナーも行います。IFFTの方は、45分程度ですが、ツアーを設け、会場内の外国ブースをめぐりながらの話しをしていくという企画ですが、毎回好評を得ています。みなさん御時間のある方は是非御参加下さい。相談コーナーへも遊びに来てください。ブログを見たと仰って下されば、小口輸入に限らず貿易に関す質問にもお答えいたします。(ほかに相談者がいない場合ですよ!)
これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易アドバイザーが熱意を持ってお応えいたします。
貿易アドバイザー